2022年7月2日土曜日

【渋谷7th Floor Suturday Concert Series】Three Berry Icecream/The bookmarcs/青野りえ

 昨年9月にサード・アルバム『BOOKMARC SEASON』をリリースしたThe Bookmarcs(ブックマークス)をはじめ、弊サイトで高評価している3組が出演するライヴ・イベントが8月13日に開催されるので紹介したい。
 弊サイトではお馴染みの作編曲家の洞澤徹とthe Sweet Onionsの近藤健太郎によるThe Bookmarcsに加え、昨年11月にファースト・フルアルバム『Three Berry Icecream』をリリースした、BRIDGEの主要メンバーだったイケミズマユミのソロプロジェクトThree Berry Icecream(スリー・ベリー・アイスクリーム)。
 更に今年3月16日にセカンド・アルバム『Rain or Shine』をリリースした女性シンガー・ソングライターの青野りえという、多彩な3組が一挙に集まり開催されるライヴ・イベントだ。非常に貴重な機会なので、興味を持った音楽ファンや弊サイト読者は是非予約して参加しよう!

渋谷7th Floor Suturday Concert Series 
出演:Three Berry Icecream / The Bookmarcs /
青野りえ
Open : 8/13 12p.m/start 12:30p.m
予約3000円/当日3500円(+1order)


タイムテーブル
12:00 開場 
12:30 〜 13:05 Three berry icecream
13:20 〜 13:55 青野りえ
14:10 〜 14:45 The Bookmarcs

※予約フォーム (TIGET):https://tiget.net/events/187511
※予約開始:6/10~

※入場してのライブ観覧は世情により時間変更・中止となる場合がございます。 状況を鑑み有観客の入場は取りやめ。という判断もございます。
 ご理解ご了承の上、入場チケットのご予約をお願いします。
※ご来場の際は会場のコロナ対策のお願い >http://7th-floor.net/fixed_news/covid-19/  を必ずご一読・ご了承の上、ご予約をお願いします。

info:渋谷7th FLOOR: http://7th-floor.net/
〒150-0044 東京都渋谷区円山町2−3 Owestビル7F
TEL 03-3462-4466(15:00〜20:00)


関連記事一覧(掲載順)
●The Bookmarcs『BOOKMARC SEASON』リリース・インタビュー

●Three Berry Icecream『Three Berry Icecream』レビュー

●青野りえ『Rain or Shine』リリース・インタビュー


(テキスト:ウチタカヒデ


2022年6月23日木曜日

FMおおつ 音楽の館/Music Note(2022年5月号)~西城秀樹特集Set List(Part-2) & 次回放送予告

 FMおおつ 音楽の館/Music Note(20225月号)~西城秀樹特集・後半解説

前回の前半に続き、今回も音楽の館/Music Note5月号で放送した「西城秀樹特集」の後半解説をお届けします。<YOUNGMAN(Y.M.C.A.)>で日本を代表するシンガーとして頂点を極めた1980年代以降になります。

BGKing Crimson の金字塔『In the Court of the Crimson King (subtitled An Observation by King Crimson)に収録のEpitaph(エピタフ(墓碑銘))。この曲は19798月の豪雨の中で開催された後楽園球場ライヴ・アルバムBIG GAME '79 HIDEKI』に収録されています。雷鳴が轟く中歌うヒデキの姿は、ファンの間で「ヒデキに神が降りた」とも言われているほどです。


 1980
年代になるとシンガー・ソングライターの曲も積極的に取り上げています。まず198012月の37作<眠れぬ夜>。この曲はオフコース1975年の出世作で、トップ10ヒット(10位 27.1万枚)となり、この曲を再注目させています。


そして
38作は81年初頭<ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編)>でブレイクした横浜銀蝿から提供のセクシーガール>.]これもトップ1010/ 14.2万枚)に。1982年には同郷でアマチュア時代からの知人(吉田)拓郎さんの書き下ろし<聖・少女42作で発表。当然ながらこれもトップ109/17.4万枚)入りと、あらゆる分野のソングライターの曲で可能性を広げています。

