昨年の「Imagination」と同タイトルのビデオ・ソフトが発売された。内容的にはライブで7曲を歌い、間はブライアン、ブルース・ジョンストン、グレン・キャンベル、スティヴィー・ワンダー、エリック・クラプトン、エルヴィス・コステロなどのインタビューで綴ったものだ。
洋楽: 1998年6月アーカイブ
リンゴのこの最新アルバム収録の "Without Understanding" にブライアンがコーラスに参加している。シタールの音色から始まり、ジョージの "When We Was Fab" を彷彿とさせるような60年代の香りを感じる佳曲。ブラアインはリンゴの前作「Time Takes Time」にも参加しており、この二人、仲がいい。
(佐野)
ブライアンが本格的に取り組んだアルバムは「Pet Sounds」以降11年周期だったが、今回は1年早い10年で届いた。
デル・ファイ・レーベルからの久々のコンピ盤だが、ここにはビーチ・ボーイズ・フリークなら見逃せない1曲が含まれていた。それは冒頭のブルース・ジョンストンの "Mazatlan" 。
"Stand By Your Man" などの多くのヒットで知られるカントリー歌手のTammy Wynetteの追悼アルバムだが、そのラスト・ナンバーはタミーとブライアンのデュオの "In My Room" だった。
「Imagination」のプロモ CD で、ブライアン本人が紹介したり、ショーン・レノンらと対談がはさまりながらアルバムから6曲が紹介される。
最近のビーチ・ボーイズの活動は、ブライアンを含め普通では到底チェックできないほど幅広く、かつマイナー。ガソリン・スタンド売りの CD 、ウィンダム・ヒルのシリーズ、クラシック系のヴォーカル・グループなんていったいどう目を光らせばいいのか教えて欲しいくらいだが、我々ビーチ・ボーイズ・フリークの連絡網は強固であり、必ずどこからか連絡が届く。このソルデ・メヒコというメキシコのラテン・バンドの CD は東芝EMIの担当の方からおしえてもらった。
アメリカのTVで放映されたビーチ・ボーイズのドキュメンタリー映画のサントラ盤がついにリリースされた。
待望のブルース・ジョンストンとテリー・メルチャーのデュオ、ブルース&テリーの作品集がリリースされた。ブルース&テリーの "Mahaka At Midnight" は入っていないが、これはブルースの「Surfin' 'Round The World」収録のものを流用しただけだけなので完璧な作品集といっていいだろう。
ブルース・ジョンストンがアルバム・プロデューサーになったロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラによるビーチ・ボーイズのソング・ブックだが、オーケストラだけのものは初めの "Overture" とラストの23分以上の大作 "The Water Planet Suite" だけで、他はそれぞれリード・ヴォーカルかギター・ソロ、もしくはコーラスが入っていた。
その名のとおり、究極のクリスマス・アルバムがリリースされた。というのも、64年のクリスマス・アルバムに加えて、幻の77年の未発表クリスマス・アルバム「Merry Christmas From The Beach Boys」が遂に収録されたからだ。
これはラジオ局用のプロモのみで作られたビーチ・ボーイズの既発表曲のいわゆる「ビーチ・ボーイズ・メドレー」。ただし 1981年に編集されてヒットした "The Beach Boys Medley" などとはまったく違う、Brian Butlerによる新編集のメガミックスである。
「Andy Paley Sessions 1996」と基本的に内容は同じだが、決定的に違うのはその音質だ。前のものは音質は今一つだったが、この CD は文句なしのクオリティで、それまでよく聴こえなかったコーラス・ワークや、パーカッション、ギターのバッキングがひとつひとつはっきりと耳に届いてくる。デニスの「Bamboo」以来の衝撃だ。このブートでないと、このアルバムの魅力は十分伝わらないだろう。
内容はタイトルのとおり、ブライアン・ウィルソンとアンディ・パレイが1996年にセッションした時のデモだが、そのクオリティは十分に高い。
全ビーチ・ボーイズ・フリークを狂喜させたブートレグ・シリーズの第3弾。
まずシリーズのVol.13、14は「Pet Sounds」のアウトテイク CD 4枚組2セットで、計 CD 8枚、524分にも及ぶヴォリュームにまず圧倒される。「The Pet Sounds Sessions」のボックスが出たばかりなのに、まだこれだけの音源があるのだから驚きだ。
