1998年12月10日木曜日

「ALL THAT MODS!」(VANDA編/シンコーミュージック刊)


オリジナルモッズの愛したいわゆる「モッズミュージック」を徹底紹介。
UK
のモッズビートグループをシングル 1 枚のグループまで取り上げ、ディスコグラフィーを完備しました。加えてモッズが好んだソウル、スカなどの音楽も記述し、ファッションなどの生態は別に詳細にまとめています。さらにネオモッズ、日本のモッズも特集。巻末にはフー、スモールフェイセス、キンクスの 3 大グループをモッズを超えた全キャリアでまとめ、別テイクまで徹底的に調べあげました。これらのグループの全日本盤 PS などはカラーページにも掲載されています。モッズはこの 1 冊で OK[3版出来](佐野)






1998年12月5日土曜日

☆Billy Nicholls : Would You Believe(South West/001)☆Billy Nicholls : Love Songs(South West/002)

 ビリー・ニコルスの幻の「Would You Believe」が世界初でテイチクから発売され、大好評だが、なんとイギリスからも同じ「Would You Believe」がリリースされ、続いてセカンド・アルバムがリイシューされた。
このアルバムは74年にGMレコードというレーベルからリリースされたもので、 "Kew" ではロン・ウッド、イアン・マクレガンがバックに入り、 "Hopeless Helpless" ではピート・タウンゼンドがエンジニアを務めおり、交流関係に変わりがないことが分かる。サウンドは「Would You Believe」のような装飾されたきらびやかなものではなく、かなりヘヴィなロックやからピアノやアコースティック・ギターのバッキングによる美しいバラードまで、ロック、フォーク、カントリーをミックスした軽快な曲が並ぶ。名盤ではないが、聴きやすいアルバムと言えよう。曲は全曲オリジナル。
  South Westの「Would You Believe」には "Would You Believe" のアンドリュー・オールダムの手が加わる前のヴァージョンが最後に収められている。ニコルス本人はこちらの方が気に入っていたと伝えられていたオリジナル「Small Faces」ヴァージョンだ。 CD には本人の解説があり、ニコルス本人のサインとどちらも500枚中何番という通算ナンバーが手書きされていた。後から出たSequel盤にはこのトラックは入っていない。なお、ニコルス作品ではフィフス・アベニュー・バンドのジョン・リンド、ケニー・アルトマンと3人で組んで77年にキャピトルからリリースした「White Horse」が日本のみでVivid Soundよりリリースされている。(VSCD530)ニコルスらしい作風の繊細なバラードが5曲あり、出来はいい。(佐野)

1998年12月1日火曜日

「SOFT ROCK A to Z:NEW EDITION」(VANDA編/音楽之友社刊)

ソフト・ロック・ファンのバイブル「ソフト・ロックA to Z」の増補改訂版。
この第5版は全面的な改定と、新たに15アーティスト、3組のワークス、2人のインタビューを加え、一層の充実を図っている。
さらに新たにカラーページに120枚の貴重な日本盤シングル・ジャケットを掲載している。
(佐野)