 BGStevie Wonderのカヴァーで32作シングル<愛の園(AI NO SONO)7/23.8万枚)です。この曲はStevie1979年リリースの『シークレット・ライフ(Journey through the Secret Life of Plants)』の収録曲で、アレンジに坂本龍一“教授”、シンセ・プログラミングに松武 秀樹YMOコンビが担当。

 続いてはヒデキの1980年代を象徴するナンバー、1983年もんた(よしのり)さんから提供44作目<ギャランドゥ>(14/13.7枚)!この曲のバックには藤丸バンドから発展したShogunのメンバーです。この時期ヒデキさんは長髪をバッサリ切り落としショート・カットに。余談ですが、私はこの曲を生ライヴで3回体験しています。最初は当時勤務していた会社の催しの特別ゲストの場、その翌週に当時在住でのFM静岡(現:K-Mix)の開局記念イヴェントでのパフォーマンス。


 さらに3回目は2012年に発売
の著書「よみがえれ!昭和40年代」制作にご協力いただいた江木俊夫さんの御縁で20121210日「昭和同窓会コンサート」中野サンプラザ公演。この日のライヴは
体調も良く、通常の「バラード2+ヤングマン」に急遽この曲を披露し観客から大喝采を浴びます。ただそれは彼には大変な負荷で、フィナーレの<ヤングマン>を途中で挫折、しかし周囲に支えられ歌い終えています。そのファン・サーヴィスに徹する姿に感銘を受けました。

2曲目は198345ナイト・ゲーム19/8.5万枚)。この曲はRichie Blackmore率いるRainbowのヴォーカルGraham Bonnetが1981年に全英6位の<孤独のナイトゲームズ>カヴァーで、その後ヒデキ・ライヴ定番曲に。3曲目は198447作<Do You Know>(30/4.3万枚)、元々はポップス歌手フランツ・フリーデルの曲。この曲で<ジャガー><炎>に続き第13回東京音楽祭ゴールデン・カナリー賞を受賞、個人的に私のフェイヴァリッツ・ナンバーのひとつです。そして、Wahm!の大ヒット<Careless Whisper>をカヴァーした198449抱きしめてジルバ -Careless Whisper-18/15.4万枚)。ラストは1988年の62作<33>(49/1.2万枚)。この曲はJulio Iglesiasのカヴァーで、彼自身33歳に必ず歌ってみたいと思っていた念願の曲でした。

  さてBG はヒデキ1985年第50作<一万光年の愛>(12/10万枚)、この曲は「つくば科学万博’85(正式名称:国際科学技術博覧会)」開会式テーマに起用されています。


 この1985年には
デビュー以来のシングル全50曲を歌唱する日本武道館を敢行。これを機にシングル中心路線から脱し、アルバム・アーティスト路線を宣告。その象徴が、杏里さんの<悲しみがとまらない>等のプロデュースで注目株角松敏生さんを起用したアルバム『TWILIGHT MADE …HIDEKI』。角松さん自身もこの年はファンク・テイストの傑作『GOLD DIGGERwith true love〜』をリリース直後の絶頂期で大きな話題に。


 この時期にはコーセー化粧品のCMソングで
51作目<ミスティー・ブルー>(27/3.8枚)をリリース直後に、アルバム収録曲BEAT STREET51/1万枚)をシングル・カット52作)。とはいえこのチャレンジは成功とはいきませんでした。

ただその翌1986年に、ヒデキの<抱きしめてジルバ -Careless Whisper->を聴いたアメリカのビッグ・スターBarry Manillowが「オリジナル以上の出来」と称賛し、彼とのデュエット<腕の中へ -In Search of Love->(53/10/11.2万枚)が実現。この時期二度目の来日公演中のBarry夜のヒットスタジオ』でのデュエットが生放送され1982年の<聖・少女>以来久々のトップ10ヒットに。BGは彼が1988年に同年齢をタイトルにした『33才』から夏の誘惑94/0.2万枚)を60作にシングル・カット。そこにはゴージャスな雰囲気がお似合いになった彼がいました。 

