2004年6月23日水曜日

コレクターズのオリジナル・アルバム、ボーナス・トラック満載で、紙ジャケで登場!

最近新作のリリースがなく、ライブ活動中心のコレクターズだが、彼らのオリジナル・アルバムが全11枚、レーベルを超えテイチク4枚、日本コロムビア7枚が6月から9月にかけて一気にリイシューされる。
まず6月は初期の6枚がまとめてリリースされた。テイチク/Baidis時代の4枚と、日本コロムビアに移籍した小西康陽プロデュースの『Collector Number 5』の5枚は、私の宝物だ。
60年代のブリティッシュ・ロック/ポップが好きなリスナーにとっては、この時代のコレクターズの曲に心を奪われないはずはない。
それもすべてオリジナル、コピーではなく、その時代の最良のエッセンスが、あの手この手でぎっしりと込められている。
とにかくポップ、一発で引き付けてしまうメロディラインがあり、タイトなビートと華麗ななギター、でも歌詞はシニカル、もう最高である。
テイチク時代の4枚にはなんと19曲ものボーナス・トラックが入り、この内の10曲が未発表のライブ。他はリミックスなどで充実していた。
日本コロムビアの2枚は、シングル盤のみに収められていた曲が7曲収められていて、シングルを持っていなかった人は便利だが、初登場がないので、いまひとつ。
ジャケットもどちらも当時のものとは違うものに変えられていて、日本コロムビアは我が道をいく路線のようだ。
残り5枚のアルバムにはすべてアルバム未収録曲のみが予定されている。
ただし94年以降のシングルにはみなカラオケが収められていたが、そこまでは収録していないし、どうにも中途半端だ。(佐野)
    

PICTURESQUE COLLECTOR’S LAND~幻想王国(まぼろしのくに)のコレクターズ~(紙ジャケット仕様)
                                

日本盤のみボーナスディスク付!☆Who:『Then And Now』 (ユニヴァーサル/UICP9007/8)

 先に紹介したフーのベスト+新曲2曲のコンピ盤だが、この日本盤には素晴らしいオマケが付いていた。日本盤のみ2枚組になっていて、そのボーナス・ディスクに5曲のレア・テイクが収められたのだ。
まるでBest Buyのような嬉しい特典、それもこれもフーの初来日の副産物だろう。
ではまず、完全未発表の3曲から紹介しよう。
まず "Great Shakes" だ。
この短いジングル風の曲は、スバリその名の粉末飲料のラジオCM用に録音されたものである。 "Da Doo Ron Ron" のメロディを使ったいかにも即席の1曲ながら、歴史的価値は高い。67年の録音で、この飲料は他にハプニングス、トーケンズ、そしてヤードバーズなどもCM曲を録音していた。
そして発売中止になってしまった70 年の EP 用の録音である "Postcard" と "I Don't Even Know Myself" だ。
前者は『Odds And Sods』に再録ヴァージョンが収録されたが、こちらがオリジナル。
後者も "Won't Get Fooled Again" の B 面に収められたがそれも再録。再録の方が、アレンジが練られているし、サウンドも厚いし、出来はいいのだが、こういうオリジナルの原型を聴くのはファン冥利に尽きる。
その他ではベスト盤 LP 『Meaty Beaty And Bouncy』に収録されていた "Magic Bus" のモノ・ロング・ヴァージョンで、なぜか CD 化の際には通常版に戻されていた。お馴染みのヴァージョンより1分10秒近く長い。フェイド・アウトしないし、ロジャーのアドリブのヴォーカルも多いし、このヴァージョンこそベスト。
そして73年までイギリス盤『Tommy』に収録されていた "Eyesight To The Blind" の別テイク。お聴きになっていただければすぐに分かるが、ロジャーが1オクターヴ低く歌っている。このヴァージョンはMobil Fidelityが限定で作ったゴールド CD の『Tommy』に収録されていたが、少数しか出回っていなかったため、 LP の方が入手しやすい状態だった。
(佐野)


2004年6月21日月曜日

☆Beach Boys:『Sights And Sound Of Summer』(Capitol/72435-77694-0-2)

 ビーチ・ボーイズのベスト盤 CD と DVD がカップリングされたアルバムだ。
ベスト盤の方は特筆すべきものはない。
ただ、 "Help Me Rhonda" , "Be True To Your School" などが Single Version と書かれているのに、モノのエンディングが長い "Fun Fun Fun" には Single Version と書かれていないし、逆に "Little Deuce Coupe" は、ステレオで短いアルバム・ヴァージョンなのは片手落ち。
さらに "Don't Worry Baby" にはわざわざ Single Version と付けてあるが、 Single Version は僅かにフェイド・アウトが長く、ブライアンの上昇していくファルセットのみがポイントなのに、そこが欠落していて、まったくのいつものヴァージョンなのは問題だ。(このヴァージョンが入っているのは東芝EMIからリリースされていた CD 3枚組の『Beach Boys Single Collection』のみ)
 ところが DVD は充実している。なんといっても1964年の『T.A.M.I.Show』の完全版が見られるところが最高だ。
4曲の内、 "Dance Dance Dance" は一部しか紹介されたことのない貴重な映像だ。スリリングなギター・パートとブライアンのファルセット、そこに絶妙のポイントで入ってくるマイクのバス・ヴォイスがカッコよく、もう最高の出来だ。
その他は『The Lost Concert』や『Ed Sullivan Show』からなどお馴染みのものだが、アルバム『Pet Sounds』自体のプロモーションフィルムは面白い。映像自体は『An American Band』などで見たものだが、これがオリジナルのフィルムなのだろう。
DVD は全10曲。これだけのためにファンは買わなければならない。
(佐野)
   

Sights and Sounds of Summer (CD & DVD) by Beach Boys (2005-05-24) 【並行輸入品】