2017年7月31日月曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第5回:沢田研二、ザ・タイガース(~1978)


1971年の中学2年。それまで日本のミュージシャンで一番好きだったのは加山雄三とスパイダースだったが、小学生の僅かな小遣いは洋楽に全て当てたので買えなかった。しかし中学に入り、お年玉で邦楽を買ったのが、ソロとして活動し始めた沢田研二だった。日本ではデビューの「君をのせて」からレコードを買っており、1973年の「危険なふたり」が日本歌謡大賞を取った時はテレビの前で思わずバンザイ、お手製の「祝…」の垂れ幕まで作ったほど。今ではお笑いになってしまうが、ロックの沢田研二は我々の代表であり、その時の対抗馬の五木ひろしは演歌で旧世代の代表、勝てないと言われていたロックが演歌に勝ったのだから喜びは半端なものではなかったのだ。そういう思いを抜いてもこの「危険なふたり」はカッコ良く、今でも3本の指に入るフェイバリットだ。そしてアルバムは同年の『Julie Ⅵ ある青春』が文句なしのベスト。このアルバムは加瀬邦彦と森田公一が半々を書いたがどれも最高のクオリティの曲が集まった奇跡のアルバムで、今でも愛聴している。その後のシングルは「魅せられた夜」「巴里にひとり」という海外の作曲家の曲が素晴らしく、そして「危険なふたり」を書いた加瀬邦彦の「胸いっぱいの悲しみ」「恋は邪魔もの」「追憶」と続く大ヒットも最高だった。ただこのあとマイナー調のバラード系の曲が増え、作曲も大野克夫に移っていく。その変化の中では大野作の「勝手にしやがれ」が、ビートがあってキャッチーなロックナンバーで、念願の日本レコード大賞を受賞する。そして自分にとってはこの曲を最後にあまり沢田の曲を聴かなくなる。テレビではビジュアル面を目いっぱい生かしたパフォーマンスが人気を博し、沢田研二は全盛期を迎えるが、自分はテレビで見るだけのファンに一歩下がってしまう。このリストは1978年で終わっているが、1979年には口から酒の霧を吹く「カサブランカダンディー」があり、そして電飾パラシュートの「TOKIO」が大ヒットするが、ソロデビューから沢田のバック・バンドとしてサウンドを支えてきて井上堯之は演出に違和感を感じて沢田の元を離れ、「井上堯之バンド」も解散している。このあたりの井上の思いと自分の思いは似ているかもしれない。沢田研二のメイン作曲家は75年までワイルドワンズの加瀬邦彦が中心で、以降はスパイダースの大野克夫中心になるが、加瀬も外すことはなかった。バック・バンドは井上堯之バンドとしてスパイダースの井上堯之と大野克夫とタイガースの岸部修三(今や俳優で知られる岸部一徳)で、GS時代の仲間を長く大事にし、そして成功を収めていく沢田の姿勢は実にカッコよかった。

沢田研二に関して忘れてはいけないのは1975年~1978年に行われた「ジュリー海外進出計画」だ。よくあるアメリカでチョロっとレコード出して、1枚目だけ「ビルボード・ランクイン」なんて狙うお遊び感覚のものではなくて、KENJI SAWADAとしてフランス語、英語で、15か国で4年にわたりリリース、フランスで「Mon Amour,Je Viens Du Bout Du Monde(日本語で歌ったものは「巴里にひとり」)」はチャートの4位まで上がり20万枚を売り上げる大ヒットになったほどの成功も収めた。この時代の曲はフランス語では華麗に、英語では軽快なロックという2本立て、どちらも非常に魅力的だった。下記の海外リリースだがアルバム3枚の内2枚は日本盤が出ているので1978年リリースのアルバム『Rock’n'Roll Child』が必要だが、今はDiscogsで容易に入手でき、これで大半の曲は揃ってしまう。残りはシングルのみの6曲だが、そのうちの2曲は日本でもリリースされておりシングル・コレクションBOXに入っているので足らないのは4曲が入ったシングル3枚だけだ。この4曲まで集めるかはファンの度合いによるが、最後のシングルとなった「In The City」のB面の「One Man And A Band(Katte ni shiyagare)」は「勝手にしやがれ」の英語版なのでこれだけは押さえておきたいところ。シングルのみのものも高額ではないので、集めやすい。

沢田研二の映像は『沢田研二in夜のヒットスタジオ』で、1975年の「白い部屋」から1990年まで、102回分の出演シーンがDVD6枚で見られる。1975年の「巴里にひとり」「時の過ぎゆくままに」,1977年の「勝手にしやがれ」「危険なふたり」が目玉だ。

