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2017年7月18日火曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第29回:THE WHO




さて、このコレクティング・シリーズもザ・フーに突入、終わりも目前である。世界の5大ロック・バンドとして多くのミュージシャンにリスペクトされるフーだが、私が最初に聞いたのは中一、ラジオで最新ヒットとしてオン・エアーされた「Summertime Blues」で、なんてカッコいいロック・ナンバーなんだとシングルを買った。このフーという日本では謎に近いバンドに興味を持った自分は、2枚組で高額だったが「ロック・オペラ」というコピー文に興味を持って大博打で『Tommy』を買う。これが後の自分の音楽人生を変えるほどの衝撃となる。冒頭の「Overture」から4人だけのインストなのにあまりに壮大な演奏で呆然としてしまう。アルバムは素晴らしい曲に満ち最後の「See Me Feel Me」の荘厳さにビートルズと違う、頂点に立つ可能性を感じた。ちなみに一番好きな曲は美味しい所が詰まった「Go To The Mirror」。大好きで練習した「Pinball Wizard」のイントロのコードを篠原太郎さんに教えたことも思いだす(20代の頃です)。話は戻って中2の時には最新盤の『Who’s Next』を買ったので、個人的なフーのトップ3の内2枚を立て続けに買ってしまった。(もう1枚は『Sell Out』。このアルバムは入手が困難でCDになってから)次の時代はフーだと思っていた。しかしフーをアルバムまで持って聴いていたのは自分以外に中学に1人しかいない状況で、ビートルズは既に解散、ローリング・ストーンズに続いて有力プログレバンドやレッド・ツェッペリンも次席に待機していたので、フーは中堅で一気に才能を開花した、「旬」のバンドという扱いだったと思う。しかし所属レーベルが日本ではポリドールで、プッシュが弱すぎ。ましてや長くテイチクだったキンクスはさらに哀れなもので、自分は中学生の頃はラジオでかかった久々の大ヒットとアナウンスされた「Lola」しか知らなかったほど。しかし絶好調のピートは1973年に『Quadrophenia』をリリース、これでフーは世界の4大ロックバンド(キンクスは80年代で)になる訳だが、自分はモッズに対する思い入れがなく、『四重人格』の映画も一度見たきりだ。スモール・フェイセスも大好きだが、モッズは頭にはなく、ただひたすらデッカ時代の気合の入ったサウンドが好きだった。音楽以外、ファッションやイギリスの文化に関心が薄いので(アメリカの文化も関心が薄い)ピートのモッズに対する思い入れが伝わってこないのだ。このアルバムはフーの代表作だがカルト的な人気のアルバムと言え、その後はキース・ムーンの不調が増していき、1978年には遂にキースがこの世を去ってしまう。フーはスタジオのピート主導の緻密なレコーディングによる華麗なサウンドと、ライブでは世界最高のドラマーとベーシストを抱え、そこにピートが自在にギターを入れ、ロジャーが歌えば、世界最高のライブバンドのザ・フーが生まれていたのだ。その世界最高のドラマーを失ったピートは、堅実な元スモール・フェイセスのケニー・ジョーンズを入れてフーを存続するが、ソロ活動の方に力を置くようになってメンバーとも軋轢を生む。その後、1984年に解散、何かイベントがあればドラマーを入れ替えて復活…が続いていて、フーとしての新作はいっこうに出なかったが、リンゴ・スターの息子のザック・スターキーがパーマネント・メンバーになってからフーは安定する。ザックのドラミングはキースを彷彿とさせる。リンゴはザックにドラムを教えなかったため、ザックはリンゴの親友のキース・ムーンにドラムを習った。その血はキースから受け継いだのだ。ザックは1990年代からフーと行動を多く共にするようになり、オアシスのツアー・メンバーなどもしていたので参加できない時もあったが、今はフーのサポート・メンバーとして全幅の信頼を置かれている。さらにフーは20026月に世界一のベーシストのジョン・エントウィッスルを心臓発作で突如失ってしまうが、ここも堅実でテクニックも十分なピノ・パラディ―ノがサポート・メンバーに加わったことで、危機を脱出できた。フーの2004年のベスト盤『Then And Now』で22年ぶりに2曲の新曲が収録されたが、ドラムはザックで、ベースの1曲はピノだった。サウンドが安定したので本格的な全世界ツアーが行われるようになり、全公演を公演日ごとCDにした『Encore Series 2002』(全25枚)、『Encore Series 2004』(全15枚)、『Encore Series 2006』(全60枚)、『Encore Series 2007』(全40枚)をフーのサイトで購入でき、140枚のライブCDがリリースされたが、あまりに多いので割愛する。ただ、その中で2004年の「ロックオデッセイ」への参加のため、感動の初来日コンサートを記録した『YOKOHAMA 24-07-04』と『OSAKA 25-07-04』の2枚のライブCDはみな購入したに違いない。2回目の来日は2008年だったので、このアンコール・シリーズ終了後で残念ながらCD化されなかった。

こうして書いたが、日本が実は最もフーのリイシュー時に新しい音源や、聴けなくなっていた音源を収録してきた世界一のフー大国と言える。この原動力は間違いなく犬伏功さんだ。犬伏さんによって多くの音源が発掘され、紹介されてきた。最近、フーはハイレゾ化され、ハイレゾのみ初登場の音源も多い。また、2006年の「Mirror Door(Promo Version)」「It’s Not EnoughExtended Promo Version)」という明らかなオフィシャルと違うプロモCDなどの存在は、すべて犬伏巧さんに教えていただいたものだ。改めて感謝をしたい。

 

THE WHO

☆オリジナル・アルバム(重要なライブ、企画盤含む)

