2006年7月24日月曜日

Radio VANDA第76回選曲リスト(2006/8/3)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。





特集:Rolling Stones レア音源特集Part2

 
1.Honky Tonk Women

2.Da Doo Ron Ron...Andrew Oldham Orchestra。ヴォーカルはミック。

3.Memphis,Tennessee Andrew Oldham Orchestra。ギターはキース。

4.Brown Sugar...Hot Rocks US LP 1st Pressのみ収録のデモ

5.Wild Horses...Hot Rocks US LP 1st Pressのみ収録のデモ

6.Sway...Single Version

7.Exile On Main St....NMEのオマケについたミック弾き語りの宣伝ソノシート。

8.All Down The Line...Single Version

9.I Think I'm Going Mad...アルバム未収録

10.Fancy Man Blues...アルバム未収録

11.Cook Cook Blues...アルバム未収録

 


2006年7月1日土曜日

☆コレクターズ:『ロック教室』(コロムビア/COCP50834)

コレクターズが結成20周年を記念してリリースされた本作は、個人的に久々に聴きこんだアルバムになった。今回は作詞・作曲を一手に受け持つ加藤ひさしが曲を書かずに(1曲のみ)、仲のいいミュージシャン達が曲を書き下ろしたスペシャルな内容になっている。まずジャケットを見て欲しい。これはキンクスの『Schoolboys In Disgrace』の裏ジャケじゃないの!そしてコレクターズが5人?おお、このバンダナ、マーシーじゃないか!!凄え!ジャケの中には、曲を提供したミュージシャンがみな同じ制服に身を包み、一緒に写っている。このセンス、さすがコレクターズだなあ。さて、このアルバムで最も気に入った3曲を紹介しよう。まずは冒頭の奥田民生が書いた「悪い月」が素晴らしい。サウンド、歌詞もまさにコレクターズ、奥田は実にコレクターズの事を分かっているね。そしてこのサウンド、加藤ひさしがキンクスの曲の中でも最も好きだといっている「Do It Again」のにおいがプンプンするぞ。リフやメロディに上手に散りばめられていて、コアなファンなら思わずニヤリとしてしまうはず。そしてサンボマスターの山口隆が書いた「愛まで20マイル」。このバラードを加藤は、声を振り絞り目一杯シャウトしている。もともと声量がある加藤なので、シャウトは必要としてこなかったのだが、ここは山口の曲と意識してのことだろう。そして最も気に入っているのが、マーシー、真島昌利の「スタールースター」である。ブルーハーツ時代から時々書いていた明るくポップなロックナンバーで、サビの"スタールースター"のメロディが気持ちよく、思わず口ずさんでしまうだろう。こういうキャッチーなフックは、コレクターズにピッタリだ。ただ、加藤の声だが、私にはヒロトの声がだぶって聴こえてきてしまう。やはりマーシー。他では會田茂一&森若香織、スネオヘアー、曽我部恵一、堂島孝平、ヒダカトオル、松本素生、山中さわおが曲を競い、いい曲が一杯で、名盤となった。あと、コレクターズは映画に合わせて作られた、故ブライアン・ジョーンズへのトリビュート・アルバム『A Tribute To BRIAN JONES(エイベックス/AVCF22939)に小島麻由美と共演で「Golden Stone」を提供している。加藤ひさしの作詞・作曲でリード・ヴォーカルも全て加藤のため、「コレクターズ」と単独クレジットでもいいくらい。歌詞がいかにも加藤で、60年代のブリティッシュものは独壇場だろう。(佐野)
商品の詳細

☆Beach Boys:『Good Vibrations』(Capitol/09463-44962-2-3)

今年は『Pet Sounds』がリリースされてから40周年ということで、8月末にステレオ&モノのLP2枚組、9月には同内容のCD(1曲「Hang On To Your Ego」をプラス)に、インタビューとプロモフィルムで構成されたDVDがセットされたデジパックと通常盤と、次々リリースされる予定だ。そしてこの「Good Vibrations」のCDシングルは、やはりリリース40周年ということで、こちらが先行してリリースされた。デジパック仕様でビジュアルはとても良い。内側には14カ国による18枚のシングル盤のジャケットが並べられた。レーベルも当時のキャピトルのシングルのデザインであり、丁寧な仕事である。曲はシングル・ヴァージョン、『Smiley Smile/Wild Honey』の2イン1CDのボーナストラックに入った6分52秒ヴァージョンのVarious Sessions、『The Beach Boys Rarities』収録のAメロのパートに歌がない方の初期歌入りヴァージョン、『Good Vibrations』ボックスセットの15分に渡る「Session」とひとまとめにされた中に入っていたカラオケ、『Hawthorne,CA』に収録されていた未発表のライブ・アルバム『Lei'd In Hawaii』用のリハーサルといわれているコンサート・リハーサルと、別テイクは実に4種類のアルバムから集められていた。ただし今回のカラオケはトゥルーステレオ、これは初登場で感激だ。さらに当時のシングルB面だった「Let's Go Away For Awhile」を加えた6曲が総トラック。デジタル・リマスターをしているので音質は向上、『The Beach Boys Rarities』からの歌入りヴァージョンは飛躍的に音質がアップしていて音圧を感じることができたし、なんといってもモノしか存在しない「Good Vibrations」なのでオケだけでもステレオは必聴である。(佐野)
商品の詳細