2023年1月22日日曜日

FMおおつ/音楽の館~Music Note 2022年12号


 12月の「音楽の館~Music Note」は、11月に続き「ジュリー・リクエスト特集」を放送しました。この特集が2回連続となったのは前回もお伝えしましたが、163曲ものご要望をいただき、さすがにこの数は2時半ではクリア出来るレベルのものではなく、ジュリー・マニアの皆さんのご期待に沿えるよう11月に「Part-2」を想定し、セット・リストを仕上げています。

 その「Part-2」スタートは2008年開催還暦記念二大ドーム・コンサート「人間60年・ジュリー祭り」公演のオープニングを飾った<そのキスが欲しい>。



  さて第1パートBGは2003年星野仙一監督が率いた阪神タイガース18年ぶりにセ・リーグを制覇した年の第40作『明日は晴れる』から<Rock 黄 Wind(六甲おろし)>。
 
 本編は還暦ライヴの年に発表された<ROCK'N ROLL MARCH>。そして2年ぶりの最新曲ANIMA第一弾<LUCKY/一生懸命(一生懸命分のラッキー)>のカップリング曲「コロナ渦や災害、世界情勢でカオス(混沌/無秩序)となった東京が表現されている」といただいた<TOKIO 2022>。


 第2パートのBGはEXOTICS を率いた<ストリッパー>のカップリング<Jan Jan Rock>。このパートではお馴染みのシングル・ナンバーを、1973年ソロ初No.1<危険なふたり>、1973年ロンドン録音による名作『JULIE VI ある青春』からシングル・カットされた<胸いっぱいの悲しみ>。1978年のNo.1ソング<ダーリン>、1987年のジュリー自作ナンバー<CHANCE>。


 第3パートBGは<Most Beautiful>。このパートではアルバム収録の名曲で『JULIE VI ある青春』のタイトル曲<ある青春>。リクエスト8位の1985年第22作 『架空のオペラ』収録曲<砂漠のバレリーナ>。1989年平成年代の大復活作第26作『彼は眠れない』から<堕天使の羽音>。4曲目は2000年「20世紀の集大成」をコンセプトにした初の2枚組大作第37作『耒タルベキ素敵』から<遠い夜明け>。曲の作者は「平井夏美」、松田聖子さんの一大傑作<瑠璃色の地球>や井上陽水さんの<少年時代>共作者「川原伸司」のペンネーム。ラストは<渚のラブレター>。

 第4パートBGはCO-CoLO時代の<女神>。まず1975年に発表された傑作アルバム『いくつかの場面』のタイトル・ナンバー。そして1991年第28作『PANORAMA』収録の<Don't Be Afraid To Love(Live)>を『91武道館コンサート”JULIE MANIA"』のライヴ・ヴァージョンから。


 第5パートBGは1980年15作『架空のオペラ』収録<絹の部屋>。11月「ジュリー主演共演松たか子」による日活映画『土を喰らう十二ヵ月』の主題歌1996年デビュー30周年記念の 33作『愛まで待てない』収録<いつか君は>。「1989~1998年まで開催された一人芝居の音楽劇「ACT」シリーズ」から、1994年「ACT『エディット・ピアフ』」から<群衆>。



 第6パートBGは1989年発表の作26作『彼は眠れない』から<ポラロイドGIRL (New Remix)>。ここではロッカー・ジュリーを象徴するナンバーから、1993年第30作『REALLY LOVE YA!!』収録<憂鬱なパルス>。1990年27作『単純(シンプル)な永遠』収録の<光線>。1994年『sur←(ルーシュ)』から<あんじょうやりや>。

 第7パートBGは1977年トップ10ヒット<さよならをいう気もない>。まず2007年44作『生きてたらシアワセ』から「2019年のツアーで亡くなられた萩原健一さんに捧げた」<そっとくちづけを>。1986年に結成したCO-CóLOの初アルバム『CO-CóLO 1 〜夜のみだらな鳥達〜』から<流されて…>。そのデビュー曲<アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 〜千夜一夜物語〜>。Hound Dogの八島順一さん作曲の1995年 32作『sur』収録<さよならを待たせて>と1996年『愛まで待てない』収録曲<嘆きの天使>。

