2001年6月19日火曜日

☆Various:『Farm Aid Volume One』(Redline/74797-50032)

昨年のアルバムなので何を今さらと思われるだろうが、実は私はこのアルバムの存在に気づいていなかった!それで『The Beach Boys Complete 2001』にも掲載し忘れたため、ここで紹介しておきたい。このアルバムは「ファーム・エイド」なるアメリカの農業を守るためのチャリティー・コンサートのライブの総集編で、毎年ニール・ヤングやウィリー・ネルソンらの呼びかけで継続されているのだが、ここに96年10月12日に出演した時のビーチ・ボーイズの"God Only Knows"1曲が収録されていた。リード・ヴォーカルもハーモニーも力強く、無駄がなく、さすがおハコのナンバーだ。
(佐野)


☆Honeys:『The Honeys Collection』(ウルトラヴァイヴ/ 2032)


 ようやく待ちに待ったハニーズのコレクションがリリースされた。
 最初に見たトラックリストとは大分変わってしまったが、注目のトラックが多い。ハニーズのCDではこれがベストの内容だろう。
 なんといっても注目は未発表トラックで、その中でもベストがリック・ヘンが書いた68年の "Holiday"だ。リック・ヘンらしい洒落たメロディ、中間部のひねったハーモニーなど素晴らしい出来。他ではフィル・スローン=スティーヴ・バリの作曲・プロデュースの65年の未発表トラック "No Bobby No", "It's The Thought That Counts", "I Love You Much Too Much" も面白いし、63年にキャピトルからマーキュリーに移籍したニック・ベネットの元で録音した "In The Still Of The Night"、またジンジャーとダイアンが Jerry Capehart という名前で作曲したJerry Berryhillの "Love On The Run"も貴重だ。
 
 ブートでしか聴けなかった未発表の5曲からは一番出来のいいカントリ-ナンバー "Darlin' I'm Not Steppin' Out On You" のみが収録されている。初CD化は65年にトミー・ボイス=ボビー・ハートの作曲・プロデュースでリリースしたジンジャー&ザ・スナップス名義の "Seven Days In September/Growing Up Is Hard To Do" はキャッチーで内容がいい。
 その他ではハニーズが参加したゲイリー・アッシャー&ジ・アシャレッツやサファリーズの曲が入ったが、60年代のハニーズの曲で "Tonight You Belong To Me" のみ外されたのは、『Capitol Collector's Series』も買わせようというキャピトルの陰謀だろう。

(佐野)


2001年6月11日月曜日

☆Various:『Substitute The Songs Of The Who』(Edel/126612)

これは凄い、大物ばかりが参加した最強のフーのトリビュート・アルバムだ。メンバーは Cast, Ocean Colour Scene, Paul Weller, David Bowie, Pearl Jam, Fastball, Unamerican, Stereophonics, Phish, Sheryl Crow, Kelly Jonesといった面々。基本的にタイトなギターをビンビン響かせたビート・ナンバーが多いので、フーのファンも満足できる内容になっている。目玉はフーとケリー・ジョーンズが共演した2000年11月27日のライブ。メンバーはピート、ロジャー、ジョン、そしてザック・スターキーで、リード・ヴォーカルはケリーが取った。その迫力満点の演奏は、フーは未だに健在だということを感じさせてくれる。
(佐野)

Substitute: Songs of the Who