2026年6月19日金曜日

トニーニョ・オルタ出演★Jazz in Hokutopia Vol.4


  ブラジルのミナス・ジェライス州出身のギタリストでシンガーソングライターのトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)が、9月後半に来日し東阪と静岡でツアーを実施するので紹介したい。
 
 トニーニョ・オルタはブラジル音楽好きには説明不要のミナスが生んだ至宝ミュージシャンの一人で、同地出身のミルトン・ナシメントやロー・ボルジェスとの1972年のアルバム『Clube Da Esquina(街角クラブ)』はあまりにも有名である。
 ※詳細は文末のプロフィールを参照のこと。
 日本にはこれまで十数回来日公演をしており、日本においてブラジリアン・ミュージックをプレイするミュージシャンへの影響力も計り知れない。先月弊サイトで紹介したばかりのシンガーソングライターTOYONOは全曲トニーニョのカバー・ライヴを配信したのをはじめ、やはり弊サイトで多くのアルバムを紹介しているシンガー・ソンングライター兼ギタリストのSaigenji(サイゲンジ)は、デビュー当時からそのギタープレイ・スタイルにトニーニョの匂いがしていた。そんなSaigenjiや小野リサ等のサポートで知られる女性サックス・プレイヤーのヤマカミヒトミ、ブラジリアン・ポップ・ユニットのDOIS MAPAS(ドイスマパス)の木下ときわは各々のソロアルバムで、トニーニョの曲を独自のスタイルでカバーしている。
 また今回のツアーの内、東京の【Jazz in Hokutopia Vol.4】の9月29日の「トニーニョ・オルタ・ジャパン・ブラジル・コレクティブ」のセッション・メンバーには、筆者と25年程前から交流があり、Saigenjiのバンドで長年ドラマーを務める名手の斉藤良が参加しているのが嬉しい。彼をはじめ出演メンバー全員が一流の手練ミュージシャンばかりなので耳の肥えた音楽ファンも魅了するだろう。

斉藤良(ds)

 この様にトニーニョはミュージシャンズ・ミュージシャンとして知られた、一流のブラジリアン・ミュージシャンであり、齢70を過ぎた現在も来日公演をしてくれる親日家でもあるので、是非この機会にライブ会場に足を運んでトニーニョの生演奏を堪能して欲しい。
 東京公演のチケット発売は本日6月19日からなので、良い席は早急に予約してほしい。


トニーニョ氏サイン入り『Toninho Horta』
(1980年/管理人所有)


Como Tocar "Aquelas Coisas Todas" no violão
Aula com Toninho Horta. MPB, Samba, Playtrought song


【東京公演】
Jazz in Hokutopia Vol.4


■イベント詳細ページ

■日時
9月25日(金):日本ジャズ界の中核的存在・石若駿を軸に、現在のジャズシーンを牽引するミュージシャンが集結。Answer to Rememberでは生誕100周年を迎えるマイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンへのトリビュートを披露する。

9月26日(土):ブラジルが生んだ伝説のギタリスト、トニーニョ・オルタが登場。ジャンルを超えた音楽体験を、ぜひ会場でお楽しみください。

■場所
北とぴあ(さくらホール)

■価格
一般 5,000円/北区民 4,500円/U-22 3,500円(※当日証明書をご提示ください)
※全席指定
※未就学児の入場はお断りしております

■発売日
6月19日(金)

■チケット取扱い
・ほくとぴあチケットオンライン: https://p-ticket.jp/kitabunka
・北とぴあ1階チケット売場(窓口のみ/10:00~20:00)
※臨時休館日は10:00~18:00、全館休館日は休業
・チケットぴあ(Pコード:327900):http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2618949


■出演(出演順)

・9月25日(金)
〇若井優也トリオ 〈若井優也(pf)、高橋陸(b)、石若駿(ds)〉
〇Marty Holoubek Trio II 〈Marty Holoubek(b)、井上銘(gt)、石若駿(ds)〉
〇Answer to Remember 〈石若駿(ds)、MELRAW(as)、佐瀬悠輔(tp)、中島朱葉(as)、馬場智章(ts)、海堀弘太(key)、若井優也(pf)、Marty Holoubek(b)、Taikimen(perc)〉


・9月26日(土)
〇トニーニョ・オルタ・ソロ 〈トニーニョ・オルタ(vo&g)〉
〇トニーニョ・オルタ・ジャパン・ジャズ・コレクティブ 〈トニーニョ・オルタ(vo&g)、馬場智章(ts)、Akira Ishiguro(g)、小川晋平(b)、小田桐和寛(ds)〉
〇トニーニョ・オルタ・ジャパン・ブラジル・コレクティブ 〈トニーニョ・オルタ(vo&g)、ノビー(cho&vo)、太田朱美(fl)、小畑和彦(g)、織原良次(b)、斉藤良(ds)〉


〈Jazz in Hokutopia〉
主催:内藤プランニング
共催:(公財)北区文化振興財団
後援:Gotham Yardbird Sanctuary、駐日ブラジル大使館
協力:Ornithology Jazz Club、Westville Guitars、Echizen Guitars、
   株式会社ディスクユニオン、(株)ラティーナ、(一社)東京北区観光協会