 次の第8パートBGは、1994年『sur←』収録<銀の骨>。<危険なふたり>カップリング曲<青い恋人たち>。1978年12作『LOVE 〜愛とは不幸をおそれないこと〜』収録の<想い出をつくるために愛するのではない>。1987年24作CO-CóLOの2作目『告白-CONFESSION-』収録<護り給え>。


 ラス前第9パートBGは1994年31作『HELLO』収録の作詞:ジュリー、曲:後藤次利・八島順一<溢れる涙>。本編は33作『愛まで待てない』のタイトル曲。そしジュリーの代名詞的ナンバー<気になるお前(Live)>を1999年CDS<鼓動(こどう)>のカップリング「199.1.10.渋谷公会堂」ヴァージョンで。


 最後のパートBGは2013年にオリジナルメンバー勢揃いのThe Tigers 再結成<White Christmas>。1曲目は「NHKスタジオパークからこんにちは」の4代目テーマ曲で、2000年4月から2004年3月までオープニングを飾っていた<公園へ行こう >。続いて今回のツアーのラスト・ナンバー<あなたへの愛>。オーラスは<AMAPOLA>。

 ということで今月もジュリー・ファンからのリクエスト162曲から先月お届けできなかったナンバーをPart-2としてお届けしました。リクエストを頂いた皆さん本当にありがとうございます。

 さて2023年6月25日にはさいたまスーパー・アリーナでジュリーの『バースデーライブ!』が開催されます。何とその前日がこの番組の放送日になっています。そこで2023年6月号をその「前夜祭」として特集を組みます。


 なお、新春の2023年1月号は、近年アジア圏で大ブームとなり、日本に逆輸入となり注目されている1970~1980年代にかけての「Japanese Pop」。2001年VANDAで私が主導して発刊した『Soft Rock In Japan』『林哲司全仕事』にてピック・アップした曲をベースにした特集です。本年も引き続き第4土曜日16時からの「音楽の館~Music Note」お楽しみください。

2023.1.28.(土)16:00~ 
(再放送)
2023.1.29.(日)8:00~
    1.31.(火)~ 2.3.(金)1:52~

※FMおおつ  周波数 79.1MHz でお楽しみください。
※FMプラプラ (https://fmplapla.com/fmotsu/)なら全国(全世界)でお楽しみいただけます。


「ジュリー・リクエスト特集 Part-2セット・リスト>

1. そのキスが欲しい

BG: Rock 黄 Wind(六甲おろし)

2. ROCK'N ROLL MARCH
3. TOKIO 2022

BG: Jan Jan Rock/ JULIE & EXOTICS

4.危険なふたり
5. 胸いっぱいの悲しみ
6. ダーリン
7. CHANCE

BG: Most Beautiful

8.ある青春
9. 砂漠のバレリーナ
10. 堕天使の羽音
11. 遠い夜明け
12. 渚のラブレター/ JULIE & EXOTICS

BG: 女神

13. いくつかの場面
14. Don't Be Afraid To Love(Live)

BG: 絹の部屋

15. いつか君は
16. 群衆~1994年「ACT『エディット・ピアフ』」

BG: ポラロイドGIRL (New Remix)

17. 憂鬱なパルス
18. 光線
19. あんじょうやりや

BG: さよならをいう気もない

20. そっとくちづけを
21. 流されて…/ 沢田研二/CO-CóLO
22. アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 〜千夜一夜物語〜/ 沢田研二/CO-CóLO
23. さよならを待たせて
24. 嘆きの天使

BG: 銀の骨

25. 青い恋人たち
26. 想い出をつくるために愛するのではない
27. 護り給え 

BG: 溢れる涙

28. 愛まで待てない
29. 気になるお前(Live)