1965 『My Generation(Super Deluxe Edition)2016 ReissuePolydor)※UK5。ディスク1UKオリジナル盤のモノ。ディスク2はUKオリジナル盤の新規作成ステレオ。『My Generation(Deluxe Edition)』での問題点はiTunes版『My GenerationStereo)』で改善されていたので、以下の部分がiTunes版のとおりになり、初CD化となる。「My Generation」の1分後の欠落していたカウンターのギターが入り、リード・ヴォーカルがシングル・トラックになっていた「La-La-La Lie」「The Kids Are Alright」「The Good’s Gone」はダブル・トラックに戻る。「A Legal Matter」も欠落していた43秒、27秒のリード・ギターのリフが復活した。「I’m A Man」は大きすぎたパーカッションを抑えてミックス、「The Ox」はバカでかいリード・ギターをセーブし聴きやすくなったが前のステレオより6秒短く、ファイドアウトになった。Deluxe Editionでは完奏していたので、Deluxe Editionが必要。ディスク3は同時期のモノ作品を集めたもの。12曲目まではオリジナルと同じとあるが「Instant Party Mixture」はiTunesの『My GenerationMono)』で初登場したものでリード・ギターがやや大きく、エンディングのアドリブのギターなど5秒長い。「Circles」は『My GenerationCollector’s Edition)』で登場した「Circles(Alternate Version」で、本ボックスに収録されなかったオリジナル・モノはホルンが全面的に鳴っているのに比べバック・コーラスも聴こえる。続くフランス盤EP(トップは「I Can’t Explain」)のみ収録の、リード・ヴォーカルのメロディ・ラインが違う「Anyway Anyhow AnywhereFrench EP Version)」は、オリジナル・モノは初CD化。ただ残念なのはカウンター・コーラスが欠落したステレオが『My GenerationCollector's Edition)』にAlternate Versionとして入っていたのにカットされていて非常に残念だ。付け加えておくとDeluxe Editionのア・カペラの「Anytime You Want MeA Cappella)」もカットされている。どちらも必要。「Out In The Street (Alternative Guitar Break Version)」は134秒からのリード・ギターがスウィッチングなど使わず全く違うコードを弾く。「Out In The Street (Alternative Early Vocal Version)」はバック・コーラスが無い。続いてDeluxe Editionで、ステレオで収録済みだがモノは初なのがまず1分38秒長い「I Don’t Mind(Full Length Version)」と30秒長い「The Good’s Gone(Full Length Version) 」で自然終止するまで入っている。「My Generation (Alternative Version)」は5秒のスタジオ・チャットが入り、13秒からのリード・ギターは欠落、最後にキースの激しいドラムに部分に単音のリード・ギターが加わっている。「I'm A Man (Version 2 / Early Vocal Version)」は中盤の歌詞stand up in a big longlineのあとの57秒からの歌詞が違い、15秒で歌をやめてしまい、115秒までの絶叫するI tell you baby you did nothin’ wrongの歌が無く、歌の最後で盛り上がる部分で歌うTell all you women Don’t do me no wrong Now I’m a manの歌もまったく無い。「Daddy Rolling Stone (Alternative Take)」はイントロが長く、バック・コーラスが無く、58秒からのカウンター・コーラス部分にリード・ギターが入るなどギターなどまったく別で、さらに完奏するのでオリジナル・モノより20秒長い。「Lubie (Come Back Home) (Alternative Mix)」はギターがクリアにミックスされている。「Shout And Shimmy (Alternative Mix)」はカウンターのコーラスが欠落している。「Circles (Alternative Mix)」は6秒スタジオ・チャットが入り、ホルンが非常に大きく全面にフィーチャーされ、本ボックスに収録されなかったオリジナル・モノよりホルンが大きい。前者の方のピッチが遅いので10秒長い。ちなみにシングルの「Circles(Instant Party)」ははるかにスピードが速く、ホーンはイントロくらいでバッキングはバンドの演奏でロック色が強い。曲も55秒早く終わる。ディスク4は同時期のステレオ集。17曲目までは既発表とあるが補足説明がかなり必要だ。問題は「The Good's Gone (Full Length Version)」。Deluxe Editionでは同じステレオで完奏するのになぜかフェイドアウトしてしまう。よって5秒短いがリード・ヴォーカルはダブル・トラック。Deluxe Editionから改善されたのは「I Can’t Explain」に欠落していたタンバリンが入った。中間のハーモニカがデカすぎる「Bald Headed Woman」は普通の音量に変わり長さはモノより22秒長いまま。「Daddy Rolling Stone」はカウンターで入るリード・ギターがはっきり聴こえるようにミックス、モノと違うのは144秒でモノにはない「ワー」のコーラスが入るが、148秒から26秒までのカウンターのコーラスが欠落する。ただし本ボックスでは欠落部のコーラスが微かに聴こえる部分がある。「Daddy Rolling Stone (Alternative Version)」はディスク3の同タイトルのStereo Versionだが頭にスタジオ・チャット2秒入り。「Leaving Here」のステレオは124秒からの間奏のカウンターにアーのコーラスが入らない。これはディスク3のモノやステレオの『Who’s Missing/Two’s Missing+11』『Thirty Years Of Maximum R&B』のものと別テイクである。「Motoring」はリズムギターがクリアに聴こえるようにミックスを変えた。「Anyway Anyhow Anywhere」はこれしか書いていないが、これはディスク3French EP Versionのステレオで、Deluxe Editionと同じもの。初登場の「CirclesNew Mix)」は、Deluxe Editionのヴォーカルがシングル・トラックだったのに比べダブル・トラックになり、欠落していたホルンが全面的に入った。ただしiTunes版ステレオよりはホルンが大きく、ディスク3の「Circles (Alternative Mix)」ほどは大きくミックスされていない。「Daddy Rolling Stone (Alternate Take B.)」はtwoのカウントからスタート、「Daddy Rolling Stone (Alternative Version)」は1分の時に通常ならカウンター・コーラスの部分にギターを入れていたが、このテイクではそれがなく自然であり、エンディングは終止するがきちんとした終わり方ではなく終わる。「Out In The Street (Alternate Take 2)」は134秒でリード・ギターがスイッチングなどしないでコードを弾くヴァージョン。「I'm A Man (Alternate Version)」はディスク3の「I'm A Man (Version 2 / Early Vocal Version)」とまったく同じで前半の歌が短く、最後の歌が無い。ディスク5は1曲を除き1965年のピート・タウンゼンドのデモである。トップの「My Generation (Version 3 )」は1982年の書籍「Maximum R&B」に封入されていたソノシートで、エコーがビンビンなるデモ、これでしか聴けなかったので朗報だ。「My Generation (Version 2 )」はハンドクラップも入ったデモ。「The Girls I Could've Had」はまるでボイス&ハートが書きそうな軽快なロックンロール・ナンバー、「As Children We Grew」は洒落た感じの佳曲、My Own Love」は牧歌的でキャッチーなナンバーでこの3曲が完全未発表曲。「It’s Not True」「A Legal Matter」「Much Too Much」のアルバム収録曲は非常に完成度が高いデモ。本ボックスの目玉が「SunriseVersion 1)」。フーの1967年の傑作アルバム『The Who Sell Out』の中でもひと際輝くピートの弾き語りの美しいアコースティック・ナンバーだが、この曲はなんと1964年に書いていて、ピートの最も早いデモだった。

このボックスでも下記が未収録のため必要。

    2002年の『My GenerationDeluxe Edition)』(MCA)のみ…「Anytime You Want MeA Cappella)」

    2008年の『My GenerationCollector’s Edition)』(ユニヴァーサル)のみ…ステレオのみの「Anyway, Anyhow, Anywhere [Alternate Version less back chorus]」と、オリジナル・モノの「Circles