 また新しいファンに向け過去のヒット曲がよみがえる仕様のナンバーも登場。それが<傷だらけのローラ>の一部をフューチャーした198654追憶の瞳 LOLA26/2.3万枚)、それに<ブーメランストリート>のアンサー・ソング199268ブーメラン ストレート>になります。BG聴いていただいているのは、高橋真梨子さんやLazy等への楽曲提供で知られる濱田金吾さんを起用した1987年の58作<心で聞いたバラード>。このムードもヒデキならではの特別なテイストが感じられます。


そんなヒデキさんは若手ロック・ミュージシャン達から「ロック・アーティストの憧れのスターNo.1」と崇拝され、1997年にはそんなヒデキ大好き若手ミュージシャンが『西城秀樹ROCKトリビュート~‘KIDS’WANNA ROCK!』を発売(参加ミュージシャンは、THE HIGH-LOWSGacktROLLY、サンプラザ中野、ダイヤモンド
ユカイなど



 ところが2003年に公演先の韓国で脳梗塞を発症し、リハビリで闘病生活に入り軽度の後遺症は残るも、2006年に<めぐり逢い/Same old story-男の生き様->で復帰、多くのファンを感激させています。

ただ20111220日、56歳で脳梗塞再発で2週間程度再入院、リハビリに励み右半身麻痺と微細な言語障害の後遺症が残るも、歩行が出来る状態にまで改善。

その後は往年のスターによる歌謡曲リヴァイバル・ツアー「昭和同窓会コンサート」に特別ゲストとして参加するなどしてステージをこなし、多くのファンと交流。

このツアーでは20121013日の八日市を皮切りに、20131213日大津、2016630日近江八幡、2017414日守山、415日には米原と滋賀県では5か所6回以上公演が開催、彼を目当てに全て「満員御礼」。

近江八幡ではレストランのパート(年配)女性が、「ヒデキのコンサートに行く!」と少女のような瞳で語っていたと聞きましたそんな彼の最後のステージは2018414日の栃木県の足利市民会館になります。

 当時彼の訃報は「NHKニュース」や「報道ステーション」をはじめとする一般の報道番組でもトップで取り上げられ、また号外が発行されるなど、一人の歌手が亡くなったというだけでなく、枠を超えたビッグ・ニュースとして日本中を奔走。ここ最近では昨年の志村けんさんと並び、大きな衝撃を与えています。

 ではラストは1987年にリリースされた57NEW YORK GIRL501万枚)。この曲の作者は1980代に一世を風靡したソウル・グループ/ShalamerのヴォーカリストHaward Hewett2曲目は1995年リリースのWinkカヴァーの72作で愛が止まらない Turn it into love830.7万枚)。アレンジは盟友・吉野藤丸さんによるAOR調のアダルト調に。そして、オーラスはアニメ「ちびまる子ちゃん」2代目エンディング・テーマ走れ正直者 ももこさんも大のヒデキ・ファンということで、アニメでは今も時々ヒデキが登場しています。なお一周忌2019年以降は516日の週には再登場が恒例となっていますが、昨年は初めて絶ち日当日に使用されています


 ということで今回は「デビュー50周年」を迎えた「西城秀樹さん」の特集をお届けしました。後半のセット・リストも下記にまとめましたのでご覧ください。

最後になりますが、今回放送前後には全国から山の「リクエスト」「感想」等、熱烈なメッセージを頂戴しました。そんなリスナー皆さんのご要望にお応えして、次回6月号も「ヒデキ特集」のpart-2をお届けします。今回寄せられたリクエストを紹介させていただきながら、前回を補足する流れで他の特集では聴くことの出来ない音源を中心にした内容でお届けします。では次回625日(再放送26日)の放送も楽しみに! 