BG: White Christmas / The Tigers 再結成2013

30. 公園へ行こう
31. あなたへの愛
32. AMAPOLA


2023年1月7日土曜日

The Pen Friend Club☆Megumiラストステージ・ミニインタビュー


  The Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ 以下ペンクラ)の5代目ヴォーカリストMegumiが、2月18日の柏・Studio WUUでのライブをもってバンドを去ることになった。
 20年3月にペンクラ加入後メインボーカルを務めライブ活動をはじめ、昨年9月にリリースした8thアルバム『The Pen Friend Club』(SZDW1105)では、同作のカラーを決定つけた見事な歌声を披露していた。筆者としてはこのアルバムから続く作品群を強く望んでいたので、約3年という期間での彼女のバンド卒業は非常に残念でならない。
 参加したレコーディングした作品は、2020年8月の7インチ・シングル『一本の音楽/八月の雨の日』(SZDW-1086)をはじめ、翌年6月には同じく7インチの『Chinese Soup / Mind Connection』(SZDW-1105)、そして前出の『The Pen Friend Club』と決して多くはなかったが、その歌声と存在感はペンクラには欠かせない存在だった。
 ここではそんな彼女の、ペンクラのボーカリストとして最後のインタビューをお送りする。


●約3年間ペンクラのメンバーとして在籍した中で、最も印象に残っているエピソードをお聞かせ下さい。

◎Megumi:個性豊かなメンバーと一緒に活動してきた3年間は印象に残ることばかりでした。
一つに絞るのは難しいですが、エピソードとしてパッと思いついたのは、リーダーが大阪/名古屋の遠征時、行きの新幹線に衣装を置き忘れてしまったことでしょうか。
もうすぐライブが始まるという時に気がついて、でも無事見つかって開演になんとか間に合ったのが奇跡でした。
というような濃い思い出が多々あります。

 
Megumi選ペンクラ・
フェイバリットソング・プレイリスト

●シングルやアルバム・レコーディングや多くのライブを通して、ご自分がフェイバリットとして挙げたいペンクラのナンバーをいくつか選んで、その理由を教えて下さい。

◎Megumi:もともとペンクラがカバーしている曲をあまり知らなかった私ですが、歌っているうちに好きになったり自然と口ずさんでいるようになったりしました。 
フェイバリットとして挙げるとしたら、
・Do I Love You 
 は始まる感じが楽しく、 

・Don’t Run Away
・Please Let Me Wonder
 はしっとり歌いやすく、

・土曜日の恋人
・夏のペーパーバック
 は山下達郎さんや大瀧詠一さんの独特なサウンドが心地よく、

・Wichita Lineman
・Goodbye to Love
 のアンコール曲は特に気持ちを込めて歌えたかなという感じがします。 

8thアルバムの曲は自分が関わったアルバムなのでどれも思い入れがありますし、全曲オリジナルという点でもメンバーの個性が光っていて良いなと思います。

また、私にとってはペンクラでデビューシングルとなった「一本の音楽/八月の雨の日」も思い入れがあります。

あと実は、「Sherry She Needs Me」は加入当初から歌いたいと思っていた曲だったのですが、ライブでの再現が難しいということでやる予定は無かったそうで。。
でも岩下の新生姜の岩下社長からリクエストを頂き、ぜひお応えしたい!ということで先日12月の岩下の新生姜ミュージアムでのライブで演奏できたのは嬉しかったです。 1月と2月でのライブでも演奏予定です。

一本の音楽 - 2023 Mix /
The Pen Friend Club - ザ・ペンフレンドクラブ

●ペンクラ卒業後はソロのシンガー・ソングライターとして活動されると思いますが、どのような展望があるでしょうか? 

◎Megumi:ペンクラ加入以前から元々とシンガー・ソングライター、弾き語りという活動をしていたので、私としてはバンド活動が無くなって元に戻るイメージです。
今は自分のペースで楽しくずっと歌い続けていくことができたら良いなと思っています。
伸び代はいくらでもあると思うので、向上心を持って頑張りたいです。


●残り少ないペンクラでのライブについてアピールをお願いします。

◎Megumi:残り2つのライブとなって日が経つごとに寂しさもありますが、実は今が今までで一番純粋に楽しめている感じもします。
少し肩の力が抜けたのと、残り少ないライブを目一杯楽しみたいと思えているからだと思います。
ペンフレンドクラブは今後も続いて行きますが、1月と2月のライブもご都合良ければぜひ観に来てくださいね。