    ②両者共通でSuper Deluxe Editionに入っていない曲…全てステレオの「The Good’s Gone(Full Length Version) 」「The Ox(Full Length Version)」「La-La-La Lie」「The Kids Are Alright」「The Good’s Gone」「I Can’t Explain」「Bald Headed Woman」「Daddy Rolling Stone」「Motoring」「Circles

1966 『A Quick One(Collector’s Edition)2008 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※UK盤のモノラル&ステレオ+25曲。オリジナル盤ではモノの「Run Run Run」はステレオに比べ12秒短いが、後半に荒削りなギターソロが入ってきて非常に魅力的。モノの「I Need You」は112秒でセリフが入るが、ステレオは少し遅れる。他、モノでは「Heat Wave」が2秒、「So Sad About Us」が3秒、ステレオより長い。EPReady Steady Who』の「Batman」「Bucket T」「Barbara Ann」「Disguise」の4曲とシングルの「In The City」「I’ve Been Away」もモノ&ステレオで収録、またモノの「Disguises」はステレオに比べ10秒短いがノイズのようなビートがずっと入りパワフル。また「Batman」のステレオは終了後の演奏が完奏、10秒長い。さらに「BatmanInstrumental)」(Mono)はこのディスクが初登場。その他のボーナスではEditされ歌詞の一部も違う「SubstituteUS Single Version)」や、「Happy Jack」はアコースティック・ギター主体のアレンジの「Happy JackAcoustic Version)」があり、「Happy JackAlternate Mix)」は、今や『Who’s Better Who’s Best』や『30 Years Maximum R&B(Box Set)』などのベスト盤では本ボックスの「Happy Jack」の138秒~39秒のバックで聴こえる奇声のバック・コーラスが消えているこのAlternate Versionが主流になっている。後半のドラミングも若干違うというがよく分からない。本ボックスのオリジナル・ヴァージョンは『The Who Hits 50!』に収録された。間奏にホルンが入ったロング・ヴァージョンの別テイク「I’m A Boy(Meaty Beaty Big & Bouncy Version)」はイントロのコーラスがカットされたモノ・ヴァージョンも初登場、Shel Talmyプロデュースではないあっさりとしたアレンジの短いモノの「Circles」(「Substitute」のB面)と、66年録音のステレオの未発表曲「Man With The Money」「My GenerationLand Of Hope And Glory」が収録された。UK4-US51

1966  A Quick One+10(ポリドール)1995 Reissue 1995年にプラス10曲でリリースされたこの盤は、ステレオとモノが混在していた。その中で「Bucket T(モノ)の頭にはカウントが入り、エンディングにコードが鳴るがこれはこの1995年版のみ。次の「Barbara Ann」もモノでイントロにカウントが入り、これも1995年版のみだ。

1966  A Quick One+10(Polydor)2003 Reissue 1995年版を2003年に全てステレオでRemixしたが、「Run Run Run」は251秒で他のステレオより9秒長く最長。

1967  The Who Sell Out+101995 ReissueMCA)※ここに収録された「Girl'sEyes」は演奏が327秒まで続き最長で、「Odorono」のジングルにつながる。他は後者で聴ける。

1967  The Who Sell Out(Deluxe Edition)2009 ReissueGeffen)※ディスク1はステレオ盤+18曲。ディスク2はモノラル盤+13曲。モノの「Our Love Was」はステレオと間奏がまったく違いハワイアン風のギターであり、またモノの「Odorono」はリード・ギターが1本欠落していて物足りない印象だった。また「Mary Anne With The Shaky Hand」どちらもAcoustic Versionが採用されたが、モノの方は最後のShakyのビブラートが強いというような違いがある。このディスクで肝心なのはアルバム曲を上回る31曲にも及ぶアルバム用に用意されていた曲で、その未使用トラックを紹介する。ステレオを集めたディスク1ではステレオ音源で、「Rael」のつなぎ用の短い「Rael -Naive / Rotosound Strings (A Cappella)」、アメリカ盤シングルB面テイク曲にジングルを付けた「Someone's Coming / Radio London Weather Word」、ジョンの有名な未発表曲にシングルが付いた「Early Morning Cold Taxi / Radio London News Bulletin」、これも有名な未発表曲+ジングル「Jaguar / Wonderful Radio London」、フー自体が歌った短いジングル「Coke After Coke」、高名な未発表曲「Glittering Girl」はステレオでクリアで聴くとまだデモレベル。そしてあの「Summertime Blues」のスタジオ録音は、『Odds And Sods』の追加曲で発表されたテイクとはまったくの別テイク。よりアップテンポで尺も短い。演奏の完成度は高く、こちらが早く録音された。(録音日は『Odds And Sods』参照)ジョン本がア・カペラで練習する「John Mason Cars」、キースが歌うポップで有名な未発表曲完奏で+ジングル「Girl's Eyes / Bag O'nails」、誰でも知っていた未発表インストで正式な名前が「Sodding About」、ドラムのつなぎの完全版「Premier Drums (Full Version)」、ジングル用に用意されや短い「Odorono」、基本はAl Kooperアレンジのアメリカ盤シングルB面で用意された「Mary Anne With The Shaky Hands(US Mirasound Version)」だが、イントロが短く歌が始まり、オルガンは大きくフィーチャー、Shakyのエフェクト処理がなく、途中で転調しエンディングもOh Mary Anneの繰り返しとまったくの別テイクだった。もちろんサウンドなど違っても曲の構成が同じの『Odds And Sads』のMirasoundsVersionともまったくの別ものだった。短いフーのCMジングル「Things Go Better With Coke」、これまた高名な未発表インスト「In The Hall Of The Mountain King」、インストEP用録音で知られる「Top Gear」の後は本ディスクのボーナスのハイライト「Rael 12Remake Version)」で、オリジナルの『Sell Out』の中で何故かサウンドがチープで完成度が低かった「Rael (Pt. 1 & 2 )」が、ここに完成版があったのだ。サウンドはほぼ『Tommy』であり何故かこれは出来のはるかにいい方が使われなかった…。最後にア・カペラのTrack Recordsのジングルで終わる。ここでモノラル盤『Sell Out』の後なので主にモノ音源を集めたディスク2のボーナス。まずはモノの方はまさにアメリカ盤シングルなのでMirasoundの「Mary Anne With The Shaky Hand (US Single Mono Mix)」、そしてこれはベースのミックスが大きく、150秒過ぎの間奏のホーンにアカデミックなハーモニーの高いホーンが入っていない「Someone's Coming (UK Single Mono Mix)」が始めてCD化され、その後はステレオだが、曲の作成過程で肝心なサビが未完成な「Relax (Early Demo - Stereo)」、ジングル抜きのモノ「Jaguar (Original Mono Mix)」のあとはまたステレオだがダブル・トラックに成りより完成された「Glittering Girl (Unreleased Stereo Version)」が入り、再びモノでデモとはいうが完成度は高い「Tattoo (Early Mono Mix)」「Our Love Was (Take 12 - Unused Mono Mix)」が続く。ただデモというだけあって後者はあのモノの独特のハワイアン風のギターが1本だけになりさみしい印象だった。そして有名なグループ自身のジングル「Rotosound Strings (With Final Note - Stereo)」を挟んで、非常に完成度が高いがまだヴォーカルがシングル・トラックの「I Can See For Miles (Early Mono Mix)」が登場し、最後はモノの「Rael (Early Mono Mix) - Armenia City In The Sky (Isolated Backwards Tracks) - Great Shakes (Unreleased US Radio Commercial)」で終わる。始めの「Rael」のモノはステレオ・ヴァージョンのサウンドのインパクトはなく、その後は冒頭の曲の逆回転ギター集、そして短いCMジングルの「Great Shakes」をつないで終わる。「Someone's Coming(UK Mono Single)」は間奏のホーンにハーモニーの高いホーンが入っていない。UK13-US48