さて沢田研二と言えばビジュアル面が重要だ。ここからはGS時代の沢田研二なのでジュリーに呼び方を変更する。誰でも泣ける映像が『ザ・タイガース フォーエヴァーDVD BOX-ライヴ&モア』だ。その中でも後半の録画状態が悪くトラッキングが合わない映像こそ核心で、これこそ探し求めていた映像ばかり。1967年に収録された「僕のマリー」が2テイクと「シー・サイド・バウンド」。若きジュリーの美しいこと!ジャニーズや若手イケメン俳優なんで目じゃないわ。レベルが段違い。他のメンバーもまだ初々しく、爽やかで、タイガースが別格のルックスも持っていたことが分かる。「シー・サイド・バウンド」の振り付けを見て、同じ動きの映像は何度も見ているのに、このテレビ映像で一気に当時にタイム・スリップする。68年のテレビ映像の子供を横に置いて歌う「モナリザの微笑」でも一気に当時にタイム・スリップし、昔の古い記憶にある、階段の踊り場の「モナリザ」の絵のところで涙を流したように歌うジュリーの映像を思い出していた。コミカルな画面をつないでそのあとに歌無しの「シー・サイド・バウンド」をスタジアム内で収録したプロモ風フィルム。そして「スター千一夜」のタイトルバックが出て「シーシーシー」。メンバーがみんな黒ずくめで、そう、ビートルズの「Help!」のオープニングのあのコスチュームだ。どこかの山で撮影という設定である。そして「光ある世界」「廃墟の鳩」と続き、ここでは楽器を持っていない。「光りある世界」でジュリーの横顔が長く映るが、眉目秀麗でギリシャ彫刻のよう。男が見ても惚れ惚れするなあ。他では1967年デビュー当時の「日劇ウェスタンカーニバル」からのカバー3曲や、テレビでの「モンキーズのテーマ」をパクった「タイガースのテーマ」と洋楽カバー1曲があるが、この2つの映像はメンバーで揃いのステップを入れてしまうところが残念で、カッコ悪いGSスタイルになっていた。そういうステップを一切入れないビートルズやローリング・ストーンズなどは今見てもカッコいいのだが当時はこのお揃いがカッコよく見えたんだろう。スパイダースの全員お揃いのミリタリー・ルックもひたすらダサかったし。DVDではその後にカラーで完璧な映像が出てくるが、TBSの1968年の「歌のグランプリ」から「花の首飾り」だ。こんな素晴らしい映像ならジュリーのヴォーカルの曲も見たかったのが残念ながら1曲のみ。他にカラーの『君だけに愛を』があり、大昔に『テレビ探偵団』で録画して持っているのだが、あれが入っていればなとちょっと残念。番組の関係上、映像中に司会者達の言葉が被っていて、あまり良く無かったのだ。タイガースはデビューからはプロ作曲家のすぎやまこういちが中心となって曲を書いていたので、「君だけに愛を」「落葉の物語」「銀河のロマンス」「花の首飾り」「モナリザの微笑」と夢見るようなキャッチーな曲が多く大ヒットを続けていた。中盤になると同じGSのワイルドワンズの加瀬邦彦から「シーシーシー」を書いてもらって大ヒット、プロ作曲家の村井邦彦の「廃墟の鳩」、メンバーの森本太郎の書いた「青い鳥」がみなA面でヒットして、脱すぎやまこういちを図った。その後、メンバーの加橋かつみが抜け、楽器が弾けない岸部シローが加入してからは、新スタッフでサウンドから華やかさが消え、GS自体も終焉を迎えていて、それから1年半後には解散している。タイダースから沢田研二のソロになる間にテンプターズのショーケン(萩原健一)を加え3グループのメンバーによるPYG1年ほどあったが、たいしたものは残せずに1年余りで消滅、リストだけ載せておいた。ただテンプターズの2人を外すと残る4人は沢田研二と井上堯之バンドになったのだから意味はあった。

 

★沢田研二(1969-1978)

☆オリジナル・アルバム

1969 『Julie』(ユニバーサル)

1971 『Julie Ⅱ』(ユニバーサル)

1972 『Julie Sawada Kenji Recital』(ポリドール)※ライブアルバム。未CD化。

1972 『Julie Ⅳ 今僕は倖せです』(ユニバーサル)

1972 『Julie Ⅴ 日生リサイタル』(ポリドール)※ライブアルバム。未CD化。

1973 『Julie Ⅵ ある青春』(ユニバーサル)

1973 『Julie The 3rd 沢田研二リサイタル』(ユニバーサル)※ライブアルバム。未CD化。

1974 『Jewel Julie』(ユニバーサル)

1974 『THE FUGITIVE 愛の逃亡者』(ユニバーサル)※全曲英語。イギリス盤LPKENJI』と同じ。

1975 『比叡山フリーコンサート』(ポリドール)※ライブアルバム。未CD化。

1975 『いくつかの場面』(ユニバーサル)

1976 『KENJI SAWADA』(ユニバーサル)※フランス盤LPPARIS LONDRES TOKYO』と同じ。フランス語と英語で、日本語も3曲。

1976 『チャコール・グレイの肖像』(ユニバーサル)

1977 『思い切り気障な人生』(ユニバーサル)

1977 『沢田研二リサイタル ハムレット・イン・ジュリー』(ポリドール)※ライブアルバム。未CD化。

1978 『今度は、華麗な宴にどうぞ。』(ユニバーサル)

1978 『LOVE~愛とは不幸をおそれないこと』(ユニバーサル)

 

☆沢田研二の必要なコンピレーション

2008 『沢田研二Single Collection Box Polydor Years』(ポリドール)※ポリドール時代のシングル43枚を集めた究極のコレクション・ボックス。78年までのアルバム未収録曲は下記のとおり。(1971「君をのせて」/「恋から愛へ」、1972「あなただけでいい」/「別れのテーマ」、1972「死んでもいい」/「愛はもう偽り」、1973「あなたへの愛」/「淋しい想い出」、1973「危険なふたり」/「青い恋人たち」、1973「魅せられた夜」/15の時」、1974「恋は邪魔もの」/「遠い旅」、1974「甘いたわむれ」(A面は「追憶(Single Version)」。『KENJI SAWADA ジュリー・イン・パリ』に同じものを収録。『Jewel Julie』のものは2分以上長い。)1974 「愛の逃亡者(Single Version)」(後半の掛け合いのパターンが違う)、1975「風吹く頃」(A面は「白い部屋」。『KENJI SAWADA ジュリー・イン・パリ』に同じものを収録。)1975「巴里にひとり」「明日では遅すぎる」※『KENJI SAWADA ジュリー・イン・パリ』収録の「巴里にひとり」はフランス語)、1975「旅立つ朝」(A面は「時の過ぎゆくままに」。『いくつかの場面』『KENJI SAWADA ジュリー・イン・パリ』に同じものを収録。)1976「立ちどまるなふりむくな」(B面の「流転」は『いくつかの場面』に収録)、1976「ウインクでさよなら」/「薔薇の真心」、1976「夕なぎ」(A面は「コバルトの季節の中で」。『チャコール・グレイの肖像』に同じものを収録。)1977「冷たい抱擁」(A面は「さよならをいう気もない(Single Version)」でアルバム『思い切り気障な人生』収録のものより29秒短い),1977「若き日の手紙」(A面は「勝手にしやがれ」で『思い切り気障な人生』に同じものが収録)1977Memories」/「Long Ago And Far Away」※西ドイツ発売の英語シングルだが、なぜかこれのみBoxに収録された。1977「俺とお前」(A面は「憎みきれないろくでなし」で『思い切り気障な人生』に同じものが収録),1978「サムライ(Single Version)」※『思い切り気障な人生』収録のAlbum Versionと違って印象的な上昇するピアノのイントロのあと、サビからスタートするという構成が全く違う)1978「真夜中の喝采」(A面は「LOVE(抱きしめたい)」で『LOVE~愛とは不幸をおそれないこと』に同じものが収録」

