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2009年5月14日木曜日

☆Ginny Arnell:『Meet Ginny Arnell』(Poker/DECKCD106)


2008年のCDで少し古いのですが、ジニー・アーネルのCDが出ていたなんてまったく気づかなかったので、あわてて紹介しました。彼女は63年に「Dumb Head」という曲が全米50位になっただけ、はっきり言って十把一絡げにされても仕方ないシンガーなんですが、彼女にはテディ・ランダッツォが作曲・プロデュースしたシングルが2枚あり、それも1965年とテディが最高の時期の作品なんで、その2曲がずっと大注目でした。ただブートのCDが出ただけでオフィシャルのCD化はいっこうにされず、このまま忘れ去られてしまうのかと思っていたので、その2曲が入ったこのCDは本当に嬉しい贈り物でした。まずは「A Little Bit Of Love(Can Hurt)」ですが、深い音像に包まれた歌いだしからブリッジでドラム、スイリングスのボリュームを最大にして一気に盛り上がる、テディ・ランダッツォ節が冴え渡ります。そして「I'm Getting Mad」ですが、曲の途中のような気を引く冒頭のメロディ、中間ではタメにタメ、その後一気に解放するテディ・ランダッツォの美学を凝縮した曲でした。この2曲だけでも絶対買う価値があります。前半はこのCDの同タイトルのアルバムを丸ごと収録してありますが、冒頭の「I Wish I Knew What Dress To Wear」がドリーミーでとてもいい曲でした。もうけもの。そして最後のシークレット・トラックが最高です。それは「Dumb Head」の日本語録音だったのですが、もともと口数が多い曲なので難しいうえに、ジニー・アーネルの日本語が最悪で、初めて聴いた時にしばらく日本語ということが分からなかったほどでした。いやーこれだけ日本語がヘタな人も珍しい。限度にも程がある。でも逆に珍盤としてとても楽しめました。(佐野)
Meet Ginny Arnell 22 Cuts





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