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2014年6月18日水曜日

☆幻のリレーマンガ『ぬいぐるみ殺人事件』(復刊ドットコム)8月20日発売

 私、佐野はVANDAを始める前の1981年から1991年までの10年間、「漫画の手帖」というミニコミの編集人をやっていて、オールプロの漫画家・SF作家による「リレーマンガ」を企画し実現した。あえてプロット無し、作家まかせで2年半に渡り連載、終了後漫画の手帖増刊でその「ぬいぐるみ殺人事件」を昭和61年に単行本化した。もちろん自費出版。瞬時に売り切れ、今でも古本屋で、プレミア価格で売られているようだ。オールプロだが、原稿料は無し。個人的な信頼と企画の面白さに賛同して書いていただいた。後のVANDAも原稿料無しだが、商業出版と違って広告主の顔色をうかがわなくてよく、売れそうなネタも必要もないので、全てが自由、これが魅力だった。そのかわり利益を出したら申し訳ないのでトータルでは赤字で作ってきた。スポンサーを名乗り出た会社もあったがお断りしている。
この「ぬいぐるみ殺人事件」の第1回は文:新井素子/絵:ふくやまけいこ、第2回とり・みき、第3回吾妻ひでお、第4回伊東愛子、第5回中山星香、第6回高橋葉介、第7回かがみあきら、第8回早坂未紀、第9回出渕裕、第10回水縞とおる、第11回ゆうきまさみ、第12回魔夜峰央、第13回沢田翔、第14回粉味、第15回豊島U作、第16回文:火浦巧/絵:愛田真夕美、第17回しりあがり寿(敬称略)という超豪華メンバーで、この当時の大手出版社でも集められない顔ぶれだった。リレーマンガなのでこの全てが未だに単行本未収録のまま。ふくやまけいこさんの表紙、しりあがり寿さんの裏表紙も素晴らしい。話は案の定ハチャメチャになったが、しりあがり寿さんがあっと驚くエンディングで見事に終わらせてくれた。当時と同じ復刻では付加価値がないので、1987年に立教大学の学園祭で、漫画家が席を並べて目の前で漫画を合作した「ライブコミック」の「宇宙家族ロビンさん」も同時収録した。原作がしりあがり寿、表紙がスージー甘金、漫画が花輪和一、蛭子能収、根本敬、マディ上原、田中雅人(敬称略)というこれまた超豪華版。とてもマイナーな「月光」という雑誌にノンクレジットで掲載されただけでほとんど誰も知らない幻の作品である。しりあがり寿さんに「かわいい女の子が描ける人がいないから誰か紹介して」と頼まれ田中雅人さんを紹介し、取材にも行ってそのライブコミックの模様は写真入りで掲載してある。復刊ドットコムで予約すると、この復刻では外したKUMOKOさんの番外編と、しりあがり寿さん、とり・みきさんらとのプロ野球対談(しりあがりさんの「僕が阪神ファンになったのは花形満の影響があったような気がしますね。やはり努力しないにこした事がないと(笑)」は名言!)がオマケでもらえるので、さっそく予約しよう。復刊ドットコムでは多くの復刻の企画が動いており、決定しだい順次、紹介するのでお楽しみに。(佐野邦彦)
ぬいぐるみ殺人事件

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