 

☆沢田研二の必要なカセット(レコード化はされていない。)

1970 『ジュリーのロックカクテル』(アポロン)※「ブルージーンズと皮ジャンバー」「ラブミーテンダー」「ビートルズメドレー(イ)ミスタームーンライト(ロ)イエスタディ(ハ)ハーデイズナイト」「アンチェインドメロディー」「最後の恋」「ヴィーナス」「雨にぬれても」「涙のくちづけ」「好きにならずにいられない」「恋はフェニックス」「グッドモーニングスターシャイン」収録

1977 『ロックン・ジュリー・ウィズ・ザ・タイガース』(アポロン)※「監獄ロック」「朝日のあたる家」収録

1978 『Julie Rock’N Tour ’78 田園コロシアム』(アポロン)※ライブアルバム

 

◎沢田研二の海外進出時ディスコグラフィー(19751978

※★は未CD化で、輸入盤で購入が必要なもの。☆も未CD化だが、★のLPを入手すれば不要なもの。曲名の後の(F)はフランス語、(E)は英語。邦題のものは日本語。

1975 「Mon Amour,Je Viens Du Bout Du MondeF)」/Fugitive KindE)…「The Fugitive」と同じ曲」(Polydor)※フランス、ベルギー、オランダ、カナダ、スイス、ノルウェー、オーストリア、ギリシャでリリース

1975 「The FugitiveSingle Version)(E)」/I Was Born To Love YouE)」(Polydor)※イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、香港でリリース

197411月に日本で沢田研二11枚目のシングル「愛の逃亡者-The Fugitive-」のタイトルで発売された。内容は同一。

1975 『KENJI』(Polydor/2480240)全曲英語。イギリス、インドネシア、香港でリリース

※日本盤の『THE FUGITIVE 愛の逃亡者』と同一

Fugitive Kind(E) /Go Susy Go/(E)Walking In The City(E)/Saturday Night(E)/Run With The Devil(E)/Monday Morning Blues(E)//Juke Box Jive(E)/Way Back In The Fifties(E)/Nothing But A Heartache(E)/I Was Born To Love You(E)/L.A. Woman(E)/Candy(E)

1975 「Attens-Moi(F)/Juliana(F)」(Polydor)※フランス、ベルギー、オランダ、カナダ、スイス、スペインでリリース

1975 「Fou De ToiF)」/Ma Geisha De France(F)」(Polydor)※フランス、ベルギー、オランダでリリース

1976 『PARIS LONDRES TOKYO  KENJI SAWDA(Polydor/2490130)E)…英語、※日本盤の『KENJI SAWADA』と同一。3曲は日本語のままで、邦題で表記。

Mon Amour,Je Viens Du Bout Du Monde(「巴里にひとり」の原語版)F/Juliana(F)/ Seul Avec Ma Musique(F)/Go Susy GoE/追憶/時の過ぎゆくままに//Fou De ToiF/Ma Geisha De France(F)/Itsumi(F)/Run With The Devil(E)/ Attens-Moi(F)/白い部屋

1976 「Elle(F)/Seul Avec Ma Musique(F)」)(Polydor/)※フランス、ベルギー、オランダでリリース

1976 「★When The Lights Went OutE/Fooling Around With Love(E)」(Polydor)※イギリスでリリース

1977 「☆Julie LoveF)」/「☆Les Filles De Ce Pays(F)」(Polydor)※フランスでリリース

1977 「Memories(E)/Long Ago And Far AwayE)」(Polydor)※西ドイツでリリース。日本では1か月遅れで沢田研二20枚目のシングルとして発売された。『沢田研二Single Collection Box Polydor Years』収録。

1977 「☆Tu As Change(F)/「☆L'amour Esperanto(F)」(Polydor)※フランスでリリース

1977 「☆Rock’n’Roll ChildE/★「Belle Dame,Douce DameSingle Version(F)」(Polydor)※フランスでリリース

1977 「☆Rock’n’Roll ChildE/★「You’re My LifeE)」(Polydor)※西ドイツ、ベルギー、オランダでリリース

1978 「☆In The CityE)」/★「One Man And A Band(Katte ni shiyagare)E)」(Polydor)※西ドイツのみのリリース。B面は「勝手にしやがれ」の英語版。

1978 『Rock’n'Roll Child』(Polydor/2480447)※フランス、西ドイツでリリース

(★Rock'n'Roll ChildE/Belle Dame,Douce Dame(F)/ Attends-Moi,Je Reviendrai(F)Attens –Moiと同じ/L'amour Esperanto(F)/Julie LoveF/Les Filles De Ce Pays(F)//L'amour EsperantoF/Tu As Change(F)/ Long Ago And Far Away(E)/In The CityE/Elle(F)/ La VeriteF/ Mon Amour,Je Viens Du Bout Du Monde(「巴里にひとり」の原語版)F

 

