2015年10月31日土曜日

☆Brian Wilson & Friends:『Brian Wilson & Friends』(BMG)Blu-ray/DVD

20141214日にラスベガスのVenetian Theatreで行われたスペシャル・ライブ『Brian Wilson & Friends』は、先日WOWWOWで放送されたがそのブルーレイがアメリカから届いた。なんと4曲も多い完全版!絶対購入すべきアイテムである。Amazon、タワー HMVで販売していないので、下記のサイトから直接買うしかない。メンバーにはフル登場のアル・ジャーディンの他、ブロンディ・チャプリン、リッキー・ファターも加わり、19723年のビーチ・ボーイズ・メンバー4人が揃ったのだ!2012年のオリジナル・メンバー5人が揃ったのと匹敵するほどのインパクトが個人的にはある。そしてこのライブは『No Pier Pressure』のライブなので、アルバムに参加したネイト・ルイス、セブ、マーク・アイシャムがライブに、そしてスタジオのレコーディングでシー&ヒムまで登場する。音質も画質も最高。まずはブライアンとアルにスポットが当たる中、ダリアンの指揮で「Our Prayer」の見事なア・カペラからスタートする。完璧なハーモニー。続いて演奏を切らずに「Heroes And Villains」へつながる。「Sloop John B.」は後半のア・カペラのハーモニーがレコードと同じで、このブライアン・バンドのハーモニーの上手さには脱帽だ。そして「Dance Dance Dance」「Good Vibrations」とビーチ・ボーイズ・ナンバーが続いたところで、『No Pier Pressure』に突入する。まずはオープニングの「This Beautiful Day」。ブライアンのファルセットのリード・ヴォーカルがしっとりと美しく、ゴージャスなハーモニーにマーク・アイシャムのトランペットで、最高の導入となる。その後はセブが登場、アルバムで大半のリード・ヴォーカルを取ったダンサブルな「Runaway Dancer」を歌い、「Don't Worry Baby」でもリード・ヴォーカルを取る。さてここからがハイライト。ブロンディ・チャンプリンがギター、リッキー・ファターがドラムで登場、『Carl & The Passions』と『In Concert』『Holland』でのビーチ・ボーイズ4人が揃った訳だ。まずは歓迎の意図でブライアンが「Marcella」を歌う。そしてブロンディ・チャプリンのリード・ヴォーカルでの「Wild Honey」と「Sail On Sailor」が最高だ。ソウルフルなビーチ・ボーイズを堪能できる。「Wild Honey」ではヴォーカルもいいがブロンディのギター・ソロもよく、ソロにサックスがからむとキース・リチャードとボビー・キーズを見ているみたいで最高。そして名曲中の名曲「Sail On Sailor
、ブロンディのリード・ヴォーカルだと曲がさらに引き立ち釘付けになってしまった。

