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2005年2月5日土曜日

☆Free Design:『Sing For Very Important People』 (Light In The Attic/LITA013)☆『One By One』 (Light In The Attic/LITA014)☆『There Is A Song』 (Light In The Attic/LITA015)

Light In The Attic レーベルによる、フリー・デザインのアルバムの CD 化が、この3枚で完成した。
アルバムとしてはすでに日本ではテイチクと徳間ジャパンで CD 化が終了していたが、海外ではこれが初。さらにこのレーベルのリイシューの素晴らしいことは、そのボーナス・トラックである。
シングルのみの音源に止まらず、未発表曲に知られざるメンバーのソロと、驚異のレア音源に毎回驚かせれた。
今回は自主盤同然だった『There Is A Song』のみボーナストラックがないが、他の2枚には、充実したボーナス・トラックが入っている。
まず『Sing For Very Important People』には71年のチャップスチックの CM が2トラック入っていた。 "For The Love Of Your Lips Outtake♯1" 、 "For The Love Of Your Lips Outtake ♯3" のどちらも30秒と短いが、曲は別のもの。
そして『One By One』には待望のライブ音源が収められた。71年にThe Birmingham Symphony Orchestraと共演したもので、クリス・デドリックが書いたであろう緻密なスコアにより、ライブでもまったくクオリティが落ちることなく、フリー・デザインの高度な音楽性が保たれていた。
曲は新曲の "For Love Seasons" と、『One By One』から3曲、『Heaven/Earth』から1曲の "One By One" 、 "Where Do I Go" 、 "Like To Love" 、 "Friends(Thank You All)" の計5曲。
印象的なのは、7分を超える組曲の "For Love Seasons" である。あるときは聖歌隊のように、ある時は不協和音も用いて、3声のハーモニーで自在に歌い上げる。そこに壮大で複雑なオーケストラのパートがからんできて、まさに圧巻。
このライブが始まったときの儀礼的な拍手と、終わった時のどよめきと嵐のような拍手が、その現場の感動を伝えてくれた。(佐野)
     
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