2000年10月1日日曜日

☆Brian Wilson:『Brian Wilson』(Rhino/8122-79960-2)

 ブライアンの88年のファースト・ソロアルバムが、ボーナストラック満載でリイシューされた。まずその1stソロだが、リンゼイ・バッキンガムのリミックスで音質が向上、ぐっと奥に広がりが生まれた。そして肝心なボーナストラックは、ソロ活動のスタートになった87年のゲイリー・アッシャーとのコラボレーション・シングル「Let's Go To Heaven In My Car/Too Much Sugar」と、アルバム未収録のシングルB面曲「He Couldn't Gets His Old Poor Body To Move」「Being With The One You Love」が収められ、このSire時代はコンプリートになった。特に洒落たメロディが印象的な「Being~」は、A面のアナログ・シングル「Melt Away」が一部でしかリリースされなかったため、かなりレアな音源と言えよう。その後はデモ。「There's So Many」「Walkin' The Line」「Melt Away」「Little Children」はアレンジが違うが、完成度はそれなりに高いアーリー・ヴァージョン。「Ria Grande」のアーリー・ヴァージョンにはカットされてしまったフレーズを聴くことができ、またエンディング近くのフレーズは、「Night Bloomin' Jasmine」という別の曲として独立していた。これは完全未発表。あと「Night Time」のカラオケ、一部だが「Love Ans Mercy」のピアノ弾き語りも登場した。ブックレットは歌詞カード付き。(佐野)
Brian Wilson

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