最後はブロンディのギター・ソロで締め、続いて『No Pier Pressure』へ戻り、ブライアンとあとブロンディとアルがリードを取った「Sail Away」が登場。キャッチーなメロディとからみあうハーモニーが素晴らしい。この後にブロンディ&リッキーはいったん舞台の袖へ下がる。その後はマーク・アイシャムのトランペットの独壇場になる。「Half Moon Bay」、続く「Don't Talk」(WOWWOWでは放送せず)でのマーク・アイシャムのトランペットの音色にただただ酔いしれるばかり。ここも今回のライブのハイライトのひとつだろう。そして明るいネット・ルイスが登場、アルバムでリード・ヴォーカルを取った「Saturday Night」を歌うが、明快なリード・ヴォーカルがピッタリでいい出来だ。そして引き続きネット・ルイスのリードでなんと『Carl & The Passions』から「Hold On Dear Bother」を歌うが、これも感激だ。バックには曲を書いたブロンディとリッキーが再び登場、演奏とハーモニーを付けるが、最後のネット・ルイスの熱唱が素晴らしく、曲が終わった時にネットとブロンディが抱き合ったのが印象に残る。そのあとネットは「Darlin'」も歌う。カールもそうだったが、この高いキーの曲を裏声を使わず軽くこの曲のキーが出るからプロは凄い。この後はスタジオ録音の映像に変わり、シー&ヒムが登場、ブライアンが隣のブースに入ってカウンターのコーラスを付けるアルバムのボサ・ナンバー「On The Island」も見もの。その後は同じくスタジオで「God Only Knows」を歌う。シー&ヒムの個性に合わせた淡々としたとしたアレンジだ。ここからライブ会場に戻りいよいよアル・ジャーディンの出番だ。アルバムでアルがリード・ヴォーカルを取った軽快でコーラスが素晴らしい「The Right Time」を歌った後は、「Wouldn't It Be Nice」と「Help Me Rhonda」でもリード・ヴォーカルを取って会場は一気に盛り上がる。やっぱりアルはオリジナル・メンバーの中で一番、声が出る。2012年のライブでも、マイクじゃなくアルがリードを取ればいいのにと思った曲が何曲もあったほど。アルの歌う「Help Me Rhonda」は本当に盛り上がる。この後はブライアンはリード・ヴォーカルに戻りWOWWOWではカットされていた「All Summer Long」が登場、ハーモニーが爽やかでいい仕上がりだ。最後はブロンディ&リッキーも戻り、「Fun Fun Fun」で大団円。ここでライブは終わりだが、アルバムの「Guess You Had To Be There」が小さくかかり、アルバム収録時の想い出をケイシー・マスグレイヴスが語っているところでエンド・ロール。このブルーレイを見て、今まで低評価していた『Carl & The Passions』などの良さに気付かされた。ブロンディ&リッキーがいた『In Concert』のライブは、ビーチ・ボーイズの中でも最も充実したライブだったので、マイク&ブルースと別れても、この4人でライブを再びやって欲しいなあと改めて思った次第。ボーナス・トラックには本編に入らなかった『That's Why God Made The Radio』からの「Pacific Coast Highway」「Summer's Gone」の2曲が見られる。現在のブライアンのキーで歌われる曲なので、ブライアンのヴォーカルも無理がなく素晴らしいコーラスに彩られ、しっとりとあじわい深い。もちろんWOWWOWの放送ではカットされた部分。付属のDVDはブルーレイとまったく同じ内容で、こちらもリージョン・フリーなのでブルーレイ再生機能のないパソコンの視聴には便利だろう。購入するのはこのサイトより。(佐野邦彦)
 




