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1999年2月21日日曜日

☆Association:「Goodbye Columbus」(Wea/10195)☆Association:「The Association」(Wea/10196)☆Association:「Live」(Wea/10197)☆Association:「Stop Your Motor」(Wea/10198)☆Association:「Greatest Hits」(Wea/10199)




5 枚目から 9 枚目のオリジナル・アルバムに当時のベスト盤が CD 化され、これでアソシエイションのワーナーの全アルバムのリイシューが実現した。まず「Goodbye Columbus」はサントラで、アソシエイションは 4 曲しかプレイしていないものの、軽快なソフト・ロック・ナンバー“Goodbye Columbus”に加え、美しいバラード“So Kind Of Me”が聴きもの。「The Association」は、カート・ベッチャーが基礎を作ったアシッドなフィーリングの初期、ボーンズ・ハウ=ボブ・アルシヴァーによって洗練されたソフト・ロック・サウンドに発展し音楽的頂点を迎えた中期とはまた違い、カントリーなどのフレイバーを加えてロック・バンドへの転身を図ったものになっている。全体的にキャッチーなものが少なく地味な仕上がりになったが、ゴージャスなコーラス・ワークは健在で、ここが並のバンドとはまったく違う。「Live」は、ライブでの演奏力、コーラス・ワークの確かさを見せつけてくれるアルバムで、ライブ・バンドとしての力を十分に伝えてくれる。「Stop Your Motor」は「The Association」の延長上にあるロック・アルバムで、これも地味だが、コーラスの上手さには舌をまくばかり。「Greatest Hits」には、“Enter The Young”の、イントロだけでも違いが分かる 68 年の再録音ヴァージョンが収められているのでこれも聴きもらせない。ライブとベスト以外の 3 枚にはそれぞれシングル A 面のシングル・ヴァージョンが付けられたが、残念ながらカート・ベッチャーが CBS からミレニウムのバックトラックを持ち出してプロデュースしたアルバム未収録の“Just About The Same”のスタジオ・ヴァージョンだけが収録されなかった。「Live」でのライブ・ヴァージョンも出来がいいが、雷鳴のようなパーカッションや笑い声までフィーチャーしたスタジオ・ヴァージョンはさらにいい出来なのに残念だ。残るオリジナル・アルバムはコロンビアの「Waterbeds In Trinidad」のみ。(佐野)

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