〇沢田研二ソロ・シングルリスト(~1978

※曲の傾向を示すため作曲者のみ記した。K…加瀬邦彦 O…大野克夫。レーベルはポリドール

1971/11 「君をのせて(宮川泰)/恋から愛へ(沢田研二)」…オリコン23

1972/3 「許されない愛(K/美しい予感(井上堯之)」…オリコン4

1972/6 「あなただけでいい(平尾昌晃)/別れのテーマ(平尾昌晃)」…オリコン5

1972/9 「死んでもいい(K/愛はもう偽り(K)」…オリコン9

1973/1 「あなたへの愛(K/淋しい想い出(川口真)」…オリコン6

1973/4 「危険なふたり(K/青い恋人たち(K)」…オリコン1

1973/8 「胸いっぱいの悲しみ(K/気になるお前(K)」…オリコン4

1973/11 「魅せられた夜(Jean Renard/15の時(沢田研二)」…オリコン3

1974/3 「恋は邪魔もの(K/遠い旅(井上堯之)」…オリコン4

1974/7 「追憶(K/甘いたわむれ(K)」…オリコン1

1974/11 「愛の逃亡者(The Fugitive)(Atrher Greenslade/アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー(Atrher Greenslade)」…オリコン12

1975/3 「白い部屋(K/風吹く頃(K)」…オリコン8

1975/5 「巴里にひとり(Mon Amour,Je Viens Du Bout Du Mond)(G.Costa/明日では遅すぎる(K)」…オリコン5位、フランスRTLチャート4

1975/8 「時の過ぎゆくままに(O/旅だつ朝(K)」…オリコン1

1976/1 「立ちどまるなふりむくな(O/流転(加藤登紀子)」…オリコン8

1976/5 「ウインクでさよなら(K/薔薇の真心(K)」…オリコン7

1976/9 「コバルトの季節の中で(沢田研二)/夕なぎ(K)」…オリコン7

1977/2 「さよならをいう気もない(O/冷たい抱擁(O)」…オリコン8

1977/5 「勝手にしやがれ(O/若き日の手紙(O)」…オリコン1

1977/8 「メモリーズ(Memories(Klaus Weiss)/ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ(Mart Shuman)」…オリコン40

1977/9 「憎みきれないろくでなし(O/俺とお前(O)」…オリコン3

1978/1 「サムライ(O/あなたに今夜はワインをふりかけ(O)」…オリコン2

1978/5 「ダーリング(O/お嬢さんお手上げだ(O)」…オリコン1

1978/8 「ヤマトより愛をこめて(O/酔いどれ関係(O)」…オリコン4

1978/9 「LOVE(抱きしめたい)O/真夜中の喝采(O)」オリコン4

 

★ザ・タイガース(1967-1971)

☆オリジナル・アルバム

1967 『ザ・タイガース・オン・ステージ』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。678月のライブ。

1968 『ザ・タイガース・ア・ゴー!ゴー!』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。当時はカセットの『ザ・タイガース・チャリティ・ショー』。10曲入りだったがCD化されて14曲になった。 6712月のライブ。

1968 『世界はボクらを待っている』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。

1968 『ヒューマン・ルネッサンス』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。

1970 『自由と憧れと友情』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。

1971 『サウンズ・イン・コロシアム』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。708月のライブ。

1971 『ザ・タイガース・フィナーレ』2001 Reissue(ユニバーサル)※『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』収録。711月の解散コンサートのライブ

 

☆ザ・タイガースの必要なコンピレーション

2001 『The Tigers Perfect CD Box(Box Set)』(ユニバーサル)上記の全アルバムCD9枚と、シングル曲全部30曲を集めた『Single Collection 1』『Single Collection 2』そして未発表音源「タイガースのテーマ」「スキニーミニー」「白いブーツの女の子」「愛するアニタ」「南の島のカーニバル」「涙のシャポー」「傷だらけの心」「坊や祈っておくれ」「Lovin' Life」や沢田研二のソロに入っていた「誰もとめはしない」のタイガース・ヴァージョンに、明治チョコレートを買って応募した人がもらえたピクチャー・レコードのみの音源、ファン・クラブ用のソノシートのみの曲など加えた超貴重音源19曲を集めた『Legend Of The Tigers』の計12CDボックス。これでオフィシャル・コレクティングは完了だ。

2001 『The Tigers Rare & More Collection-The Live History』(ポリドール)※既発表音源もあるが、未発表の加橋かつみ在籍時の「落ち葉の物語」「銀河のロマンス」「花の首飾り」「青い鳥」などのライブはここでしか聴けない。全18曲収録。

2002 『The Tigers Rare & More Collection-Original Soundtrack』(ポリドール)※タイガース主演映画3作からのサウンドトラック。全22曲中13曲は映画用でしか聴けないトラックで、バンド・ヴァージョンや、編成を変えて録音した曲など、貴重音源満載である。

2002 『The Tigers Rare & More Collection-Novelty Records』(ポリドール)

上記ボックスセットにも収録されなかったファン・クラブ用クリスマス・レコードのみの歌や、ファン・クラブ用ピクチャー・レコードに入っていたカラオケ5曲、初登場のCM音源「チョコレートは明治」「愛しのデラ」「トースト・ココナッツ・バー」など曲としては16曲収録。

 

〇ザ・タイガース・シングルリスト

※曲の傾向を示すため作曲者のみ記した。S…すぎやまこういち、K…加瀬邦彦、M…村井邦彦。レーベルはポリドール。

1967/2 「僕のマリー(S/こっちをむいて(S)」…ヤングミュージック12

1967/5 「シーサウドバウンド(S/星のプリンス(S)」…ヤングミュージック2

1967/8 「モナリザの微笑(S/真っ赤なジャケット(S)」…ヤングミュージック1

1968/1 「君だけに愛を(S/落葉の物語(S)」…オリコン2位(※オリコンが開始)