2022.6.25(土) 16:00~ (再放送)2022.6.26(日) 8:00~ 
※FMおおつ 周波数79.1MHzでお楽しみください。 
※FMプラプラ(https://fmplapla.com/fmotsu/)なら全国でお楽しみいただけます。                            



<セット・リスト>

B.G.~ Epitaph(エピタフ(墓碑銘))/ King Crimson

20. 眠れぬ夜/西城秀樹

21. セクシーガール

22. 聖・少女

B.G.~愛の園(AI NO SONO)/ Stevie Wonder

23. ギャランドゥ

24. ナイト・ゲーム

25.Do You Know

26.抱きしめてジルバCareless Whisper-

27. 33

B.G.~ 一万光年の愛

28. ミスティー・ブルー

29. BEAT STREET

B.G.~ 夏の誘惑

30. 追憶の瞳 LOLA

31. ブーメラン ストレート

B.G.~心で聞いたバラード

32. NEW YORK GIRL

33. 愛が止まらない Turn it into love

34. 走れ正直者

35. Claps:Thank You/ Various Artist


鈴木英之

2022年6月18日土曜日

Good Vibrations-My life as a Beach Boy-Mike Love,James S.Hirch著(2016)

 


   黄金期から続くMikeとBrianの麗しきコラボレーションが破綻しているか否か?親Mikeの文脈では当然否である。筆者は、あくまで親Mikeである、この姿勢は単なる判官贔屓ではなく一貫してきた。但しMurryの興したWilson家のファミリービジネスの継承者としての親Mikeなのである。本書は、いわゆる嫌Mike派からの「誤解を正す」目的で刊行されたという。皮肉なことに本書の1ヶ月後にはBrianによる自伝「I am Brian Wilson」が刊行され、こちらは回想録の体裁で記された。

 親Brian派から見れば本書は「そこまで言うか?」というくらい当人の正当性主張のオンパレードではあるが、The Beach Boysの現在地とは一貫した企業体であり、思想であり、永続する運動体であることを我々に気づかせてくれる。さらに本書はミュージシャンの自伝には中々使われないlogistics,inflation,cost,board member,asset,agendaが時折用いられ、ワンマン社長一代記のような体裁でもある。巻末のLove家を中心とした写真の数々はMt.Vernonにあった往時のLove邸の様子が含まれており資料としては貴重だ。

 知的所有権の一切はBrother Recordsに帰属した。Brother Recordsの支配権は株主が持つ、当初はWilson家三兄弟とMikeから始まり、Alの追加とDennisの死後借金との相殺で持分消滅し、Carlの死後は子らが共同相続している。そのため4者がBrother Recordsを支配する構造となっており、Wilson家は数字の上では50パーセントを支配している。The Beach Boys名義の排他的興行権をMikeが手中に収めたプロセスも明かされる。株主4者の投票を行い、Alは反対しCarlの遺児達とBrianは賛成した、Mike自身は棄権したもののWilson家の支持の多数決によりThe Beach Boysの名跡は事実上Mikeのものとなった。

 同時期にAlのThe Beach Boys名称使用権はコンプライアンス違反でAlは使用が出来なくなったのだ。嫌Mike派から見れば見事な簒奪プロセスである、しかしながら株主の構成は変わらない。Mikeは主張する株主に忠実である、と。規定によりMikeの行ったツアー収益の何割かは必ず株主へ還元している、そのためツアーに同道していなくてもツアーがある限り必ずAlもBrianも成功の果実を受け取っているではないか、と主張する。

Smile時代のBrianの肖像画、描いたのはDavid Anderle

 Brianとは長年家族ぐるみの付き合いがあり友情は途切れたことはない(実際子にBrianと名付けている)、しかし楽曲制作やライブ現場では上手くいかないのだ、と言う。必ず我々の間に有象無象の輩が出入りし邪魔をしてしまうのだ!Smile以降のBrianの才能の閃に、自分を初めとするメンバーの誰も反対していないし当時から深く理解していたのだ、しかしながらいたずらにBrianの天才性だけを強調し我々が足を引っ張っていたかのごとく多くの記事や評伝類で広められて非常に迷惑している。特にその矛先はSmile前後に現場を牛耳っていたDavid Anderleへ向けられる、この人物のせいで現場に薬物類が持ち込まれた。そのせいでWilson兄弟はその後自壊しグループのキャリアを傷つけた。Davidへの追及はさらに続く、自分たちのデビュー以来の楽曲の数々を管理していたSea of Tunesの身売りにDavidは内通し挙句の果てには売却先のA&Mへ論功行賞として入社しているではないか!薬物やアルコールで自壊していくWilson兄弟への支援は手を抜かなかった、一時はMikeの縁者がボディーガードを務めた程だ。


