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2015年11月26日木曜日

☆Four Seasons:『The 4 Seasons Greetings』(Real Gone Music/RGM0399)

天国と地獄。最有望治療を2年半待って金沢へ行ったらその場で中止、翌日に東京女子医大に入院後、一気に悪化、病状は大変で、全科の会議にかけないと非常に困難な手術ということで、1週間かけた今週末にも結論がでないかもとも。手術中にサヨナラかもしらないから。無理なら放射線になるためそちらのマーキングは完了。でもこれだと腫瘍の圧迫がそのままで今の下半身麻痺が治らない可能性あり。今年は病院にずっといるのだろうな。クリスマスも。ということでやっと写真のお題。何と今年Real Gone Musicからリリースされたこのフォー・シーズンズのクリスマスの名盤は、なんと初のモノラルCDである。3大クリスマス・アルバムとして名高いのがPhil Spector PresentsA Christmas Gift For You』と『The Beach Boys' Christmas Album』、そして『The Ventures' Christmas Album』この3枚だが、ベンチャーズは日本での人気なので、世界的にはこのフォー・シーズンズの1962年のクリスマス・アルバム『The 4 Seasons Greetings』になる。このアルバムは古くからAceで『Born To Wander』との2イン1でCD化されていて、ステレオ盤は入手可能だ。ただモノラルのCD化は初。Real Gone Musicからのリリースで、ちゃんとf紙ジャケで作られていた。あのフォー・シーズンズの廉価盤ボックスには入っていないので、季節的なものと合わせて単発リリースしたのだろう。Vee-Jay時代の初期サウンドなので好き好きあるだろうが、レコードのA面の前半のスタンダード・クリスマス・メドレー集と、B面で交互に現れる「Christmas Tears」「The Christmas Song」「White Christmas」は、基本的にオーケストラをバックに歌う心地よいサウンディングだ。ステレオとモノを比べてみると、オーケストラの音の広がりや細やかなアレンジがどう聴いてもステレオの方が良い。ただし、ハンドクラップを交えた「フォー・シーズンズ・サウンド」で作られた「Santa Claus Is Coming To Town」「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」「Jungle Bells」の3曲は、モノの方がシングル風で快調に聴ける。フォー・シーズンズはステレオとモノでミックスを変えないバンドだったが、この3曲は、サウンディングがモノの方が向いていたようだ。なお「Jungle Bells」はタイトルからお分かりになるように、この当時は意欲的なアレンジだった。(佐野邦彦)


2015年11月23日月曜日

☆ Who:『Live In Hyde Park』(Eagle Rock/EVB335249)(Blu-ray+2CD)

