2002年6月25日火曜日

Radio VANDA 第 27 回選曲リスト (2002/07/04)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。

 
特集Gary Zekley

1. Ace Of Hearts ... Matadors('63)
2. Other Towns,Other Girl ... Gary Zekley('64)
3. Cause I Love Him ... Alder Ray('64)
4. Baby It's You ... Group('66)
5. Can't Get Enough Of Your Love ... Group('66)
6. Here Comes The Rain ... Gary Zekley('66)
7. Yellow Balloon ... Yellow Balloon('67)
8. Good Feelin' Time ... Yellow Balloon('67)
9. How Can I Be Down ... Visions('68) ...
シングルのみ。作曲・プロデュース。
10. Threshould Of Love ... Visions('68) ...
シングルのみ。作曲・プロデュース。
11. Close Your Eyes ... Unusual We('68)
12. Close To Carmel ... Fun & Games('68)
13. Topanga Canyon Road ... Fun & Games('68)
14. We ... Fun & Games('68) ...
アルバム未収録。
15. Love Is The Order Of The Day ... Price And Walsh ...
作曲・プロデュースも。
16. The House Of Ilene Castle ... Price And Walsh ... Grass Roots
の作曲で知られる名コンビ。
17. I'd Wait A Million Years ... Grass Roots
18. Sooner Or Later ... Grass Roots

 


2002年6月20日木曜日

☆Chad & Jeremy:『Of Cabbage And Kings』(ウルトラヴァイヴ/7050)

チャド&ジェレミーはゲイリー・アッシャーのプロデュースのもと2枚のアルバムを制作、それまでのフォーク・ロック・スタイルから一気にジェントルなプログレッシヴなサウンドに変貌し、ファンの度肝を抜いた。
その内2枚目の『The Ark』は CD 化されていたが、67年にリリースされた本作はこれが初めての CD 化である。そしてプログレッシヴ度ではこちらの方が上だ。
それまでのスタンダードナンバーのカバーでアメリカのみでヒットを稼いでいた彼らのイメージとは180度違う驚異のサウンドが楽しめる。アコースティック・ギターとハープシコードを基本に、ストリングスが被り、時にシタールなどを使って、幻想的で透明感のあるサウンドが生み出された。そしてハイトーンのハーモニーは実に美しく、ゲイリーとチャドはカート・ベッチャーを連れて来て、極上のヴォーカルを完成させている。
 トータルで感じることは、いかにもイギリス人らしいクラシカルな空気だ。事実クラシックの要素が随所に入り、このアルバムを格調高いものにしている。 SE をふんだんに入れ様々に表情を変えて行く8分半にも及ぶ大作 "Fall" を聴くと、チャド&ジェレミーがいかに進んでいたかに驚かされるだろう。
全曲2人のオリジナルである。ボーナストラックには洒落たサウンドを持つ未発表の "Cautionary Tale" など3曲の未発表音源、未 CD 化の "Sister Marie" のオリジナル・ヴァージョンも収録されていた。(佐野)

OF CABBAGES AND KINGS

☆Dotti Holmberg:『Sometimes Happy Time』(ウルトラヴァイヴ/7048)

 ドッチ・ホームバーグはカート・ベッチャーが在籍したゴールドブライヤーズのメンバーで、あり、その後カートに気に入られトミー・ロウやジェムソン、リー・マロリー、フライヤー・タックのバックコーラスに呼ばれた女性ヴォーカリストである。
ソロでリリースした音源は一つもなく、その名はコアなカート・ベッチャー・フリークの中でしか知られていなかったが、Sundazedは見事彼女の未発表音源17曲を集め(内1曲は『Magic Time』に収録済)単独のアルバムとしてリリースした。まさに快挙と言えよう。
 曲は66年から71年までの録音で、カートが4曲をプロデュース、内1曲はカートの書き下ろしで、サンディ・サルスベリーも1曲書き下ろしている。ドッチは13曲を書き、プロデュースも担当するなど、彼女をただのヴォーカリストだと思ったら大間違いだ。
カートがプロデュースの "I Sing My Song" はヴォーカルがくっきり浮き出ており、 "Sea Of Tears" はビートが効いていてそれぞれサジタリアス、ゴールドブライヤーズより魅力的な仕上がりだった。そしてカートの書き下ろしの "Foolsh Times" は、牧歌的な歌い出しからアカペラのハーモニーに移行するところがいかにもカートのプロデュース。サンディとドッチの共作 "And We're One" は、サンディらしいキャッチーなメロディを持った軽快な快作となった。
 その他ドッチ作の曲は心引かれるマイナー・メロディを持つ曲が多く、ちょっとハスキーなヴォーカルと合わせてマーゴ・ガーヤンを彷彿とさせる。 ドッチがプロデュースした曲ではいかにもカートのようなハーモニーが付けられているものがあり、カートの大きな影響を感じることができるだろう。
驚かされたのは "Love Is" でこのメロディは "サクラサクラ" 。これも日本に住んでいたカートからの影響か。(佐野)