1968/3 「花の首飾り(S/銀河のロマンス(S)」…オリコン1

1968/7 「シーシーシー(K/白夜の騎士(S)」…オリコン1

1968/10 「廃墟の鳩(M/光ある世界(S)」…オリコン3

1968/12 「青い鳥(森本太郎)/ジンジンバンバン(S)」…オリコン4

1969/4 「美しき愛の掟(M/風は知らない(M)」…オリコン4位。※加橋かつみ脱退、岸部シロー加入

1969/7 「スマイル・フォー・ミー(Barry Gibb-Maurice Gibb)/淋しい雨(Ronald F.Bond-Ronnie Sebastian)」…オリコン3

1969/8 「嘆き(M/はだしで(M)」…オリコン8

1969/12 「君を許す(M/ラヴ・ラヴ・ラヴ(M)」…オリコン18

1970/3 「都会(クニ河内)/怒りの鐘を鳴らせ(クニ河内)」…オリコン10

1970/7 「素晴らしい旅行(沢田研二)/散りゆく青春(森本太郎)」…オリコン15

1970/12 「誓いの明日/(クニ河内)出発のほかに何がある(森本太郎)」…オリコン18

 

PYGはタイガースとソロの間のスピンオフと考えるべきで、オマケ扱いとする。

PYG(19711972)

※沢田研二、岸部修三(一徳)の2人に、スパイダースの井上堯之、大野克夫、テンプターズの萩原健一、大口広司の6人で組んだ、いわゆるスーパーグループ。

☆オリジナル・アルバム

1971 『PYG!オリジナル・ファースト・アルバム』(ポリドール)

1971 『Free With PYG』(ポリドール)※718月のライブ

 

☆必要なコンピレーション

2004 『PYGゴールデン☆ベスト』(ユニバーサル)※1971年~1972年の全シングル510曲にライブや英語ヴァージョンを加えた18

 

(作成:佐野邦彦)



2017年7月30日日曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング邦楽編第4回:加山雄三(~1970)



日本で最初のシンガー・ソングライターはもちろん加山雄三である。山下達郎や大滝詠一もリスペクトするパイオニア。今でもファンは多く、ほとんどの曲はCD化されたが、やはりスパイダースと同じくソノシート音源がかなり未CD化のまま残っている。ハンサムでスポーツ万能、高学歴の若手俳優の加山が1965年に「恋は紅いバラ」でシンガーソングライターデビューをすると、名曲を次々連発、エレキ・ギターの腕も十分で、一年に4枚のシングル、23枚のアルバムをリリースし、その全曲を作曲するという離れ業を見せて、我々男子も憧れる存在になった。我々の世代(1957年生)は、東宝の怪獣映画の抱き合わせが「若大将シリーズ」で、それで加山雄三ファンになった人が山ほどいる。英語も堪能な加山は全曲英語のアルバムも出すなど、全てが規格外だった。この当時、歌手はプロの書いた曲を歌うものであって、加山雄三のような自作自演のシンガー・ソングライターはいなかった。さらにエレキ=不良、学校でエレキのコンサートに行ったら退学などという偏見が蔓延していた中。当代きっての若手人気俳優の加山がエレキを弾きながら大ヒットを生んでいったので、大人世代のエレキ・アレルギーを解消していく大きな力にもなっていた。ただ、加山は「音楽は趣味」と言い切るだけあって、ロックや、ポップスだけでなくハワイアンや演歌調の曲も作り、ひとつのジャンルでくくれるミュージシャンではなかった。エレキ・ギターを自在に弾きこなすのでロックのイメージもあるが、世代的に加山のヒーローはエルヴィス・プレスリーであり、ビートルズではない。最初に魅かれたのはC&Wであって、一番最初のソノシートには大ファンのエルヴィス・プレスリーのカバーが並んでいた。全てを聴くとベタな曲もけっこうあるが、「ある日渚で」「美しいヴィーナス」「まだ見ぬ恋人」「二人だけの海」といった開放感のある洒落た曲は、今聴いても少しも錆びつくことはない。コンパクト盤にも「麗しき乙女たち」のようなシングルにしてもいい曲キャッチーな曲を惜しげもなく入れていた。また初期のエレキを抱えていた時の「蒼い星くず」「夜空の星」「夕陽は赤く」のロックのグルーヴ感は最高で、この当時の日本人が作ったとはとても思えない。さらにエレキ・インストの「ブラック・サンド・ビーチ」のロック・センスは、ベンチャーズに一歩も引けを取らないクオリティがあった。その加山が最も得意としたのはロッカ・バラードで、「君といつまでも」「恋は紅いバラ」「夜空を仰いで」など、このジャンルは今も他の追従を許さない。その加山が最も輝いていた1970年までのリストを掲載したのでご覧いただきたい。以降は大作が多くなり、これまでのポップな感覚が薄くなっていく。1970年の「美しいヴィーナス」がひとつの頂点だった。この間のレコードになった音源は、「フォノシート音源」(未CD15曲)、「オリジナル・アルバム」、「必要なコンピレーション」、「必要なレコード盤」(未CD4曲)にまとめてある。オマケにシングル盤とコンパクト盤のリリースリストを付けたのでご覧いただきたい。

 

★加山雄三

フォノシート音源 

CD化、*インスト。未CDのみ、今後のCD化を希望して番号も記載した。

1962 『加山雄三魅力特集』(サン出版社芸能フォノグラフNo.6)※★全曲未CD

(ブルー・スエード・シューズ/グリーン・フィールズ/ア・フール・サッチ・アズ・アイ/アイ・フォアゴット・トゥ・リメンバー・トゥ・フォアゲット・ハー/アイ・ゴット・ゲット・トゥ・イエット/バイ・バイ・ラブ/みんな聞いてる青春(フォノシート・ヴァージョン))