はじめに近況。2年間待った最新治療は金沢大病院へ入院した当日に、検査結果が悪いという事で中止、その2年前の群馬大では2か月前に悪化して中止と、泣いても泣ききれない運の悪さだ。全て自費診療で事前に検査入院、治療薬購入までしたのに...。急遽、それまでの東京女子医大で29回目の化学療法を終えたが、悪化した下半身はほぼ動かずで、今はトイレも含め全てベッド上。下の世話まで大部屋で嫌だが仕方ない。2年前の群馬大では4か月そうだった。どう治療するか決まるのは連休明けで、嫌な気分だ。書ける元気があるうちに即座に書くので、少々詰めが甘いのはご勘弁。さてこのライブは、2015年夏にロンドンのハイド・パークで、フー結成50周年を記念した「The Who Hits 50! Tour」と題されたツアーのファイナルとして、65千人もの大観衆を前に行われたものだ。メンバーはピート、ロジャーに、ザック・スターキー、ピノ・パラディーノなどのベスト・メンバーが揃った。まずデビューを1964年のハイ・ナンバースのシングルにしたのでなく、フーとしてリリースした19651月の「I Can't Explain」を起点とした所に、この名曲への自信と思い入れがうかがえる。もちろんトップはこの曲から。50周年記念ということで、まあアルバムの範疇に入れるか迷うが『My Generation』から「My Generation」と「The Kids Are Alright」。サードの『Sell Out』から「I Can See For Miles1曲、代表作『Tommy』と『Who's Next』からはしっかり4曲ずつ披露された。そして『Quadrophenia』から2曲。キース・ムーン最後のアルバム『Who Are You』から1曲、ケニー・ジョーンズ時代から2曲、そして60年代のシングル曲2曲(何故か「The Seeker」だけ付属のCD編だけで画像からは落ちたが)、70年代のシングル1曲ずつとよく考えらえた選曲だ。「Substitute」がない、「Summertime Blues」がないと聞こえてきそうだが、個人的にはベスト5の曲だがいつも入らない「Go To The Mirror」や大好きな「Little Billy」。「The Real Me」もよく外れるな。またこれも大好きな『Sell Out』の曲もなかなかセレクトされない。あれがない、これがないといっても何しろ名曲が多すぎるのだから仕方がない。さて映像を見ると、オールド・モッズのビンテージのベスパがずらりと並びカッコいい。するとライブでは出てこない、セカンド・アルバムのトップを飾る「Run Run Run」に載せてベスパが走りだし、これはいい演出だ。そして「I Can See For Miles」のリフレインに乗ってステージ端からピートが現れ、ザックの短いドラムを合図に、「I Can't Explain」が現れ、フーの伝説が、ライブで綴られていく。この後のライブが羨ましいのは、ないしろ母国で一騎当千のフーのファンが集まっているから、ロジャーがマイクを出せばカウンターのコーラスをしっかり観客が歌っているのがいい。バックにはメンバーの顔がしばしば現れるが、キースが主体で、時折ジョン、あとメンバー4人、映画のシーンなども入る。しかしケニー・ジョーンズ時代の2曲でもケニーの姿は映らない。フーは永遠にオリジナルの4人のメンバーなんだなと改めて思う。曲的には「Pictures Of Lily」「Bargain」「Join Together」「You Better You Bet」がいい。しかしやはり『Tommy』の「Amazing Journey」からの4曲メドレーは空気が変わる。やはりフーの頂点はここかと(『Who's Next』とどちらかというと迷うがライブでは空気の変わり方が違う)思い知ったしだい。ステージ後ろの巨大スクリーンの画像が見ものなのだが、ここでは最初はトミーを模したような不気味な銀色のオスカーのような彫像がバック、「Pinball Wizard」でやっとピンボールになるが、「See Me Feel Me」ではまた不気味な銀色の巨大なこちらを指さす手が延々映る。まったく個人的な意見だが、花輪和一の世界を見ているかのようだった。「Baba O'Riley」の映像は、いかにも初期のコンピューターという雰囲気の映像でなかなか見せる。ラストはメンバー紹介をして満を持しての「Won't Get Fooled Again」。ロジャーの大ジャンプも、ピートのギターぶち壊しもなく、やはりジジイになったフーがそこにいて、無理しなくてこれでいいと自分は思った。(佐野邦彦)




2015年11月15日日曜日

日本の洋楽系フォークの創始者ガロのパーフェクト音源リストを掲載。ガロと日本のロックの創始者のスパイダースは見事に活動がシンクロしていた

さて、これがGAROの詳細なディスコグラフィーである。このリストから見えるヒストリーだが、ある部分が奇妙にスパイダースとダブって見える。それは、デビューはオリジナル勝負、しかしプロ作曲家の書いた曲が思いもがけず大ヒット、その曲でスターダムにのし上がり、そのためプロ作曲家の曲もあてがわれて歌うが、オリジナル志向の強いメンバー達は再びオール・オリジナルのアルバムを作って実力を見せ、最後に音楽的に一花咲かせて解散する...という流れだ。ガロの7枚のアルバムだが1971年のデビュー・アルバム『GARO』は全曲オリジナル。まさに日本のCSN&Yで、他に類がないサウンドとハーモニーで鮮烈なデビューを飾ったがヒットには至らなかった。そのためセカンドはレコード会社からの要請で全曲和洋折衷のカバーになってしまう。しかしここでも当初ヒットは無かったのでサード『GARO3』はまた全曲オリジナルに戻す。このアルバムの内容もいいのにヒットが生まれない。しかしセカンドからカットしたシングルB面曲の「学生街の喫茶店」が後に突然の大ブレイク、シングルはAB面入れ替えて出し直し、7週連続オリコン1位という大ヒットを記録する。そのためこのブレイクのあとのシングルは同じすぎやまこういちの歌謡曲そのものの「君の誕生日」でこれも1位、そのあとはマーク作の「ロマンス」だったがこれも6位になり、1973年にはレコード大賞大衆賞、そして紅白歌合戦の出場まで果たしてしまう。このブレイクのためライブアルバムにスタジオ録音の「君の誕生日」を無理矢理入れたほど。4枚目は、オリジナルは4割だが歌謡曲路線のアルバムで、私を含めデビュー・アルバムのガロが好きだったファンはこのアルバムあたりでファンを辞めている。しかし5枚目のアルバム『CIRCUS』

