2005年12月1日木曜日

☆Salt Water Taffy:『Finders Keepers』(BMGファンハウス/37620) ☆Barry Mann:『Survivor』(BMGファンハウス/37619) ☆Alzo:『Alzo』(BMGファンハウス/37618)


この3枚はどれも名盤であり、全てかつてこのコーナーで紹介したものばかり。過去履歴をたぐってもらえば、それぞれのレビューが出てくるので、重複を避けるためアルバム本体のコメントはしない。それじゃなんで紹介するのかと思うでしょう。紙ジャケだからじゃない。私は紙ジャケには興味がない。それではなく、この紙ジャケを使った再プレスにあたって、それぞれボーナストラックを2曲ずつ追加しているからだ。まずSalt Water Taffは、以前のボーナストラックはアルバム未収録シングル2枚のA面だけを収めていたが、今回はそれぞれのB面の2曲も追加収録された。特に"It's All In Your Hands"は一見地味だが、Bメロの展開など心引かれるメロディがあり、味わい深い1曲だった。"Sippin' Cider"の方はコレクターのみ必要。続いてBarry Mannのこの超名盤のアルバムには、アルバムのレーベルであるRCAではなく、その後のAristaのシングルが収められた。本来ならオリジナルの仕様を崩すなんてとんでもないと言いたいところだが、このAristaのシングルが実に素晴らしいのだ。A面の"The Princess And The Punk"は小ヒットを記録しただけあり、バリー・マンらしいドラマティックな曲でいい曲なのだ。しかしそれよりもB面の"Jennifer"が素晴らしい。甘く切ない歌い出し、切々としたリフレイン、バリー・マンの魅力全開の名曲である。この曲はRadio VANDAのバリー・マン特集でも大好きだったので当然ながらかけていた。そしてAlzoはプロモーション用にBellレコードが作ったAn Autobiographyと名づけられた10分を超えるインタビューレコードが両面収められている。アルバムの曲もかなりかかっているが、新音源はないので、コレクターのみ、必要な代物だ。(佐野)
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