2000年10月31日火曜日

☆Jeffrey Foskett:『Twelve And Twelve』(Dreamsville/0039)

 ブライアン・ウィルソンのコンサートでファルセット・パートを担当していたことで一気に名前を知られたジェフリー・フォスケット。フォスケットの12弦ギターに乗せた爽快な歌と軽快なサウンドは良質なポップ・チューンが多いが、最も注目されるのがブライアンが参加したオリジナルの「Everything I Need」だ。そう、ウィルソンズでブライアンが二人の娘と歌ったあの曲である。この曲はダリアンの手によりブライアン風のサウンドにアレンジされ、ブライアンはウィルソンズの時よりも多く"Everything I Need~"のブリッジとサビでリード・ヴォーカルを取り、そして新たな中間部のパートも書いた。ブライアン・コレクターは要チェック。(佐野)
トゥエルヴ・アンド・トゥエルヴ

footter.html

☆Millennium:『The Millennium Again』(Poptones/5012)

 先に日本で発売されたミレニウムのデモや、カート・ベッチャー、サンディ・サルスベリーのアルバムは、イギリスのポップトーンズから続々発売される予定。それぞれ日本盤には収録されなかった曲が入るというコレクター泣かせの仕様になっていて、これからはこのポップトーンズに注目だ。このCDでの初登場曲は「Wearing Levis」のCM。カートのソロに入っていた同名の曲とはまったく別の曲で、こちらの方がカートの美しいファルセットやハーモニーが楽しめ出来がいい。他の曲の内容は日本盤と同じで所詮デモなので、コレクター向けだ。(佐野)

☆Fantastic Baggys:『The Best Of The Fantastic Baggys』(Sundazed/11084)

 サーフィン系はビーチ・ボーイズは別格としてブルース&テリー、リック・ヘン関係の第1グループ、ゲイリー・ゼクリー、ゲイリー・アッシャー、ジャン&ディーン関係の第2グループと、その両グループにいいものは集中している。そしてこのファンタスティック・バギーズはメロディ、歌、ハーモニー、演奏は第1グループのレベルにあり、昔から熱心なファンを抱えていた。既にご存じとは思うが、ファンタスティック・バギーズはフィル・スローン、スティーブ・バリのグループで、本作は彼らの60年代のベストワークと言える傑作となった。このアルバムの世界で最初のリイシューは今から20年以上前に下北沢にあったその名も「California Music」というレコード店のオーナーが個人でライセンスを取って作ったLPだったが、その後LP、CDと何回もリリースされ、今回はその中でも最も多い28曲が収録された。以前のCDより7曲多いがそれはカラオケやヴォーカル・トラック、バック・コーラスのみのトラック。しかしファンならこれも見逃せない。ポップス・ファンにとってもマスト・バイのアイテムである。(佐野)
Anywhere the Girls Are the B.O.