は創作意欲を高めて全曲オリジナルで勝負という意欲作だったがそこそこのヒットで終わる。

そして6枚目は会社とグループの意向の中間を取った形で松任谷正隆や細野晴臣、そこに山下達郎や吉田美奈子らがコーラスに加わってアダルトな雰囲気のアルバムを作り、オリジナルも6割入ったがこれもヒットせず。シングル・ヒットも途絶えてしまったため、メンバーで、曲の半分を書いていたトミー(日高冨明)が脱退を申し出る。グループの仕切り役だったボーカル(大野真澄)はグループ存続しながらのソロ活動を勧めたが決意は固くもう一人の、曲の半分を書いていたマーク(堀内護)も抜けるというので、解散を決めた。1974年のラストアルバムはそれぞれが均等に曲を書いて編曲も担当するという形でオリジナル・アルバムを作った。レコーディングにはみな参加したそうで、ブルーハーツのラストアルバムの『PAN』のような各自でのレコーディング曲を持ち寄ることはなかった。最後までグループだったのである。さてそれよりもずっと前のスパイダースは、下積み時代も長く、かまやつひろしのようにソロ時代に多くのシングルを出した(ただし1枚もヒットせず)実績はガロのメンバーにないので同列には語れないが、フィリップスと本格的メジャー契約し、リリースした1966年のデビュー・アルバム『ザ・スパイダース・アルバムNo.1』は全曲オリジナルで勝負した。しかしセカンドは全曲洋楽カバー。ただしこれはレコード会社の意向ではなく、もともとスパイダースがビートルズを中心に、日本のどのバンドよりも早くカバーすることを目指していたバンドだったので(洋楽のカバーを英語でそっくりのサウンドで歌えるだけで価値があった時代だったのだ)、カバーがほとんどだったメジャーデビュー前のソノシート時代の延長で作ったのだろう。だからその先のアルバムでも洋楽カバーは望んで入れた可能性が高い。サードは12曲中オリジナルが3曲だが、その内2曲は充実した内容のシングルA面と、オリジナルを作る力は十分にあった。しかしガロの「学生街の喫茶店」にあたるのがプロの外部ライターが書いたシングル「夕日が泣いている」で、それまで大きなヒット曲がなかったスパイダースに対して、レコード会社からの要請でのシングルだった。この曲が予想外の大ヒットとなり、スパイダースは一気にトップ・スターの座を得た。ただオリジナル曲を書いていたかまやつひろしは、「夕日が泣いている」でブレイクしたものの、スパイダースが楽しかったのはここまでとはっきり語っている。その後、サベージとの半々アルバムがあり6曲中5曲がオリジナルでオリジナル率を高くしたが、4枚目は12曲中オリジナルが5曲、5枚目は3曲と少ない収録になる。ただし少ないオリジナルながらグループの代表曲となる「あの時君は若かった」「いつまでもどこまでも」「バンバン」などの大ヒットが作られしっかり収められていた。ちなみに4枚目は洋楽カバー3曲、5枚目は9曲と一気に増えるが、このあたりはガロと違ってスパイダースの趣味と思われる。そしてガロと似ていると感じたのが1968年の6枚目のアルバム『明治百年すぱいだーす7年』だ。