2026年11月6日金曜日

生活の設計ワンマンライブ「年末にたどりついて」3ヶ月連続配信リリース


  9月から3ヶ月連続で新曲を配信しているロックバンド“生活の設計”が、11月11日に第3弾の「安全スーパーノヴァ」をリリースする。さらに来月12月4日には、東京・渋谷WWWにてワンマンライブ「年末にたどりついて」を開催するので紹介したい。
 
 今年2月11日にセカンド・アルバム『長いカーブを曲がるために』をアナログLPでリリースし、同月7日にはリリースを記念したワンマンライブを開催し、筆者も参加したが大盛況で多くのファンを魅了していた。そしてその後の彼らの動向が気になっていたが、こうして新たなトピックが入るのは非常に嬉しい。
 何より12月のワンマンライブは、今年2月の会場よりキャパシティ的に2倍以上ある渋谷WWWで、嘗てLampやRYUSENKEI(流線形)がインディーズ時代のブレイク直後にワンマンライブをした会場として筆者の記憶に残っている。彼ら生活の設計として、今後の活動に大いに期待したいという意味でもこのライブには是非足を運んで欲しい。

左から大塚真太朗、大塚薫平

 彼ら生活の設計のプロフィールは2月の記事でも触れているのが、リーダーでボーカル兼ギター、ソングライターの大塚真太朗と、実弟でドラム兼コーラスの大塚薫平による2人組のロックバンドである。前身バンド“恋する円盤” や“Bluems (ブルームス)”時代を含め、9年以上の活動経歴を持っており、2023年4月にファースト・フルアルバム『季節のつかまえ方』、同年11月に7インチ・シングル『キャロライン』をリリースし、2025年10月15日に配信でリリースした『長いカーブを曲がるために』が最新アルバムで、同アルバムに収録された2曲は、GREAT3(1994年~)の片寄明人がプロデュースを手掛けている。
 またバンドのデビュー当時から、元ピチカート・ファイヴで著名クリエイターの小西康陽 から高評価を得ており、ファッション・カルチャー雑誌『POPEYE』では対談記事が掲載され、その存在は音楽マニアから一般層にも広がっており、今年1月には、テレビ朝日の人気音楽番組『EIGHT-JAM』の恒例企画”プロが選ぶ2025年のマイベスト10曲”に楽曲が選出され、YONCE(Suchmos、Hedigan’s)、堀込泰行、小西康陽らから称賛を集める快挙もあり、音楽業界の中でも注目されているのだ。 


「週末にたどりついて」 

 ここでは配信リリースのシングル3曲について解説していこう。3曲とも大塚(真)のソングライティングで、9月30日に発表された第1弾の「週末にたどりついて」は、彼らしい都市生活者に寄り添う歌詞を、ブルーアイドソウル系サウンドにしたポップソングで、イントロのリフ、オブリガードから間奏のソロまでフューチャーされるフルートがこの曲の重要なエレメントになっている。プレイしたのはファースト『季節のつかまえ方』収録の「永夜想街」に参加していた、シュガーダンスの佐々木雄大だ。また大塚(薫)のドラミングと、『長いカーブを曲がるために』からレギュラーでサポートするセッション・ベーシストの井上真也によるコンビネーションもこなれていて、心地良いグルーヴを形成している。


「いい日じゃない?」 

 10月28日に配信された第2弾「いい日じゃない?」は、何気ない日常を綴ったハートフルで軽快なオーガニック・ソウル風で、英国のシンガー・ソングライター、レックス・オレンジカウンティ(Rex Orange County)がオランダのポピュラー音楽界の鬼才ベニー・シングスとコラボレーションし発表した「Loving Is Easy」(2017年)に通じる。
 ここではファーストアルバムのタイトル曲で印象的なヴァイオリン・ソロを披露していた奈良原裕子が再び参加し、キーボードには「週末にたどりついて」同様に生活のセッションではお馴染みの眞﨑康尚が参加し、この曲では繊細なアコースティックピアノをプレイしている。またこの曲ではベーシストが大橋哲朗にチェンジしており、曲調ごとにミュージシャンを変えているのが肝である。


 「安全スーパーノヴァ」 

 そして11月11日にリリースされる第3弾の「安全スーパーノヴァ」は、複数のギター・トラックから構築されており、他2曲とはカラーが異なるロック・ナンバーである。歌詞には小さなプライベートルームから生み出された曲が、超新星爆発(スーパーノヴァの和訳)のようなパワーで世界に広く届くことを綴っていて感動的である。
 この曲ではCambelleの『Magic Moments』(2025年)に全面的に参加していたpersimmonのギタリスト、川島健太朗が参加しており、左チャンネルの空間系エフェクターを使用したギターやハードなソロを取っているのが彼だろう。眞﨑はウーリッツァー系のエレピ、ベースはこの曲でも大橋が担当していて、大塚(薫)のドラミングも3曲中最も激しいプレイで惹き付ける。 
 そして3曲を通して主役の大塚(真)のボーカルは、その歌詞の世界と同様に若々しさと瑞々しさを放っており、社会人になっても青春時代を忘れさせないサムシングな魅力に溢れて聴く者を掴んで離さない。
 

 生活の設計 ワンマンライブ
「年末にたどりついて」
日時:12月4日(金)
OPEN 19:00 / START 19:30
会場:渋谷WWW
料金:前売 ¥3,800 / 当日 ¥4,300 / U-25 ¥3,500(各+1D)



 Salan pre.「NO MORE 映画泥棒(仮)」
日時:11月11日(水)
OPEN 19:00 / START 19:30 
会場:下北沢THREE
料金:前売 ¥3,000+1D / 当日 ¥3,500+1D
共演:Salan / 年齢バンド


はいから東京 1st 7inch Single
『Private Party / Radio Number』
Release Party “Magic Spell”
日時:11月14日(土)
OPEN 18:30 / START 19:00
会場:下北沢THREE
料金:前売 ¥3,400+1D / 学割 ¥2,400+1D
共演:はいから東京


岩崎桃子財団「冬めく総会ツアー」
日時:11月16日(月)
OPEN 19:00 / START 19:30
会場:下北沢THREE
料金:¥3,800+1D(ドリンク代 ¥600)
共演:岩崎桃子財団 



(テキスト:ウチタカヒデ)


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