2014年5月3日土曜日

☆Beach Boys:『Back Again』(Echoes/ECHO063-9)DVD ☆Frankie Valli And The Four Seasons:『Live In Chicago 1982』(Immortal/IMA105015)

どちらも昨年のリリースで、今頃気づいたという有様。そのため、まとめて紹介しておくことにした。前者はジャケットにLive In USA 2012 Live In Japanとくっきり書いてあるが、1曲だけがアメリカで残り33曲は全て2012816日の千葉QVCマリーン・フィールドでのリユニオン・ライブをそっくり収録したもので、これは同年9月にWOWWOWで放送されたものをそのままDVDに焼いただけ。それなのに画質はあまり良くない。限りなくブートに近い代物だろう。この日のコンサートには実際に足を運んでいて、過去Web VANDAで詳しいレビューを書いたので、内容は省略。 だこの放送があった9月には入院しており、それが現在まで続く長い闘病生活のスタートなのだが、そのためこのWOWWOWの放送は見られなかったので個人的には嬉しいところ。だってメンバーのアップなんて全然見られなかったから。自分のリードの曲はしっかりやるけど他はやる気のまったくないブライアン、ファンサービスに徹する汗だくのマイク、やっぱりヴォーカルは一番しっかりしているなーと痛感するアル、ニコニコと明るいが、歌も演奏もどれだけ貢献しているのか分からないブルース(大好きなのに残念!)、しっかりとリード・ギターで貢献していたデビッドと、遠かった会場と違って近くでじっくりと見られた。最後の「In My Room」は画面にTV14と表示されるアメリカでのスタジオ・ライブで、歌も演奏も、画質も良い。こっちももっと入れてもらいたかったなー。
フォー・シーズンズはDVDも出ているが、レビューで画質最悪と書いてあったので、CDのみとした。その前年にリユニオン・コンサートが行われているので、ボブ・ゴーディオも入った同じメンバーだろう。やはりフォー・シーズンズの音楽的中核はボブ・ゴーディオなので、彼がいないとそれはフランキー・ヴァリのソロになってしまう。「Grease」の大ヒットから月日が経っていないので、まだ現役バリバリの彼らの歌と演奏が楽しめる。演奏はかなりビートが効いていて、ラフな分、迫力がある。冒頭に一番好きな曲である「Dawn」を持ってきたのには泣けるが、レコードのスリリング感が乏しい。フランキー・ヴァリのソロでは「My Eyes Adored You」と「Can't Take Me Eyes Off You」が光るが、後者は観客も大合唱で一番人気はやはりこの曲だなと分かる。個人的なハイライトは「A Sunday Kind Of Love」のア・カペラで、やっぱりフォー・シーズンズの実力を見せてくれた。そして嬉しいのは往年のヒット曲メドレー群。ベストは「I've Got You Under My Skin-Working My Way Back To You-Will You Love Me Tomorrow-Opus17- I've Got You Under My Skin」。最高の流れ。「Save It For Me-Candy Girl-Big Man In Town-Ronnie-Rag Doll」もいい。最後は「Let's Hang On」で締め、これもいいなあ。残念ながら昨年のフランキー・ヴァリのソロ・コンサートは入院中で寝たきり状態、残念とか言える状態以前の悲惨な体だったが、今は治療が効果を奏して、短い距離なら両手の杖で移動できるようになったので、色々な場所に連れて行ってもらえるようになっている。4月には権現堂の桜と菜の花のコラボを見てきましたよ。今は手動運転装置付の車の発注中で、8月納車なので10月には2年ぶりに職場復帰予定。まあ治療は続くので、4週に1週は休みという不規則勤務ですが。昨年とは飛躍的にQOLが上がっていますので、今は自宅を打ち合わせ場所にして、VANDA以前に作っていたマンガのミニコミの関係で、マンガの復刻を次々準備中。そちらも発売日が決まったら告知します。(佐野邦彦)
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