このアルバムでは再び全曲オリジナル、ファーストとは違ってかまやつは半分の6曲だけ書き、ミュージシャンとして心境著しい大野克夫が4曲、井上堯之が1曲、そして井上順まで一曲書いたところが今までと大きく違っていた。そして内容的にも実にバラエティに富んだ優れた曲が並び、スパイダースの、いやGSを代表する傑作アルバムになった。ただしヒットには結びついていない。そして7枚目のオリジナルは12曲中5曲、最後はカバー曲のみの企画アルバムで終わる。解散後のスパイダースは、堺正章と井上順は歌手というよりバラエティでテレビの大人気者になるし、かまやつひろしはソロ・ミュージシャンとして活躍、そして井上堯之と大野克夫は、始めは井上堯之バンドとして活動その後大野は大野克夫バンドとしてサントラやバックバンドで力を発揮、大野克夫は一流の作曲家となり、沢田研二の「勝手にしやがれ」を書いてレコード大賞を取るなど多くの沢田のシングル曲を書き、あの有名な「太陽にほえろ」や「名探偵コナン」のテーマも大野の作曲だった。井上堯之も近藤真彦の「愚か者」を書いてこの曲もレコード大賞と、井上はミュージシャン、作曲家、編曲者として一流となった。そして田辺昭知は田辺エージェンシーの社長として芸能プロダクションを切り回し、スパイダースは解散後もそれぞれの道で大活躍した。フィリップス時代の活動は5年間、シングルは先の「夕陽が泣いている」の大ヒットを書いた浜口庫之助のあと、オリジナル(かまやつ)、利根常昭、洋楽カバー、浜口庫之助、村井邦彦となりその後はかまやつのオリジナルの体制に戻る。それはかまやつの書いたシングル曲がヒットを生んだからだ。ガロの活動は4年、シングルは「学生街の喫茶店」の大ヒットを書いたすぎやまこういちのあと、すぎやまこういち、オリジナル(マーク)、村井邦彦、すぎやまこういち、オリジナル(マーク)と回ってここでヒットはなくなるが、その後も外部とオリジナルは交互、スパイダースよりシングルの選択権などの自由度は少なかったようだ。ガロはあくまでもフロントに立つミュージシャンだったので、解散後もみなミュージシャンを続け、マークはソロ・アルバムを2枚リリースするが、知人に「昔よりいい曲が書けていない」と言われたことをきっかけに長く音楽界から離れ、テニススクールを作って別のビジネスへ移り、成功を収めた。しかし1994年にグッド・フレンズというユニットへの参加(曲も提供)のあと、2013年に36年ぶりのソロ・アルバムを出すが翌年病気により残念ながら逝去している。マークさんとは引退していた頃に2回飲み会でご一緒したことがあるがもの静かであれだけのミュージシャンなのに少しも過去をひけらかそうとせず、本当に心優しい方で、馬の目を抜くような芸能界には向かなかっただろう、それもあって引退したのだということが容易に推察できた。トミーも解散後、2枚ソロ・アルバムを出しma-ma-doo名義のシングルを2枚出すがどれもヒットせず、自殺(事故死の説もあり)している。両方の羽を永遠に失ったガロ。今でもかそれぞれの道で活躍しているスパイダース。まったく解散後のその後は明暗分けたが、日本のロックの創始者と、日本の洋楽フォーク(四畳半フォークの対極としてそう呼ぶ)の創始者のグループ活動期は不思議とシンクロしていた。(佐野邦彦)