2015年10月28日水曜日

加山雄三ソノシート・ディスコグラフィー 日本のシンガー・ソングライター第1号は加山雄三。まだ未CD化の音源は15曲も残っている。


日本の最初のシンガー・ソングライターはもちろん加山雄三である。山下達郎や大滝詠一もリスペクトするパイオニア。今でもファンは多く、ほとんどの曲はCD化されたが、やはりスパイダースと同じくソノシート音源がかなり未CD化のまま残っている。その件は後述。ハンサムでスポーツ万能の若手俳優の加山が1965年に「恋は紅いバラ」でシンガーソングライターデビューをすると、名曲を次々連発、エレキ・ギターの腕も十分で、一年に4枚のシングル、23枚のアルバムをリリースし、その全曲を作曲するという離れ業を見せて、我々男子も憧れる存在になった。英語も堪能な加山は全曲英語のアルバムも出すなど、全てが規格外だった。ただ、加山は「音楽は趣味」と言い切るだけあって、ロックや、ポップスだけでなくハワイアンや演歌調の曲も作り、ひとつのジャンルでくくれるミュージシャンではなかった。よってベタな曲もあるが、「ある日渚で」「美しいヴィーナス」「まだ見ぬ恋人」「二人だけの海」といった開放感のある洒落た曲は、今聴いても少しも錆びつくことはない。コンパクト盤にも「麗しき乙女たち」のようなシングルにしてもいい曲キャッチーな曲を惜しげもなく入れていた。また初期のエレキを抱えていた時の「蒼い星くず」「夜空の星」「夕陽は赤く」のロックのグルーヴ感は最高で、この当時の日本人が作ったとはとても思えないエレキ・インストの「ブラック・サンド・ビーチ」のロック・センスは、ベンチャーズに一歩も引けを取らないクオリティがあった。その加山が最も得意としたのはロッカ・バラードで、「君といつまでも」「恋は紅いバラ」「夜空を仰いで」など、このジャンルは今も他の追従を許さない。その加山が最も輝いていた1970年までのアルバム、シングル、コンパクト盤、さらにソノシートのリストを掲載したのでご覧いただきたい。この間のレコードになった音源は、「オリジナル・アルバム」と「必要なコンピレーション」があればその下の「必要なレコード」の4曲だけになる。しかし「ソノシート」は15曲も未CD化なのだ。ただその4枚のソノシートはそれほど入手困難ではなく、ヤフオクでチェックしていただきたい。日本のアーティストは、どうしてもソノシート音源があり、それは誰もリスト化していないので、に分かっているものは紹介していくことが一番だ。ソノシート自体は1970年代にほとんど消えたが、原価が安いので、1990年代はじめまで、インディーズ時代ロックバンドがライブ会場で配ったり、安価で販売したりしていた。有名なものではブルーハーツの「1985」がそうだし、コレクターズも「恋はヒートウェーブ」などを配っていたし、その前身のBIKEはソノシートでのリリースだった。ちなみにBIKE時代の音源はCD化されたが1983年のソノシートの「誠実なるアドバイス」(「ファラ・ヤ・ファラ!」のB面)だけなぜか未CD化で残っている。ちなみに1991年に私が出版したVANDA2号にはソノシートを付けた。作っている会社に来年以降はもう作らないと言われたことを思い出す。これからも未CD
