2014年12月27日土曜日

☆『東映名作アニメ絵本・全5巻セット』の特典小冊子と外箱を入稿し、2015年1月に遂に発売。早くにご予約を。


20151月に復刊ドットコムから発売される「東映名作アニメ絵本・5巻セット」付属の小冊子と、5冊を入れる箱の最終校正が終わった。箱は裏の写真をお見せできないのが残念だが、全て今まで他の本には出ていないカットで構成してあり、箱だけでもインパクトがあるはず。この復刊ドットコムの特典の小冊子は、8月の「ぬいぐるみ殺人事件」で既に作り、またこの後来年2月の「ワンダー・AZUMA HIDEO・ブック」の分も作っているので、この半年に3つ作っている訳(前述の2冊は復刊ドットコムのサイト予約のみなので同じ特典で違う)だが、明らかにこの「東映名作アニメ絵本」のものが一番手間暇かけていて、売り物にしたいくらいの内容だ。しかし所詮オマケ、こういうお金にならず、部数も少ないものに手間暇をかけてしまうのは、性分なんだろうなあ。オマケなんだからと適当に作る事はどうしてもできない。好きなものになればなるほど手間をかけてしまう。特にこの「東映名作アニメ絵本」自体は、ほぼストレートな復刻なので、編集者としての腕を使いたくなるのはこの小冊子になる。まず表紙は、
1981 年に自分が編集人だった「漫画の手帳」で森康二先生の特集をした時に描いていただいたヒルダ。
カラーで載せられないのが残念。続く見開きはこの本のために描きおろしてもらったふくやまけいこさんの2Pのマンガ「ある夜のできごと」。このマンガは森康二ファンなら誰でも涙する珠玉の一遍だ。まず舞台が東映動画の前身、日動時代の「黒いきこりと白いきこり」で、心優しい白いきこりが森先生というベストの設定。最初にみんなを呼ぶのは同じく日動時代の作品「こうさぎものがたり」のウサギ。ビデオ化すらされていない短編だが森ファンなら知っているだろう。囲炉裏の周りには、ジム、キャシー、ヒルダ、タイタンボウ、白蛇伝のパンダ...ジャッキーもいるぞ。次のページにはローザ姫やどうぶつ宝島のキャラ達が。ラストの一コマで外にいるのはハッスルパンチのガリガリ博士や三匹の殺し屋...。もう森キャラ全員集合で、嬉しくなってしまう。そのあとは東映動画スタジオ時代が出来た時の生き字引ともいえる大塚康生さんに、東映動画スタジオの思い出を新たにインタビューしてたっぷり語ってもらった。クーラーのない時代、しかし夏でも動画用紙が風で飛ぶので窓は閉め切り、その代わりに部屋の真ん中に大きな氷をおいてみんなで触りにいった...なんてとっても昭和な雰囲気が妙に心地よい。彩色や仕上げのための女性スタッフが多いが、交通の便の悪い時代だったので、実はご近所に住む娘さん達を雇っていたとか、面白いエピソードをたくさん聴くことができた。そして私の、今回復刻した東映動画の4大名作「太陽の王子ホルスの大冒険」「長靴をはいた猫」「どうぶつ宝島」「わんぱく王子の大蛇退治」ともう1作品、石ノ森章太郎原作の「空飛ぶゆうれい船」について、作品評を交えつつ、1981年から1982年にかけてインタビューした宮崎駿さん、森康二さん、大塚康生さん、小田部羊一さんが、これらの作品について語っていただいた部分を抜粋しながらまとめた。本来はこの4人のインタビューを核にして、本として出す予定だったのだが、ムズカしい諸事情があって出せなくなり、こうやって一部だけでもとゲリラ的に取り込んでおいた。この名作アニメを作りだした中核である宮崎さんら4人のレジェンド・アニメーターと演出の高畑勲さんの5人だが、この絵本を入手した1976年当時はまだほとんど認知されず、自分達の目指す作品を求めて出身の東映動画をみな退社して、外で力を発揮していた。この長文の主眼は、インターネットも、ビデオも、コミケもなく、アニメのセル画が雑誌に一コマ載っただけでも大事件という時代に、どれだけこの本(発売当時は「小学館の絵文庫」)が貴重だったのか、どうやって情報を得てファンが増えていったのかなど、「世界の宮崎駿」となる大ブレイクまでをずっと追ってきた一ファンとして、ファン側の視点でこの時代を残しておくことだった。最終ページはVANDA5号での「太陽の王子ホルスの大冒険」特集用に、和田慎二さんに描いていただいた「ヒルダのこと」。これだけのラインナップでまとめたこの小冊子は、この5巻セットを刊行している間でしか手にすることはできない。是非、予約していただいて、手元に置いていただきたい。当時のレコードやソノシート、映画パンフレットなどの資料も載せてあるので是非。(佐野邦彦)