GARO完全ディスコグラフィー

★...アナログ盤でしか聴けない曲

作者:M...堀内護(マーク) T...日高冨明(トミー) V...大野真澄(ボーカル)

あとメンバーではないが作詞が多いのでY...山上路夫。分かれている曲は作詞-作曲で表記。クレジットがないレーベルはマッシュルーム。
☆オリジナル・アルバム
1971/11 『GARO(オリコン68)
 
(一人で行くさ(T)/たんぽぽ(Album Version)(V-M)/二人の世界(V-M /何もかも遠くに(M  花の伝説 YM)/暗い部屋 M)/水色の世界(M /小さな恋(T /地球はメリー・ゴーランド(YT /人は生まれて(M))

 1972/6 『GARO2』(オリコン1) 美しすぎて(Album Version)(Y-村井邦彦)/ 水車は唄うけど(Y-すぎやまこういち) /学生街の喫茶店(Y-すぎやまこういち)  蝶が飛ぶ日(Y-村井邦彦)  四葉のクローバー(Y-かまやつひろし) /ベイビー・アイム・ア・ウォント・ユー(訳詞ガロ-デビッド・ゲイツ) /レット・イット・ビー(訳詞Y-レノン=マッカートニー)  マイ・レディ(訳詞ガロ-イアン・マシューズ) /ビコーズ (訳詞Y-レノン=マッカートニー)/グッド・モーニング・スターシャイン(訳詞川添象多郎-ガルト・マクダーモット) 
1972/12 『GARO3』(オリコン12)(涙はいらない(M  愛の言葉(M /オールド・ファッション・ラプソディー(T  心の鍵(T /時の魔法(M /一人にしないよ(T  木馬(M /遠い春(M /ディスカバー・ピクニック(V /僕のすべて(T)/幸福(V  明日になれば(Album Version)(T))
1973/8 『GARO LIVE(オリコン4)1973226横須賀市文化会館
(学生街の喫茶店 /時の魔法 /ディスカバー・ピクニック /美しすぎて /忘れていたもの(M&VM /君の誕生日(Y-すぎやまこういち)※スタジオ録音のSingle  一人で行くさ /木馬 /涙はいらない /暗い部屋  散歩(Y-村井邦彦)※スタジオ録音のSingle
1973/10 『GARO4』(オリコン6) ロマンス(YM /大空の詩(大橋一枝-村井邦彦) /君の肖像 Y-すぎやまこういち)/朝・昼・夜 Y-村井邦彦)/二人だけの昼下り Y-すぎやまこういち)/二人は友達(YT /憶えているかい(Y-村井邦彦) /恋人(V /踊り人形 (大橋一枝-M)/ 一枚の楽譜(Y-村井邦彦))
1974/5 『CIRCUS(オリコン15)(団長のごあいさつ(YM /空中ブランコ(YM  オートバイの火くぐり YT)/猛獣使い(YT /ピエロの恋唄(YM /曲馬団 YM)/なぞの女(V /大男の歌(YT /綱渡り(T(Inst.) /この世はサーカス(YM /風にのって(M  演奏旅行(YM /酒びたり人生(V /通りすがり YM)/旅人が眠る丘 YT)/絵ハガキ(YM 
1975/6 『吟遊詩人』 (※作詞は全曲阿久悠なので、作曲のみ記す)(一本の煙草 Album Version(荒木和作)/アドベンチャー(T /個人的メッセージ(佐藤健) /愚かな遊び(荒木和作) /悲歌(えれじい)V /深夜映画  (荒木和作)/型破りな結婚式(T /ツイン・ベッド(V /大都会の羊飼い(M /吟遊詩人(Album Version)(M&T)) 
1975/12 『三叉路』
(夜間飛行機 M)/誰もいない朝 V)/ペガサス(T /さいごの手紙(M /ベビー・ローラー T)/恋のゲーム(T /終りは終り(M /仕事のあとは(V /去年の夏 T)/あいつ(V /冬の花火(M /青春の旅路(V))
 
☆その他のコンピレーション
1999 『Singles』(東芝EMI
「覚えているかい」はパーカッションのボンゴが聴こえない、このアルバムだけのヴァージョン。「一人で行くさ(※Single Version)」...アルバムより長いがアナログ・シングルより僅かに短い「たんぽぽ(Single Version)」「明日になれば(Single Version)」「一本の煙草(Single Version)」「吟遊詩人(Single Version)」「美しすぎて(Single Version)」(※「地球はメリー・ゴーランド」のシングルはただエンディングが30秒短いだけ。「水色の世界」のCD版はエンディングのベースが小さいと言うが良く分からない程度。この2つに価値は無い)
2005 『明治チェルシーの唄(安井かずみ-小林亜星)』(テイチク)※1972年のガロ版「明治チェルシーの唄」収録。
2006 『GARO BOX』(ソニー)
◎『MARK,TOMMY & VOCAL』(全アルバム収録の本ボックスのみのボーナスディスク)
〇『アルバム未収録+α』
(美しすぎて(Single Version) /姫鏡台 Y-すぎやまこういち)/僕は死なないだろう Y-村井邦彦)/ピクニック(YM /西行き列車 YT)/ビートルズはもう聞かない(松本隆-佐藤健) /惑 VT)/公園通り(Y-村井邦彦)/喪失 Y-村井邦彦)/春のボート(Y-すぎやまこういち) /時の魔法(未発表Version)M LOVE THE ONE YOU'RE WITH(ステファン・スティルス) HELPLESS (ニール・ヤング)HELPLESSLY HOPING(ステファン・スティルス) OHIO (ニール・ヤング) /エプロンドレスの女の子 (吉松由美)/銀色の世界に二人(清野正子) /そば屋(新井芳樹) /そして君は(名村宏-高橋信之) /どこまでも駆けてゆきたい(谷川俊太郎-冨田勲)) 
〇『未発表LIVE』※1976/3/20解散コンサート神田共立講堂 74年のライブ含む
(たんぽぽ /朝・昼・夜 /四葉のクローバー /遠い春 /地球はメリー・ゴーランド /ロマンス /君の誕生日 /大男の歌 /ピエロの恋唄 /酒びたり人生 /オールド・ファッション・ラプソディー /ピクニック /姫鏡台 /一枚の楽譜 /学生街の喫茶店  TEACH YOUR CHILDREN FIND THE COST OF FREEDOM(ステファン・スティルス))
 