化の音源があれば、ソノシートを紹介していきたいと思う。それでは加山のソノシート音源などの紹介をしよう。
アーリー加山雄三ソノシート・ディスコグラフィー
★未CD化  *インスト
1962 ★『加山雄三魅力特集』(サン出版社芸能フォノグラフNo.6
(ブルー・スエード・シューズ/グリーン・フィールズ/ア・フール・サッチ・アズ・アイ/アイ・フォアゴット・トゥ・リメンバー・トゥ・フォアゲット・ハー/アイ・ゴット・ゲット・トゥ・イエット/バイ・バイ・ラブ/みんな聞いてる青春(フォノシート・ヴァージョン))
※まだオリジナル曲を作る前のソノシート。映画『日本一の若大将』のヒロインの星由里子と話をしながら、そして最後はドラマ仕立てになっている。英語の曲はカントリー・クロップスをバックに、プレスリーのカバーを快調に歌う。「グリーン・フィールズ」は一人で3重録音したと語っていた。「みんな聞いてる青春」は、星のセリフを挟みながら弾き語りで歌う。
1965 『恋は紅いバラ』(勁文社/KSJ3006
(恋は紅いバラ/君が好きだから/★*クレイジー・ドライバー/★*スリー・ブルー・スターズ)
※本ディスク収録の2曲のインストはアルバム『Exciting Sounds Of Yuzo Kayama』収録の「Three Blue Stars」「Crazy Driving」とはまったく違い、自宅で宅録したようなシンプルな演奏になっている。
1966 『君といつまでも』(勁文社/KSJ3008
(君といつまでも/夜空の星/★*モンテ・ローザ/★*ブライト・ホーン)
※「モンテ・ローザ」はEPのみ収録の未CD化曲で、なおかつそれのエレキ・インスト版なので知る人ぞ知る曲だ。歌入りのものとは違い、インストではベンチャーズの「アパッチ」のような弦をこする音を入れている。「ブライト・ホーン」のインストはカントリータッチがよく合っている。
1966 ★『蒼い星くず』(勁文社/KSJ3015
(*蒼い星くず/*君といつまでも/*恋は紅いバラ/*夜空の星)
※クレジットが「加山雄三&ザ・ランチャーズ」だけあって4曲ともインスト。「蒼い星くず」はアルバム『Exciting Sounds Of Yuzo Kayama』収録の「Three Blue Stars」と同じヴァージョンに聴こえる。「夜空の星」が一番スリリングな演奏をしている。
※他に勁文社から2枚組の『加山雄三DELUXE』『加山雄三ゴールデン・ヒット』と、ソノレコードから『加山雄三ヒット集』(同じ選曲の『加山雄三のすべて』もあり)が出ているが、全て既発表音源なので曲目は省略する。
 (作成:佐野邦彦)
 
