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2004年3月23日火曜日

☆Keith:『Ain't Gonna Lie』(Solid/CDSOL7089

かつて日本のマーキュリーからリリースされていた、キースがあのジェリー・ロスのプロデュースのもと制作したアルバム『98.6/Ain't Gonna Lie』『Out Of Crank』の2 枚を2イン1にしたCDが、再度リリースされた。
ボーナストラックもシングル曲、未発表曲の4曲で、内容は同じだが、資料や写真も満載で、付加価値が増している。
 ジェリー・ロスの仕事の中でもこの1966年-67年は最もヒットが多く、乗りに乗っていた時期なので、内容はベスト。ポップで、お洒落で、ドリーミーで、ポップス・ファンなら一発でノックアウトの、必殺のナンバーが並ぶ。
特にヒットした "98.6" , "Ain't Gonna Lie" に "You'll Come Running Back To Me" がファースト、さらに佳曲が並ぶセカンドには "Candy Candy" , "Easy As Pie" という傑作があるが、ベストはさりげなく漂う哀愁が魅力の "There's Always Tomorrow" 。この曲を聴いて、引き付けられない人間には、ポップスなんて語る資格がないと、断定しておこう。
以前には気づかなかったが、シングル曲の "The Pleasure Of Your Company" は、S.N.and the Ct'sという無名のグループのカバーシングルがあり、Radio VANDAでかけたのだが、キースのこの曲だったのかと、驚かされた次第。こうやって聴くとこれもけっこういい曲だなあ。(佐野)


Ain't Gonna Lie

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