2003年10月13日月曜日

☆Who:『The Kids Are Alright:Special Edition』(Pioneer/12103) DVD

 数あるロック・グループのドキュメンタリーでも、フーの『The Kids Are Alright』ほど、ロックの本質をついているものはない。全てのロック映像の中でもベスト1が本作と断言できる、名作中の名作。
このフィルム自体は以前 LD になり、 DVD でもリリースされたので、ここでは紹介しない。まだ持っていない人がいたとしたら必ず買うべき必須アイテムである。
これから紹介するのは、私と同じ、既にこのフィルムを持っている人が対象だ。
今回の DVD は2種類出ており、この「Special Edtion」が必要である。
アマゾンでは「Ws Spec Sub Dol Dts」と書かれている定価 $29.98 のものがダブル・ディスクで、映画以外のおまけの1枚が付いているのだ。
いくつかのメニューがあるが、なんといってもドイツのTVでの映画のハイライトだった "Won't Get Fooled Again" が6アングル、 "Baba O'Riley" が4アングルで見ることができる。
つまりこの2曲はこれだけの台数のカメラによって撮影され、それを映画のように編集した訳だが、それぞれのカメラで曲全部を見ることができるので、何倍も楽しめ新鮮だ。
また同じフィルムでジョン・エントウィッスルの "Baba O'Riley" でのベース・プレイを、ジョンの固定カメラで、ベース音のみを拾った「The Ox」というメニューもあるので必見。
ロック界で最高のベース・プレイヤーであるジョンの神業のようなベース・ランニングを堪能できる。
あと、映画で後半しか入っていなかった「ロックンロール・サーカス」での "A Quick One,While He's Away" が、完全版になっていたことも付け加えておこう。(佐野)

Kids Are Alright [DVD] [Import]

0 件のコメント:

コメントを投稿