1969  Tommy(Deluxe Edition)2003 ReissueGeffen)※Disc2の『Tommy』のアウトテイクス集「I Was(曲ではない)Christmas [Outtake 3]」「Cousin Kevin Model Child(モノでダブル・トラック)Tommy Can You Hear Me? [Alternate Version]」「Trying To Get Through」「Sally Simpson [Outtake]」「Miss Simpson」「Welcome [Take 2]」「Tommy's Holiday Camp [Band's Version]」「We're Not Gonna Take It [Alternate Version]」があり、「Young Man Blues」は遂に『The House That Track Built』と同じヴァージョンが収録された。またシングルの「Dogs (Part 2)」も入ったが、ステレオで『Two’s Missing』の方が聴きやすい。ステレオ・オンリー・デモで「I'm A Boy」「Amazing Journey」「Christmas」「Do You Think It's Alright?」「Pinball Wizard」で+17曲。UK2-US4

1969  Tommy(Super Deluxe Edition)(Box Set)2013 ReissueGeffen)※ディスク2は『Tommy』のピートのデモ23曲を一挙に収録。ジョンが書いた「Cousin Kevin」「Fiddle About」とキーズが書いた「Tommy’s Holiday Camp」はないが、アルバムでは使われなかった「Dream One」というタイトルのサイケなインストと、10秒だけの「Success」と短い歌のデモが入っていた。これに加え、Deluxe Editionで新発見の曲のデモ「Trying To Get Through (Studio Demo/ Out Take)1曲がさらに入り、Deluxe Edition と同じ1969年の『The House That Track Built』のみ収録された「Young Man Blues」の正規ヴァージョンが本盤にも収録された。もう1枚は19691015日カナダ・オタワでの『Tommy』の最初期のライブ(「The Live Bootleg Album」)で21曲収録。

1970  Live At Leeds(Super Deluxe Edition)(Box Set)2010 ReissueGeffen)※2001Reissueの『Live At Leeds(Deluxe Edition)』では70214日に行われたLeeds大学でのコンサートの模様を収めるために、オリジナルのLPでは6曲しか収録曲がなかったのにディスク1に7曲、ディスク2には同日収録の『Tommy』のライブ20曲が入り、一挙に6曲から33曲と5倍以上増え、それはもちろん本盤でも収録された。さらに本盤ではディスク3,4に、2012年に単品でも発売された翌日の70215日のライブ『Live At Hull 197032曲(「Magic Bus」のみ少ない)が収録された。よってこのボックスを買わなくても前述の2枚を買っても同じだ。UK3-US4

1971  Who’s Next(Extra Tracks)1995 ReissueMCA)※7131516日のNEW York Record Plant Sessionの「Baby Don’t You Do It」は511秒で、計7曲追加。内容は後述のDeluxe Editionに含まれる。UK1-US3

1971  Who’s Next(Deluxe Edition)2003 ReissueGeffen)※オリジナル版のあと、ディスク1から2かけて7131516日のNew York Record Plant Sessionの未発表7曲「Baby Don’t You Do ItLong Version)」(Extra Tracksのテイクをエディットせず816秒のロング・ヴァージョン)、「Getting In TuneLong Version)」(145秒長い)「Pure And EasyAlternate Take)」「Love Ain’t For Keeping(Alternate Version)(ピートが歌うElectric Version)、「Behind Blue Eyes(Alternate Version)」、「Won’t Get Fooled Again(Alternate Version)」ディスク2には『Lifehouse』の核となるはずの1971426Young Vicでのライブ14曲「Love Ain’t For Keeping」「Pure And Easy」「Young Man Blues」「Time Is Passing」「Behind Blue Eyes」「I Don’t Even Know Myself」「Too Much Of Anything」「Getting In Tune」「Bargain」「Water」「My Generation」「Road Runner」「Naked Eyes」「Won’t Get Fooled Again」を収録。

1973  Quadrophenia(Super Deluxe Edition)(Box Set)2011 ReissueGeffen)※ディスク3,4に同アルバムのピートのデモ25曲収録。Deluxe Editionのピートのデモはその中に全て収録された。なおLPや初期CDの本編はロジャーのヴォーカルが小さめにミックスされていた。US2-UK2

1974 『Odds And Sods』(MCA)※新作アルバムではないが、高クオリティの新作で構成された本作は、新作扱いがふさわしい。LPCDのリミックスでは違いがある。「Postcard」は6秒短くエンディングのパーカッションが聴こえない。「Now I’m A Farmer」は後半でテンポチェンジしてC&W調になるがCDではロジャーの独特の野太いセリフが大きく、長いが、LPでは小さく短く聴きやすい。9秒短い。そしてこのアルバムのハイライトは文句なし「Little Billy」だが、LPでは軽快なサウンドとハーモニー、そして縦横無人に軽い音圧で活躍するドラムで、フーのナンバーの中でも屈指の爽やかな傑作だった。ただCDになると趣を変えてしまうのだが…。「Faith In Something Bigger」はCDほど分離が良くないので暖かいサウンドに聴こえる。5秒短い。UK10-US15

