2003年12月25日木曜日

Radio VANDA 第 45 回選曲リスト(2004/01/01)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。
Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。


特集My Favorite Soft Rock Part.4

1. Love So Fine ... Nina Shaw
2. Woven In My Soul ... Nina Shaw
3. Small Town Commotion ... Visions ※Prod.Gary Zekley
4. Questions 67+68 ... Third Wave ※
シングルのみ
5. Summer Girl ... Six Pents ※Fun & Games
の前身
6. Canada ... Sugar Shoppe ※
シングルのみ
7. Throughly Modern Millie ... Sugar Shoppe ※
シングルのみ
8. Silver Threads And Golden Needles ... Honey Ltd. ※
シングルのみ
9. More Than You Know ... Corky Hale ※Prod.Rod McBrien
10. You Have Turned Me Every Way But Loose ... Queen Anne's Lace ※
シングルのみ
11. Don't Say That You Love Me ... Rondells ※Cyrkle
の前身。Prod.Jerry Ross
12. Sun Shines On My Street ... Congregation
13. The Pleasure Of Your Company ... S.N.And The Ct's
14. Get Smart Girl ... Beverly Bremers ※Arr.Charlie Callelo
15. Don't Start Something You Can't Finish ... Coronados ※Prod.Jimmy Wisner
16. My Kind Of Music ... Collage ※Prod.Wes Farrell
17. Mother Love ... The Film-Flam Man ※
シングルのみ

 

2003年12月24日水曜日

Radio VANDA 第 44 回選曲リスト(2003/12/04)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。
Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。


特集Carl Wilson

1. Darlin'('69) ... Beach Boys ※from Live In London
2. Shut Down Part2('64) ... Beach Boys
3. God Only Knows('00) ... Beach Boys ※from
Farm Aid
4. I Can Hear Music('69) ... Beach Boys
5. Long Promised Road('71) ... Beach Boys
6. The Trader('73) ... Beach Boys
7. Heaven('81) ... Carl Wilson
8. Hold Me('81) ... Carl Wilson ※Live from the Bottomline
9. Chasin' The Sky('84) ... Beach Boys ※from OST
Up The Creek
10. Where I Belong('85) ... Beach Boys
11. Problem Child('90) ... Beach Boys ※Radio Edit Version
12. I Wish For You('00) ... Beckley-Lamm-Wilson
13. Surf's Up('71) ... Beach Boys

 


2003年12月19日金曜日

☆Various:『Night Time Music/The B.T.Puppy Story』(Rev-Ola/crrev38)☆Various:『In The Garden/The White Whale Story』(Rev-Ola/crrev44)