 





 

東映名作アニメ絵本 全5巻セット

2014年12月23日火曜日

新川忠:『Paintings of Lights』(Botanical House / BHRD-001)



シンガー・ソングライターの新川忠(シンカワ・タダシ)が、05年の『Christy』以来約10年振りとなるサード・アルバム『Paintings of Lights』を15年1月11日にリリースする。
今年の2月にリリースされたLampの7thアルバム『ゆめ』収録曲の「ため息の行方」で、榊原香保里と共にリード・ヴォーカルを担当したことも記憶に新しいが、そのメンバー3人が新たに立ち上げたレーベル、Botanical House(ボタニカルハウス)からの第一弾リリースとなる。
音楽に対して比類なき拘りを持つLampの中でも、特に一筋縄ではいかないリーダーの染谷大陽の熱望によって実現した今作であるので聴く前から期待しない訳にはいかない。
筆者も音源を入手して半月ほどだが、一聴してそのロマンティシズム溢れる風通しのよいエレクトロニック・サウンドに魅せられてしまった。無駄の音が一切無い"Less is more."の極みである。
ポップス・ファンが15年の新年を飾るアルバムとしても相応しいので紹介したい。

新川忠は77年東京生まれのシンガー・ソングライター(以下SSW)で、著名な音楽評論家として知られる高橋健太郎(筆者も10代の頃は氏の多くのレビューを参考にした)が主宰するインディー・レーベルMemory Labより『sweet hereafter』(03年)と『Christy』(05年)の2枚のソロ・アルバムをリリースしている。その傍らで湯川潮音(余談だが10年ほど前に某野外フェスで友人ミュージシャンに紹介され、その無垢な可愛らしさにより飲み物をご馳走した過去がある(苦笑 )の『うたのかたち』(03年)に楽曲提供しソングライターとしての顔も持ち、09年以降はネットを発表の場としてプライベートな形で活動を続けていた。
そして前出の『ゆめ』に繋がる訳だが、このアルバムでは「ため息の行方」の他、冒頭の「シンフォニー」にもコーラスで参加してその美声を聴かせている。
ともあれミュージシャンズ・ミュージシャンの言葉通り、Lampのメンバーも認める彼の才能はヴォーカリストとしてだけにとどまらず、独自の美意識を持つソングライティングは、ニュー・アルバムの『Paintings of Lights』でも余すことなく発揮されているのだ。また今作では全楽器の演奏とプログラミングからレコーディング・エンジニアリングとミックスまで手掛けており、さながらホーム・レコーディング時代の吟遊詩人といったところだろう。