ついでに加山雄三の全盛期のアルバムは全てCD化され、シングル曲、コンパクト盤曲もほとんどがCD化された。下記の盤を買えば、効率的に揃えられる。ただ上記のソノシート以外に、まだレコードの4曲がCD化されていないので、そこだけ注意。レアではないので、安価で揃う。
 
★加山 雄三レコード・ディスコグラフィー(1961-1970
☆オリジナル・アルバム
※作曲はみな加山雄三のオリジナル。作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(=加山雄三)の組み合わせが多いので、この組み合わせは表記しない。この組み合わせでない時はK...加山雄三。ただしクレジットは弾厚作。I...岩谷時子。CD化されているものはCDのレーベルを記載。
1966/1 『加山雄三のすべて~ザ・ランチャーズとともに』(Dreamusic
(恋は紅いバラ/ブラック・サンド・ビーチ(K)(Inst./君が好きだから/海の上の少年/ロスアンゼルスの二世祭り(K)(Inst./ランニング・ドンキー(安井かずみ-K//モンキー・クレイジー(K)(Inst./君といつまでも/ブーメラン・ベイビー(K)英語詞/ヴァイオレット・スカイ(K)(Inst./夜空の星/君のスープを)
1966/2 『恋は紅いバラ Exciting Sounds Of Yuzo Kayama And The Lanchers』(Dreamusic ※全曲の作詞・作曲は弾厚作(加山雄三)。英語詞
DEDICATED/THE ANGRY MAN(Inst.)/HONKY TONK PARTY/RUNNING DONKYInst./BOOMERANG BABY/BLUR SKY IN YOUR EYES//MY GYPSY DANCE/THREE BLUE STARSInst./ON THIS BEACH/CRAZY DRIVINGInst./SWEETEST OF ALL/DEMURE DAMSELInst.))
1966/6 『ハワイの休日』(Dreamusic
(お嫁においで/ハワイで踊ろう/小さな恋人/霧雨の舗道(K)(Inst./君の瞳の蒼空/砂と波//白い波/波乗り/ブライト・ホーン/夕陽よ/小さな旅(K)(Inst./アロハ・レイ)
1967/1 『加山雄三のすべて第二集』(Dreamusic
(夜空を仰いで(K/アイ・フィール・ソー・ファイン(K)英語詞/マイ・ジプシー・ダンス(K)英語詞/ハロー・スージィ(K(Inst.)/アイ・ユースト・トゥービー(K)英語詞/心の海//旅人よ/スリーピング・モンスター(K(Inst.)/僕は生きている/フォー・オクロック(K(Inst.)/サンセット・オブ・ザ・ハーバー(K(Inst.)/まだ見ぬ恋人)
1967/6 『太陽の恋』(Dreamusic
タヒチの夕陽(K(Inst.)/島の朝/二人の楽園/ユー・アー・マイ・ラブリー・ガール/早くおいでよ/アロハ・ワヒネ//君のために/さすらいの旅路/信じてくれよ/ア・サンバ(K(Inst.)/二人だけの海/あの娘に)
1967/12 『加山雄三のすべて第三集』(Dreamusic
(幻のアマリリア/Cool Cool NightK)英語詞/So So FineK)英語詞/アラビアの商人(K(Inst.)/Why Don't YouK)英語詞/夢の瞳//別れたあの人/勇気ある人々(K(Inst.)/ながれ星/Shake ShakeK)英語詞/夜空の星(K(Inst.)/北風に)
1968/9 『君のために』(Dreamusic
(君のすべて(K(Inst.)/シェリー(K/ある日渚に(K/落日の彼方/ロンリー・ナイト・カミング(I&KK)/かわいい君//リオの夕暮/何故/暗い波/ポヨタン(K(Inst.)/しのび逢い/夏はみじかい)
1968/12 『オン・ステージ-ランチャーズとともに』(Dreamusic)※ライブアルバム
((序曲)/ある日渚に(K/幻のアマリリア/まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK/お嫁においで/シリウスの涙(水島哲-喜多嶋修)//(リズム合戦-ドラム合戦)/ランニング・ドンキー(K/ミッシェル(Lennon-McCartney/小さな竹の橋の下で(Archie Fletcher-Al sherrman)/しのび逢い/レディー・マドンナ(Lennon-McCartney/ストーン・フリー(Jimi Hendrix//(メンデルスゾーン・ヴァイオリン・コンチェルト)/島の朝/俺は海の子(岩本敏男-K)/シェリー(K)/アイ・フィール・ソー・ファイン(K)/ソー・ソー・ファイン(K)//夜空を仰いで/旅人よ/さすらいの旅路/ぼくのクリスマス/クリスマス・イヴ/北風に/ブライト・ホーン/モンテ・ローザ/美しき春/愛のすずらん/霧雨の舗道/アロハ・レイ/暗い波(I&KK)/夏はみじかい/お嫁においで/君といつまでも)
1969/8 『大空の彼方』(Dreamusic)※CDでは「びっこの仔犬」がカットされた。
SOMEDAY SOMETIME(小牧恭子:補作詞IK/麦わらの指輪/びっこの仔犬(久野征四郎-K/まぼろしの虹/大空の彼方/いい娘だから//オーバーチュア(K(Inst.)/氷河の上を/再会の渚/人知れず/雨にぬれて/たった1つの恋)
1969/12 『世界のどこかで』(Dreamusic
(ぼくのお嫁さん/世界のどこかで/風に追われて/その訳は云えない/年だよね/俺たち(久野征四郎-K//淋しい二人/恋のコンパス/この道とおれば/家路たどれば/幸せは誰に来るの/さよならとさよなら(久野征四郎-K))
1970/10 『愛はいつまでも』(Dreamusic
(美しいヴィーナス/愛はいつまでも/あの頃のぼく/戦場の子よ/地球は愛の星/見せたい恋人//追いつめられて/光りみつめて/好きだ/君かも知れない僕かも知れない//さよなら君)
 
