2018年12月16日日曜日

RYUTist / The Pen Friend Club 『Christmas Delights / Auld Lang Syne』(RYUTO RECORDS / RP0001)


11月にリリースした『Merry Christmas From The Pen Friend Club』が好評なThe Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ)と、昨年8月サード・アルバム『柳都芸妓(りゅうとげいぎ)』をこちらでもレビューした4人組アルドル・ヴォーカル・グループのRYUTist(リューティスト)が、12月22日のライヴ・イベント会場限定でスプリットCDシングルをリリースする。
その『Merry Christmas From・・・』収録でリーダーの平川雄一のオリジナル曲である「Christmas Delights」をRYUTistがカバーし、カップリングにはペンフレンドクラブによる「Auld Lang Syne」の別ミックスが選ばれている。サウンド・プロデュースとミックス、マスタリングは、カンケこと柏崎三十郎が担当しているのも注目だ。


RYUTistの現メンバーは五十嵐夢羽、宇野友恵、佐藤乃々子、横山実郁の4名から構成されており、所謂アイドルとは一線を画すヴォーカル・ワークと音楽通をも唸らせるソングライティングとサウンドを誇っている。
今年彼女達が発表したオフィシャル作品はシングル2枚で、5月に『青空シグナル』(PGDC-0007)、11月に『黄昏のダイアリー』(PGDC-0009)をリリースしている。
『青空シグナル』は、TWEEDEESの沖井礼二と清浦夏実によるソングライティングで、沖井がアレンジも手掛けており、シンバルズ~TWEEDEESサウンドが展開されている。カップリングの「無重力ファンタジア」は同じく清浦の作詞に、作曲とアレンジはインドネシア出身のシティ・ポップ・バンドikkubaru(イックバル)によるもので、こちらは彼女達の新境地となったメロウ・サウンドの名曲である。
『黄昏のダイアリー』でもTWEEDEESの2人が迎えられ、新たにROUND TABLE の北川勝利が加わってソングライティングとアレンジを手掛けている。北川は4月にこちらで紹介したNegiccoのNao☆のソロ・シングル『菜の花』(TPRC–0199)も手掛けていたので記憶に新しいと思う。サウンド的にはTWEEDEESの最新作『DELICIOUS.』(COCP-40536)に通じるパワーポップで聴き応えは申し分ない。カップリングは「心配性」と「a birthday song」の2曲で、前者はayU tokiO こと猪爪東風、後者はmicrostarの佐藤清喜と飯泉裕子が各々ソングライティングとアレンジを担当している。



さて今回の『Christmas Delights/ Auld Lang Syne』について解説しよう。 「Christmas Delights」はアレンジ的にはペンフレンドクラブのオリジナルを踏襲しているが、演奏は新たにレコーディングされたものだ。平川の巧みなギターソロも同じラインでプレイされている。 RYUTistのヴォーカルは、パート毎にメンバーの掛け合いとなっているのが、オリジナルの藤本有華一人の歌唱とは異なる特徴である。この複数のヴォーカルによってガールズポップのカラーが強調されており、60年代のガールズポップ・ファンにもアピールするだろう。


カップリングの「Auld Lang Syne」は『Merry Christmas From・・・』収録ヴァージョンとは、ミックスが異なり、途中の藤本の語りもない。カンケによる新たなミックスは個々のヴォーカル・トラックの定位がオリジナルより広がりを持っており、この曲が持つイノセントな美しさが一際引き立ってよりエバーグリーンさが増している。
またノスタルジーを駆り立てるキュートなジャケット画は青山京子氏による描き下ろしである。

なお好カップリングのスプリットCDだが、12月22日に青山の“月見ル君想フ”でおこなわれる、ペンフレンドクラブ主宰ライヴイベントの「Add Some Music To Your Christmas」でのみ販売される非流通盤である。
同イベントはペンフレンドクラブの『Merry Christmas From The Pen Friend Club』のレコ発ライヴであり、RYUTistも出演するのでイベントを盛り上げるに違いない。
興味を持った音楽ファンは是非足を運んで、このスプリットCDを入手して聴いてほしい。


●2018年12月22日(土) @青山・月見ル君想フ
【Add Some Music To Your CHRISTMAS】
OP/11:00
前売/3,500円 当日/4,000円 (共に+1d、600円)
出演:The Pen Friend Club, RYUTist, OA:Quartet Ez
DJ:aco
・チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1849306

(ウチタカヒデ)


2018年12月8日土曜日

2018年11月3日(土)FMおおつ「この人に聞きたい」




113日「文化の日」は、2015年から「レコードの日」に制定されています。これは、この日にアナログ・レコードを集中してリリース・ラッシュをしようという “アナログ・レコードの祭典です。アナログ・レコードは昨年に2001年以来の100万枚超えを記録し、今年は再発も含め140以上のアイテムが発売になるという盛り上がりをみせています。そんなことから、レコード・コレクター歴48年の私がレコードについての話題で出演することになりました。

まず1曲目に選んだ曲は、The BeatlesSGT Peppers Lonely Hearts Club BandB2曲目に収録された<When I’m Sixty-Four>。何故この曲かといえば、歴史的大傑作『SGT.』はこの曲から始まったというスタートにひっかけ、また「チコちゃん」(注1)風に「ろくじゅうよんさ~い!」とはじけられない私の登場テーマにしました。そう私は、あと1年で年金支給年齢に到達する年齢になります。

次に選んだ曲はアン・ルイスさんの<恋のブギ・ウギ・トレイン>。これは今年の「レコードの日」に発売されるカタログの中にあった、19798月に山下達郎さんがプロデュースしたアン・ルイスさんの『ピンク・キャット』(注2)から発生したシングルということでのチョイスです。当初、このアルバムの初回盤はレコード盤がピンクだったということでも話題になっていましたが、今回の再発盤は180g重量仕様(注3)だそうです。 


ちなみにこの曲は当時のヒット曲ではありませんが、熱心な達郎フリークに支持され、翌年65日には英語詞の<Boogie Woogie Love Train>も発売されています。その隠れた人気ぶりは、近年「タイムスリップグリコ」の「青春のメロディー」シリーズの「シークレットバージョン」にも選ばれているほどです。ちなみに、作者の達郎さんにはスタジオ録音はありませんが、ライヴ・アルバム『Joy』に収録され、最近のツアーでも欠く事の出来ないレパートリーになっており、最近ではE-Girlsもカヴァー(注4)しています。 