Sometimes Happy Times

☆Love Generation:『Love And Sunshine The Best Of The Love Generation』(ウルトラヴァイヴ/7047)

ラヴ・ジェネレーション単独の初の CD がリリースされた。
リリースされた3枚のアバムの中からセレクトされた24曲とアルバム未収録の "Catch In Up On Fun" を加えた25曲がラインナップだ。
フラワー・ムーヴメントから生まれたフォーク・ロック系のハーモニー・グループの中では最もソフト・ロック度が高い彼らの曲は、こうしてまとめて聴くとその良さは抜群。トミー・オリバーのプロデュース作品の中でもラヴ・ジェネレーションがベストだろう。
 まずファーストからはカウンターのコーラスが最高に決まった "She Touched Me" を筆頭にペダルが効果的な "The Love In Me" など、セカンドからはキャッチーなフックへの切り変わりが素晴らしい "You" や様々に表情を変える力作 "W.C.Fields" など、そしてサードからはジム・ウェッブ作の "Montage From How Sweet It Is" 、ニール・セダカ作の "Let The Good Times In" を始め、トミー・オリバー作の楽しさ溢れる快作 "Love And Sunshine" とダンサブルなAメロとブリッジの転調が最高に決まった傑作 "Love Is A Rainy Sunday" が入り、十分な内容のセレクトだった。
あとキャロル・キング作の "Hey Girl" とアンダース=ポンシア作の "Sunrise Highway" が入れば言うことなしだったが、ぜいたくは言うまい。
ラスト・シングルでシングルのみのリリースだった "Catch In Up On Fun" は、牧歌的なナンバーで、その爽やかなハーモニーはラヴ・ジェネレーションそのものだった。
 なお、以前に書かれたメンバーのバス事故死という記述はまったくの誤りで、ツアーに出ていた4人のメンバーの内女性メンバーがツアーを嫌がるようになったため、ツアーには出ずに音楽を作っていたベイラー兄弟が自分達だけでサードを録音したというのが真相だった。
このベイラー兄弟は、後にモンキーズ、パートリッジ・ファミリー、ブレディ・バンチなどのバックコーラスを受け持った重要なスタジオ・ミュージシャンになったという事実も知られていない。(佐野)

Love & Sunshine: B.O.

2002年6月17日月曜日

☆ Who:『The Ultimate Collection』(MCA/086112877-2)

フーのディスク2枚に及ぶその名のとおり究極のベスト盤。
選曲については "Relay" がないのが解せないが、他はしっかり入っていて入門者向けにはベスト。
で、我々にとって重要なのが、この初回プレスのみ付けられた4曲入りのボーナス・ディスクである。
 まずは初 CD 化の "Subsutitute" のUSシングルヴァージョンだ。このヴァージョンはただ編集されたショートヴァージョンなのではなく、歌詞の一部が違う別テイクなのである。コーラスのリフレインの部分で従来はロジャーが "I look all white but my dad was black" と歌うところを "I try walking forward but my feet walk back" と歌っているので、よく聴いてもらいたい。
続く "I'm A Boy" (Early Version)は初登場。バッキングもコーラスもアレンジはほぼ出来上がっていてるが、ロジャーがまだ軽く歌っている。ホルンが入っているので『Meaty Beaty Big And Bouncy』の方のアレンジだ。
続く "Happy Jack" (Acoustic Version)はUnreleasedとあるが、これは『A Quick One』の CD のボーナストラックと同じ。
そして最後は "Magic Bus" (UK Single Version)。バッキングのミックスが大きく、エンディングの部分はキースのドラムなど全体的にラウドでとてもカッコいい。(佐野)

The Ultimate Collection

2002年6月14日金曜日

☆Classics IV:『Atmospherics 1966-1975』(Raven/134)

Taragon の CD から1カ月足らずで、今度はオーストラリアの Raven からもクラシックスIV のコンピがリリースされた。
Taragon のような未発表曲やシングル B 面のみの曲はこちらにはないが、選曲は明らかに上。
というのもヒット曲以外の隠れた名曲、お洒落な "Traffic Jam" やドリーミーなムードたっぷりの "Rainy Day"がこちらに入ったからだ。味わい深いコクのあるバラードでアルバム未収録のラストシングル "My First Day Without Her" も入ってるし、これはいい。
しかし惜しむらくはごちらにも "The Comic"が入らなかったこと。
外人の選曲はどこか我々とずれる。
あと、音質はミックスが良好とは言えず、"Rainy Day" のイントロがごく僅か欠けていた。(佐野)
Atmospherics 1966-1975 : A Complete Career Collection

☆Jan & Dean:『Take Brian Surfin'』(東芝EMI/66038)