●では最後にペンクラ・ファンの方々に一言お願いします。

◎Megumi:ペンクラに加入してから約3年間、5代目ボーカルとして私を受け入れ歓迎して下さった皆さまの温かい言葉にいつも励まされました。応援して頂き本当にありがとうございました。

私がボーカルを務めた期間は始まりから今日までコロナ禍で、思うように活動ができなかったという部分もありましたが、その分ペンフレンドクラブの情熱が詰まった8thアルバムの制作にも携わることができ、私にとっては濃密な3年間でした。

今後の新しいペンフレンドクラブにもぜひご期待ください。

ついでに私の活動も「そう言えばあの子どうしてるかな?」という感じでも時々覗いて頂けたり、ライブなどにもお越し頂けたら嬉しいです。


【The Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ)】 
音楽家・平川雄一により2012年結成。ザ・ビーチ・ボーイズ、
フィル・スペクター周辺の60年代中期ウェストコーストロックを
ベースとした音楽性。

平川雄一(Gt,Cho)
Megumi(Vo)
西岡利恵(Ba,Cho)
祥雲貴行(Dr)
中川ユミ(Glo)
大谷英紗子(Sax)
リカ(A,Gt,Cho)
そい(Key,Cho)

【ソーシャル】

【ライブ情報】
◆1月22日(日) 下北沢・Club Que 
 『SUNDAY GIRLS』
 出演:CHILDISH TONES feat.宇佐蔵べに
    The Pen Friend Club
    Grenfelle
 OPEN 17:15/START 18:00
 ADV.¥3,000/DOOR.¥3,500 [1D別]
 配信¥2,500

◆2月18日(土) 柏・Studio WUU
 『Add Some Music To Your Day』
 出演:The Pen Friend Club
 Open 18:30 Start 19:00
 前売¥3000 / 当日¥3500(共に+1ドリンク)
 ※入場整理番号付き
 前売り予約
 柏・Studio WUU:https://www.wuu.co.jp/ 

(設問作成・編集・テキスト:ウチタカヒデ


2022年12月25日日曜日

WebVANDA管理人が選ぶ2022年邦楽ベストソング


 今年もWebVANDA管理人が選ぶ、邦楽の年間ベストソングを発表したい。選出楽曲は今年リリースされて、弊サイトで取り上げた作品を中心に最もリピートした収録曲で、アルバムを象徴する曲である。
 2020年からのコロナ禍は落ち着いてきており、本サイトで紹介するミュージシャン達のアルバム作りもコロナ前に戻りつつあるので、来年もそんな彼らを応援する意味でも良作品を紹介し続けていきたいと思う。またこの記事で改めて知った各アルバムはこれからでも遅くないので、彼等の活動を後押しするためにも是非入手して聴いて欲しい。 
 選出趣旨からコンピレーション、カバー作品、配信のみの単体楽曲は除外とした。 昨年同様、順位不同のリリース順で紹介する。

   
※サブスクに登録された
ベストソング・プレイリスト 


☆Waiting for you / 青野りえ
(『Rain or Shine』収録・記事はクリック
 実力派女性シンガー・ソングライターのセカンドの冒頭曲。イントロからセンスを感じさせ、サビに呼応するコーラスやアナログ・シンセのオブリなど細部に渡って聴き応えがあった。アルバム全体的に名コンポーザー兼プロデューサーと手練ミュージシャン達の鉄壁なプレイに支えられた完成度の高さに耳を奪われてしまった。



 ☆西暦2200年 / 冗談伯爵
(『ONE』収録・記事はクリック 
 2達組音楽ユニットのファーストから。甘美なフレーズとコーラスが牽引する打ち込みフィリー・ソウル系サウンドとデストピアな仮想未来を綴った歌詞とのコントラスト、テノール気味の特徴あるヴォーカルに繊細な声質のコーラスがブレンドされたサビのパートなど聴きどころが多い。プログラミング系シティポップの旗手になるだろう。



