2010年11月12日金曜日

☆Kinks:『Live In London 1973/1977』(Immortal/IMA104166)

Konkなどとは関係なくリリースされたCDで、由来は分からないが、デジパックだし、解説もあるし、オフィシャルであることは間違いないだろう。
最初の10曲は73年1月24日に収録されたテレビ番組でのライブで、残りの11曲は77年12月24日のレインボーシアターでのライブ。ジャケットの写真を見ると、この73年のテレビ番組の方は、You Tubeで見たことがあるものだった。RCA時代なので、長髪のレイが、やる気があまりなさそうに、皮肉っぽい笑顔を浮かべながら歌っていた。You Tubeには多くの流出映像があり、見つけては保存をしているが、こうやって音だけでもリリースされたことは嬉しい。You Tubeの流出映像はいつも楽しみ。(関係ないが、尖閣の映像を流してくれた海上保安官には感謝!悪い中国人は釈放して、正しい情報をおしえてくれた日本人を逮捕するなんて、いったいどこの政府なんだ!)73年の方はRCA時代なのでホーンも女性コーラスも入り、「Waterloo Sunset」なんて女性コーラス付きで聴くとイメージが全然違う。You Tubeに流れていた「The Village Green Preservation Society」が選曲的にも一番、嬉しい。デイブが歌う「Good Golly Miss Molly」は完璧なロックンロールで快調で面白い。なお。10曲中、RCA時代の曲は2曲しか入っていない。77年のほうはもうアリスタで『Sleepwalker』も出していたのにそこからの曲は1曲もなく、11曲中5曲がRCA時代のナンバーだ。ホーン、女性コーラスも入っているが数は減っていて基本がバンド+ピアノ。サウンド的には77年の方が歯切れが良くなっていて、パワフルな感じを受ける。アリスタに突入前夜といったところか。「Lola」のオーディエンスのレスポンスもこちらの方が盛り上がっている。(佐野)
Live in London 1973 & 1977

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