まだオリジナル曲を作る前のソノシート。映画『日本一の若大将』のヒロインの星由里子と話をしながら、そして最後はドラマ仕立てになっている。英語の曲はカントリー・クロップスをバックに、大ファンのエルヴィス・プレスリーのカバー3曲にエヴァリー・ブラザース、ブラザース・フォー、ジーン・ヴィンセントのカバーを歌う。「グリーン・フィールズ」は一人で3重録音したと語っていた。「みんな聞いてる青春」は、星のセリフを挟みながら弾き語りで歌う。

1965 『恋は紅いバラ』(勁文社/KSJ3006

(恋は紅いバラ/君が好きだから/*クレイジー・ドライバー/*スリー・ブルー・スターズ)

本ディスク収録の2曲のインストはアルバム『Exciting Sounds Of Yuzo Kayama』収録の「Three Blue Stars」「Crazy Driving」とはまったく違い、自宅で宅録したようなシンプルな演奏になっている。

1966 『君といつまでも』(勁文社/KSJ3008

(君といつまでも/夜空の星/*モンテ・ローザ/*ブライト・ホーン)

「モンテ・ローザ」はコンパクト盤のみ収録の未CD化曲で、なおかつそれのエレキ・インスト版なので知る人ぞ知る曲だ。歌入りのものとは違い、インストではベンチャーズの「アパッチ」のような弦をこする音を入れている。「ブライト・ホーン」のインストはカントリータッチがよく合っている。

1966 『蒼い星くず』(勁文社/KSJ3015)※★全曲未CD

(*蒼い星くず/*君といつまでも/*恋は紅いバラ/*夜空の星)

クレジットが「加山雄三&ザ・ランチャーズ」だけあって4曲ともインスト。「蒼い星くず」はアルバム『Exciting Sounds Of Yuzo Kayama』収録の「Three Blue Stars」と同じヴァージョンに聴こえる。「夜空の星」が一番スリリングな演奏をしている。

※参考:他に勁文社から2枚組の『加山雄三DELUXE』『加山雄三ゴールデン・ヒット』と、ソノレコードから『加山雄三ヒット集』(同じ選曲の『加山雄三のすべて』もあり)が出ているが全て既発音源である。

 

オリジナル・アルバム

作曲はみな加山雄三のオリジナル。作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(=加山雄三)の組み合わせが多いので、この組み合わせは表記しない。この組み合わせでない時はK…加山雄三作詞作曲。(ただしクレジットは弾厚作)、I…岩谷時子。

1966/1 『加山雄三のすべて~ザ・ランチャーズとともに』(Dreamusic

(恋は紅いバラ/ブラック・サンド・ビーチ(K)(Inst./君が好きだから/海の上の少年/ロスアンゼルスの二世祭り(K)(Inst./ランニング・ドンキー(安井かずみ-K//モンキー・クレイジー(K)(Inst./君といつまでも/ブーメラン・ベイビー(K)英語詞/ヴァイオレット・スカイ(K)(Inst./夜空の星/君のスープを)

1966/2 『恋は紅いバラ Exciting Sounds Of Yuzo Kayama And The Lanchers』(Dreamusic 全曲の作詞・作曲は弾厚作(加山雄三)。英語詞

DEDICATED/THE ANGRY MAN(Inst.)/HONKY TONK PARTY/RUNNING DONKYInst./BOOMERANG BABY/BLUR SKY IN YOUR EYES//MY GYPSY DANCE/THREE BLUE STARSInst./ON THIS BEACH/CRAZY DRIVINGInst./SWEETEST OF ALL/DEMURE DAMSELInst.))

1966/6 『ハワイの休日』(Dreamusic

(お嫁においで/ハワイで踊ろう/小さな恋人/霧雨の舗道(K)(Inst./君の瞳の蒼空/砂と波//白い波/波乗り/ブライト・ホーン/夕陽よ/小さな旅(K)(Inst./アロハ・レイ)

1967/1 『加山雄三のすべて第二集』(Dreamusic

(夜空を仰いで(K/アイ・フィール・ソー・ファイン(K)英語詞/マイ・ジプシー・ダンス(K)英語詞/ハロー・スージィ(K(Inst.)/アイ・ユースト・トゥービー(K)英語詞/心の海//旅人よ/スリーピング・モンスター(K(Inst.)/僕は生きている/フォー・オクロック(K(Inst.)/サンセット・オブ・ザ・ハーバー(K(Inst.)/まだ見ぬ恋人)

1967/6 『太陽の恋』(Dreamusic

タヒチの夕陽(K(Inst.)/島の朝/二人の楽園/ユー・アー・マイ・ラブリー・ガール/早くおいでよ/アロハ・ワヒネ//君のために/さすらいの旅路/信じてくれよ/ア・サンバ(K(Inst.)/二人だけの海/あの娘に)

1967/12 『加山雄三のすべて第三集』(Dreamusic

(幻のアマリリア/Cool Cool NightK)英語詞/So So FineK)英語詞/アラビアの商人(K(Inst.)/Why Don't YouK)英語詞/夢の瞳//別れたあの人/勇気ある人々(K(Inst.)/ながれ星/Shake ShakeK)英語詞/夜空の星(K(Inst.)/北風に)

1968/9 『君のために』(Dreamusic

(君のすべて(K(Inst.)/シェリー(K/ある日渚に(K/落日の彼方/ロンリー・ナイト・カミング(I&KK)/かわいい君//リオの夕暮/何故/暗い波/ポヨタン(K(Inst.)/しのび逢い/夏はみじかい)

