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2000年8月10日木曜日

☆加山雄三:『Singles Collection』(BMGファンハウス/FHCF2496-50)

今年でデビュー40年を迎えた加山雄三。日本ではまだ希有な存在だったシンガーソングライターの加山が本格的デビューした65年の「恋は赤いバラ」からの全シングルAB面を網羅(タイトルの関係で「びっこの仔犬」を除く)したCD5枚組、105曲が収められた究極のコレクターズ・アイテムだ。66年の「ぼくのクリスマス」を始め初CD化の曲が13曲収められているのが嬉しい。私が好きなのは70年の「美しいヴィーナス」までの、それも時折制作していたムード歌謡風の曲を除いた、ロックンローラーの加山である。だからランチャーズを従えていた時代がベスト。加山の凄さは「君といつまでも」などの得意の3連ロッカ・バラードではなく、「蒼い星くず」などのロック・ナンバーで聴かせるその圧倒的な音圧とドライヴ感、そして「ブラック・サンド・ビーチ」での日本人にはなかったR&Bの感覚である。そしてメロディとしては「ある日渚に」「美しいヴィーナス」に代表される爽やかなポップ・ソングが素晴らしい。特に『君のために』に収められていたボサ・ノヴァ群は最高だった。このボックスではディスク2までに加山の魅力が凝縮されている。(佐野)
加山雄三 シングル・コレクション

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