1974 『Odds And Sods+121998 ReissueMCA)※※元は幻の『Lifehouse』用などの未発表曲が多い。1988年のCD化の際にオリジナルでも最もポップな傑作「Little Billy」がアコースティックな色を減らし音圧に力点を移したバンドサウンドに変更されていた。ただし1998年のこのリイシューではLP時代のサウンドに戻そうとアコースティック度を上げてリミックスし、サウンドを回帰させようとした。さて追加の曲ではスタジオの「Young Man Blues」はスローテンポでシングル・ヴォーカル、歌い方も違う『The House That Track Built』収録のものとはまったく別のスタジオ・ヴァージョン。High Numbers時代の「Leaving Here」「Baby Don’t You Do It」(2曲ともWhoより前の初期演奏)、「Summertime Blues」の671010日録音のスタジオ・ヴァージョン(モノ。627日録音の『Sell Out』とは別テイク)、「My Way(モノ)、「Cousin Kevin Model Child」(ステレオ。ヴォーカルはシングル・トラック)、そしてアル・クーパーがキーボードを弾いた「Mary Anne With The Shaky HandsMirasound Version)」は29秒のイントロから曲間のビブラート処理もなく319秒と最長で、さらに構成が同じの『Rarities Vol.1&Vol.2』と違ってオルガンが全面に出ていて最も華やかなテイクでこのディスクでしか聴けない。(Sell Out』系は同じMirasoundでも構成が全く違う)98年版CDでのリミックスの「Put The Money Down」は27秒長いヴァージョンになりアドリブヴォーカルとギターを楽しめたが、2011年版では元へ戻っている。他リード・ギターが欠落したステレオの「Under My Thumb」や未発表の「Time Is Passing」「We Close Tonight」など12曲追加。

1974 『Odds And Sods+122011 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※High Numbersの「I’m The Face」は4秒長く完奏する。「Young Man Blues」は、テンポと歌い方は『The House That Track Built』のテイクだが、ヴォーカルがシングル・ミックスなのでこれも新たな別ヴァージョンになった。「Love Ain’t For Keeping」はイントロにカウント入り、「Summertime Blues」と「My Way」はステレオ、「Cousin Kevin Model Child」はオリジナル・モノ・ミックスに変更されヴォーカルはダブル・トラックになった。ただし「Mary Anne With The Shaky HandsMirasound Version)」は、ただの通常の「Mary Anne With The Shaky HandsComplete Version)」ヴァージョンに戻されてしまった。前者の録音は6786日、後者は1024日で、採用はこちらのAcoustic Version、本盤収録のものはエンディングにドラムが被らないのでComplete Versionの文字が付いている。1998年版と曲目は同じ。

1975 『The Who By Numbers+32011 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※+3曲は「Squeeze Box [Live]」「Behind Blue Eyes [Live]」「Dreaming From The Waist [Live]」。は1988年リリースのPolydor盤と同じだがこの「Behind Blue Eyes」のライブは冒頭にMCが入ったニューミックスだが、次の曲の振りのMCはカットされていてでお得。UK7-US8

1978 『Who Are You(Extra Tracks)1996 ReissueMCA)※+5曲。「No Road Romance」「Empty Glass」「Guitar and Pen [Olympic 1978 Mix]」「Love Is Coming Down [Work in Progress Mix]」「Who Are You [Lost Verse Mix]」を追加。UK6-US2

1978 『Who Are You+52011 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※+5曲は同じだが、この盤のピートのデモの「No Road Romance」はキースがドラムを叩いている。39秒のキーボードなど演奏も異なる。

1979 『The Kids Are Alright(MCA) TVショー中心に65年から78年のキース・ムーン時代のライブ17曲を集めた同名映画のサントラ。全てのロック・バンドの映画で3本の指に入る名作中の名作。映像のチョイスの素晴らしさ、そして何よりもフーと言うロック・バンドをこれ以上描いた映画は無い。初期のCDLPより1曲少ないので注意。UK26-US8

1979 『QuadropheniaSoundtrack)』(MCA)※1973年のオリジナル盤未収録の3曲入り。内「4 Faces」のドラムはキース、他2曲の「Get Out And Stay Out」「Joker James」はケニー・ジョーンズがドラム。また通常の「The Punk And The Godfather」はフェイドアウトが10秒長い。UK23-US46

1981 『Face Dances(Extra Tracks)1997 ReissueMCA)※+5曲の内訳は「I Like Nightmares」「It's In You」「Somebody Saved Me」「How Can You Do It Alone (1979Live)」「The Quiet One (1982Live)」。UK2-UK4

1981 『Face Dances+52011 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※この盤の「Somebody Saved Me(Alternate Vocal)」はMCA盤のものとヴォーカルが別テイク。5秒長い。

1982  It’s Hard(Extra Tracks)1997 ReissueMCA)※+4曲。内訳は「It's Hard [Live]」「Eminence Front [Live]」「Dangerous [Live]」「Cry If You Want [Live]」。UK11-US8

1994  30 Years Maximum R&B(Box Set)』(MCA)※High Numbers時代の「Here 'Tis

」、スタジオ録音とRock’n’ Roll Circusのライブをつないだ「A Quick One, While He's Away」、ステレオの「The Last Time」はヴォーカルがシングルになっていたが、10秒フェイドアウトが長い。「Dogs」のステレオ、エンディングのリフレインが1回多く10秒長い「The Seeker」、エンディングにフルートが入る「Join Together」、「Little Billy」はLP時代のオリジナルのアコースティックでポップなサウンドが『Odds And Sods』のCD化の際に変更されてしまったがこのボックスのテイクは出来る限り元のサウンドに戻している。そして最後にGoodの声も入っていた。Behind Blue Eyesを一瞬歌う「Studio Dialogue (Previously Unreleased)」、ケニー・ジョーンズがドラムの「The Real Me (Previously Unreleased Version)」、ライブの「Bony Moronie (Live From The Young Vic Theatre London 1971)」(88年に『Won't Get Fooled AgainCDEP収録済)、「Naked Eye [Live](71426)、「Dreaming From The Waist [Live](76612)、「My Wife [Live]」」(76612)、「I'm A Man [Live](89627)、「Twist And Shout [Live]82109日)のライブで、同じTorontoCD129日の録音なので違う)、一瞬ギターを弾いている「Poetry Cornered」、キースとの会話で一部音楽が入る「Life With The Moons」「Life With The Moons2」、『Two Rooms』に収録された「Saturday Night's Alright (For Fighting)」などレアトラックを含む4枚組ヒストリーボックス。なお「Mary Anne With The Shaky Hand」はイントロにカウントあり。

1996  Live At The Isle Of Wight Festival 1970』(Sony/Legacy)※70830日のワイト島でのライブ30曲収録。UK84-US194

2000 『The BBC Sessions+82011 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※65年から73年までのBBCでのスタジオライブ26曲。日本盤には当時Best Buyのみオマケの7曲(「Pinball Wizard」「The Seeker」は別テイクだが、残り5曲は既発表スタジオ・ヴァージョン。ただし「I Can See For Miles」はベスト盤『The Singles』に誤って収録された異常にベース音がばかでかいテイク。)加えておくと本編の「Shakin’ All OverSpoonful」だが、アメリカの通常盤では「Spoonful」が版権の関係上Editされていたという。US24-US101