☆一週間ダイアリー / ウワノソラ'67
(『Portrait in Rock'n'Roll 2』収録・記事はクリック
 ウワノソラの別ユニットのセカンドより。イントロからハモンドオルガンに絡むエレキ・ギターのリフ、バリトンなど3管のサックスなど、もう何も言うことはないあのサウンドで、甘酸っぱいトーチソングは60年代ガールズ・ポップから続く永遠のテーマである。ファーストからモディファイされた部分もあるが、巧みなコンポーズとアレンジは健在だった。



☆ふたりのシルエット(feat. 堀込泰行) / 流線形
(『インコンプリート』収録・記事はクリック
 現行シティポンプのパイオニアの16年振りのミニアルバムより。イントロの繊細なハイハット・ワーク、曲全体的にギターはデイヴィッド・Tに通じるプレイとそれに呼応するフェンダー・ローズなど名手達によるプレイと、シルキーなコーラスもこの曲の雰囲気に不可欠なエレメントである。弊団体定期誌の読者だった堀込泰行のヴォーカルも一級である。



☆MAP for LOVE / 冨田ラボ(『7+』収録)
 前出の堀込泰行など9名の名だたるシンガーの別々のヴォーカル・データから構築させた現代のゴスペル・シンフォニー。コロナ禍初頭の2020年に某FM局の企画で制作し翌年配信リリースされ、今年になってフィジカルのアルバムに収録された。パンデミックで遮断された人々の交流の真の大切さを綴った歌詞と、ガーシュウィンを彷彿とさせる優雅な旋律が融合して感動へと誘う。



☆Dawn / The Pen Friend Club
(『The Pen Friend Club』収録・記事はクリック
 弊サイトでは同じみのバンドの8作目のハイライト曲となるのがこの曲だろう。1960年代末期の英国ロックの魅力が4分14秒に凝縮されオマージュされた傑作と言える。ピアノ1台をバックにした歌唱から徐々に楽器がプラスされドラマティックに展開していく様は圧巻である。アルバムのトータル感も含め歴代最高傑作ではないだろうか。



☆Blue velvet / KARIMA
(『Nostalgic hour』収録・記事はクリック
 男性シンガー・ソングライターの記念すべきファーストより。複数のギターの展開やエレキ・シタールのアクセント、打ち込みのキーボードやベース&ドラム・セクションでありながら、そのヒューマンなバックトラックに耳を奪われた。恋の喪失感を滲ませる歌詞を表現するヴォーカルも含め完璧で長く聴ける。サウンドの裏方達が良い仕事をした見本である。



☆オーロラ / RYUTist
(『(エン)』収録・記事はクリック
 4人組ガールグループの5作目より。プリミティヴなアフロ・ビートをルーツとするR&Bサウンドをバックに、ソロ・パートとメンバーのコーラスがリフレインするサビのコントラストが非常に新鮮である。アルバム全体的に前作以上に独自性を持つサウンド・プロダクションの曲が多い問題作であるが、作品毎に成長していく彼女達の次作も期待している。



☆meta meta love / TWEEDEES
(『World Record』収録・記事はクリック
 男女2人組ポップ・グループの4thアルアムより。ファンタジー・テレビアニメのコラボソングで、「後期YMOで」というオーダーに応えたサウンドにより拘りが随所に鏤められている。ブリッジの甘美な旋律と無垢な歌声と相まって一本の映画を観たような感動へと誘ってくれる。アルバム全体的に異なる世界観で制作されていながら、彼らの多岐に渡る交流から発展したマスターピースと呼べるだろう。



☆ハートにROCK! / 一色萌とザ・ファントムギフト
(7インチ『ハートにROCK!』収録・記事はクリック
 唯一であろうパブロック・アイドルのサード・シングル。80年代後期のネオGSムーブメントの名バンドをリユニオンさせ、新鋭女性シンガーソングライターに書き下ろしの新曲を提供させるというアイディアに脱帽した。ヘッド・アレンジでエイトビートのガレージ風ロックンロール・サウンドに乙女の片思いを綴った歌詞をキャンディ・ボイスで歌い上げる。

(選者:ウチタカヒデ