2016年1月7日木曜日

☆最近のBeach Boysメンバーのソロ活動の追跡調査(Brian、Al、Mike)




明日退院だが、この正月の短期入院時に表記の調査をしてみた。ブライアンがリード・ヴォーカルを取っているオムニバスへの参加作品は価値があるが、「フィーチャリング参加」のものはまずつまらないので、注意しよう。ブライアン・ウィルソンは、2015Mini Mansionsの『The Great Pretenders』というアルバムの中の「Any Emotions」という曲で、feat.Brian Wilsonでゲスト参加している。ミディアムのレイドバックした曲で最後のコーラス部にブライアンがいるなと分かる程度。またEmile Haynieの『Falling Apart』の冒頭のタイトル曲で、feat. Andrew Wyatt, Brian Wilsonとして少々ドラマティックな作りの「Falling Apart」を披露しているが、最後のコーラス部でブライアンがいるかなと分かる程度。他、Web VANDA上で紹介していない古いものでは2011年のOld Sand Millのアルバム『The World Is Getting Colder(SHP Recoeds)の中でfeat. Brian Wilson and Rick Boston名義で「Be True To Your School」と「Too Much Sun」を披露している。前者はライブ仕立てでヴォーカルはマイク・ラブ風に歌われアレンジも同じ。しかしブライアンの存在は分からない。B面は重いアカペラから始まるカントリー・ナンバーだが、ここでもブライアンの存在感はない。さらに2009年ハイチ大地震のチャリティの為に作られた「We Are The World」の替え歌「We Are the World 25 for Haiti-Artists for Haiti」があるが、ブライアンにソロ・パートはなく、コーラスの参加のみでどこにいるのかよく分からない。まあ全てよほどのマニアでなければ全て不用のシロモノ。ついでにAdrian Baker2010年にリリース、マイク・ラブにリード・ヴォーカルを録ってもらったアップの「Summertime Blues」の7インチ、12インチヴァージョンは、前述の「We Are the World 25 for Haiti-Artists for Haiti」とOil Sand Mill3曲などと合わせて、先月紹介したDoxyからamazonのみでダウンロード販売されているビーチ・ボーイズのライブ盤4枚の曲中に勝手に一緒に入っていた。まあタダだからいいけど決して買うようなシロモノではない。
逆に内容がいいのは、メンバーのソロ配信の方。アル・ジャーディンは201512月に「Hurry Up, Hurry Up, Santa Claus」というホワイト・ドゥ・ワップ風のコーラスを付けたロックンロール・クリスマス・ナンバーを出した。日本のiTunesでは扱っていないので、アメリカのCDBABYで、$0.99で購入。そのひと月前の11月にはマイク・ラブが「(You'll Never Be) Alone on Christmas Day」をリリース、1979年の幻のビーチ・ボーイズのクリスマス・アルバム用の曲で、原曲はブートで聴けたが、今回はまったくの新録音で、ブルース・ジョンストンやジェフリー・フォスケットもレコーディングに参加してはるかに分厚いサウンドとコーラスで仕上げられている。こちらはamazon150円。マイクでは2009年にクリスマスチャリティCDJDRF's Hope For The Holidays』を出し、マイク&ブルースなのにビーチ・ボーイズ名義で「Santa's Goin' To Kokomo」を出してひんしゅくを買ったものだが、そこから曲を増やした『More Hope For The Holidays』をダウンロード販売している。この中でマイクが参加したのは「Closing of the Year」と「Peace And Love」で、前者はクリスチャン・ラブのソロといってもよくマイクの声は聴こえない。後者はLawrence Daviesがリードでマイクらがコーラスを付けたもので、こちらではマイクの声が聴こえる程度。amazon150円ずつだったが、これは購入するようなものではないので注意。それよりも気づかなかったのが、2008年とリリースは古いがレターメンのトニー・ビタラが2007年まで主催したイベントのCDで、2005年の音源である『Vocal Group Hall Of Fame 2004 Live Induction Concerts Vol. 2』でアルが「Help Me Rhonda」「California Girls」のリード・ヴォーカルを取っていた。軽く歌っているが、安定感抜群のアルであり、amazon2300円ダウンロードできるのでファンの方は是非。こういう情報は下記のサイトが詳しく、認識を新たにさせてもらったのでそれもちょっと紹介してこう。アルは2008年と2009年にアルは「Big Sur Christmas」と「Christmas Song」を配信していたが、今でも購入でき、かつ前者はCDも出ているのかとか、あのアルの絵本の「Sloop John B-A Pirates’s Tale」封入の「Sloop John B」は、後の『A Postcard From California』収録された時にはリミックスされていたと気づかせてくれた。さらに今でも配信のみで聴けるアルが2003年にカリフォルニア州知事選挙用に作った曲「California Recall Blues」や、2014年にマイク・ラブがジョージ・ハリスンと昔インドへ旅行した時の事を歌にして捧げた曲「Pisces Brothers」や、2005年にマイク協賛の環境保護団体のCM曲「Arbor Day Foundation PSAs」の配信がクリック一発で聴けるので、今のうちだ。急げ。ブライアンのライブもある。その「ビーチ・ボーイズ・ガイド」というサイトは非常に細かくチェックをしていて、おまけにリンクフリーであり、非常に素晴らしい。おしえていただくことも多く、お気に入りへ保存だ。(佐野邦彦)

http://agttbb.web.fc2.com/index.html








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