1968/12 『オン・ステージ-ランチャーズとともに』(Dreamusicライブアルバム

((序曲)/ある日渚に(K/幻のアマリリア/まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK/お嫁においで/シリウスの涙(水島哲-喜多嶋修)//(リズム合戦-ドラム合戦)/ランニング・ドンキー(K/ミッシェル(Lennon-McCartney/小さな竹の橋の下で(Archie Fletcher-Al sherrman)/しのび逢い/レディー・マドンナ(Lennon-McCartney/ストーン・フリー(Jimi Hendrix//(メンデルスゾーン・ヴァイオリン・コンチェルト)/島の朝/俺は海の子(岩本敏男-K)/シェリー(K)/アイ・フィール・ソー・ファイン(K)/ソー・ソー・ファイン(K)//夜空を仰いで/旅人よ/さすらいの旅路/ぼくのクリスマス/クリスマス・イヴ/北風に/ブライト・ホーン/モンテ・ローザ/美しき春/愛のすずらん/霧雨の舗道/アロハ・レイ/暗い波(I&KK)/夏はみじかい/お嫁においで/君といつまでも)

1969/8 『大空の彼方』(DreamusicCDでは「びっこの仔犬」がカットされた。

SOMEDAY SOMETIME(小牧恭子:補作詞IK/麦わらの指輪/びっこの仔犬(久野征四郎-K/まぼろしの虹/大空の彼方/いい娘だから//オーバーチュア(K(Inst.)/氷河の上を/再会の渚/人知れず/雨にぬれて/たった1つの恋)

1969/12 『世界のどこかで』(Dreamusic

(ぼくのお嫁さん/世界のどこかで/風に追われて/その訳は云えない/年だよね/俺たち(久野征四郎-K//淋しい二人/恋のコンパス/この道とおれば/家路たどれば/幸せは誰に来るの/さよならとさよなら(久野征四郎-K))

1970/10 『愛はいつまでも』(Dreamusic

(美しいヴィーナス/愛はいつまでも/あの頃のぼく/戦場の子よ/地球は愛の星/見せたい恋人//追いつめられて/光りみつめて/好きだ/君かも知れない僕かも知れない//さよなら君)

 

必要なコンピレーション

1975/5 『加山雄三ベスト40』(Dreamusic1966年コンパクト盤のみの名曲「麗しき乙女たち」、1967年コンパクト盤の「白い砂の少女」収録。

1995/8 『若大将トラックス』(Dreamusic映画の「若大将シリーズ」で使われた収録曲(テイク違い、未発表曲多数)40曲収録。1961年の1枚目のシングル「夜の太陽」「大学の若大将」収録。さらにKナンバー(加山雄三作曲の曲。モーツァルトにあやかった)の「フレッシュマン若大将」(1969)、「ニュージーランドの若大将」(1969)が聴ける。

(「大学の若大将(’61)」大学の若大将(Single VersionI-広瀬健次郎)/夜の太陽(Single Version(三田恭次-中村八大):「銀座の若大将(’62)」星空(I-広瀬健次郎):「日本一の若大将(’62)」:日本一の若大将/ひとりぼっちの夜(三田恭次郎)「ハワイの若大将(’63)」:ハワイの若大将(I-広瀬健次郎)/DEDICATEDK/ラブリー・フラ・ガール「海の若大将(’65)」:海の若大将(I-広瀬健次郎)/恋は紅いバラ「エレキの若大将(’65)」:ブラック・サンド・ビーチ(K/君といつまでも/夜空の星「アルプスの若大将(66’)」:ブライト・ホーン/ランニング・ドンキー(安井かずみ-K)「レッツゴー若大将(’67)」:まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK/旅人よ「南太平洋の若大将(’67)」:君のために/島の朝「ゴーゴー若大将(’67)」:クール・クール・ナイト(K)/幻のアマリリア/幻のアマリリア(エンディング)「リオの若大将(’68)」:ロンリー・ナイト・カミング(I&KK)/シェリー(K)/ある日渚に(K)「フレッシュマン若大将(’69)」:フレッシュマン若大将/りんどう小唄(藤森&早季-K)/いい娘だから「ニュージーランドの若大将(’69)」:ニュージーランドの若大将/ワルツィング・マティルダ(CowanPaterson/氷河の上を「ブラボー若大将(’70)」:恋のコンパス/淋しい二人「俺の空だぜ!若大将(’70)」:君かも知れない僕かも知れない/美しいヴィーナス他2曲~Bonus Tracks~みんな聞いてる青春(大学の若大将未使用曲)(原六朗-中村八大)/たったひとつの恋(フレッシュマン若大将未使用曲))

2002  『加山雄三Single CollectionBox Set)』(Dreamusic「恋は紅いバラ」からCD5110曲にシングルAB面を収録した究極のコレクション。ただしここでも「びっこの仔犬」のみ外されている。曲目はシングル・リストのとおり。

2002 『若大将トラックスVol.2』(Dreamusic映画の「若大将シリーズ」で使われた収録曲(テイク違い、未発表曲多数)41曲収録。1967年コンパクト盤のみ収録の「君のおもかげ」、1962年の23枚目のシングル「みんな聞いてる青春」「日本一の若大将」「ひとりぼっちの恋」収録。さらにKナンバーの「カラス」(1966)、「雲の果てまで」(1968)と「Uppa Taube(1967)が聴ける。

(「大学の若大将(’61)」夜の太陽/俺たち河童の子(横田眞治-広瀬健次郎)/みんな聞いてる青春(Single Version(原六朗-中村八大):「銀座の若大将(’62)」夢をえがいて(三田恭次-広瀬健次郎):「日本一の若大将(’62)」日本一の若大将(Single Version(青島幸男-中村八大)/一人ぼっちの恋(Single Version(三田恭次-広瀬健次郎)/青い月影(I-広瀬健次郎):「ハワイの若大将(’63)」:Honky Tonk PartyK)「海の若大将(’65)」:DEDICATEDK)「エレキの若大将(’65)」:大学節(不詳)/日光和楽踊り(民謡)/ランニング・ドンキー(K/君といつまでも「アルプスの若大将(66’)」:モンテ・ローザ「歌う若大将(’66)」:カラス(K)「レッツゴー若大将(’67)」:夜空を仰いで/まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK「南太平洋の若大将(’67)」:UPPA TALBEK)ゴーゴー若大将(’67)」:君のおもかげ(EP Version)「リオの若大将(’68)」:ある日渚に(K)「フレッシュマン若大将(’69)」:フレッシュマン若大将「ニュージーランドの若大将(’69)」:大空の彼方/SOMEDAY SOMETIME(小牧恭子-K)「東から来た男(’61)」:東から来た男(井上梅次-鏑木創)「お嫁においで(’66)」:お嫁においで/俺は海の子「クレイジー黄金作戦(’67)」:二人だけの海「兄貴の恋人(’68)」:雲の果てまで)

