ニノ・テンポとエイプリル・スティーヴンスの兄妹デュオ、ニノ&エイプリルの4枚目のアルバムで、最高傑作の『All Strung Out』がCD化された。このデュオは、ニノの洒落たアレンジとその軽妙なハーモニーが売り物だったが、このアルバムでは、ニノと同じフィル・スペクターの下で働いていたジェリー・リオペルと組んだことで、その幅がさらに広がっている。その成果が共同プロデュースの2曲、「All Strung Out」「The Habit Of Lovin' You Baby」で、まさに蘇ったウォール・オブ・サウンドだ。そしてベスト・トラックは、デビッド・ゲイツ作の見事な転調が冴える「You'll Be Needing Me Baby」。注目はホワイト・ホエールでのアルバム未収録のシングル曲で、「My Old Flame」「Let It Be Me」「Ooh Poo Pa Doo」「Please Help Me,I'm Falling」の4曲は軽いタッチのコーラスものから、R&B、カントリーと様々なタッチでアレンジされており、これもニノとジェリー・リオペルとの共同プロデュースだった。(佐野)
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