では3曲目になりますが、(初代)ジャニーズの歌っていたテレビドラマ主題歌<太陽のあいつ>。この曲は私が中学2年(1967年)に初めて購入したレコード(ハジレコ)で、当時の価格は330円。当時は音楽に全く興味がなく、購入動機はこのレコードに「ベル・マーク」が付いていたからなんです。この頃の私はベル・マーク集めにはまっており、何か購入するときには必ず「ベル・マーク」をチェックしていました。このビクターから発売されていたレコードには、ジャケットの右上にマークが印刷されています。
そして次の曲ですが、これもジャニーズにまつわるナンバーになります。初代ジャニーズは全米進出を計画(196667年)していた時期があり、渡米したメンバーのあおいさん(注5)がある曲をレコーディングしています。ただ諸事情でお蔵入りとなり、その曲をアメリカのグループThe Associationが録音して大ヒット(全米2/年間20位)させています。その曲とは、現在活躍中のジャニーズ・アイドルABC-Z20131120日に発売した5枚目のシングル<Never My Love>です。この事実は熱心なABC-Zファンならご存知かと思います。実際ジャニー喜多川氏もその残念な想いをコメントしていますし、あおいさん自身も彼のライヴ・アルバム(注6)でその事実を語っています。なお、1970年代にはあのキャンディーズもライヴのレパートリーに取り入れていました。ただ彼女たちがベースにしたのは、スウェーデンのバンドBlue Swede1974年にトップ10入り(全米7位)させたカヴァー・ヴァージョンでした。ということで、<Never My Love>をオリジナルのThe Association、そしてキャンディーズがお手本にした1974年のヒットBlue Swedeのカヴァーの2曲どうぞ。
 洋楽レコードで初めて購入した盤もベル・マーク目当てで、それは人気番組『ザ・モンキーズ・ショー』の主題歌<ザ・モンキーズのテーマ>、価格は370円になっていました。この曲は、今何かと話題の沢田研二さんが在籍したG.S.ザ・タイガースも歌詞を変えて自分たちのテーマ・ソングとして歌っていたので、お馴染みの曲のはずです。ではここで、The Monkees<ザ・モンキーズのテーマ>を聴いてください。 

このザ・モンキーズは、当時全米を制覇していたザ・ビートルズに対抗するために一般公募によって結成されたグループです。ただこのプロジェクトに提供する曲はキャロル・キングやニール・ダイヤモンドなど当時のヒット・メーカーを総動員しています。それを彼らが登場するテレビ・シリーズ番組で放送するという筋金入りの企画でした。その成果はデビューした1966年から翌年の1967年にかけて出す曲全てがトップ3入りで3曲はNo.1になったほどです。その功績は“1967年のザ・ビートルズの称号が付くほどの大ブレイクでした。ここ日本でも、音楽に全く興味のない時期の私を夢中に(この番組が放送されていた火曜日1730には、色々な口実を作ってクラブ活動を休んだ)させたくらいですから、当時はザ・ビートルズよりも人気があったように感じていました。

ちなみにこのグループの仕掛け人は、ドン・カーシュナーというフィクサーですが、彼は途中でメンバーから追放されています。しかし彼は、テレビ・アニメでArchiesという架空バンドを手掛け、<Suger Suger>で再び全米制覇を果たしています。1970年代にはモンキーズは解散していますが、彼は自身のレコード会社Karshunerを設立し、実態のあるロック・バンドKansasを大成功させたほどのやり手でした。 そんな彼は2011年に73歳で逝去しますが、翌2012年にはロックの殿堂入りも果たしています。

なおこのモンキーズのメンバーは4人中3人が健在で、一昨年(2016年)には結成50周年ツアーを実施したほど根強い人気を持っています。そして彼らの代表曲の1つ<Daydream Beliver>(19674週連続全米1位)は、日本においてこれまでも数回リヴァヴァルするほどの人気ナンバーとしてお馴染み。そして、ザ・タイマーズがカヴァーした(1989年)日本語版は今でもCMソングとして流れ、日本では知らない方はいないのではないかと思われるほどの超人気定番曲です。それでは、<Daydream Beliver>をThe Monkeesオリジナルと、タイマーズのカヴァーでお聴きください。 

 さて今、聴いていただいた<Daydream Beliver>のオリジナルには出だしにメンバー同士の会話が入っていましたね。これはレコーディング中にリード・ヴォーカル担当の人気者Davy Jonesが自身の背が低いことにひっかけたジョークで返している場面を収録したものです。まずDavyが「この録音何番目だっけ?」と尋ねると、他のメンバーが「7番のAトラック!」、するとDavyが「ごめんよ、背が低いから聞こえなかったんだ」と返答してイントロが流れてくるという微笑ましいものです。その人気者Davyですが、残念ながら2012年に亡くなっており、オリジナルでの歌声はもう聴くことはできません。なお、この番組でDavyの吹き替えを担当していたのは、『水戸黄門』のうっかり八兵衛役こと高橋元太郎さんでした。

余談になりますが、日本では1980年にこの曲がCM(コダック・フィルム)に使用された時期に、大リヴァイヴァル・ブームが起こっています。その当時に再発された彼らのLP100位圏内に7枚同時にランク・インしたほどで、メンバーの来日にまで発展しています。

またこのT.V. 『ザ・モンキーズ・ショー』は後のM.T.V.やプロモーション・ビデオに多大なる影響を与えた革命的な伝説の番組で、1986年にそのMTVで再放送されると、本国でも爆発的な反響をよび、大々的な全米再結成ツアーが実施され新作が発表されるほどでした。

まそして1989年にカヴァーを発表したタイマーズですが、これは故忌野清志郎さんを中心に結集した覆面バンドで、バンド名はGSザ・タイガースにひっかけたものと言われています。このバンドでの清志郎さんの愛称はZERRYなる変名は沢田研二さんの愛称ジュリーをパロったものでした。また、バンド名は時計のタイマー以外にダブル・ミーニングされている事は清志郎さんファンにはお馴染みですね。

ちなみにこのザ・タイガースの活動期間はたった4年程ですが、今も根強い人気を持つ伝説のグループです。ヒット曲が多いだけでなく、音楽的にもGS期の大傑作アルバム『ヒューマン・ルネッサンス』を残しています。1970年に解散後、1982年には「同窓会」(オリジナル・メンバー1人が欠けた)を開催し、その模様を収録したLPAlive』は何と3枚組でした。そして2013年にはフル・メンバーでの再結成ツアーを敢行しています。そのオリジナル・メンバー全員が勢ぞろいした公演は、43年を経過したにもかかわらず東京ドームを含め10万人を動員したほどです。 

 また今何かと話題の沢田研二さんは2008年の還暦コンサートでは、東京・大阪ドームにて(ゲストもなく自身のバンドを率いて)一人で80曲をフルコーラスで歌う6時間半ライヴを決行しています。そして、昨年から今年にかけては「古希(70歳)ツアー」を開催中です。ここ滋賀でも8/4にびわ湖ホール、11/18には地元の京都ローム・シアターと全国66ケ所にて開催中で、ラストは2019116日の大阪城ホールと19-21日は日本武道館3Daysという健在ぶりです。

ちょっと話はそれてしまいましたが、ここまでは私が音楽ファンでなく、成り行きで購入していた時代について紹介しましたが、ここからは音楽に目覚めてレコードを買いだしてからの話をします。
 ちなみに私は小中学生の頃は、漫画家を目指していたほどの漫画&アニメ・マニアで、中学までは音楽には全く興味がなく、一番苦手な科目は音楽だったほどです。そんな私が音楽に目覚めたのは、高校生(1970年)になり、ロック・ファンの友人が出来てからです。最初はレコードを購入する小遣い仕様の優先順位が低く、その友人からレコードを借りたり、安く売ってもらったりしていました。当時の我が家にはステレオがなく、あったのは電蓄と呼ばれていたポータブル・プレーヤーで、レコード針も消耗したら取り替えるといった概念もありませんでした。それまで我が家でのプレーヤーの役目といえば、アニメのソノシートをかけるくらいでしたから、あたりまえですね。