2005 Various『コカ・コーラCMソング集1962-89』(ジェネオン・エンターテインメント)1968年の「コークの唄(コークと呼ぼうコカ・コーラ)」収録。

不明 『加山雄三オリジナル・カラオケ』(Funhouse/BMG非売品。何かの特典でもらったCDだが、思い出せない。18曲収録でこの時代の曲は「夜空を仰いで」「霧雨の舗道」「旅人よ」「まだ見ぬ恋人」「ブライト・ホーン」「二人だけの海」「君のために」「ある日渚に」「暗い波」の9曲。

 

必要なレコード盤

1966 ★「モンテ・ローザ」(東芝音工)下記の「蒼い星くず」のコンパクト盤に収録.。未CD化。

1966 ★「クリスマス・イヴ」★「聖しこの夜(Traditional)」(東芝音工)下記の「クリスマス・イヴ」のコンパクト盤.に収録。未CD化。

1969 ★「びっこの仔犬(久野征四郎-K」(東芝音工)「大空の彼方に」のB面。もしくはLPとコンパクト盤の『大空の彼方に』にも収録されている。未CD化。

 

シングル盤リリースリスト(1970)

クレジットした1枚を除き、全て東芝音楽工業なので省略。の曲はオリジナル・アルバムに入っていない曲。ただし上記の「必要なコンピレーション」で聴ける。

61/7 「夜の太陽(三田恭次-中村八大)/大学の若大将I-広瀬健次郎)」

62/6 「みんな聞いてる青春(原六朗-中村八大)/B面は加山の歌ではない))

62/7 「日本一の若大将(青島幸男-中村八大)/一人ぼっちの恋(三田恭次-広瀬健次郎)」

ここからは作曲はみな加山雄三のオリジナル。

65/6 「恋は紅いバラ/君が好きだから」

65/12 「君といつまでも/夜空の星」

65/12 「ブラック・サンド・ビーチ(K)(Inst./ヴァイオレット・スカイ(K)(Inst.)」

66/4 「夕陽は赤く/蒼い星くず

66/6 「お嫁においで/アロハ・レイ」

66/6 「白い浜(=On This Beach)(K/ブーメラン・ベイビー(Boomerang Baby)K)」(日本コロムビア)英語詞

66/9 「霧雨の舗道/小さな旅両面共『ハワイの休日』収録とものと違って歌入り

66/10 「夜空を仰いで(K/旅人よ」

66/11 「ジングル・ベル(Traditional/ぼくのクリスマス

66/12 「まだ見ぬ恋人(原としこ&補作詞:IK/俺は海の子

67/2 「二人だけの海/愛のすずらん

67/5 「君のために/信じてくれよ」

67/9 「別れたあの人(Single Version/灯の下で

67/12 「幻のアマリリア/夢の瞳」

68/4 「美しき春/さよなら又明日

68/5 「ある日渚に/暗い波」

68/9 「しのび逢い/何故」

68/12 「いい娘だから/たった一つの恋」

69/5 「大空の彼方/びっこの仔犬(久野征四郎-K)」

69/10 「俺たち(久野征四郎-K/さよならとさよなら(久野征四郎-K)」

69/12 「ぼくのお嫁さん/淋しい二人」

70/6 「美しいヴィーナス/君かも知れない僕かも知れない」

70/10 「追いつめられて/愛はいつまでも」

 

◎コンパクト盤リリースリスト 

※▽コンパクト盤のみの曲。あとはシングルの説明と同じ。作詞作曲は上記で重複しているので省略。

65/10 「恋は紅いバラ/君が好きだから/夜の太陽/日本一の若大将」

66/3 「恋は紅いバラ(Dedicated)(英語詞)/ホンキー・トンク・パーティー(英語詞)/スィーテスト・オブ・オール(Inst./君の瞳の蒼空(Inst.)」(CBSコロムビア)

66/5  「君といつまでも/夜空の星/夕陽は赤く/麗しき乙女たち

66/6 「蒼い星くず/ブライト・ホーン/走れドンキー/モンテ・ローザ

66/11 「霧雨の舗道/小さな旅/ブラック・サンド・ビーチ(Inst./ヴァイオレット・スカイ(Inst.)」

66/11 「クリスマス・イヴ▽/ジングル・ベル/ぼくのクリスマス/聖しこの夜(Traditional))▽」

67/4 「白い砂の少女▽/君のおもかげ▽/二人だけの海/心の海」

67/8 「タヒチの夕陽/島の朝/君のために/あの娘に」

68/2 「幻のアマリリア/北風に/別れたあの人(Album Version/夢の瞳」

68/2 「Cool Cool Night/So So Fine/Shake Shake/Why Don’t You英語詞

68/10 「しのび逢い/ある日渚に/夏はみじかい/別れたあの人(Single Version)」

68/10 「大空の彼方/びっこの仔犬/いい娘だから/暗い波」

70/7 「美しいヴィーナス/世界のどこかで/僕のお嫁さん/君かも知れない僕かも知れない」

70/12 「追いつめられて/愛はいつまでも/美しいヴィーナス/戦場の子よ」

 

(作成:佐野邦彦)