ではこのアルバムの主な収録曲を解説していこう。
耳に心地よいアルペジオと彼方で漂うパッドにデジタル・エレピのコードが重なり、麗しいメロディを持った「アイリス」。ペインティングス・オブ・ライツというアルバム・タイトルを象徴するかのような柔らかな陽の光を感じさせるサウンドにいきなり魅了させられる。
シンセサイザーを多用しているのにも関わらず、これだけヒューマンな感触が出せたのは過去ブルー・ナイルくらいだろう。正しく21世紀のオーガニック・エレクトロニック・ポップとよべるのだ。
続く「渚」も音数少なく空間を活かしたサウンドに美的センスを強く感じさせ、まるでプリファブ・スプラウトの「Wild Horses」(『Jordan: The Comeback』収録・90年)を彷彿とさせる心地よさに参ってしまう。
アルバム中最もリズミックな「カミーユ・クローデル」は、『Idlewild』(88年)の頃のエヴリシング・バット・ザ・ガールにも通じる爽やかな初夏の匂いが香しい。



ボサノヴァのリズムで展開する「彼女たちの舞台」のデリケートな世界観には坂本龍一が手掛けていた頃の大貫妙子にも通じるが、シンコペーションに呼応するシンセサイザーの細かい処理はトーマス・ドルビーが手掛けたプリファブの「Horsin' Around」(『Steve McQueen』収録・85年)だと感じた。
「ハワースの荒野」のメロディ・センスとコード進行にもやはりプリファブの「Couldn't Bear To Be Special」(『Swoon』収録・84年)あたりを感じさせる。日本人でプリファブのパディ・マクアルーンを信奉する拘り派のSSWは多くいるかも知れないが、これだけ右ストレートで攻めてくる人は初めてだ。筆者はパディをかのジミー・ウエッブの最後の継承者として強く信じているので嬉しい限りである。
ラストの「ヴィーナスの腕」はアルバムを締めくくるのに相応しく、このデリケートで奥行きのあるサウンド・スケープは唯一無二の世界観がある。ギリシア神話に登場するアプロディーテとして知られる"ミロのヴィーナス"の像は、ご存じの様にパリのルーヴル美術館で現存するものには両腕がない。ゆえにこの像の美しさが想像力によって無限に広がっていく。
同様に音楽も必要以上に多くの楽器で空間を埋めてしまうと、曲本来の魅力が半減してしまう。"Less is more." 、この精神が貫かれているが『Paintings of Lights』の素晴らしさなのだ。
興味を持ったポップス・ファンは是非入手して聴いて欲しい。




(ウチタカヒデ)



2014年12月20日土曜日

☆Who:『Who's Nest(Deluxe Edition)ハイレゾ』(Universal)

犬伏巧さんに「ハイレゾの『Who's NestDeluxe Edition)』のボーナストラックも違っていますよ」と教えていただいたので、さっそくダウンロードしてチェックしたところ、CD版『Who's NestDeluxe Edition)』の違いを5つ見つけた。まずはボーナス1曲目の「Baby Don't You Do It (New York Record Plant Session Full Version)」だが、まずスティックカウントが入り、ドラムが入ってピートのコードが1回なったあと小さくコードが余計に入りこれで3秒長い。そして歌がいったん切れる147秒あたりから次の歌は227秒までありここに間奏があるのだが、CD盤は27秒には歌が始まっていて20秒ほど間奏をカットしていることが分かった。続く「Getting In Tune (New York Record Plant Session Full Version)」のCD版は始めに2回カウントがあって15秒遅れて始まる。CD版では433秒からGetting in tune with the straight and narrowのコーラスが2回で終わるが、ハイレゾ版は417秒くらいからコーラスが1回多く3回ありロジャーのyeahで最後の演奏へ移り、CD版は630秒、ハイレゾ版は642秒で終わっている。ハイレゾ版は15秒遅く始まって12秒遅く終わるということはほぼ尺では変わりがなく、前述したコーラスが1回多いのは、演奏はずっと続いているのでヴォーカル部分だけをCD版はカットしていただけなのかもしれない。「Pure And Easy (Live At Young Vic, London/1971)」は最後のThere once was a note Listen8回歌うところどちらも9回目以降にも歌が入るのだが、ハイレゾ版は2回多く12回目までコーラスが聴こえていて、14回目から新たなロジャーの歌が入るので6秒だけ長くなっている。「Getting In Tune (Live At Young Vic, London/1971)」がハイレ版ではギター・ソロが始まるとコード弾きが長く続きそのあとギター・ソロになるのだが、CD盤はすぐにギター・ソロになるようにカットしていたので25秒ほど短くなっていた。あとは「Water (Live At Young Vic, London/1971)」は、ハイレ版はピートがイントロを2回間違える12秒をそのまま入れているのでその分長くなっていた。(佐野邦彦)
Who's Next(Deluxe Edition)/The Who