そんな私でしたが、当時のチャールズ・ブロンソンの登場するメンズ・コスメCMソング「マンダム」のテーマ・ソング<男の世界(Mandam: Love Of The World)>に夢中になり、新譜をレコード店で購入するようになりました。もちろんその化粧品「マンダム」も、ブロンソンのポスター目当てに購入しました。そのテーマを歌っていたのはブロンソンと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、Jerry Walleceというカントリー・シンガーでした。 

 さらにこの頃は高校入学祝いに買ってもらった3バンド・ラジオで深夜放送オールナイト・ニッポンを朝まで聞くほどはまっていました。当時欠かさず聞いていたのは、土曜深夜の亀淵昭信さん(通称:亀チャン、後にニッポン放送社長)。ここから熱狂的な音楽マニアになります。そのきっかけは、ある日の放送で偶然聴いた(1970年初頭解散していた)The Beatlesの<抱きしめたい(I Wanna Hold Your Hand)>に感動したことです。

そんな時、タイミングよく映画『Let It Be』が公開中で友人と見に行きました。でも演奏風景だけのドキュメント作品は、当時の音楽初心者の私にとっては非常に退屈なものでした。ところが併映となっていた『ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day’s Night』があまりに素晴らしくて夢中になり、即座にLPを購入しています。ただその時の本音は<恋する二人(I Should Have Known Better)>が目当てでしたが、タイトルがわからなかったのです。店員に「映画の列車シーンで、Johnがハーモニカを吹いて歌っていた曲」と尋ねてもわからず、清水の舞台から飛び降りた気持ちで(笑)1ケ月の小遣い2,000円をはたいてLPを買ってしまったというのが事実です。ではここで、The Beatles1964年に全米を制覇した大ヒット(7週1位)<抱きしめたい>、それに<恋する二人>を聴いてください。

とはいえレコードを購入し始めた当時は、クラブ活動もまじめに取り組んでいた頃で、限りある小遣いをどうして工面したらよいかと悩んでいました。そんな時、ある雑誌で亀チャンが高校時代に昼食の弁当代をレコード購入につぎ込んでいた(栄養失調になり親から大目玉を食ったと書かれていた)というエピソードを知りこれだ!と思い、早速実践しました。仕事をしていた母に弁当を作る手間を省かせるという口実を作り、パン購代用にもらう昼食代と、電車とバス通学を自転車通学にふりかえて定期代をうかすというものでした。ただこれには空腹に耐えることと、雨天時には交通費は自己負担といったネックもありましたが。

さらにこの時期には私が音楽にはまるきっかけとなる出来事がありました。それは、まだ家にステレオの無い当時に入りびたりになっていた(ステレオのある)友人宅でのことで、彼のお兄さんが大学へ進学するので古い音楽雑誌を処分するという話を耳にしました。それを聞いた私はそれを譲り受け、自転車の荷台に乗せ何往復もして引き取り、勉強そっちのけで読みふけるようになりました。その本とは19651970年に発行された月刊音楽雑誌ほぼ九割というものです。中には1966年のThe Beatles来日記念雑誌もあり、その中にはJohn Lennonが「シェー!」をした写真もありました。またその雑誌を運び終わった3日後に、友人宅が火災で焼失してしまうという事件があり、その雑誌との運命的な出会いを感じました。ちなみに、これらは今も実家にストックしています。 

 そして、1971年夏には後楽園球場のGrand Funk RailroadGFR)に行った友人から豪雨の中で敢行されたという壮絶なライヴ体験の自慢話に触発され、自分自身もライヴを体験したくなりました。そこで同じ年の秋に行われたLed ZeppelinZep)初来日日本武道館公演に出かけています。なお、この公演日は私の通う学校では体育祭当日でしたが、親に拝み倒してチケットを東京の親戚にお願いして手に入れての参戦でした。そこには友人から「アポロ11号の搭乗員が宇宙に持って行ったと言われていたSonyの超小型(当時)カセット・レコーダー」(旧パスポート・サイズ)を借りて隠し撮りをしていました。またその日の公演にはThe Alfeeの高見沢さんも駆けつけていたようでした。その事実は以前勤務していた会社の部下で高見沢さんの追っかけをしていた女性から聞き、彼に当日テープのコピーを渡したことがあります。なお彼らの初来日では広島でチャリティー公演を開催し、その収益を原爆被災者に寄付するといった行動をしています。当時はまだチャリティーが一般には浸透しておらず、当時世界的に話題となったGeorge Harrisonが主催の「Bangra Desh難民救済コンサート」が同年8月に開催したばかりで、世界的ビッグ・グループとなっていた彼らの慈善活動は音楽雑誌以外では大きく報道されていません。

では最後になりますが、私が初めて輸入レコードを購入した話をします。それは先ほどふれた1971924日のZepコンサートの帰りでした。当日の公演は14時開演で夕刻には終演していたので、銀座に寄りYAMAHAにあった1970年発売の『Led Zeppelin 』を1,600円で購入しています。そもそもレコードは再販品で新譜も旧譜も定価販売(ほぼ2,000円だった)で、安く購入できることがうれしかったです。それにビニール・シートでパッキング(ヴァージン・シール、国内盤でもSONYの洋盤はこの様式)され、そのシートには「Gold Disc」のステッカーが貼られており、その珍しさもあっての衝動買いでした。日本国内盤のように歌詞カードや解説はついていませんでしたが、オリジナル盤を持っているという優越気分に浸っていました。

こんな感じで、はじめは安いという理由での購入でしたが、日本盤が出る前にいち早く聴けるという事に気がつきました。ただそんな新作になると2,800円位と値が張るので、なかなか手を出せないのが現実でした。ところが、近所のショップでのバーゲンで国内盤よりも1ヶ月以上早く発売されていたのにかかわらず国内盤と同価格の2,000円だったので(多分、価格の付け間違い?)思わずゲットしました。

その1枚はZepの一般に『』と呼ばれている新作。正式タイトルは無く、バンド名やレコード会社さらにはレコード番号も印刷されていないものでした。今では、そのLPパッケージに添付されていたメンバー四人のシンボル・マーク・ステッカーから「フォー・シンボルズ」ともよばれています。ここには来日公演で披露された新曲も収録されていました。それはZepらしいロック・ナンバー<Black Dog><Rock’n’Roll>と、(ベルリン・フィルハーモニー管弦指揮者ヘルベルト・フォン)カラヤンからも絶賛された一大傑作<天国への階段(Steaway To Heaven)>などでした。このアルバムは全米だけでも2,300万枚をセールスし、今なお売れ続けている彼らを象徴する大ヒット作です。

バンドは1980年にドラムスのジョン・ボーナムの急逝で解散していますが、20071210日に元所属会社の創始者(Atlanticレコード、アーメット・アーティガン)追悼コンサートに再結成(ドラムはジョンの息子ジェイソン)で出演しています。その公演チケット2万席には世界中から2,500万人が応募しています。なおこのペア・チケットにはオークション・サイトでは83,000ポンド(約1,900万円)もの値がつき、それを支払った事実も確認されていたという事で、世界中で大きな話題となりました。では、『Led Zeppelin 』からロック史上に燦然と輝く名演奏による名曲<天国への階段>聴いてください。