2006 『Endless WireLimited Edition)』(ユニバーサル・ミュージック)※全曲ピートの新曲書下ろし。新作は『It’s Hard』より24年ぶり。ボーナス(Extended Version2曲入り。日英カナダとBest Buyには7曲のボーナス・ディスク『Live At Lyon』(2006717日リヨンのライブ「The Seeker」「Who Are You」「Mike Post Theme」「The Relay」「Greyhound Girl」「Naked Eye」「Won’t Get Fooled Again/Old Red Wine」の7曲のCD)がプラスされ、米などはCDではなく5曲入りDVDが付いた。UK9-US7

2007 『View From A Backstage Pass(thewho.com1)※ザ・フー・ファン・クラブ入会時に購入できた6976年の全盛期のライブを集めた2枚組CD69年のミシガン「Fortune Teller」、70年デンバー「Magic Bus」、73Capitol CentreThe Punk And The Godfather」、74Chalton Athletic Football ClubYoung Man Blues」「Tattoo」「Boris The Spider」、76SwanseaFiddle About」「Tommy’s Holiday Camp」「We’re Not Gonna Take It」「See Me Feel Me」のライブは今でもこのディスクでしか聴けない。また71年サンフランシスコ「Baby Don’t You Do It(Join Together」のB面。6分のSingle Edit)はここでも聴くことができる。            

2010 『The Who Greatest Hits Live』(Geffin)※70年代から2009年までのゴチャマゼライブ盤。ディスク1に71San Francisco Civic AuditoriumI Can’t Explain」「Substitute」「Behind Blue Eyes」、73The Capital Centre5:15」「Won’t Get Fooled Again」、74Charlton Athletic Football ClubNaked Eye/Let’s See Action/My Generation Blues」、76Vetch Field SwanseaPinball Wizard」「I’m Free」「Squeeze Boxなど、ディスク2に89年~2009年のライブ計22曲収録。

 

☆必要なコンピレーション&ハイレゾ

1985,1988  Who’s MissingTwo’s Missing+112011 Reissue(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※上記とは別の選曲。このセットでしか聴けない貴重な音源は『Who’s Missing』収録の「Baby Don’t You Do It(Live)(711213San Francisco)で、72年の「Join Together」のB面で使われ、元の編集演奏時間は67秒。そして本盤のヴァージョンはノーカットで最長の856秒の演奏時間になった。その他では65年「Leaving Here」(『My Generation』とはヴォーカルが別)、7071年シングルB面集「Heaven & Hell」(ガラスが割れる最後の音まで収録)、「Here For More」「I Don’t Know Myself」「When I Was Boy」「Bargain(Live)(711213San Francisco)とボーナスでシングルB面「Doctor Doctor(67)、「Someones’s ComingUS Single)」(68)USUKで大きくミックスが違う「Dr.Jekyll And Mr.HydeUK Single)(US Single)」(68年。USの方がジョンの低音が不気味。本盤はUK盤が入り、もう片方にUS盤入り)、68年未発表「Fortune Teller」(『Thirty Years Of Maximum R&B』と違ってこちらが完全版)、705月にEP用に録音されボツになった「Postcard(Cancelled EP Version)」と「I Don’t Even Know Myself(Cancelled EP Version)(Then And Now』の日本盤にも収録。後者は『Two’s Missing』側に収録)などが入った。カップリングの『Two’s Missing』には、本セットで初登場となった「MelancholiaAlternate Version)」があり、編集が短く最短だが、ピアノが大きく聴こえヴォーカルも鮮明なダブル・トラックだった65年のShel Talmy Sessionで録音された、他より40秒長く完奏する「Heat Wave(Original Version)」、シングルの「Dogs」「Dogs Part.2(ステレオ)アルバム『Direct Hits』に入ったリード・ギターが欠落した「Call Me LightningDirect Hits Version)」、620秒の収録時間と最長の711213日のライブ「My Wfe(Live)」と同日ライブ「Goin’ Down(Live)」シングルの「Wasp Man(72)、「Water(73)73年リリースのLPTommy』のみ登場した低いキーで歌う「Eyesight To The Blind(Alternate Vocal Version)」。また本盤で初登場となった「Daddy Rolling Stone」のステレオは、モノと同じ構成で150秒以降のカウンターのコーラスがしっかり入るが、後の『My Generation』のリイシューのテイクは入らない部分とコーラスが入っても薄い。「Leaving Here」のステレオは124秒からの間奏のカウンターにアーのコーラスが入るが、『My Generation』のリイシューのテイクには入らない。

1985 『The Who Collection Volume One』(Polydor)※ベスト盤。ここに収録された「Won’t Get Fooled Again」は別ミックスで、特に256秒から323秒のハンドクラップは非常に大きくミックスされている。

1985 『The Who Collection Volume Two』(Polydor)※ベスト盤だが、ここの疑似ステレオ?(モノにしか聴こえないが)の「Magic Bus」は434秒で、同じく完奏するFull Mono Version432秒なので2秒長く最長。(構成に違いはなくピッチの可能性が高い)

1996 VariousRock And Roll Circus』(Abkco) ※1968年に収録されお蔵入りになったRolling Stonesの伝説の番組。「A Quick One While He’s Away」をスタジオライブで披露している。US92

2001 『Substitute: The Songs Of The Who』(Edel)※フーのトリビュート・アルバムだが、ケリー・ジョーンズをメインに据えた自らのライブの「Substitute」をThe Who Featuring Kelly Jones名義で収録。

2004 『Then And Now(初回限定盤)』(日本のみ)(ユニバーサル・ミュージック)※ベスト盤プラス「Old Red Wine」「Good Looking Boy」の2曲の新曲入りだが、重要なのは5曲入り日本盤のみのボーナス・ディスクであり、まず67年放送のCMGreat Shakes」は初収録、さらに『Who’ s Next』の再録音ヴァージョンの前のオリジナル・ヴァージョン「I Don’t Even Know Myself(Cancelled EP Version)」とオーダーダブされた『Odds And Sods』収録前のオリジナル・ヴァージョン「Postcard(Cancelled EP Version)」も初収録という貴重なもの。さらに「Magic BusFull Mono Version) 」「Eyesight To The Blind (Alternate Version)」もプラスされた。