☆必要なコンピレーション
1975/5 『加山雄三ベスト40』(Dreamusic)※1966年コンパクト盤のみの名曲「麗しき乙女たち」、1967年コンパクト盤の「白い砂の少女」収録。
1995/8 『若大将トラックス』(Dreamusic)※映画の「若大将シリーズ」で使われた収録曲(テイク違い、未発表曲多数)40曲収録。1961年の1枚目のシングル「夜の太陽」「大学の若大将」収録。さらにKナンバー(加山雄三作曲の曲。モーツァルトにあやかった)の「フレッシュマン若大将」(1969)、「ニュージーランドの若大将」(1969)が聴ける。
(「大学の若大将('61)」大学の若大将(Single VersionI-広瀬健次郎)/夜の太陽(Single Version(三田恭次-中村八大):「銀座の若大将('62)」星空(I-広瀬健次郎):「日本一の若大将('62)」:日本一の若大将/ひとりぼっちの夜(三田恭次郎)「ハワイの若大将('63)」:ハワイの若大将(I-広瀬健次郎)/DEDICATEDK/ラブリー・フラ・ガール「海の若大将('65)」:海の若大将(I-広瀬健次郎)/恋は紅いバラ「エレキの若大将('65)」:ブラック・サンド・ビーチ(K/君といつまでも/夜空の星「アルプスの若大将(66')」:ブライト・ホーン/ランニング・ドンキー(安井かずみ-K)「レッツゴー若大将('67)」:まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK/旅人よ「南太平洋の若大将('67)」:君のために/島の朝「ゴーゴー若大将('67)」:クール・クール・ナイト(K)/幻のアマリリア/幻のアマリリア(エンディング)「リオの若大将('68)」:ロンリー・ナイト・カミング(I&KK)/シェリー(K)/ある日渚に(K)「フレッシュマン若大将('69)」:フレッシュマン若大将/りんどう小唄(藤森&早季-K)/いい娘だから「ニュージーランドの若大将('69)」:ニュージーランドの若大将/ワルツィング・マティルダ(CowanPaterson/氷河の上を「ブラボー若大将('70)」:恋のコンパス/淋しい二人「俺の空だぜ!若大将('70)」:君かも知れない僕かも知れない/美しいヴィーナス他2曲~Bonus Tracks~みんな聞いてる青春(大学の若大将未使用曲)(原六朗-中村八大)/たったひとつの恋(フレッシュマン若大将未使用曲))
2002  『加山雄三Single CollectionBox Set)』(Dreamusic)※「恋は紅いバラ」からCD5110曲にシングルAB面を収録した究極のコレクション。ただしここでも「びっこの仔犬」のみ外されている。曲目はシングル・リストのとおり。
2002 『若大将トラックスVol.2』(Dreamusic)※映画の「若大将シリーズ」で使われた収録曲(テイク違い、未発表曲多数)41曲収録。1967年コンパクト盤のみ収録の「君のおもかげ」、1962年の23枚目のシングル「みんな聞いてる青春」「日本一の若大将」「ひとりぼっちの恋」収録。さらにKナンバーの「カラス」(1966)、「雲の果てまで」(1968)と「Uppa Taube(1967)が聴ける。
(「大学の若大将('61)」夜の太陽/俺たち河童の子(横田眞治-広瀬健次郎)/みんな聞いてる青春(Single Version(原六朗-中村八大):「銀座の若大将('62)」夢をえがいて(三田恭次-広瀬健次郎):「日本一の若大将('62)」日本一の若大将(Single Version(青島幸男-中村八大)/一人ぼっちの恋(Single Version(三田恭次-広瀬健次郎)/青い月影(I-広瀬健次郎):「ハワイの若大将('63)」:Honky Tonk PartyK)「海の若大将('65)」:DEDICATEDK)「エレキの若大将('65)」:大学節(不詳)/日光和楽踊り(民謡)/ランニング・ドンキー(K/君といつまでも「アルプスの若大将(66')」:モンテ・ローザ「歌う若大将('66)」:カラス(K)「レッツゴー若大将('67)」:夜空を仰いで/まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK「南太平洋の若大将('67)」:UPPA TALBEK)ゴーゴー若大将('67)」:君のおもかげ(EP Version)「リオの若大将('68)」:ある日渚に(K)「フレッシュマン若大将('69)」:フレッシュマン若大将「ニュージーランドの若大将('69)」:大空の彼方/SOMEDAY SOMETIME(小牧恭子-K)「東から来た男('61)」:東から来た男(井上梅次-鏑木創)「お嫁においで('66)」:お嫁においで/俺は海の子「クレイジー黄金作戦('67)」:二人だけの海「兄貴の恋人('68)」:雲の果てまで)
2005 Various『コカ・コーラCMソング集1962-89』(ジェネオン・エンターテインメント)※1968年の「コークの唄(コークと呼ぼうコカ・コーラ)」収録。
〇不明 『加山雄三オリジナル・カラオケ』(Funhouse/BMG)※非売品。何かの特典でもらったCDだが、思い出せない。18曲収録でこの時代の曲は「夜空を仰いで」「霧雨の舗道」「旅人よ」「まだ見ぬ恋人」「ブライト・ホーン」「二人だけの海」「君のために」「ある日渚に」「暗い波」の9曲。
 
