2023年3月4日土曜日

The Pen Friend Club 新ボーカリスト・Niinaインタビュー

 2月18日の柏・Studio WUUにて、5代目ボーカリストMegumiのラストステージが記憶に新しい、The Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ)。同22日には昨年9月にリリースされた最新作『The Pen Friend Club』(SZDW-1105)が、アナログLP(SZDW-1106)でも発売されたばかりだ。
 そんな中彼らの新しい仲間となるボーカリスト、Niina(にいな)が加わることになったのでいち早くお知らせしよう。 

 
Niina, the NEW vocalist of The Pen Friend Club


  ペンフレンドクラブは2012年の結成から幾度かのメンバー・チェンジがあり、看板であるボーカリストが最も交代している訳だが、今現在もこうしてバンドとして活動を継続しているのは稀有なことである。これはバンドとして強固なアイデンティティーを確立しているからに他ならない。
 こうして振り返ると、藤本有華が在籍した4~5期(2016年3月~2020年2月)のリリースが最も多く、黄金期と捉えるファンもいるかも知れない。
 だがバンドの歴史は四季のようなものであると筆者は考える。各季節毎にそれぞれの良さがあるように、各時期のボーカリストの歌唱やメンバーの演奏を今後も聴き続けて楽しんで欲しいと切に願う。


The Pen Friend Club 歴代ボーカリストとメンバーの変遷

第1期:夕暮コウ Vo    
(平川Gt/ 西岡Ba/ あいこDr/ Jeni Glo&Per/ ぼたんKey{途中ヨーコKeyに交代})

第2期:向井はるか Vo 
(平川Gt/ 西岡Ba/ 祥雲Dr/ 中川Glo&Per/ ヨーコKey)

第3期:高野ジュン Vo
(平川Gt/ 西岡Ba/ 祥雲Dr/ 中川Glo&Per/ ヨーコKey)

第4期:藤本有華 Vo    
(平川Gt/ 西岡Ba/ 祥雲Dr/ 中川Glo&Per/ ヨーコKey/ 大谷英紗子Sax/ リカAgt)

第5期:藤本有華 Vo    
 (平川Gt/ 西岡Ba/ 祥雲Dr/ 中川Glo&Per/ そいKey/ 大谷英紗子Sax/ リカAgt)

第6期:Megumi Vo     
 (平川Gt/ 西岡Ba/ 祥雲Dr/ 中川Glo&Per/ そいKey/ 大谷英紗子Sax/ リカAgt)

第7期:Niina Vo
 (平川Gt/ 西岡Ba/ 祥雲Dr/ 中川Glo&Per/ そいKey/ 大谷英紗子Sax/ リカAgt)


Niina(にいな)

 さて新たに加わったボーカリストのNiinaは、イギリス出身の日英ハーフの女性で、4月22日(土)の下北沢モナレコードでのイベント【Grenfelle 2nd ep『Big Plaid』release party!!】で、お披露目ライブをする予定だ。
 ここからは新たに加入したNiinaへの最速の独占インタビューをお送りしたい。

●まずはペンフレンドクラブ(以下ペンクラ)に新加入することになったきっかけを聞かせて下さい。

◎Niina:二年ほど前にネットでバンドメンバー募集サイトにプロフィールを作りましたが、なかなか好みのジャンルのミュージシャンと出会えませんでした。そのうちプライベートが忙しくなり、益々夢を諦めるしかないと思っていました。
それから一年、プロフィールを作ったこと自体も忘れていたある日、連絡が来ていたのに気づきました。「えっ?投稿もしてない、使ってもないのに、どうやって見つけてくれたの?!」とびっくりしてメッセージを読んだらペンクラのリカさんでした! 
好きな音楽やバンドの紹介など色々話し合って、こちらからもボーカルのサンプルを送ったら、あれよあれよとバンドに新加入することができました! 
私が完全にこの夢を諦めていた時にリカさんが登場して、ペンクラの皆さんにも紹介してくれたことに何よりも感謝しています。 


●ペンクラ加入前はどのような音楽活動をされていましたか?