2004 『Single Box 1(ポリドール)※このボックスでないと聴けないという音源はないが、昨今のレーベル別シングルボックスのはしりだったので、中古が非常に安価なので付記しておく。CD12枚組で「Dogs Part 2」はモノ。この曲はこのコーナーでも2つのアルバムに収録されているがいずれもステレオで、オリジナルはこちら。あと「Pictures Of Lily」は複数のヴァージョンがあることが知られているが、このUSのシングル・ヴァージョンは128秒のホルンは小さくミックスされ演奏が大きくミックスされている。『The Who Hits 50!』『Who’s Better Who’s Best』など現在多くのシングル・ヴァージョンのホルンは大きめのミックスで逆だった。なおこのボックスの「I Can See For Miles」は通常のアルバム・ヴァージョン。

2009 『Woodstock:40 Years On:Back To Yasgur's Farm』(Rhino)※698月の『Woodstock』のライブで、70年のライブ盤『Woodstock』に収録済みの「We’re Not Gonna Take It」に加え、「Amazing Journey」「Pinball Wizard」も収録。

2012 『Music For The Closing Ceremony Of The London 2012(Decca)※ロンドン五輪の閉会式のライブだが、オンエアーともスタジオで録音しておいた「Baba O’Riley」「See Me Feel Me」「My Generation」収録。

2014 『The Who Hits 50!』(Polydor)※ベスト盤だが新曲の「Be Lucky」収録。「Boris The Spider」はサビのミキシングが違うNew Mix。フェウドアウトせず117秒長く完奏「Magic Bus(Mono Extended Version)」(ベスト盤『Meaty Beaty Big And Bouncy』で登場。ダブル・トラック)や、シングルA面の「Let’s See Action(71) Join Together(72)Relay(72)Editの「5:15 (Single Version)」、「Who Are You Single Version)」、「Won’t Get Fooled Again (Single Edit)」、「The Seeker(Edit)」(この曲のFull Versionは存在していないのでみなEdit)、さらに前述の「Happy Jack(Single Version)」も収録。UK11

2014  Live At Leeds(ハイレゾ)』(Universal)※ダウンロードのみ。「Heaven And Hell」「We’re Not Gonna Take It」はCD版でヴォーカルが差し替えられる前のオリジナルになった。

2014 『Who’s Next(Deluxe Edition)(ハイレゾ)』(Universal)※ダウンロードのみ。Baby Don't You Do It (New York Record Plant Session Full Version)」はイントロと間奏で23秒長い。「Getting In Tune (New York Record Plant Session Full Version)」は中間のヴォーカルを1回分多く収録。Pure And Easy (Live At Young Vic, London/1971)」後半のリフレインが多く6秒長い。「Getting In Tune (Live At Young Vic, London/1971)」は間奏のギターカットがないため25秒ほど長い。「Water (Live At Young Vic, London/1971)」はイントロを2回間違える12秒をそのまま入れている。

2014 『My Generation(Stereo)(ハイレゾ)』(Universal)※ダウンロードのみ。「Circles」はヴォーカルがダブル・トラックになり、欠落したホルンが入ったが、『My GenerationSuper Deluxe Edition)』のステレオの「CirclesNew Mix)」よりホルンが小さくミックスされている。

2015 『The Who Sell Out(Stereo)(ハイレゾ)』Universal)※ダウンロードのみ。「Odorono(Stereo Version)」は、従来216秒で曲が終わりストリングスへ移行するが、このヴァージョンはOdoronoのコーラスが入ってサビが239秒まで新たに聴くことができる。あと「Rael - Naive (Stereo Version)」だがDeluxe Editionでは51秒で曲が終わり、その後数秒のセリフで59秒だったが、こちらでは52秒から133秒まで、クラシカルなオルガンの演奏が入っていた。

 

The Whoのライブ・アルバム(ドラムがキース・ムーン以降のもの)

1984  Who’s Last』(MCA)※198210~1214日に行われたドラムがケニー・ジョーンズ時代のラスト・ライブ17曲。UK48-US81

1990  Join Together』(MCA)※198978月にドラムにサイモン・フィリップスを呼ぶなどして行われた再結成ツアー。全34曲。UK59-US188

2000 『The Blues To The Bush』(MusicMaker.com)※1999111213日のシカゴ、122223日のロンドンのライブ20曲を集めた2枚組CD。ドラムはザック・スターキー。ネット通販のみ。

2003 『Live At The Royal Albert Hall』(Steamhammer)※200011278日と20022月のライブ29曲収録。ドラムはザック・スターキー。UK72

2014 Quadrophenia Live In London(Universal)201378日のロンドンWembleyアリーナでの『Quadrophenia』のライブ17+6曲の23曲収録。ベースはピノ・パラディ―ノ、ドラムはScott DevoursUK28

2015 Live In Hyde Park』(Eagle Rock)※2015年のライブ。映像版はBlu-rayDVD、音源が2CDに収録。Who50周年記念公演のファイナルでのライブで、CD1曲多い19曲。ベースはピノ・パラディ―ノ、ドラムはザック・スターキー。

2017 Live At The Isle Of Wight 2004(Eagle Rock)2004年のワイト島フェスティバルでのライブで。Blu-rayDVD、音源が2CDに収録。23曲。ベースはピノ・パラディ―ノ、ドラムはザック・スターキー。

 

The Whoメンバー参加のアルバム

1972 VariousTommy(London Symphonic Orchestra)』(Ode/Rhino)※ロンドン・シンフォニック・オーケストラをバックにロジャー、ピート、ジョンにリンゴ・スター、ロッド・スチュワート、スティーヴィー・ウィンウッドら豪華メンバーで歌う企画もの。フーの演奏はない。25曲。US5

1975 VariousTommy(Soundtrack)』(Universal)※映画版のサントラ。フーとしての演奏はないが、ピートが全ての楽器を担当した「Prologue 1945」「Captain Walker/It’s A Boy」「Mother And Son」「Welcome」「T.V. Studio」があるなど、各メンバー歌か楽器で参加している。32曲。UK21-US2

 

The Who参加のライブ・アルバム

1981 『Concerts For The People Of Kampuchea』(Atlantic)※1979年のライブ。「Baba O’Riley」「Sister Disco」「Behind Blue Eyes」「See Me Feel Me」の4曲が収録されたが未CD化。

1997 『The Monterey International Pop Festival(Box Set)』(Rhino/wma)※19676月のライブ。「Substitute」「Summertime Blues」「Pictures Of Lily」「A Quick One While He's Away」「Happy Jack」「My Generations」の6曲収録。

2001 『The Concert For New York City』(Sony)※2001年のライブ。「Who Are You」「Baba O’Riley」「Won’t Get Fooled Again3曲収録。

2009 『Woodstock:40 Years On:Back To Yasgur's Farm』(Rhino)※19698月の『Woodstock』のライブで、1970年のサントラに収録済みの「We’re Not Gonna Take It」に加え、「Amazing Journey」「Pinball Wizard」も収録。