2014年12月17日水曜日

☆Who:『My Generation(Stereo)(ハイレゾ)』(Universal)※ダウンロードのみ。その他Whoハイレゾ2枚、『Kinks The Anthology 1964-1971』追補



この素晴らしい音源をおしえていただいたのは、私が尊敬する犬伏功さん。ブリティッシュロックの詳細な音源比較は、犬伏さんを凌ぐ人はなく、レココレも犬伏さんの音源紹介文がある時には買う。ハイレゾ未体験だった私も、初登場音源があると聴いたら矢も楯もたまらずダウンロードした。2002年になってやっと実現した『My Generation』のトゥルー・ステレオのCDは「My Generation」のリード・ギターが入っていないなど、大いに不満を残したリイシューだったがこれで一気に解決だ。一番の収穫はやっとリード・ギターが入った「My Generation(Stereo)」を聴くことができたこと。細かいフレーズまでくっきり聴こえ素晴らしい出来栄えに感激だ。「A Legal MatterStereo)」も43秒からのリード・ギターのリフなど復活。初登場の「Daddy Rolling Stone(Alternate Stereo Version)」はイントロが長くまだコーラスが入らず、そして完奏する初期ヴァージョン、これも初登場の「Out In The Street(Alternate Stereo Version)」は間奏のギターの弾き方が違う。他では「La-La-La Lie(Stereo)」「The Kids Are Alright」はリード・ヴォーカルがダブル・トラックに戻る。「I Can't Explain(Stereo)」にもバックのタンバリンが戻った。
Daddy Rolling StoneStereo)」はカウンターで入るリード・ギターがやっとはっきり聴こえるようにミックスされた。「I'm A ManStereo)」はパーカッションを抑え演奏を大きくミックス、「The OxStereo)」はバカでかいリード・ギターをセーブ、中間のハーモニカがデカすぎる「Bald Headed WomanStereo)」、後半のヴォーカルがデカすぎる「Anyway Anyhow Anywhere(Alternate Stereo Version)」はバランスよくミックスされた。「Motoring(Stereo)」はリズムギターがクリアーに聴こえるよう、「Circles」はホーンを大きくミックスを変えなど変更点は枚挙にいとまない。犬伏さんの紹介では同時に発売された『My Generation(Mono)(ハイレゾ)』(Universal)の「Instant Party Mixture(Mono)」が初登場と書かれていたのでこれも購入すると、リード・ギターがやや大きく、エンディングのアドリブのギターが5秒長く入っていた。あとこれも犬伏さん情報の『Live At Leeds(ハイレゾ)』(Universal)で差し替えられたヴォーカルがオリジナルに戻ったという「Heaven And Hell」「We're Not Gonna Take It」を単品で購入。前者は明確にはわからなかったが、後者はsee me feel meからのヴォーカルはまったく違っていた。なお、moraという日本のサイトで購入したが、『My Generation(Mono)(ハイレゾ)』は販売がなく、犬伏さんが紹介していたHDtracksでダウンロード。これはバラでいいやと思ったら、ここは単体販売がなくアルバム全体をダウンロードした。