個人的には今回のリイシューの中で最も素晴らしいと思える企画がこのジャン&ディーンのコンピレーションだ。
というのはビーチボーイズ、ブライアンと密接に関係していたジャン&ディーンのナンバーを、「ブライアンの書き下ろし(ブライアンがバックコーラスに参加も含まれている)」、「ビーチボーイズがバックに参加」という我々が最も注目するポイントできれいにまとめられていたからだ。
まず「Songs written by Brian Wilson」は13曲。 "Surf City" から "Vegetables" まで、96年のコンピにひっそりと収録されていた "Gonna Hustle You" の歌詞違い "When Summer Comes" もしっかり収められていた。
ただひとつだけ残念なのは "Dead Man's Curve" がブライアンがバックコーラスに参加していたアルバム・ヴァージョンではなく、ジャン&ディーンのコーラスに差し替えられたシングル・ヴァージョンだった事。
ビーチボーイズがバックコーラスと演奏も担当した「Jan & Dean with The Beach Boys」の "Surfin' Safari" , "Surfin'" , "Little Deuce Coupe" の3曲は、ビーチボーイズの別ヴァージョンを聴いているようで楽しい。
その他では「Jan & Dean sing Brian's Favorites」,「Jan Berry conducted Brian's songs」,「Live:Jan & Dean sings Brian's songs」という視点で13曲が収められ、計29トラック、今まで冒頭の2つのポイントでもアルバム9枚が必要だったのでこれはリーズナブルだ。
(佐野)

テイク・ブライアン・サーフィン



☆Murry Wilson:『The Many Moods Of Murry Wilson』(東芝EMI/66037)

67年にリリースされたウィルソン三兄弟の父、マリー・ウィルソンの唯一のアルバムが、日本のみで初CD化された。
曲は全てインストで、マリーは4曲を提供、どれもラウンジそのもののナンバーばかり。
この中に息子ブライアンの "The Warmth Of The Sun" が入ってくるが、その美しいメロディと驚異的なコード進行で、マリーとブライアンの音楽的な才能を差を決定的に浮かび上がらせた。本人も感じていたのだろうなあ。親としては本当は嬉しいはず。私も親だから分かる。
他で注目はアル・ジャーディンが唯一他アーティストに提供したナンバーとなる "Italia" 。アコーディオンも入って地中海を思わせる陽気なナンバーだ。
あと個人的に大好きなリック・ヘンが書き下ろした "Islands In The Sky" も嬉しい。トロピカルなタッチがジョイの "So Lovely" をちょっと思い起こさせる。
(佐野)

メニー・ムーズ・オブ・マリー・ウィルソン

☆Beach Boys:『California Feelin'』(東芝EMI/66030)

ブライアン自身のコメントも掲載されているが、順当と思えるもの、やっぱりとほくそ笑むもの、へぇこれがとちょっと驚きのものがある。
ブライアンの事だからきっとどんどん変わっていくのだろうから、これは2002年のある日のセレクトだ。
さてここで紹介するのは理由がある。それは20番目のトラック "California Feelin'" だ。この曲はブートレグではお馴染みの未発表曲だが、このCDでは現在のブライアンのツアーバンドで録音した新録が収録されたのだ。何しろ、ビーチボーイズのナンバーを、ビーチボーイズよりも再現できる今のツアーメンバーなのだから、そのフィーリングは完璧にフィットする。
74年に録音されていたこの曲、曲がいいのは元々で、ブライアンの歌は力強く、バンドのハーモニーも派手過ぎずかつパワフルで適格、演奏もよく感動的ですらある。
どっしりとした存在感、さすがブライアンだ。
しかし、このバンドのトラックを、何の注釈もなくビーチボーイズとして収録しているのだから、これはブライアンとマイク、ブルースとの関係は良好なのは間違いない。
いつか一緒にやってくれないかな。
(佐野)

カリフォルニア・フィーリング

2002年6月3日月曜日

☆Cass Elliot:『Bubble Gum,Lemonade…Something For Mama』(ユニウ゛ァーサル/3382)

ママ・キャスことキャス・エリオットのセカンド・ソロ・アルバムで、ソフト・ロックファンにとっての彼女の最高傑作がリリースされた。
もうこのアルバムは次の4曲に尽きる。
まずはバリー・マン=シンシア・ウェイル作の爽やかな "It's Getting Better" 、曲の展開に高揚感があるマイク・シーゲル=スコット・イングリッシュ作の "Welcome To The World" 、オコ ーナ=キャピタネリ作で、ハーモニー・グラスの名演でも知られるこれもまた高揚感溢れる "Move In A Little Closer,Baby" 、そしてアルバム収録曲ではないがボーナス・トラックに入ったバリー・マン=シンシア・ウェイル作の清涼感のある "Make Your Own Kind Of Music" の4曲。
ボビー・シャーマンの大ヒット "Easy Come,Easy Go" も入れていいかな。
声量のある彼女なので、曲が粘っこくなる場合や,カントリー・タッチのものはイマイチなのだが、このアルバムはキャッチーな曲が多くグッド。(佐野)

バブル・ガム、レモネード&・・・サムシング・フォー・ママ+1