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2003年11月14日金曜日

☆Who:『Tommy (Deluxe Edition) 』(Geffin/B0001386-36)



フーの『デラックス・エディション』シリーズもいよいよ4作目で『Tommy』が登場した。
『Who's Next』と並ぶフーの最高傑作であり、ロック史上でも屈指の名盤である本作について、聴いたことがないなどというリスナーはいないだろうから、『Tommy』の部分は紹介しない。
紹介するのは、ディスク2のボーナス・トラックだ。
1曲目の "I Was" は曲とは言えないSEのようなもの。
"Christmas" 、 "Tommy Can You Hear Me" 、 "Welcome" 、 "Tommy's Holiday Camp" はまだ歌が入っていないインスト。
"Cousin Kevin Model Child" は、完全な未発表曲で、典型的なブルース進行の曲。
リフに載せたヘヴィな " "Trying To Get Through" も未発表曲で、どちらもピート・タウンゼンドにしては単純な曲だったので、没になったのだろう。
笑い声から始まる "Sally Simpson" はピアノがまだ入っていないデモで、 "Miss Simpson" はピアノが入ったより進んだテイク。
"We're Not Gonna Take It" はデモだが、もう完成に近いテイクで楽しめる。ただし "See Me Feel Me" の部分はない。
問題はスタジオ・ヴァージョンの "Young Man Blues" だ。『Odds & Sods』のボーナス・トラックとは違うヴァージョンで、当時のコンピ LP のみ収録の『The House That Track Built』のオリジナル・ヴァージョンがやっと入ったと思われたが、やたら音質がクリアーなため、 LP のようなヘヴィさがなく、同じテイクには誰も思わないだろう。
後半はステレオのデモで、 "I's A Boy" 、 "Amazing Journey" 、 "Christmas" 、 "Do You Think It's Alright" 、 "Pinball Wizard" の5曲が登場する。基本のアレンジは既に出来上がっているが、まだバッキングはデモ。そのため、ロジャーのヴォーカルも軽い。ただしバッキングの完成度が高いので、まるで別テイクのように聴けた。
 なお、本作はなぜか、73年までのイギリス盤 LP に収録されていた、ロジャーのヴォーカルが1オクターヴ低い "Eyesight To The Blind" が、 ディスク2に収録されなかった。(佐野)

Tommy (Deluxe Edition)



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