高校時代のMike

 Love家は勤勉と規律を良くした、Wilson家出身の母は芸術の、強いて言えば音楽の庇護者の血統を持つ。生家の大邸宅では演奏会が行われ、職業作曲家としては不遇な叔父Murryの楽曲だけのコンサートまで開催された。宗教はルター派の謹厳実直なプロテスタントであり母系に北部ヨーロッパ系の出自を持ったMikeは明らかに米国のWASP神話を印象づけようとしており、The Beach Boysの代表者であり庇護者たらんと言いたげだ。米国社会の多様性についてはおおらかな点もアピールしている。出身校Dorsey高は当時としては珍しい人種混交のクラスとなっており、Mikeも様々な人種の生徒と接した。日本語からストリートの黒人スラングまで身につけ、作詞に大きな影響を与えている。黒人の友人も多く、R&Bの要素をいち早くThe Beach Boysの中に取り入れたのはMikeその人である。一家団欒しリビングルームで聞く形態からトランジスタラジオの発明で音楽はよりパーソナルとなる、それは家庭内の電話からスマホへの進化と同じだ、とMikeは言う。パーソナル化はラジオ番組をシングル盤中心の内容に変容させる。したがって楽曲もアピールの多いフックなどの仕掛けで、リスナーに関心を持ってもらわねばならない。Brianの美しいハーモニーだけではヒットしない、自分はフックやリフを工夫していくつものヒットに繋がった、と自慢げに解説する。

 共和党への傾倒についてはそもそもBush家への接近だった、先年実現しなかったソ連公演に変わり中国本土での公演を目的とした。残念ながら中国本土へのツアーはまたまた実現しなかった。大ブッシュが大統領就任後以降共和党への傾倒が始まった、Bruceと共に地域奉仕活動の支援など保守派の活動に手を染めていく。それでも本書中自分らは政治的には不偏であると言う。実際民主党の連中の前でも演奏したし、政治的というよりは環境問題についてずっとテーマにしてきた、と主張する。

 過去の楽曲におけるBrianとの訴訟については、わざわざ一章設けて「Universal Truth」などと大仰なタイトルだが、この訴訟は長年の懸念事項の整理であって、

Brianの名声を傷つける気は毛頭ない、と片付ける。その他Mikeといえば避けて通れないTranscendal Meditationの話は至る所で挿入される、一言でまとめれば「TMのおかげで頭スッキリ沈着冷静」なのだが、幾多の女性遍歴や自身の破産など奥面もなく語られる。


The Beach Boysの商業的成功と米国の政策金利及び
インフレ率のピークが何故か一致

不況に強いThe Beach Boys???

 Brianの魔法の消えた70年代中葉以降米国内は、インフレと高金利に加え米ドルは減価し続けていった。本来ならば強い外貨獲得の為海外ツアーを行うところだが、国内のツアーにこだわりついには独立記念日の首都Washingtonでの常連となったのはMikeの功績といっても過言ではない。数十万人単位の大量動員ライブには強力なロジスティックが必要になる、そのため膨大な資金調達にMikeが腐心した様を本書は伝える。スポンサーシップの増加はスポンサー向けコンプライアンスの強化を意味する、すなわちスポンサーに悪印象をもたらさない品行方正なイメージを求められることとなる。通俗化と引き換えに俊豪は去らねばならないのか?いやそれは逆だろう、通俗化が進めば進むほどBrianは神話化されてきたのだ。