最近のRev-Olaは非常にいい仕事をしている。そのひとつが今回紹介するB.T.Puppy レコードとWhite Whaleレコードのオムニバスだ。
この両レーベルは、良質のポップ・ミュージックを送り出した、ポップ・ファンにとって知る人ぞ知るレーベルなのだ。
特にB.T.Puppyはマイナーな存在なので、このレーベルのオムニバスがリリースされるなんて、まったく驚かされた。実に素晴らしいチョイスである。
B.T.Puppyは、トーケンズが作ったレーベルで、トーケンズがバックアップして送り出したハプニングスがB.T.Puppyで大ヒットを連発したため、このレーベルのロゴを目にした人は多いと思う。
しかしハプニングス以外のレコードを見た人も逆に少ないはず。
この CD はハプニングス以外のB.T.Puppyの作品を集めた嬉しい内容になっている。
まずSundae Tarinのシングルからスタートする所からもう涙。
この "Love Affair Of The Happy People/Sing Sweet Barbara" のシングルは、今から8年前の単行本『Soft Rock A to Z』でも紹介したほど素晴らしいシングルなのだ。
ギターのリフが快調なアップ・テンポのA面と、ハーモニーが魅力のトーケンズ作のB面は実にいい組み合わせだった。
プロデュースもトーケンズ。トーケンズが制作から離れたもう1枚のシングルも入っているが、レベルはやはり落ちる。トーケンズが珍しく作曲の時と同じメンバーの名前を羅列したMargo,Margo,Medress & Siegel のクレジットでリリースしたシングル "Mister Snail" は、小品ながら実に心地いいコードとハーモニーを作ったソフトロックの快作。
トーケンズが作曲した曲では他に Canterbury Music Festival など5曲あるが、その中では Rock Gardenのソフトサイケナンバー "Perhaps The Joy Of Garden" が面白い。
そしてハプニングスのソングライター、ボブ・ミランダが書いた Beverly Warrenの "So Glad" が質の高いポップ・ナンバーに仕上がっていてこの曲にも注目だ。
次にホワイト・ホエールのオムニバスへ移ろう。
このレーベルはタートルズ、ニノ&エイプリル、クリーク、トリステ・ジャネロ、リズ・ダモンズ・オリエント・エクスプレスなど、優れたミュージシャンを多く輩出した中堅レーベルで、もともとレーベルへの評価が高い。しかし、レーベルの作品集が出るのはやはり初の試みだ。
そして内容は、実にポップ・ファンのツボを突いたもので二重丸。
タートルズを除く先のニノ&エイプリル(Nino&April)、トリステ・ジャネロ(Triste Janero)、リズ・ダモンズ・オリエント・エクスプレス(Liz Damon's Orient Express)、クリーク(Clique)はもちろん収録されているのが、みんな知っているはずの存在だからここではパス。
この CD の冒頭は、Jack Dalton & Gary Montgomeryのコンビのシングル" All At Once" 。
このコンビはソフトロック系のグループへの提供曲が多いので要注目のソングライターなのだが、この曲はタートルズ風のナンバー。
同じくこのコンビのグループ、Committeeの "If It Weren't For You" がベスト。ハーモニー、メロディ共に軽快で、ソフトロック・ファンは納得の出来だ。
ムーンのマシュウ・ムーアが作っていたMatthew Moore Plus Fourのシングルは、ちょっとくすんだサイケ・ナンバーで、これはこれでマシュウ・ムーアらしい。
ロジャー・ニコルス作品ではDobie Grayの "Do You Really Have A Heart" と Freddie Allenの "We've Only Just Begun" が収録されたが、どちらも曲の良さを生かしながらサウンドと歌に力強さがあり、とてもいいカバーだった。
カート・ベッチャー・プロデュースのシングル、Warren Zevon のワークスであるLyme & Cybelleのシングルは両面とも入り、これでカート・ファンはWarren Zevon の CD を入手する必要は無くなった。
そしてブライアン・ウィルソンが参加したレア盤、Laughing Gravyの "Vegetables" も収録された。
最もこのヴァージョン、ベース音のレベルは小さいし、ジャン&ディーンのヴァージョンに近いミックスだった。(佐野)
In the Garden: White Whale Story  Phantom Jukebox, Vol. 1


2003年12月2日火曜日

☆Tokens:『Intercourse』(ディスクユニオン/DR0002)

今、トーケンズを「 "ライオンは寝ている" のオールディーズ・グループ」という認識でしか見られないポップ・ミュージック・ファンは少なくなっているはずだ。
しかししばらく前まではほとんどの音楽ファンはこういう認識だったように思う。
ワーナーから『Portrait Of My Love』がリリースされ、ユニヴァーサルからも『Both Sides Now』と、トーケンズが洗練されたポップ・グループとしての実力を発揮した67年以降のアルバムがCD化されて、その巨大な氷河のような固定化された認識が溶けていった訳だが、何と言ってもその氷解の決定盤は、この未発表に終わった68年の『Intercourse』だった。
当時のワーナーは、コマーシャル性がないといったような理由でこのアルバムを発売拒否した訳だが、曲間をアカペラなどのジングルでつなぎ、美しいメロディ、考え抜かれたアレンジ、次々変わる巧みな展開、ソフト・ロックからヘヴィなR&Bまで、様々な表情を持つ曲が凝縮したプログレッシヴなポップ・アルバムが『Intercourse』だった。
まさにロック・レヴォリューションの時代にふさわしい傑作だったにもかかわらず、当時のワーナーのエクゼクティヴには理解が出来なかったし、トーケンズにそんな役割を望んでいなかった。
このアルバム、95年にトーケンズ自身の会社のB.T.Puppy よりひっそりとリリースされ、私はすぐに『ソフト・ロックA to Z』の名盤選に選んだのだが、このリリース以降、リスナーのトーケンズへの認識は大きく変わっていった。
ただ、自主レーベルからのリリースだったため、すぐに入手困難になり、以降新しいリスナーは聴く機会を持てなかっただけに、今回の再リリースは朗報である。
そして今回はメンバーのコメントが1曲ごとに付いているなど、前のリリースより充実している。
ポップ・ミュージック・ファンのマスト・バイ・アイテムである。(佐野)
INTERCOURSE -expanded edition- mono mix+stereo mix+bonus tracks