そしてもう1枚は、当時一世を風靡していたグループCrosby, Stills,Nash & YoungCSNY)のNeil Youngが発表した『Harvest』です。そのNeilCSNY名義で1970年に発表した、ケント州立大学の学生紛争で学生の死亡者が出たことに抗議する<Ohio>を書き、現在もFuji Rock Festivalなどにも参加しているカリスマ・シンガーです。この曲の「ブリキの兵隊とニクソン(大統領)がやってきて、オハイオで4人が死んだ(殺された)」と現職大統領を名指しで抗議(コーラス隊は泣きながら唄っている)しているところに、カルチャー・ショックを受けました。 

というのも当時の日本ではこのような政治的メッセージのあるレコードは発売禁止(その代表は「頭脳警察」等)になっていたからです。それにゴーサインを出したのは、先ほど名前の出たアーメット・アーティガンなんですが、その自由な精神のアメリカという国にも憧れを持ちました。しかも商業的には、<Teach Your Children>(映画『小さな恋のメロディ-』の挿入歌)という名曲を発売した直後にもかかわらず、強行発売を実行しています。結果、過激な歌詞にもかかわらず大ヒット(全米14位)となっています。そんな経緯もあって、新作が出たら一刻も早く聴きたいと思っていた頃でした。このLPには彼の最大ヒットとなった<孤独の旅路(Heart Of Gold)>が収録されており、擦り切れるほど聴いた記憶があります。では最後に、CSNYをカリスマに持ち上げた傑作<Ohio>、ラストはNeilの最大ヒット<孤独の旅路(Heart Of Gold)>の2曲どうぞ。 

今お聴きいただいた<Ohio>ですが、当時の日本盤シングル・ジャケットには、NeilではなくStillsがアップになっています。そして、今ではCSNYではなくNeilのレパートリーとしての方が有名になっています。これは彼が私欲を棄てソロ名義ではなく、グループのレパートリーとしてリリースしたもので、この無欲のスタンスが完全にカリスマとして語られる存在になったと感じます。ちなみに今お話しした2枚のLPはご存知の方は多いかと思いますが、今も名盤としてカタログにも残っている傑作アルバムです。さて、補足になりますが、<学生街の喫茶店>のヒットで知られるGaroはこのCSNYに影響されて結成されたグループです。彼等はヒットを出す前には、「和製CSNY」としてコアなフォーク&ロック・ファンをうならせていました。またこのCSNYの名前は、太田裕美さんの<木綿のハンカチーフ>を収録した大ヒット・アルバム『心が風邪をひいた日』(1975年)の<青春のしおり>(作詞:松本隆)の一節にも登場しています。

いかがだったでしょうか?今日お話しさせていただいたのは、私の中学から高校時代にかけての1960年代後半から1970年初めころのレコードの購入奮闘記でした。今では音楽の聴き方は、CDや配信などを利用されている方がほとんどで、もしご自宅にレコードがあったとしても眺めるだけになっていらっしゃるかと思います。とはいえ、今でもレコード・プレーヤーはリーズナブルな価格でも流通しています。デジタル音楽とは違ったアナログの優しいサウンドにも耳を傾けてください。本日お話しした内容は、小学館から発売した私の著書『よみがえれ!昭和40年代』にも詳しくまとめていますので、是非ご覧ください。またアナログでの音楽鑑賞をされたい方はアナログ・レコードの宝庫、金沢工業大学のPMCでボディソニックで堪能されることをお奨めします。

放送終了後に社長の古田氏から大津の音楽事情をご伝授いただきました。まず一般にも有名なGSの「オックス」、人気No.1メンバーだった赤松愛さんは大津の出身ではなく、それも在籍期間はわずか1年ほどしかなく彼の存在でオックスを語られるのにはいささか心外だとのことでした。またもう1つの有名人として「誰がカバやねんロックン・ロールショー」。当時、彼等は「東のおとぼけ(東京おとぼけキャッツ)、西の誰カバ」と称されるほどの時期がありました。そんな彼等はお笑い系でもてはやされて関東進出していた時期があり、もしかしたらザ・ドリフターズの後継者になったかもしれなかったそうです。ただ、ミュージシャンとしての成功を夢見ていたので、お笑いの道には進まなかったということでした。個人的には言わせていただくならば、「誰がカバやねんロックン・ロールショー」というバンド名と、彼らの風貌を見る限り、お笑いの道に進むべきだったのでは?と思えます。とはいえ、このドリフの後継者という話では、故いかりや長介さんがデビュー直後のサザン・オールスターズを見て、桑田さんをお笑いの道に引き抜こうとしていたという話の方が、今の日本の音楽シーンを語るうえで興味深い話ではないでしょうか。

(注120184月からNHKで放映中のクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」の司会進行役の着ぐるみ少女・チコちゃん。この「好奇心旺盛の何でも知ってる5歳児」が大人にクイズを出し、知らないと「ボーッと生きてんじゃねぇよ!」と叱られるのがお決まり。

(注2)このアルバムは達郎さんが19781220日発売の『Go Ahead』を引っ提げた全国ツアー「Flying Tour Part 1」の真最中で、1021日に発売される『Moongrow』の準備段階に制作されたもの。当時、関西では『Go Ahead』からシングル・カットされた<Let’s Dance Baby>のカップリング曲<Bomber>が大喝采を浴びていた。 

(注3)通常LPレコード盤の重量は120130g。重量が重くなると慣性質量の増加により、ターンテーブルの回転が安定し、盤がターンテーブルの密着度が増します。これにより、レコード針と盤の溝の接触が安定して、原音に近い再生を得ることが出来ると言われています。

(注420013102日第6作<ごめんなさいのKissing You>(阿部サダヲ主演映画『謝罪の王様』主題歌)のカップリング曲。

(注5)アニメ『あしたのジョー』で矢吹丈の声優、また時代劇『水戸黄門』の助さん役で知られるあおい輝彦さん。

(注61977125日発売の『あおい輝彦 オン・ステージ』(1976104日中野サンプラザ収録)。


2018年12月5日水曜日

Saigenji :『Compass』 (Happiness Records/HRBR-013)



日本においてジャンルを超えたシンガー・ソンングライター兼ギタリストとして唯一無二の存在で、圧倒的ライヴ・パフォーマンスにより多くのファンを魅了しているSaigenji(以降サイゲンジ)が、2012年の『ONE VOICE,ONE GUITAR』以来6年振りのオリジナル・アルバム『Compass』を11月21日にリリースした。
2002年10月にアルバム・デビュー後ソロ活動の他、MISIA、MONDO GROSSO、冨田ラボ、今井美樹、平井堅等々超一流のシンガー、クリエイター達のアルバムやライヴにゲスト・ボーカルやギタリストとして参加し、ミュージシャンズ・ミュージシャンとしても注目されている存在であることは読者もご存じかも知れない。
15年には東芝EMIからリリースしたリオ録音の『ACALANTO』(05年)の10周年記念リマスター盤をリイシューしており、当時筆者がおこなったインタビューをこちらで再掲載したので記憶にも新しいと思う。 

