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2000年10月31日火曜日

☆Fantastic Baggys:『The Best Of The Fantastic Baggys』(Sundazed/11084)

 サーフィン系はビーチ・ボーイズは別格としてブルース&テリー、リック・ヘン関係の第1グループ、ゲイリー・ゼクリー、ゲイリー・アッシャー、ジャン&ディーン関係の第2グループと、その両グループにいいものは集中している。そしてこのファンタスティック・バギーズはメロディ、歌、ハーモニー、演奏は第1グループのレベルにあり、昔から熱心なファンを抱えていた。既にご存じとは思うが、ファンタスティック・バギーズはフィル・スローン、スティーブ・バリのグループで、本作は彼らの60年代のベストワークと言える傑作となった。このアルバムの世界で最初のリイシューは今から20年以上前に下北沢にあったその名も「California Music」というレコード店のオーナーが個人でライセンスを取って作ったLPだったが、その後LP、CDと何回もリリースされ、今回はその中でも最も多い28曲が収録された。以前のCDより7曲多いがそれはカラオケやヴォーカル・トラック、バック・コーラスのみのトラック。しかしファンならこれも見逃せない。ポップス・ファンにとってもマスト・バイのアイテムである。(佐野)
Anywhere the Girls Are the B.O.

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