【大阪公演】
トニーニョ・オルタ with guest 小野リサ

■日時
9月29日 (火)  1stステージ 開場 16:30 開演 17:30
       / 2ndステージ 開場 19:30 開演 20:30

■場所
Billboard Live OSAKA

■価格
BOXシート ¥21,300-(ペア販売)
S指定席 ¥10,100-
R指定席 ¥9,000-
カジュアルシート ¥8,500-(1ドリンク付)

■発売日
2026/6/16 (火)正午12:00=Club BBL会員・法人会員先行(ビルボードライブ)
2026/6/23 (火)正午12:00=ゲストメンバー・一般発売(ビルボードライブ/e+)

■出演  
トニーニョ・オルタ(vo&g)、ゲスト 小野リサ(vo&g)

■公演のご予約・お問い合わせ
ビルボードライブ大阪: 06-6342-7722



【静岡公演】
トニーニョ・オルタ・ソロ

■日時
9月30日 (水) 開場 19:00 開演19:30

■場所
Life Time Jazz Club

■価格
前売8,000円 当日8,500円

■出演  
トニーニョ・オルタ (vo&g)

■公演に関するご予約・お問い合わせ
ライフタイム:054-250-0131


〈大阪・静岡公演〉
主催:内藤プランニング
後援:Gotham Yardbird Sanctuary、駐日ブラジル大使館
協力:Ornithology Jazz Club、Westville Guitars、Echizen Guitars、
   株式会社ディスクユニオン、(株)ラティーナ

■総合問い合わせ
内藤プランニング
070-3820-7222



トニーニョ・オルタ・プロフィール
トニーニョ・オルタは、ミナス・ジェライス州の豊かなバロック文化の時代における宗教音楽と大衆音楽の作曲家の伝統を受け継ぐ音楽家です。トニーニョは最初の音楽レッスンを、母でありマンドリン奏者のジェラルダと、兄でコントラバス奏者のパウロから受けました。パウロは1950〜60年代のジャズのレコードを彼に紹介し、トニーニョの音楽に大きな影響を与えました。トニーニョが最初の曲を作曲したのは13歳の時で、歌詞は姉のジルダが書きました。

1967年、リオデジャネイロで開催された第2回国際歌謡祭において、トニーニョは「Maria Madrugada」(作詞:Junia Horta)と「Nem é Carnaval」(Márcio Borgesとの共作)の2曲で参加し、新しい表現力を持つ作曲家として注目を集めました。

1970年にトニーニョ・オルタはリオデジャネイロへ移住し、すぐにエリス・レジーナのバンドに参加しました。アルバム『Ela』のレコーディングやツアーにも参加しています。1972年には、ミルトン・ナシメントによる伝説的アルバム『Clube da Esquina』に大きく貢献し、アコースティックギター、エレキギター、ベース、パーカッション、ボーカルを担当しました。また、アレンジや色彩豊かで躍動感のあるギタープレイによってアルバムのコンセプトにも重要な役割を果たしました。

1973年には、ガル・コスタのアルバムおよびツアー『Índia』でギタリストを務め、その後ミルトン・ナシメントとSom Imaginárioのバンドと再び共演し、オーケストラと共に行われたライブ録音『Milagre dos Peixes』に参加しました。トニーニョの楽曲は、レニー・アンドラーデ、タンバ・トリオ、ナナ・カイミ、ジョイス、セルジオ・メンデスなど多くのアーティストによって録音されています。またこの時期、ドミンギーニョス、エドゥ・ロボ、シコ・ブアルキ、マリア・ベターニア、ドリ・カイミなどの作品にも参加しました。

1976年、フローラ・プリム、アイアート・モレイラ、そしてパートナーのミルトン・ナシメントとのレコーディングで初めてアメリカを訪れた後、トニーニョは多くの著名なアーティストとレコーディングやツアーを行うようになります。マンハッタン・トランスファー、アストラッド・ジルベルト、ジョージ・デューク、パット・メセニー、ニコラ・スティーロ、矢野顕子、平井堅、ルディ・ベルガー、ジャック・リー、小野リサなどと共演しました。また、ノーマン・コナーズやアース・ウィンド・アンド・ファイアーにも彼の楽曲が録音されています。
55年以上にわたるキャリアの中で、トニーニョは約1,300曲のレコーディングに参加し、世界中のミュージシャンから彼に捧げられた約120曲の楽曲によって称えられています。

彼の名前は多くの音楽書籍において、ジャズシーンを代表する最も重要なアーティストの一人として掲載されています。1977年には英国の音楽誌『Melody Maker』によりジャズギタリスト第5位に選ばれ、1978年には第7位に選出されました。

トニーニョはこれまでに、ソロ作品、フィーチャリング作品、客演、コラボレーションなどを含め、約40枚のアルバムを発表しています。
また、「Como Péno Forró」(2005)、「Harmonia & Vozes」(2011)でグラミー賞「最優秀ブラジル音楽アルバム部門」にノミネートされ、2020年にはバンドOrquestra Fantasmaと共に制作したダブルアルバム『Belo Horizonte』でラテン・グラミー賞を受賞しました。


トニーニョ・オルタSNS





(テキスト:ウチタカヒデ









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