2007年12月8日土曜日

roly poly rag bear :『hana』 (abcdefg*record/a-g042) 五十嵐誠インタビュー

 

WEB VANDAでは新作毎に紹介してきた男女二人のソフトロック・ユニット、roly poly rag bear。筆者は2003年に彼等の「The Melody Goes On」を聴いて以来、その素晴らしさを各所で語ってきたのだが、アップトゥデイトな音作りには目も繰れず、ひたすらポップスのコアな部分を追求しているスタンスは、音楽家として本来あるべき姿ではないだろうか。 そんな彼等が3年振りのオリジナルアルバムをリリースした。今回は14曲を収録した初のフルアルバムということで、その意気込みはこれまで以上に感じられる。

これぞroly polyサウンドというべき、ハートフルなシャッフルナンバーの「brand new day」から、牧歌的なオーケストレーションがしみじみと心に響き渡る「marmalade」まで、無垢なメロディラインとコーラス、ソフティなサウンドが織りなす詩情溢れる世界観は、現代における正統派ソフトロックの申し子といえるのではないだろうか。 当の本人達はいつもながらマイペースで飄々としているようだが、実際の心境はどうなのか、リーダーの五十嵐誠君に聞いてみた。

●オリジナルは3年振りで初のフルアルバムのリリースとなりますが、その間に台湾最大の野外フェスティバルへの出演や別ユニットでのリリースがありました。そういった活動を通じて、作品作りにフィードバック出来たことはありましたか? 

別ユニットのpasteboardの活動に関して言うと、cubase(注:シーケンスソフト)に慣れたというか(笑)。編集の仕方やミックスとかがちょっとずつ分かってきたので若干自信がついた気がします。  台湾ではサポートメンバーに参加してもらって、バンドで演奏するためにバンド用のアレンジを考えたこともあり、そのアレンジが反映されている曲もあります。あとバンドは楽しいなあって、改めて思いました。

●その台湾での"formoz festival"でのエピソードなどはありますか? 

夏フェスは出るのはもちろん見るのも初めてだったのでとても楽しかったです。ステージが高台のところにあって風がいい感じに涼しくて、音響も抜群で、演奏していてとても気持ち良かったです。 それと台湾のお客さんの反応を見て、本当に「音楽は国境を越えるんだ」ってことが実感できたのは凄く大きかったと思います。

●今回の『hana』の曲作りやレコーディングで一番心掛けた点はなんでしょうか?

曲作りに関しては、原点回帰というか。一枚目の「john's running」の曲を録り直すというのがもともとあって。それプラスrprbらしいものというか、バンドを始めた当時にやりたかった感じの音、よりソフトロックで歌謡曲なものでアルバムを作りたいと思っていました。録音に関しては丁寧に録るように心掛けました。というのも一枚目の録音が雑だったので(笑)。リベンジです。 ●自分の中でroly poly rag bearとして最も大事なことは? うーん(笑)。あまり考えたことがないのですが、「普通」でしょうか。奇をてらわず。普通に良い曲をシンプルに。シンプルにしか出来ないんですけど(笑)。やはりシンプルでメロディのきれいなものが好きなので。あとは「楽しむ」とかですね。 ●今後の活動やライヴの予定を 12月16日に春日部市の内牧公民館でレコ発ライヴがあります。そして同月19日にアルバムが発売されます。今後もマイペースで活動していきますのでよろしくお願いします。
 (ウチタカヒデ)


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