そんな彼の満を持しての9作目となるオリジナル・アルバム『Compass』だが、レコーディングには04年のサード・アルバム『Innocencia』からサイゲンジ・サウンドに欠かせないドラムの斉藤良をはじめ、コントラバス(ウッドベース)の小美濃悠太、パーカッションの南條レオと、近年のレギュラー・ライヴ・メンバーが集められている。

その他にも渡辺貞夫から椎名林檎までの幅広いセッションで活躍し、ピアニストとして高名な林正樹が4曲、また一十三十一などのバッキングで知られる女性キーボーディストのスミレディが2曲でエレピとシンセサイザー、アコーディオン奏者の佐藤芳明も1曲でそれぞれ参加しているのでそのプレイに注目すべきだろう。


 

では筆者が気になった主な収録曲を解説していこう。 「First song(for our tales~Magia)」は、サイゲンジのこれまでのアルバム冒頭曲に比べたら穏やかなテンポのサンバ・ワルツで、斉藤と小美濃の緩急あるリズム・セクションに林の繊細なピアノがパッセージを加え、映像が浮かぶ歌詞の世界を美しく演出する。
続く「Dance of Nomad」はリード・トラックとして先行配信された、サルソウルとサンバが融合したダンスナンバーだ。トニーニョ・オルタ・スタイルのギターワークと斉藤のドラミング(アール・ヤングのようだ)の相性は非常によく、フックでのスミレディのフェンダー・ローズのコード・ワークとスペーシーなアナログ・シンセのリフからギター・ソロへの繋がる流れが凄くいい。また南條のクイッカーにはディレイがかけられて獣の遠吠えのようでいいアクセントになっている。アルバム中最もライヴで聴きたくなる曲だろう。


ハイテンポな4ビート・ジャズの「朝と摩天楼」は、リズム隊2人とトリオで同時録音された曲で、生ならではのスウィング感がたまらない。本来そちらのフィールドが本職といえる斉藤と小美濃のプレイが炸裂して、縦横矛盾なスキャットと掛け合うパートは圧巻である。
タイトル曲の「Compass(Horizonte)」もジャズ色が強いが、こちらはスピリチュアルなECM系サウンドに通じるクアルテットの演奏で、林のピアノはキース・ジャレットを彷彿とさせるタッチがこの上なく美しい。叙情的な前半部から徐々に熱を帯びた全員のプレイと共にサイゲンジのヴォーカリゼイションがコーダで最高潮に達する。

一転してメランコリックなボサノバの「夜光虫の海」は、サイゲンジにしては世俗的な曲調かも知れないがやけに心に響く。この曲ではスルドのリズムで刻まれる小美濃のベースもとにかくいいのだ。
続く「Heartbeat」は、嘗ての「テレスコープ」(『Innocencia』収録)にも通じるアコースティックなヒップホップ感覚と、ビル・ウィザースの匂いがするコード進行などは筆者好みであり、ブラック・ミュージック・ファンにも大いにアピールするだろう。
ラストの「Midnight departure」はロードムービー的歌詞がとにかくいい。深夜バスの車窓から見える移り変わる風景と、1人旅立つ心情が交差していく世界を温かくサイゲンジの歌声が描く美しいロード・バラードだ。


アルバム・デビュー前の2001年から交流があり、彼のサウンドを知り尽くしたつもりでいたが、この9枚目のオリジナル・アルバムを聴いて、新たな魅力に気付いたと同時に今後も長く聴き続けると心に決めた、とっておきの作品となった。
 興味を持った音楽ファンは是非入手して聴くべきだ。
 (ウチタカヒデ)


2018年11月24日土曜日

The Bookmarcs:『BOOKMARC MELODY』(VSCF-1769/FRCD-061)リリース・インタビュー


The Bookmarcs(ブックマークス)が、昨年10月の『BOOKMARC MUSIC』に続いてセカンド・アルバム『BOOKMARC MELODY』を11月28日にリリースする。
彼等は幅広いフィールドで活躍する作編曲家の洞澤徹と、WebVANDAの対談レビューでもお馴染みのSweet Onionsのヴォーカリスト近藤健太郎が2011年にタッグを組んだ男性2人のユニットだ。
前作はそれまで配信で発表した既存曲のリアレンジ、リミックス・ヴァージョンと新曲3曲をコンプリートした変則的スタイルだったが、本作では全10曲が書き下ろしのオリジナル曲を収録ということで、そのハイペースな創作力に敬服するばかりだ。
前作以上に深化したソングライティングと演奏について、結成前から筆者と交流がある洞澤(作編曲、ギター、プログラミング他)と近藤(作詞、ヴォーカル)の2人に聞いてみた。

 

●『BOOKMARC MUSIC』から約一年で全曲書き下ろしによるセカンド・アルバムのリリースですが、どのようなペースで曲作りをしていました?  

近藤:洞澤さんから新曲のデモが送られてきてから、僕が歌詞をつけて仮歌を録るという流れはファーストから変わらずですが、今年の1月末に早速2曲程新曲が届きました。
ファーストは昨年10月リリースで、その後はプロモーションやイベントで忙しくしていたわけですが、洞澤さんの創作欲がとても高まっていて、新しい曲も瑞々しく新鮮でした。その後、月に2曲くらいのペースで送っていただき、歌詞のない段階で仮歌を録って雰囲気を掴んだり、ミーティングを重ねたりしながら制作していきました。

洞澤:曲作りという面では3月までに骨格となる数曲は書き終えていて(去年作ってあった曲も含め)、あとは、その中心となりうる曲とのバランスを見ながらバリエーションをつける感じでじっくり9月くらいまで曲作りを続けていました。

●ソングライティングが分業ということで曲先の場合、歌詞の世界観を共有するために大事にしていることはなんでしょうか? 

近藤:大事にしていることは、歌詞の内容や雰囲気とメロディが調和するように常に心掛けていますが、ちょっと格好良く言ってしまうと、洞澤さんの書くせつなくて綺麗なメロディに呼び起こされて、言葉や物語が浮かび歌詞が生まれているので、とにかく何度もメロディを聴いてイメージを膨らませています。

洞澤:近藤くんへのメロディの伝え方として、今までシンセメロで渡していたのですが今回僕がめちゃくちゃ英語で仮歌を歌って渡した曲が何曲かありました。そこで母音や子音みたいなものを意識して詞も当ててきてほしいなぁという期待も込めて。結果その通りになってうまくいきました。詞の内容に関してはいつも完全に近藤くんにお任せです。


●本作でも前作収録の「I Can Feel It」同様にこれまでのThe Bookmarcsからはイメージ出来なかった曲(「胸騒ぎのシーズン」等)が収録されていますが、ソングライティングやアレンジを多様化させた意図、またのアイディアの源を聞かせて下さい。