☆必要なレコード
1966 「モンテ・ローザ」(東芝音工)※下記の「蒼い星くず」のコンパクト盤に収録.。未CD化。
1966 「クリスマス・イヴ」「聖しこの夜(Traditional)」(東芝音工)※下記の「クリスマス・イヴ」のコンパクト盤.に収録。未CD化。
1969 「びっこの仔犬(久野征四郎-K」(東芝音工)※「大空の彼方に」のB面。もしくはLPとコンパクト盤の『大空の彼方に』にも収録されている。未CD化。
 
☆シングル(1961-1970)
※クレジットした1枚を除き、全て東芝音楽工業なので省略。*の曲はオリジナル・アルバムに入っていない曲。ただし上記の「必要なコンピレーション」で聴ける。
61/7 「*夜の太陽(三田恭次-中村八大)/*大学の若大将(I-広瀬健次郎)」
62/6 「*みんな聞いてる青春(原六朗-中村八大)/B面は加山の歌ではない))
62/7 「*日本一の若大将(青島幸男-中村八大)/*一人ぼっちの恋(三田恭次-広瀬健次郎)」
※ここからは作曲はみな加山雄三のオリジナル。
65/6 「恋は紅いバラ/君が好きだから」
65/12 「君といつまでも/夜空の星」
65/12 「ブラック・サンド・ビーチ(K)(Inst./ヴァイオレット・スカイ(K)(Inst.)」
66/4 「*夕陽は赤く/*蒼い星くず」
66/6 「お嫁においで/アロハ・レイ」
66/6 「白い浜(=On This Beach)(K/ブーメラン・ベイビー(Boomerang Baby)K)」(日本コロムビア)※英語詞
66/9 「*霧雨の舗道/*小さな旅」※両面共『ハワイの休日』収録とものと違って歌入り
66/10 「夜空を仰いで(K/旅人よ」
66/11 「*ジングル・ベル(Traditional/*ぼくのクリスマス」
66/12 「まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK/*俺は海の子」
67/2 「二人だけの海/*愛のすずらん」
67/5 「君のために/信じてくれよ」
67/9 「*別れたあの人(Single Version/*灯の下で」
67/12 「幻のアマリリア/夢の瞳」
68/4 「*美しき春/*さよなら又明日」
68/5 「ある日渚に/暗い波」
68/9 「しのび逢い/何故」
68/12 「いい娘だから/たった一つの恋」
69/5 「大空の彼方/びっこの仔犬(久野征四郎-K)」
69/10 「俺たち(久野征四郎-K/さよならとさよなら(久野征四郎-K)」
69/12 「ぼくのお嫁さん/淋しい二人」
70/6 「美しいヴィーナス/君かも知れない僕かも知れない」
70/10 「追いつめられて/愛はいつまでも」
 
(コンパクト盤)※ *...コンパクト盤のみの曲。あとはシングルの説明と同じ。作詞作曲は上記で重複しているので省略。
65/10 「恋は紅いバラ/君が好きだから/夜の太陽/日本一の若大将」
66/3 「恋は紅いバラ(Dedicated)(英語詞)/ホンキー・トンク・パーティー(英語詞)/スィーテスト・オブ・オール(Inst./君の瞳の蒼空(Inst.)」(CBSコロムビア)
66/5  「君といつまでも/夜空の星/夕陽は赤く/*麗しき乙女たち」
66/6 「蒼い星くず/ブライト・ホーン/走れドンキー/*モンテ・ローザ」
66/11 「霧雨の舗道/小さな旅/ブラック・サンド・ビーチ(Inst./ヴァイオレット・スカイ(Inst.)」
66/11 「*クリスマス・イヴ/ジングル・ベル/ぼくのクリスマス/*聖しこの夜(Traditional))」
67/4 「*白い砂の少女/*君のおもかげ/二人だけの海/心の海」
67/8 「タヒチの夕陽/島の朝/君のために/あの娘に」
68/2 「幻のアマリリア/北風に/別れたあの人(Album Version/夢の瞳」
68/2 「Cool Cool Night/So So Fine/Shake Shake/Why Don't You」※英語詞
68/10 「しのび逢い/ある日渚に/夏はみじかい/別れたあの人(Single Version)」
68/10 「大空の彼方/びっこの仔犬/いい娘だから/暗い波」
70/7 「美しいヴィーナス/世界のどこかで/僕のお嫁さん/君かも知れない僕かも知れない」
70/12 「追いつめられて/愛はいつまでも/美しいヴィーナス/戦場の子よ」

(作成:佐野邦彦)