さて、ついでに私が124日にFBでアップした『The Kinks The Anthology 1964-1971』を犬伏さんがレココレで紹介していて、私も気づかない別ミックスがあったのでそれも書かせていただこう。ただし『The Kinks In Mono』や『Hidden Treasures』などに入っているものは割愛させていただく。これらは初登場のステレオ・ミックス。まず「Days」はバックに埋もれていたオルガンがくっきり聴こえる。「Death Of A Clown」はイントロに深いエコーのカウントのあとデイヴのヴォーカルが中央から大きく出てくるので新鮮。「Come On NowAlternate Version)」は『Picture Book』収録のものと同じで最初の失敗テイクは入ってないが、音質ははるかにいい。「All Night Stand」も音質は今までのベスト。最後に聴いていてこれは個人的に新たに気付いたが「Berkeley Mews(Stereo)」は今まではハンドクラップが左チャンネルで埋もれ気味だったが、今回は右チャンネルからはっきり聴こえるようにミックスされていたので、とてもいい感じ。なお、『The Great Lost Kinks Album』からの曲が2曲入ってこれで全部CD...と書いたが「Pictures In The Sand」も入っていたのを忘れていた。なおこの曲は歌無しヴァージョンがあり、1983年のコンピ『The Kinks'  Greatest Hits-Dead End Street』(PRT)の1stプレスのみ付けられた10インチのボーナスディスクに収められていたが、これは未CD化のままだ。(佐野邦彦)

My Generation(Stereo Version)/The Who 




2014年12月13日土曜日

☆Beach Boys:『Live In Sacramento 1964』(iTunes Only)

Keep An Eye On Summer:The Beach Boys Sessions 1964』と同時に発売されたiTunesのみでダウンロードできるライブで、日本でも入手できる。この196481日のサクラメントでのライブは、その当時よくあった一日2回公演で、その模様が『Beach Boys Concert』の元になったのは有名な話。全36曲、この当時のライブがリアルで楽しめるのでマスト・バイである。まず『Beach Boys Concert』からはスタジオ録音音源に差し替えられてしまった「Fun Fun Fun」と「I Get Around」はどうなのだろうか?前者のSecond Showはリード・ヴォーカルーカルが小さすぎて使えなかったが、そんなに収録を見送るほどのものでもなかった。特に「I Get Around」は悪くない。この曲のFirst Showのナレーションはアルバムにそのまま使われている。「The Little Old Lady From Pasadena」はSecond Showのリード・ヴォーカルが聴こえず、First Showだけだったが、サビのコーラスのバランスが悪いのでミキシングし直して使ったのかも。First Showの音源が使われたのが「Hawaii」、Second Showの音源が使われたのが「Let's Go Trippin'」「The Wanderer」「Graduation Day」で、「Monster Mash」と「Papa-Oow-Mow-Mow」はここからは使わなかった可能性があると思うがどうだろうか。「Little Deuce Coupe」「Long Tall Texan」「In My Room」「Johnny B.Goode」は披露されていないので、これらは6312月の録音だ。他『Beach Boys Concert/Live In London』に収録の「Don't Worry Baby」のライブはSecond Show。『Good Vibrations Box』収録の「Surfer Girl」「Surfin' USA」「Hushabye」「Be True To Your School」はみなFirst Showからの音源だった。なお「Be True To Your School」のSecond Showはリード・ヴォーカルが聴こえず使えないクオリティ。その他では「Wendy」「Little Honda」「Don't Back Down」がこのアルバムのみのライブ音源。「Wendy」のSecond Showでは最初に調弦していて、歌がスタートすると誰かが咳き込んでいた。「Little Honda」のSecond Showは最後以外ほとんどヴォーカルが入っていないので機材故障だったのだろう。「Don't Back Down」はFirst Showでのドラムのイントロが長いので、Second Showではその部分にナレーションを入れ、工夫をしていたのが面白い。なお、本作には「Little HondaRehearsal Live)」と「Papa-Oow-Mow-MowRehearsal Live)」という2曲のリハーサルも収められていて、ライブよりずっと洗練された歌と演奏が楽しめる。特に後者は自家薬篭中の出来で、これが唯一のスタジオ・ライブ・ヴァージョンだ。(佐野邦彦)The Beach Boys Live In Sacramento 1964, The Beach Boys