2000年11月6日月曜日

☆Bruce Johnston:『Going Public』(Edsel/697)

今から9年ほど前に日本でCD化されたのでWeb VANDAをご覧の方ならお持ちの方が多いと思うが、現在は廃盤で海外ではリイシューされていなかった。今回エドセルからリリースされ、これでまだお持ちでない方もようやく入手できるようになった。77年のこのソロは、ビーチ・ボーイズ脱退後、バニー・マニロウが歌って75年にグラミー賞最優秀歌曲賞を受賞した「I Write The Songs」の作者として再び注目されたブルースが、79年に再びビーチ・ボーイズにその力を請われて復帰するまでの間にリリースされたものだ。メロディ・メイカー、ブルース・ジョンストンの面目躍如の美しいナンバーが並ぶ。プロデューサーはゲイリー・アッシャー、カート・ベッチャーもコーラス・アレンジに参加した「カリフォルニア」の仲間で作られたアルバムだ。さて既にこのCDをお持ちの方も要注意。最後の「Pipeline」は[Extended Version]なのである。これは同年に12インチシングルとしてリリースされた6分27秒のヴァージョンで、通常のLPヴァージョンより2分近く長い。カートのリミックスにより鳥の声やパーカッション・ソロが挿入されたトロピカルなものだ。この12インチは現在ではかなり入手が難しかったが、このCDでOK。(佐野)
歌の贈りもの(紙ジャケット仕様)

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