2003年3月23日日曜日

☆Happenings:『The Happenings/Psycle』(Collectable/7489)

ハプニングスのCDはSequel,Magicでリリースされたが、それぞれベスト盤的色彩のコンピレーションのため、ハプニングスがその本領を発揮したB.T.Puppy時代の2枚のオリジナルは、セカンド・アルバムが全曲収録されただけで、オリジナルの形ではリイシューされないままだった。
しかし、ようやくこの2イン1で全ての曲が聴けるようになった。
トーケンズと片面を分け合った『Back To Back』の曲はここには収められていないが、先の2枚のコンピに全曲収録されている。
さて、トーケンズがプロデュースした B.T.Puppy 時代のハプニングスは、フィリップス時代のフォー・シーズンズとイメージが見事にダブる。
そう、華麗なハーモニーと爽快なサウンド、ビートが一体となった理想のポップ・ミュージックだ。 "See You In September", "Go Away Little Girl" ,"I Got Rhythm" ,"My Mammy"という大ヒット曲は全てその黄金のヒット・サウンドで作られたため文句なしの出来だが、どのベスト盤にも入っているためここでは省略。
アルバム収録曲でのポイントを紹介しよう。
ファースト・アルバムでは、緊張感のあるAメロがハーモニート共に解放される "You're Coming On Strong,Babe" がベスト。
キャッチーな "The Same Old Story", 甘く美しいバラード "Girl On A Swing"も素晴らしい。
全12曲中この3曲がメンバーのボブ・ミランダのオリジナルなのだが、それがいずれも傑作なのは、ちょっとした驚き。
セカンド・アルバムではハープシコードとベースの絶妙のバッキングが『Pet Sounds』を思わせる "That Cold Feeling"がベスト。
キャッチーな "I Believe In Nothing"、ノスタルジックな香りが心地よい "When The Summer Is Through"も快調で、これらの曲はMargo=Margo=Medress=Siegle,つまりトーケンズの書き下ろしで、今度はプロデューサーがその力を見せつけた。
その他では冒頭のハーモニーから心を奪われる "I'm Always Chasing Rainbows"が素晴らしい。
やはりB.T.Puppy時代のハプニングスは最高だと、久々に聴き直して再認識できた。
(佐野)
The Happenings: Psycle by Happenings (2003-01-21) 【並行輸入品】

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