2011 『The Bridge School Concert(25th Anniversary Edition)』(Reprise)※1999年のライブ「Won’t Get It Fooled Again1曲収録。

2011 『The Best Of Rock And Roll Hall Of Fame』(Time Life)※The Rock Hall Jam Band(他の参加者)と一緒に「Substitute」「Won’t Get Fooled Again」の2曲歌う。2004年のライブ。

2012 『Music For The Closing Ceremony Of The London 2012(Decca)2012年ロンドン五輪の閉会式のライブだが、オンエアーともスタジオで録音しておいた「Baba O’Riley」「See Me Feel Me」「My Generation」収録。

2013 『12-12-12 The Concert For Sandy Relief(Sony)2012年のライブ。「Who Are You」「Baba O’Riley」「Love Reign O'er Me3曲収録。

 

☆必要なシングル・EP・プロモ盤

1971 「I Don’t Even Know Myself(Decca)※このUS盤のシングルの冒頭にかすかに「Three Four」とカウントが聴こえる。A面は「Won’t Get Fooled Again(Edit)」。未CD化。

1974 「The Real Me(MCA)※このUSのシングル盤のエンディングは、Can You See The Real Meの歌詞の後のエコーのあとも演奏が続く。未CD化。

1988 「Dancing In The Street」(1979年のフィラデルフィアでのライブ)※『Won’t Get Fooled Again』(Polydor)の4曲入りEPに収録。

1996 「My Generation-Deep Love Remix」※UKのみのCDシングル『My Generation』(Polydor)に収録されていた。7分超のこのリミックスにフーは無関係だが、フー公認ということで、パーフェクトを目指す人のみ必要かも。

2006 「Mirror Door(Promo Version1)」(UK Polydor Promo)※イギリスでは他に『Wire & Glass』のプロモにも収録。観客の声がなく、リヴァーヴを少なくミックスしている。

2006 「Mirror Door(Promo Version2)」(Australia/Denmark/Israel Promo)※オーストラリアとイスラエルの「Mirror Door」(Polydor)、デンマークの『Wire & Glass』(Universal)のプロモに収録。観客の声がないが、曲はアルバム・ヴァージョン。

2007 「It’s Not EnoughExtended Promo Version)」(UK Polydor Promo)※イギリスのこのプロモ盤のミックスは、Chris Lord-Algeのミックスで、10秒エンディングのギターソロが長く完奏する。

 

☆必要なコンピレーション(この盤のみの音源はないが曲は絶対必要)

1983 『Rarities Vol.1&2(ポリドール)※日本のみ94年に2イン1CD化。B面用に69秒にEditされた「Baby Don’t You Do It(Single VersionLive)」が聴ける。

1990 『Magic Bus』(MCA)※オリジナル盤はUSのみ68年のアルバムだがステレオはこの盤のみ。モノは『Who’s Better Who’s Best』など多数のコンピで聴ける。また収録の「Pictures Of Lily」は今や少数派の116秒後の演奏が大きくホルンが小さいUSシングル・ヴァージョン。

1998 『Meaty Beaty Big And Bouncy』(ユニヴァーサル)※この中のモノの「The Kids Are AlrightEdit)」は、1971年のリリースそのままの一体化した間奏の短いタイトなモノで、今となってはこのディスクでないと聴きにくい。「Magic Bus(Mono Full Version)」は18秒長くフェイドしないダブル・トラックのロング・ヴァージョンがここで登場した。

2007 『Direct Hits』(ユニヴァーサル)※1968年リリースのUKベスト盤だが、この日本盤に収録された「I Can See For Miles(Single Version)」はシングル・ミックスで、イントロと歌が始まった最初の僅かな部分だけベース音が聴こえる。後に聴こえなくなる、モノ。

(注意)1994 『The Singles+10(日本のみ)(ポリドール)※「I Can See For Miles」のラウド・ベース・ヴァージョンだが、これはBBC音源。

 

オマケ〇シングルチャート

65 I Can’t Explain-UK8-US93Anyway Anyhow Anywhere-UK10My Generation-UK2-US7466 Substitute-UK5A Legal Matter-UK32The Kids Are Alright-UK41I’m A Boy-UK2Happy Jack-UK3-US2467 Pictures Of Lily-UK4-US51The Last Time-UK44I Can See For Miles-UK10-US968 Call Me Lightning-US40Dogs-UK25Magic Bus-UK26-US2569 Pinball Wizaed-UK4-US19I’m Free-US3770 The Seeker-UK19-US44Summertime Blues-US38-UK27See Me Feel Me-US1271 Won’t Get Fooled Again-UK9-US15Let’s See Action-UK16Behind Blue Eyes-US3472 Join Together-UK9-US17Relay-UK21-US3973 5:15-UK20Love Reign O’re Me-US7674 The Real Me-US9275 Squeeze Box-UK10-US1678 Who Are You-UK18-US1479 Long Live Rock-UK48-US545:15-US4581 You Better You Bet-UK9-US18Don’t Let Go The Coat-UK47-US8482 Athena-UK40-US28Eminence Front-US6884 Twist And Shout-UK872012 Baba ORiley/See Me Feel Me/My Generation(Live)-UK55

 

(作成:佐野邦彦/Special thanks to 犬伏巧)

 

オマケ:1992年 VANDA8号用THE WHOアンケート

★真島昌利さん(THE BLUE HEARTS

好きなフーナンバー・ベスト5

    DogsThe Kids Are AlrightMy GenerationPicture Of LilySo Sad About Us

好きなアルバム・ベスト3

My GenerationMagic BusWho’s Next

★加藤ひさしさん(THE COLLECTORS

好きなフーナンバー・ベスト5

We’re Not Gonna Take ItAmazing JourneyThe Real MePictures Of LilySubstitute(Live) 

好きなアルバム・ベスト3

TommyWho Are YouMy Generation

★古市コータローさん(THE COLLECTORS

好きなフーナンバー・ベスト5

    You Better You BetSo Sad About UsPictures Of LilyJoin TogetherBaba O’Riley

好きなアルバム・ベスト3

    Who’s NextMy GenerationA Quick One 

 

参考:キンクスでImmortalレーベルの『Live In London 1973/1977』は、amazonや大手CDショップで売っているものの「Kindakinks.net」やWikiに表記がなくブートと判別したが、フーにも同レーベルのCDがあるが、今度は「WhiteFang’s Who Sight」やWikiではフオフィシャル盤扱いになっている。しかしキンクスのCD番号がIMA/104166でリリースが2010年、フーはIMA/104201でリリースが2005年となっているなど、調べていくと疑義が生じたためリストから外した。

2006 『Live From Toronto』(Immortal)※映像化されている『The Who Rocks America821217日トロントのライブ22曲。ドラムはケニー・ジョーンズ。

 


 

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