2004年2月18日水曜日

☆George Harrison:『The Dark Horse Years 1976-1992』(Capitol/GHBOX1)

長い間廃盤状態だったジョージ・ハリスンのダーク・ホース時代のアルバムが全て再度 CD 化されたが、日本盤は CCCD なので、買うのは輸入盤以外あり得ない。
それもスペシャル DVD が付いたこのボックス・セットしかないだろう。
おまけに DVD はオール・リージョンだ。
『Thirty Three 1/3』、『George Harrison』、『Somewhere In England』、『Gone Troppo』、『Cloud 9』、『Live In Japan』の6枚に、 DVD が付いてamazon.co.jpで13000円ちょっと、選択肢はひとつだけだね。
アルバムについては、もうお馴染みのものばかりなので、ここでは触れず、スペシャル DVD の内容のみを紹介しよう。
基本的に、ジョージのモノローグに沿って進んでいくのだが、貴重な映像が多く収録されている。
まず嬉しいのは91年のライブ・イン・ジャパンの映像で、完全収録は "Cheer Down" , "Devil's Radio" , "Cloud Nine" , "Taxman" の4曲。(一部だけなら"Give Me Love"などもある)
ジョージの巧みなスライド・ギターと、"Taxman"でのエリック・クラプトンのプレイも楽しめる。
願わくば "While My Guitar Gently Weeps" が見たかったが…。当時の記者会見の模様もある。
結局、このツアーは日本のみで終わったので、当時行っておいてよかったな。
そしてビデオ・クリップ集もとても嬉しい。
収録されたのは"This Song" , "Crackerbox Palace" ,"Faster" , "Got My Mind Set On You" (2ヴァージョン), "When We Was Fab" , "This Is Love"の7トラックだが、男の子が女の子にバレリーナのフィギュアを取ってあげようと奮闘する "Got My Mind Set On You"のビデオ・クリップが可愛くていい。映像的なセンスもベスト。
さらに「上海パラダイス」の映像と、その時のジョージのレコーディングの模様が織り込まれていた。
既に CD を持っていた人も、この DVD のためだけにもこのボックスを入手する必要があるだろう。(佐野)


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