洞澤:「胸騒ぎのシーズン」は最初からアルバム1曲を意識して作った曲です。なのでイントロのインパクトには特にこだわりました。イントロの「Baby Love」と聴こえる近藤くんのコーラスがかっこよくハマってすごく満足しています。
ちょっと夏っぽすぎたかなとは思いましたが、秋でも冬でもドライビング・ミュージックとしても楽しんでもらえるんではないでしょうか。
「雲の柱」はThe Bookmarcsの新境地だと思っています。リズムが4つ打ちなのも初めてだし3連というリズムも初めてじゃないかな?
Ed MottaやMario Biondiなどのアルバムを聴きながら骨格が浮かんだのを覚えています。アレンジも今までと違い打ち込み主体です。
もちろんギターや印象深いサックスは生なので、その辺りでうまく打ち込み音楽っぽさを中和するようにはミックスしました。少しオーガニックな感じから離れたいという気持ちもあってのアレンジだと思います。アルバムに幅を持たせるという意味でも成功したと思っています。

●ブラス・セクションが効いた「胸騒ぎのシーズン」や3連シャッフルの「雲の柱」のサウンドは、それぞれスタイルは異なるけどソウル・ミュージックのエッセンスに通底している訳ですが、元々ギターポップ・バンドをやっていた近藤君が歌うと新たなニュアンスが生まれる面白さがありますよね。
コンポーザー兼アレンジャーとして、その辺りを引き出すコツはなんでしょうか?

洞澤:そこを言ってくれると嬉しいです。一つは先入観を持たずに曲を作ることですね。近藤君だからこんな曲が合うんじゃないかみたいな考えは、最初のうちはありましたが、それではすぐに行き詰まっちゃいますよね。あえて黒い感じの曲調を作ってみるとかして、後から近藤ナイズしていくみたいなのはアリだと思っていました。 
4曲目の「遠い光」は自分的キラーチューンです。デモを作っている段階で、サビは女性ボーカルをユニゾンで重ねたいなと思っていました。そこで誰に頼もうかと色々考えた末、以前映像系音楽の仕事でご一緒したジャズ・シンガーのRyu Mihoさんを思いつきコンタクトをとったところ快くOKしてくれて。見事にハマって曲のクオリティを何倍にも引き上げてくれました。アルバムの多様化に一躍かってくれたことはいうまでもありません。 

●確かに「遠い光」におけるRyu Mihoさんの存在は大きいですね。近藤君の声と女性ヴォーカリストの声がブレンドすると生まれるマジックがあるような気がします。
またこの曲は楽器編成も絶妙ですが、2本のアコースティック・ギターの音がよく録れていると思いましたが、どんな工夫をしましたか?

洞澤:アコギは2本重ねていますが両方マーティンD-28です。録り方はいつもと一緒ですがアレンジ的にうまく隙間にハマった感じがします。僕もこの録音は気に入っています。
その他「夏、ふわり 」は最初からブラスを聴かせたかったので後の音はわりとシンプルな編成です。この曲はリズムのレゲエビートを元にしているのですが、いわゆる「ズッチャ、ズッチャ」というわかりやすいレゲエ・アレンジにはしたくなかったので、少しヨーロピアンテイストを混ぜて一聴してレゲエ!という風にならないようにしました。
例えばスティングの「Englishman in New York」やドナルドフェイゲンの「I.G.Y」なんかもレゲエビートが根底にあるけれど、言われてみれば!というぐらいしか匂いませんよね。ああいうふうなのがやりたいなと思って。
『BOOKMARC MUSIC』は総括的アルバムで6、7年前の曲とかも入っているので良い悪いは別にしても今の自分の感覚とは多少違ってきている部分もあります。そこで、とにかく”今、感じていること”を表現したいと常に考えていました。しかしながら前作からの流れも大切にしているので新曲といえ、曲によっては違和感ないように曲調を考えたりはしました。
アイディアという面では、前述したEd MottaやMario Biondi、それにGiorgio Tuma、Erik Taggといった新旧含めたアーティストのアルバムを制作中によく聴いてインスピレーションを受けていたので、どこかに影響されているかもしれません。

●前作『BOOKMARC MUSIC』はそれまでの配信シングル曲の集大成的アルバムだったので、本作『BOOKMARC MELODY』とは明らかにアルバム・コンセプトが違いますね。
本作の方がトータル感があると感じました。例えば中間部にあるインストの「Bridge」で「胸騒ぎのシーズン」のコーラスが引用されていたりと、意図的にアルバムのカラーが浮き上がってくるというか。

洞澤:その通りですね。まず制作期間が10曲でだいたい10ヶ月くらいでしょうか。前作のように年を大きく跨いだ作品ではないので自ずと色は決まってきました。アルバム色を出したい思いもあって「Bridge」を作ったり、曲間にこだわったりもしました。

●レコーディング中の特筆すべきエピソードをお聞かせ下さい。

近藤:特筆という程のことではないのですが、ボーカル録りに関して言うと、前回よりかなり時間をかけてレコーディングすることが出来ました。
基本的に一度録音したものを持ち帰り、自分なりに何度も聴き直し、より曲を理解した上で本録りに挑む。難しい曲もいくつかありましたが、妥協せずに何度もトライした歌もあります。

洞澤:リズム・レコーディングは6曲を結構な短時間で録り終えたのですが、その時のドラムの足立浩さんと、ベース北村規夫さんの集中力はすごかったです。普通に弾いていたようにみえた北村さんが終わった途端ヘロヘロになったのを見て、「あ、かなり集中していたんだな!」と思いました。
あと自宅で「遠い光」のRyu Mihoさんのユニゾン・コーラスを録音した時は、歌い始めて2秒くらいで「この曲は化けるな!」と思いました。そのくらい素晴らしかったです。

●歌入れで何度もトライしたという曲が気になります。支障がなければ教えて下さい。

近藤:「Flight!」です。完成形は非常にキャッチーで流麗なストリングスも印象的で聴き易いナンバーになりましたが、メロディは起伏に富んでいるのでなかなか苦戦しました。

●前作から参加しているドラムの足立浩さんとベースの北村規夫さんはサポート・ミュージシャンとして、The Bookmarcsには欠かせない存在となっていますが、お二人の最近の活動を教えて下さい。
またRyu Mihoさんについても教えて下さい。

洞澤:足立浩さんはシャンソン歌手のクミコさんや、ミュージカルで活躍されている井上芳雄さんのサポートなどもしています。
北村規夫さんは様々なアーティストサポート、ディナーショーやプロハワイアンバンドのベーシストとしても活躍中です。
Ryu Mihoさんは今までキングレコードから3枚のアルバムを出していますが、ジャズ・シンガーとして都内のジャズクラブで一流ミュージシャンとともに活躍中です。その声質から「TOKYOのため息」と呼ばれています。 


●リリースに合わせたライブ・イベントがあればお知らせ下さい。

近藤:12月15日(土)お昼に「ふるんの小部屋 vol.29」というイベントに出演します。 共演は“月の満ちかけ”さん、“Dinorah! Dinorah!”さんです。 The Bookmarcsは僕らの他、キーボード、コーラスのサポートを迎えお届けする予定です。
また来年になりますが、あらためてレコ発ワンマンライブが出来たらなと思っております。
http://www.strobe-cafe.com/kitasando/schedule/2018/12/201812150.html 

