2000年9月26日火曜日

Radio VANDA 第 6 回選曲リスト (2000/10/5)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。


 
  第一特集Jim Webb 作曲集

1. Up Up And Away...5th Dimension ('67)
2. By The Time I Get To Phoenix...Glen Campbell ('67)
3. Tunesmith...Johnny Rivers ('67)
4. Patten People...Warren Schatz ('67)
5. The Magic Garden...5th Dimension ('67)
6. The Worst That Could Happen...5th Dimension ('67)
7. Love Years Coming...Strawberry Children ('67)
8. Wichita Lineman...Glen Campbell ('68)
9. Montage From How Sweet It Is...Jefferson ('68)
10. Everybody Gets To Go To The Moon...Thelma Houston ('69)

第二特集Rick Henn ミニ特集 & More

11. Guess I'm Dumb(Acetate Version)...Glen Campbell ('66)
12. London's A Lonely Town...Dave Edmunds ('75)
13. Girl On The Beach...Rick Henn ('74)
14. The Happy Girls...Helen Reddy ('77) #Composed by Rick Hen

 



2000年9月25日月曜日

☆Beach Boys:『Deep Sea Treasures Volume One:Studio Treasures 1963-1973』(The Polar Bear/062)☆:『Deep Sea Treasures Volume Two:Live Treasures 1961-1974』(The Polar Bear/063)

 Unsurpassed Masters以降、久々に紹介したいブートがリリースされた。前者は「Sail On Sailor」のカラオケからスタート、力強いビートが魅力的で、エンディングのみになぜかアカペラのコーラスのリフレインがずっと入り続ける。「Add Some Music To Your Day」と「Forever」は嬉しいヴォーカル・オンリー、この2曲は濃密で繊細なハーモニーが堪能できる。途中までのテイクも入っている「Slip On Through」と、「Forever」は、まだハーモニーなどが少ないアーリー・ミックス。「Sun Miguel」「Student Demonstration Time」も別ミックスだが、大きな差はない。残りは「Unsurpassed」からのテイク。初CD化の音源がギッシリの後者では、はまずブライアンのピアノ弾き語りデモ「Surfin'USA」にデニスのドラムが被ってきてこれにはビックリ。スポンサーの関係か、"Honda"の商品名を出せずに"Cykle"と歌うアンディ・ウィリアムスと共演の「Little Cykle」も面白い。69年のTVでの「I Can Hear Music」「Never Learn Not To Love」、72年のブロンディ・チャプリンがリードを取った「Wild Honey」、デニスのピアノの弾き語りで美しい仕上がりになった「Only With You」など聴きどころは多い。 (佐野)

☆Paul Simon & Art Garfunkel:『Two Can Dream Alone』(NMC Music/PILOT60)

 今までサイモン&ガーファンクルになる以前のTom&Jerry(S&G)、Jerry Landis(サイモン)、True Taylor(サイモン)、Tico & The Triumphs(サイモン)、Artie Garr(ガーファンクル)などの音源は、ブートの『Tom & Jerry:Their Greatest Hits Vol.1~2』『Early Simon &Garfunkel』で相当数を聴くことができたが、まだ聴けない曲も残されていた。しかしこのCDでその「抜け」だったArtie Garrの「Baet Love/Dream Alone」、Jerry Landisの「Play Me A Sad Song/It Meant A Lot To Them」とB面曲の「Shy」が収められ、上記のアーティストは完璧になった。そしてさらにこのCD、きちんとライセンスを取っているので、Garrの「I Love You」と「Beat Love」の別テイク、Landisの「Flame」という3曲の未発表曲も収められた。Warwickレーベルのライセンスと、Tom &Jerryに関してはS&Gに当時発売中止の訴えを起こされたPickwickのLP『Simon &Garfunkel』がそのまま丸ごと入っていたので、そのPickwickの権利を獲得したのだろう。さて肝心な内容だが、どれも良質のティーン・ポップ・ナンバーで内容はいい。その中でも一際光るのがGarrの「Beat Love」、この時代、ガーファンクルの曲は自身のオリジナルで、流麗でドリーミーな「Beat Love」はサイモンの曲を凌ぐメロディアスな名曲に仕上がっていた。Tom&Jerryはメロディアスな「Surrender,Please Surrender」「I'm Lonesome」が入っていないが、こちらはブートで我慢しよう。なおPaul Kane名義の「Carlos Dominguez」(『Paul Simon Song Book』未収録曲)はReal MusicのCD『In The Beginning』でしか聴けないので要チェック。(佐野)
Two Can Dream Alone