Niina:2020年の夏に日本へ帰国しましたが、その前までは15年間イギリスで育てられ過ごしてきました。イギリスでは元々クラシック音楽を勉強してハープとピアノで音楽専門学校と大学に通っていました。 
そこではオーケストラやソロのコンサート、ボランティアでの演奏もしました。後にソロ・ハープの音楽家として活動していて、大使館のパーティーで弾いたり、結婚式やイベントで弾いたりしていました。


●ペンクラの曲を聞いてのファースト・インプレッションはどうでしたか? 
  このバンドでお好きな曲を挙げて、その理由を教えて下さい。

◎Niina:First impressionは「私の大好きな60, 70年代の曲だー!」でした。笑 服装もジャンルもオリジナルソングの音色と雰囲気も素敵と思い、曲を聴いた瞬間、薄くなっていた夢が急に虹色に染まった感じ。もしこのバンドに入れたらどんなに楽しいのか!っと頭の中も、目も耳もキラキラ輝いていました。本当です! 
オリジナルソングで好きな曲は"ふたりの夕日ライン"かな?理由はシンプルに気持ちいい!60, 70年代の曲と同じ感じでハーモニーがシンプルで、メロディーとリズムが上手く作られてついていきやすい、耳に気持ちいい曲だと思います。

●ではペンクラ以外で、個人的によく聴くアーティストの曲を挙げて下さい。
 またボーカリストとして目標とするアーティストはどなたかいますか? 

◎Niina:たくさんの音楽を毎日探し続けて聴いていますが、最近は海外のインディーポップのジャンルが好きです。The Strike というバンドを見つけて "The Devils in the Canyon" という曲が好きです!70-80年代のロックの雰囲気で、リズムについ体が動いてしまう曲ばかりなのでおすすめなバンドです。 
目標とするアーティストより、自分と自分の声を一番輝かせる、バンドメンバーといろんな雰囲気の60~70年代の曲や、オリジナル曲を幅広く歌えるボーカリストになりたいです。


●では最後にペンクラの新たなボーカリストとしての心構えと、お披露目ライブのアピールをお願いします。

◎Niina:新しいボーカリストとして、私は音楽への情熱を皆さんにシェアすることを楽しみにしています。リハーサルやパフォーマンスをするたびに、自分の技術を磨くことを努力して頑張ります。
お披露目ライブでは、ダイナミックなエネルギーをステージで表現し、皆さんに忘れられない体験を差し上げたいと思っています。私の声とペンクラの新しいサウンドで、皆さんとのつながりを作り、印象に残る演奏を目指します! ペンクラを応援してくれている皆さん、これからはよろしくお願いします!

【イベント情報】
4/22(土)下北沢モナレコード 
【Grenfelle 2nd ep『Big Plaid』release party!!】
Open18:30〜Close23:00 
・カジヒデキ
・The Pen Friend Club
・Grenfelle
mona records
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル 3F
下北沢駅(小田急線、京王井の頭線) 中央口/南西口、徒歩2分。
TEL: 03-5787-3326 info@mona-records.com 

【プロフィール】 The Pen Friend Club (ザ・ペンフレンドクラブ) 
音楽家・平川雄一により2012年結成。ザ・ビーチ・ボーイズ、
フィル・スペクター周辺の60年代中期ウェストコーストロックを
ベースとした音楽性で、ザ・ゾンビーズやジェフリー・フォスケット来日公演の
オープニングアクトも務めた。過去8枚のアルバムを発表。

平川雄一(Gt,Cho)
Niina(Vo)
西岡利恵(Ba,Cho)
祥雲貴行(Dr)
中川ユミ(Glo)
大谷英紗子(Sax)
リカ(A,Gt,Cho)
そい(Key,Cho) 
【ソーシャル】


(設問作成・編集・テキスト:ウチタカヒデ


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