2018年12月24日月曜日

WebVANDA管理人が選ぶ2018年の邦楽ベストソング

今年の邦楽は、個人的趣味では豊作で有意義な年だったといえる。
筆者宛に音源を送ってくれたミュージシャンの方々は昨年以上に多く、いいものが多々あった。今後も新たな才能に出会いたい。
さてアルバム単位でベスト10を選ぶのは、これまでに2000年代連載を持っていたフリーペパー誌やカルチャー・サイトの企画でやっていたが、WebVANDAでとなると読者層も異なるため少し躊躇する。
ただ交流のある音楽関係者達からのリクエストもあったので、ここではアルバム(シングルを含む)を代表する1曲として、「ベストソング」というかたちで選んでみたい。 順不同でリリース順に紹介していく。

☆飛翔する日常 / The Pen Friend Club
ジミー・ウェッブが生みだした51年前のサウンドが現在も継承されているのは、ウェッブにインタビューした数少ない日本人の一人として非常に嬉しい。

☆1998 / Lamp (『彼女の時計』収録) 
絶妙なリズム・アプローチが完璧さを超えて自然に聴かせているのは見事で、繊細な心象風景を描いた歌詞の世界観を引き立てている。

☆無重力ファンタジア / RYUTist (『青空シグナル』収録)
インドネシアのエヂ・モッタと言って過言ではないAOR・マスター、Ikkubaru(イックバル)が作編曲を手掛けたガール・グループの希有なメロウ・グルーヴ。 

☆逢いの唄 / 桶田知道 (『秉燭譚』収録)
 刹那的ロマンティシズムな歌詞とハッシュ系ミッド・テンポのリズム・トラックのグルーヴが渾然一体となった純日本製のテクノ・ソウル。

☆残夏 / small garden (『歌曲作品集「小園Ⅱ」』収録) 
トップモデルのショットをリキッドラムでコーティングしたジャケットのアルバムに収録されていてもおかしくない、一人多重録音のプレイによるハイブロウなジャズ・ロック・ソナタ。

☆Urbane / ツチヤニボンド (『Mellows』収録)
フルートのリフがボディブロウで耳に残る、南米音楽のポリリズムとブルース進行をベースしたサイケデリック・メロウ・サウンド。

☆欲望 / Vacation Three (『One』収録)
ネッド・ドヒニーの「Get It Up For Love」に通じる非常にクールなブルーアイド・ソウルで、不毛の愛を綴った歌詞との相性も非の打ち所がない高い完成度。

☆人魚の夜 / 小林しの (『Havfruen nat』収録) 
ソフトロックというカテゴライズだけでは括れない美しいバラードで、クリーン・トーンのギターソロにはブルーアイド・ソウル(「Nothing At All」Hall & Oates)の匂いもする。

☆Heartbeat / Saigenji (『Compass』収録)
こういうアコースティックなヒップホップ感覚は日本では彼しか思い浮かばない。言わずもがなだがSaigenjiという唯一無二のジャンルが存在しているのだ。

☆雲の柱 / The Bookmarcs (『BOOKMARC MELODY』収録)
4つ打ち三連シャッフルの洗練されたR&Bトラックに、イノセントな歌詞とソフティなヴォーカルという対照的なエレメントが融合して生み出される清々しいフィール。 
(ウチタカヒデ)

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