●では最後にこのセカンド・アルバムのピーアルをお願いします。

近藤:ファーストから約1年という短いインターバルでリリースする新作です。前作は配信でリリースしていた既存曲が中心のアルバムでしたので、自分達の中では、ある意味これがファーストアルバム!と言ってしまってもいいくらいの愛着を持っています。
全て書き下ろし、自分達の今のテンションや表現したいことが詰まった作品です。ジャンルに囚われず色んな方に聴いていただきたいので、是非お手にとっていただけたら嬉しいです。

洞澤:この1年で制作しきった渾身の10曲、リアルなThe Bookmarcsを感じてもらいたいです。是非聴いてください! 
(インタビュー設問作成/文:ウチタカヒデ)


 

2018年11月13日火曜日

『Merry Christmas From The Pen Friend Club』(Penpal Records/PPRD0004)The Pen Friend Clubリリース・インタビュー後編

平川雄一率いるThe Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ)が、本日ニュー・アルバム『Merry Christmas From The Pen Friend Club』をリリースする。 
ここでは平川雄一へのインタビューの前編に続き、後編では、平川以外のペンフレンドクラブ・メンバーへのアンケート形式のインタビューをおおくりする。

 ※写真前列左より→後列左より 
藤本有華(Main Vo,Cho)/ 中川ユミ(Glocken,Per)/ 大谷英紗子(Sax,Cho) 
ヨーコ(Organ.Piano.Flute)/ 西岡利恵(Ba) 
 祥雲貴行(Dr,Bongo)  

●まずは本作『Merry Christmas From The Pen Friend Club』の前提無しに、各自がイメージしていたクリスマス・ソングを1曲挙げて下さい。


藤本有華:「All I Want For Christmas Is You」 とにかく大好きな曲で、車通勤していた頃は毎年車内で熱唱していました。笑  


中川ユミ:ルロイ・アンダーソンの「そりすべり」 厳密にはクリスマスの曲ではないけれどこの曲です。

クリスマスの時期になると街やお店でこの曲が流れていることが多いので、小さい頃におもちゃ屋さんでクリスマスプレゼントをワクワクしながら選んでいたときの事を思い出します。

大谷英紗子:「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」ですね。


ヨーコ:「Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキッスした)」 好きなクリスマス・ソングはこの曲で、私のiPodには色んなアレンジ、パターンのこの曲が数曲入っています。なので、クリスマス・アルバムを作るという話を聴いた時はこの曲が入ればいいなぁとぼんやり思っていました。  


西岡利恵: 元々は、クリスマス・ソングをあまり家で聴いたりしてなかったので特にはないんですけど、街中で流れる童謡のクリスマス・ソングは好きでした。題名も分からず聴いていました。


リカ:「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」 やっぱりマライアのこの曲でしょうか。

クリスマスの時期はテレビでもラジオでも街中でもとにかく当たり前のように流れるので、個人的には特別好きとか嫌いとかも感じないくらいなんとなく聴き流していました。
でも去年くらいにシャッフルのリズムを勉強しようと思ってネットをウロウロしていたら例題曲としてこの曲の動画が貼ってあるページがあって。初めてイヤホンを通して丸々一曲聴いたら、「なんていい曲なんだ!!」と衝撃が走って、今まで何を聴いていたんだろうって反省しました。(笑)今ではとても大好きな曲です。 なので、今回のアルバムにこの曲が入ると聞いてとっても嬉しかったです。

祥雲貴行:「We Wish You A Merry Christmas」です。




●クリスマス・アルバムを制作するという案が初めて出た時の率直な感想を。
 


藤本:初めて聞いた時はまだ4thアルバムの製作中だったと思うのですけど・・・。 「All I Want For Christmas Is You」も候補に入っていたので「わー!嬉しい~~!!」とかなり興奮したものの、「いや、まだ目の前のアルバムすら録ってないのよ落ち着け私…」とすぐに我に返っていたと思います。 

その後延期になり、5thを録っている頃に正式に決まったと記憶していますが、そのときは嬉しさ反面、次のレコーディングまで期間も無く、5thのレコーディングが終わっても休む時間はないなと、でも頑張ろうと腹をくくった感じでした。

中川:4年前に私がこのバンドに加入した頃からずっと、リーダーは「次はクリスマス・アルバムにする!」と言い続けていたものの、諸事情でなかなか実現できずにいたので正直あまり覚えていません。(笑) 

でも、絶対に楽しいアルバムになると思いました。

大谷:想像できずにただ頷いていた気がします。ただ私の中でクリスマス・アルバムのイメージはマライア・キャリーのアルバムをずっと聴いていて、そのイメージが強くあったので、完成形など想像できませんでした。


ヨーコ:初めて聞いた時はステキだな!と思いました。それ以降は常々クリスマス・アルバムを作りたいと言っていたので驚きませんでしたが思っていたより早く時期がきたな、とは思いました。

勝手にまだまだ先のことだろうなぁと思い込んでいたので。

西岡:初めて聞いたのは確か第1期の頃で、だいぶ前なのでよく覚えていないです。その頃から平川はいずれクリスマス・アルバムを作りたいという話を時々していて、作ったらどんな感じになるのかなって、まだ実感はなかったけど楽しみでした。


リカ:単純に、素敵だなぁ!と思いました。 初めてその事を聞いたのが、私がペンクラのリハに初めて参加した時でした。

まだ自分がバンドに加入するのかどうかも未確定だと思っていたので、そのアルバムにコーラスで参加して欲しいと言われた時はかなりビックリしました。CDの発売とかレコーディングとか、その時の自分にとっては別次元の話過ぎて…まだ夢の中のような、他人事のような気分だった気がします。
余談ですが…そのリハの時、有華さんがキー確認の為に「Last Christmas」を先生(平川,以下同じ)のアコギ伴奏で歌われていて。
なんて素敵な歌声なんだろう!って、つい目をつぶってウットリ聴き惚れてしまったのを覚えています。

祥雲:またレコーディングするのかよ(笑)と思いました。コンセプトは面白いなと思いましたけど。


 

●レコーディング中で最も印象に残っている曲を挙げ、その時のエピソードを語って下さい。 


藤本:一番は最後の最後に録った、「All I Want For Christmas Is You」の中間部の掛け合いコーラスの「ウ~」かな。

この一言だけ録り忘れてしまって、初めてレコーディングスタジオで後日録りました。いつもは練習スタジオで、メンバーや先生の顔が見えるところで録っているのですけど、レコーディングスタジオだと他の人たちの顔が見えなくて、歌いにくさを感じました。歌詞も無い「ウ~」だけだったのにです…。そしてそれが今回3度目の「レコーディング終了」でした。「4度目もあるかも」と内心思っていましたけどね。笑

中川:ダーレン・ラヴの「Christmas(Baby Please Come Home)」です。リーダーの「パンツまっ茶っ茶な感じで」という謎な要求にも的確に応えられる藤本さんの圧倒的な表現力に、横で聴いていてゾクゾクしました。


大谷:やはり自分の他のフィールドでの仲間をレコーディングに呼んで録った「Silent Night」が印象的です。

レコーディングの難しさと、自分の編曲のもどかしさと、サクソフォーンのよさがうまく伝わるか、ただただ不安の中でのレコーディングでした。でも、気の知れたクラシックでの仲間がペンクラ・メンバーと話していたりスタジオにいることが私にとっては不思議な空間でした。
私に関わってくれている人たちが音楽を通して繋がることに幸せを感じました。

