ポップ・サイケの傑作、マシュウ・ムーア率いるムーンのアルバムが 2イン1でリリースされた。
このバンドは曲のほとんどを書いたキーボードのマシュウ・ムーアのカラーで染め上げられていたとみて間違いないだろう。
メロトロン、テープ操作というサイケ系の必須アイテムは使っているものの、明快なメロディとハーモニーを効かせたポップ度が高い曲も多く、特に68年のファーストはポップ・サイケの名盤のひとつになった。
ランニングするベースとハーモニーが絶妙にからみ、転調、リズム・チェンジとポップ・サイケの理想の1曲 "Mothers And Fathers" 、ハープシコードとストリングスのバッキングが美しい "Give Me More" 、ペダルのキーボードがポイントの哀調を帯びた "She's On My Mind" 、ドライヴするベースとドラムが魅力の "Walking Around" とクオリティが高い。
69年のセカンドの方はポップ度が下がりR&B度が増した分、華やかさが乏しくなった。
最後のキング・クリムゾン風の "Mr.Duffy" が力作(チープだけど)。ボーナス・トラックにはシングル・ミックスと、66-67年にリリースされたマシュウ・ムーアのソロ名義のシングルまで入り、コレクター仕様だ。
なお、グループのギタリストはビーチボーイズのメンバーだったあのデビッド・マークス。
彼の弁によるとレコーディングはスタジオに缶詰で非常につらかったそう。(佐野)
![Without Earth & The Moon](https://lh3.googleusercontent.com/blogger_img_proxy/AEn0k_t6DEKh3Y_FYchacEK_cVYfAaWea9TWSmfD6QyGx6xrMSc5OmrWTwWXP4Y3c2xAKu2XeHRJP2FdzVu77EbnYBEEO5G_JVXJ337ssGh1d1XoIzL5Xv6F53WL5KbcbbodkKnyng=s0-d)
このバンドは曲のほとんどを書いたキーボードのマシュウ・ムーアのカラーで染め上げられていたとみて間違いないだろう。
メロトロン、テープ操作というサイケ系の必須アイテムは使っているものの、明快なメロディとハーモニーを効かせたポップ度が高い曲も多く、特に68年のファーストはポップ・サイケの名盤のひとつになった。
ランニングするベースとハーモニーが絶妙にからみ、転調、リズム・チェンジとポップ・サイケの理想の1曲 "Mothers And Fathers" 、ハープシコードとストリングスのバッキングが美しい "Give Me More" 、ペダルのキーボードがポイントの哀調を帯びた "She's On My Mind" 、ドライヴするベースとドラムが魅力の "Walking Around" とクオリティが高い。
69年のセカンドの方はポップ度が下がりR&B度が増した分、華やかさが乏しくなった。
最後のキング・クリムゾン風の "Mr.Duffy" が力作(チープだけど)。ボーナス・トラックにはシングル・ミックスと、66-67年にリリースされたマシュウ・ムーアのソロ名義のシングルまで入り、コレクター仕様だ。
なお、グループのギタリストはビーチボーイズのメンバーだったあのデビッド・マークス。
彼の弁によるとレコーディングはスタジオに缶詰で非常につらかったそう。(佐野)
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