2026年4月21日火曜日

青野りえ:『フィナーレを待ちながら』

“青野りえのTokyo Tendaberry”
 
 シンガー・ソングライターの青野りえが、ニューシングル『フィナーレを待ちながら』(aonote / FLY HIGH RECORDS)を5月4日にデジタル配信と自主制作CDでリリースするので紹介したい。


 青野にとって、昨年6月のシングル「恋する惑星」や2023年10月に発表したサード・アルバム『TOKYO magic』以来となるこの新曲は、以上の作品をプロデュースした作編曲家の洞澤徹とのThe Bookmarcs(以降ブクマ)や、昨年3月にファースト・ソロアルバム『Strange Village』をリリースした近藤健太郎が提供した曲に青野自身が作詞している。
 青野の作詞、近藤の作曲というこのソングライティング・チームは、昨年12月5日にリリースされた声優兼シンガーの藍田理緒にシングル曲「青いカケラ」(共同サウンドプロデューサー:高口大輔)を提供したのが初組合せで、本曲では近藤の『Strange Village』同様、彼と及川雅仁によるアレンジ、サウンド・プロデュース作品となっている。同アルバムの世界観に近いこの「フィナーレを待ちながら」だが、これまで鬼才SSWの関美彦やブクマの洞澤が手掛けてきた青野サウンドのカラーとは異なるのが非常に興味深く、曲調やサウンドを含めて、彼女の新境地となったのは言うまでもない。

 そもそもこの曲が誕生したきっかけを知る数少ない中の一人である筆者が解説するが、原曲は近藤が『Strange Village』などソロ用にストックしていた、ピアノとスキャット・メロディだけのデモ曲「Circle」である。ポール・マッカートニーの「Maybe I'm Amazed(恋することのもどかしさ)」に通じるその曲は、この段階でも既にブリリアントであったが、そんなダイヤの原石を見抜き、歌詞をつけて歌いたいとオファーした青野の審美眼はさすがである。青野はその原曲にローラ・ニーロやキャロル・キングなど70年代初期~中期の良質なシンガー・ソングライターの楽曲をイメージさせていたという。彼女が書いた歌詞もそんな曲調から共鳴されたピュアでナチュラルな心情を描いたラブソングに仕上げており、巧みな歌声で豊かに歌い上げている。 
 アレンジ的にはシンガー・ソングライター系サウンドということで、必要最低限の楽器配置をした引き算の美学を心掛けていて、適所で光るプレイをしている。近藤がアコースティックピアノとオルガンにコーラス、及川は本職のベース以外にエレキギターとドラムのプログラミング、コーラスを担当して、この曲を演出している。特に間奏の及川の「Maybe I'm Amazed」に通じるギター・ソロやブレイク後に入る近藤のゴスペル風ハモンドオルガンの響きなど聴きものだ。

 
青野りえ ニューシングル 
「フィナーレを待ちながら」Teaser

 なおこの 「フィナーレを待ちながら」の自主制作CDは、4月29日東京・渋谷gee-geにて開催されるThe Bookmarcs『BLOOM』のレコ発ライブ・イベント「FLY HIGH RECORDS PRESENTS THE BOOKMARCS “BLOOM” RELEASE PARTY」の会場でいち早く販売するので、筆者のレビューを読んで興味をもった音楽ファンは是非会場にも足を運んで手にしてほしい。
◎「フィナーレを待ちながら」配信リンク:こちらをクリック


The Bookmarcs
4thアルバム『BLOOM』
レコ発ライブ4/29(水・祝)
12時〜渋谷gee-ge. にて開催決定

FLY HIGH RECORDS PRESENTS
THE BOOKMARCS
 “BLOOM”RELEASE PARTY

2026年4月29日(水・祝)
会場 : 渋谷gee-ge @shibuyageege
時間 : OPEN 12:00 START 12:30
料金 : 前売り4000円(税込)+1d(700円)
           当日 4500円(税込)+1d(700円)

GUEST MUSICIANS :
KARIMA(Opening Act)
美音子Fujishima
青野りえ
藍田理緒

The Bookmarcs BAND MEMBER :
Drums : 足立浩
Bass : 北村規夫
Key : 佐藤真也

※前売り予約特典として未発表音源CD-Rプレゼント

チケット予約 :


【未発表音源入り限定CD-Rを先行販売】
ニュー・シングル「フィナーレを待ちながら」リリースを記念して、
未発表音源入り限定CD-Rを販売します。
ライブ会場と青野りえの通販サイトのみの限定販売です。

発売日:2026年4月29日
収録曲:「フィナーレを待ちながら」+未発表音源3曲入り(CD-R)
価格:1,000円(税込)
通販:【青野りえのサインCD屋さん】https://aonorie.booth.pm/
東京・渋谷gee-geにて開催される「FLY HIGH RECORDS PRESENTS THE BOOKMARCS “BLOOM” RELEASE PARTY」の会場にて
先行販売します。
青野りえはゲスト出演いたします。


【関 連 記 事】 






◎『TOKYO magic』リリース・インタビュー







◎『Live in Tokyo 2022』レビュー





◎『Rain or Shine』リリース・インタビュー






【青野りえ★プロフィール】
都会的なメロウ感と、無垢な透明感を併せ持つ歌声のシンガー。富山県出身。
1996年、亀渕友香率いるゴスペル・グループ“VOJA”のメンバーとしてデビュー。沖井礼二(TWEEDEES/ex.Cymbals)のソロ・プロジェクト“FROG”にゲスト・ヴォーカルとして参加。 
またコナミ「pop'n music」「beatmania」等のゲーム音楽での歌唱や、資生堂、ユニクロの CMナレーション等、様々なレコーディング、ライヴ、TV、CM で活動している。
2017年、関美彦プロデュースによる1stアルバム『PASTORAL』(ヴィヴィド・サウンド)をリリース。
2022年、同じく関美彦プロデュースによる2ndアルバム『Rain or Shine』(FLY HIGH RECORDS)をリリースし、ジャパニーズAOR/シティ・ポップ・ファンの間で話題に。
さらに2021年にリリースした配信シングル「Never Can Say Goodbye」(洞澤徹プロデュース)が話題となり、2023年11月、3rdアルバム『TOKYO magic』 をFLY HIGH RECORDSからリリース。
2025年6月6日、洞澤徹プロデュースによるデジタル・シングル「恋する惑星」をリリース。
2025年12月5日、藍田理緒のデジタル・シングル「青いカケラ」(作詞:青野りえ/作曲:近藤健太郎)リリース。
そして新たなアルバムが期待される中、2026年5月4日にデジタル・シングル「フィナーレを待ちながら」リリース。
現在、K-MIX(静岡エフエム)の老舗音楽番組「ようこそ夢街名曲堂へ!」にレギュラー出演中。

青野りえOfficial Web Site: http://aonorie.com
X(旧Twitter): @rie_aono
FLY HIGH RECORDS Official Web Site:https://flyhighrecords.hatenablog.com/

(テキスト:ウチタカヒデ



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