ヨーコ:今回は特に無いな…と思っていましたが、ありました! 「Christmas (Please Baby Come Home)」です。実はこの曲、ラストの一番盛り上がる、一番大事なピアノのフレーズを録り忘れていて、最後の最後にレコーディングしました。

普段ペンクラでやるような曲は全く聴かない私ですが、この曲は毎年クリスマスの時期には必ず聴いています。それなのにこの大事なフレーズを忘れるなんて!改めて聴き込んで弾きましたが、弾いてみて素晴らしさを実感し、より一層好きになりました。弾いていてこんなにも楽しくテンションが上がり、高揚感を感じる曲はなかなかありません。

西岡:オリジナル曲の「Christmas Delights」は最初に聴いた時から徐々に印象が変わっていって、カンケさんに編曲して頂いたり、完成していくのが楽しかったです。

すごく難しかったですけど、弾いていても楽しい曲でした。  

リカ:私は結構みんなのレコーディング風景をたくさん見る事が出来たので、みんなの頑張っている姿全てが感激でした。

自分に関して言えば、今回はコーラスとして参加させてもらいましたが、人生初のレコーディングでかなり緊張してしまって、ライブより緊張してしまって、歌っている時もずっと動悸が止まらなくて…正直プチパニック状態でした(笑)。自分の不甲斐なさとか、上手く出来ない悔しさで、レコーディング終わってから数日はかなり凹んでいましたね。
1番大変だった曲が「Christmas(Baby Please Come Home)」です。最高音部のコーラス・パートがかなり高くて、全身の力を振り絞って息も絶えだえ歌っていました。 でも出来上がりを聴いてみたら、この曲の世界観を盛り立てることが出来たかなぁと自分でも思えたので、頑張ってよかったと1番思えた曲でもあります。

祥雲:「All I Want For Christmas Is You」。

ドラムのレコーディング初日、13曲目ぐらいに録った曲で肩を痛めながら頑張って録りました。


●リスナー目線で本作の収録曲中最も好きな曲を挙げて下さい。 

藤本:どれも好きだから難しい~~~! 強いて言うなら「All I Want For Christmas Is You」! とにかく好きな曲! 

あとは「Rockin' Around The Christmas Tree」。当初可愛らしい感じで準備していたんですが、レコーディング当日「ロックな感じで!」という先生のオーダーで急遽歌い方変えたんです。それが意外と良くて、はまっています♪ 

 中川:「Frosty The Snowman」が一番好きです。「Do I Love You」の印象的なフレーズが散りばめられていて、何度聴いてもニヤリとしてしまいます。


大谷:「Christmas Delights」ですね。

ヨーコ:「Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキッスした)」をした、です。もともと大好きなクリスマス・ソングな上に、ペンクラではお気に入り曲の「How Does It Feel」のアレンジで、今後クリスマス・ソングとして欠かせないこと間違いなしだからです!


西岡:今回のアルバムは、この曲があってあの曲がより引き立つみたいな、全体で1つみたいなイメージがあるんですけど、しいて言えば、こういう曲がクリスマス・アルバムに入っているのっていいなあと思うのが「Silent Night」です。


リカ:うーん、1番難しい質問ですね…。 本当にどの曲も魅力的なんです。日によって好きな曲が変わってくるんですよね。

今の気分だと…ライブで演奏する為に最近聴く回数が増えている「Little Saint Nick」がお気に入りです。跳ねたベースラインがとっても可愛いですよね。シンプルな中に所々アクセントが効いているコード進行も凄く好きです。優しいボーカルやグロッケンの音色もピッタリで何度も聴きたくなる曲です。最も好きな曲だから1曲なんでしょうけど、(挙げたらキリがないですが)「Jingle Bell Rock」も捨てがたくて…。 このアレンジ最高ですね。ロックンロールしていて、可愛げもあって、絶妙なバランスだなぁと。だんだんと疾走感がアップしていって伸びやかに駆け抜けていく感じが好きです。間奏のオルガンとギターでテンションが最高に上がります。

祥雲:「Christmas Delights」です。




●最後に本作『Merry Christmas From The Pen Friend Club』の魅力を挙げてアピールして下さい。

藤本:とにかくとにかく力作です!私も相当頑張りました!クリスマス・ソングの魅力がたっぷり詰まっています☆

そして何よりペンフレンドクラブの魅力が満載です☆ぜひぜひ、まずは1度でも聴いてみてください☆☆ 

中川:誰でも知っているクリスマス・ソングばかりが収録されているので、ペンクラを知らない人でも楽しめるアルバムだと思います。是非クリスマスパーティーのお供にどうぞ。


大谷:ただクリスマス曲を並べているだけに見えて、実はそうではないところ、だと思います。 聴いたときに「ペンクラの音だ!」とわかることが本当に魅力的だと思います。

見え隠れする今までのレパートリーとペンクラにしかできないクリスマス・アルバムになったと思います。だからこそ今まで聴いてくださっていた方々以外の皆様の耳にも届くようになるといいなと願っています!

ヨーコ:誰もが知っている、誰もが大好きなクリスマス・ソングを、先生の素晴らしいアイデアで新鮮な気持ちで聴くことができる、一曲一曲全てに魅力が詰まっているアルバムです。

一曲一曲プレゼントを開けるような気持ちで聴くも良し!アドベントカレンダーのようにクリスマスまで毎日1日一曲ずつ聴くも良し(笑)です。

西岡:クリスマス・ソングは日常的には聴かない人も結構いると思うんですけど、私もそうでしたが、今回出来上がったアルバムは、クリスマスらしい空気を楽しめる季節感と、ペンクラらしい音楽表現とが両立された聴きごたえのあるアルバムだと思うので、色々な聴き方をしていただけたらいいなと思います。


リカ:美しい音が沢山詰まったザ・ペンフレンドクラブらしいクリスマス・アルバムなんじゃないかなぁと思います。ペンクラを知って間もない私が言うのもアレですが。(笑)

私はこのアルバムを聴いていると心が温かくなって、キラキラして、つい笑顔になって、幸せを感じられます。 真冬の雪が降りしきる中、地面に積もった雪を踏みしめながら聴いてお散歩したらどんなに素敵だろうと想像して今から楽しみにしています。重厚に積み重なったメンバーそれぞれの一音一音を楽しんで欲しいので、ぜひイヤホンやヘッドホンでもじっくり聴いてみて欲しいです。聴くたびに新しい発見があるのではと思います。
ペンクラの音楽と一緒に楽しいクリスマスを過ごしてもらえたらとっても嬉しいですし、クリスマス以外でも楽しめると思うので末永く愛聴してもらえたら嬉しいです。 名曲揃いの誰が聴いても楽しめる1枚ですので、ぜひ沢山の方に聴いていただきたいです!

祥雲:伝統的なクリスマス曲がベースになっているけど、ペンフレンドクラブのエッセンスもふんだんにあるので、クリスマスが終わった後でも楽しめてお得だと思います。 

(インタビュー設問作成/編集:ウチタカヒデ)