2005年5月6日金曜日

☆Eternity's Children:『Eternity's Children』 (Ultra-Vybe/CDSOL7112)☆『Timeless』(Ultra-Vybe/CDSOL7113)

ついにエタニティーズ・チルドレンの2枚のアルバムが、オリジナルの形でリイシューされた。
それもファースト・アルバムの方はステレオとモノの2イン1というコレクター泣かせの仕様になっているからたまらない。
おまけにレーベルがファーストの方はオリジナルのレーベルであるタワー、セカンドの方はキャピトルになっているのだから心憎い。
カート・ベッチャー&キース・オルセンがバックアップしたファーストの内容はポップ・サイケ。
エタニティのメンバーがその持てる才能を発揮したセカンドが極上のソフト・ロック。単純に言えばそういう図式である。
ファーストはキース・オルセンが担当したステレオ・ミックスとゲイリー・パクストンが担当したモノ・ミックスとで若干差があり、基本的にモノでは聴こえづらいリフやハーモニーが鮮明に聴こえるステレオの方が聴きやすいが、分離のバランスがモノの方がいい曲があったりと、比較しながら聴くとより楽しめるはず。
セカンドはステレオのみだが、このアルバムはカナダのみのリリースでほとんど出回らずに終わり、メンバー全員持っているどころか見たこともないというウルトラ・レア盤だったという事実を知るとこのオリジナル仕様は価値がある。
さらにクラレンス・ホワイトとジーン・パーソンズが参加し、曲も書いていたという事実も価値を高めている。
この2枚と、Rev-Olaの『From You Unto Us』を買えばパーフェクト、ブルース・ブラックマン時代のデモまで手を延ばせばGear Fabの『The Lost Sessions』で完全制覇になる。
なんと便利ないい時代になったものかノしかしCDのリイシューのこと、廃盤も早いのでまずは入手しておこう。(佐野)
Eternity's ChildrenTimeless
 



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