197187日 岐阜県中津川の第3回フォーク・ジャンボリーのライブ音源(計3曲)
1998 『1971年フォーク・ジャンボリーVol.2』(東芝EMI
(たんぽぽ/ティーチ・ユア・チルドレン(グラハム・ナッシュ)
1998 『ニューロックの夜明けURC編』(東芝EMI)
(オハイオ)
 
☆シングル
1971/10 「たんぽぽ(Single Version※ヴォーカルをオーバーダブ)(VM))/★一人で行くさ(Single Version※アナログ・シングルはフェイド・アウトが最も長く歌が無くなってからギターのアドリブの2回目の頭まで聴ける)(T)」
1972/2 「地球はメリー・ゴーランド(Single Edit30秒ほど短い)(YT)/水色の世界(M)」
1972/6 「美しすぎて(Single Version※アレンジが大野克夫から飯吉馨に代わり、まったく別の曲とも言える素晴らしいアレンジになった))(Y-村井邦彦)/学生街の喫茶店(Y-すぎやまこういち)」
1972/10 「涙はいらない(M)/明日になれば(Single Version※イントロがシングルでは4小節が1小節と短いがパーカッションが大きく、アコギがほとんど聴こえない。 ただしシングルは22秒早くフェイド・アウトする。)(T)」
1972/11 「学生街の喫茶店(Y-すぎやまこういち)(オリコン1)/美しすぎて(Single Version)(Y-村井邦彦)」※AB面入れ替えて大ヒット
1973/5 「君の誕生日(Y-すぎやまこういち)(オリコン1)/散歩(Y-村井邦彦)」
1973/8 「ロマンス(YM(オリコン3)/二人だけの昼下がり(Y-すぎやまこういち)」
1973/12 「1枚の楽譜(Y-村井邦彦)(オリコン9)/憶えているかい(Y-村井邦彦)」
1974/3 「姫鏡台(Y-すぎやまこういち)(オリコン24位)/僕は死なないだろう(Y-村井邦彦)」
1974/7 「ピクニック(YM(オリコン53位)/二人だけの昼下がり(YT)」
1974/12 「ビートルズはもう聞かない(松本隆-佐藤健)(オリコン89位)/惑(VT)」
1974  「公園通り(Y-村井邦彦)/★公園通り(演奏)(村井邦彦)」※プロモのみ
1975/5 「一本の煙草(Single Version)※シングルではAメロの2回目からギロ、Bメロでトライアングルが聴こえるがアルバムではほとんど聴こえない。逆にエンディングのボンゴは聴こえなくなっている。(荒木和作)/吟遊詩人(Single Version)※シングルではシンセがペダル・ポイントでずっと鳴っている。またイントロでエレキとシンセが大きく、アルバムはピアノがよく聴こえる。さらに編集で3分も短い。(M&T)」
1976/1 「さいごの手紙(M)/青春の手紙(V)」


DVD
2006 『GARO BOX』(ソニー)※回収されたファースト・プレス付属のDVDCS&N2曲の許諾がとれず回収となったが、発売日前日にFAXで発売中止を連絡したため、FAXを読まなかった一部のレコード店はそのまま販売した。CS&N2曲は内容も最高だったため、超レア盤になっている。
(曲目)
(暗い部屋/個人的メッセージ/吟遊詩人/Guinnevere(デビッド・クロスビー)/青い目のジュディ(ステファン・スティルス)/(ニュース映像:ボクらの休日)/(ニュース映像:初めての個展))←これが回収されたもの。一般販売は「Guinnevere」と「青い目のジュディ」が「姫鏡台」と「ビートルズはもう聞かない」に差し替えられた。
 
 (作成:佐野邦彦)