アメリカのテレビGでオンエアーされたこの番組は、64年3月14日のテレビ・ショーでのライブを入場から退場までノーカットで放送し、一切の余分なものを省いたためファンにとってはたまらないものになった。
7月頃に日本のみで2枚組の CD 「Bruce Johnston Tough Themes-The Del-Fi/Donna」(AIRAC1001/2)」がリアル・ミュージックのディストリビュートで発売される。
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昨年リリースされたシカゴのデビューから81年までの主要なヒットを網羅したベスト盤の第2弾。今度は未発表曲や、初 CD 化の音源などかなり渋めの選曲になっている。
A&M,MGM,Deccaの音源からソフト・ロック・ナンバーを拾ったこのコンピレーション、カウシルズから "The Rain,The Parks And Other Things" "We Can Fly" 、ホワイト・プレインズから "My Baby Loves Lovin'" "In The Moment Of Madness" 、サンドパイパーズの "Beyond The Valley Of Dolls" など、いつものように VANDA のおさらいだけの内容であり、確かに内容はいいのだが、新発見がなく個人的にはまったく新鮮味のないコンピレーションだった。
1973年リリースのカート・ベッチャー唯一のソロ・アルバム。
Various : Sunshine Days Volume4(Varese Sarabande/5932)
Various : Sunshine Days Volume5(Varese Sarabande/5933)
「Sunshine Days」シリーズの第4弾、第5弾がリリースされたが、相変わらずそのネタが VANDA そのもので、ここまでくるともう失笑するよりない。
以前からゲイリー・ゼクリーの後期のワークスとして紹介していたクリークの初 CD 化だ。唯一のアルバム「The Clique」にシングル・オンリー3曲、さらにシングル・ヴァージョン2曲と、その気合の入った制作姿勢は評価したい。
キンクスのデイヴ・デイヴィスのキンクスでの作曲及びリード・ヴォーカルを取った主要なナンバーに加え、3枚のソロ・アルバムからの抜粋が合わさった CD 2枚組に及ぶ46曲のコンピレーションだ。
かつてEMIからリリースされていた CD がようやくCollectableから再版された。
ミニー・リパートンが在籍していたことで知られるロータリー・コネクションのアルバムが2イン1でリリースされた。
オーストラリアのリイシュー・レーベル、Ravenが久々にいい仕事をした。
バリー・マン=シンシア・ウェイル、キャロル・キング=ゲリー・ゴフィンと並ぶ60年代を代表するコンポーザー・チームのエリー・グリーンウィッチ=ジェフ・バリーの待望の作品集がまとめられた。しかし残念ながら本 CD はプロモのみのリリースである。
Hollies : For Certain Because(EMI/4-98952-2)
Hollies : Evolution(EMI/4-99427-2)
Hollies : Butterfly(EMI/4-99771-2)
EMIのホリーズのステレオ/モノ2イン1でのリイシューは、一気にこの3枚でグラハム・ナッシュ在籍時の全てが完了した。内容的にもこの時期のホリーズが最高だ。
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名盤の誉れ高い「Band On The Run」のリリース25年を記念して作られた期間限定の2枚組 CD ボックス。
イミディエイトのカタログのリイシューを進めるSequelによる2枚組のスモール・フェイセスのコンピレーション。
ドイツでイミディエイトの権利を持っているRepertoireが、このベスト盤のトップにUKプロモ盤とイタリア盤のシングルにしか入っていなかった "Wham Bam Thank You Mum" の完全別ヴァージョンを収録、遂に念願の初 CD 化が実現した。
あの「Zombie Heaven」をリリースしたBig Beatが、「Odessey And Oracle」に続いてオリジナル・アルバムの復刻第2弾をリリースいた。
ようやくエジソン・ライトハウスの音源がまとまった形でリリースされた。大ヒットの "Love Grows" と次の "She Works In A Woman's Way" はトニー・マコウレイが作/プロデュースでトニー・バロウズがリード・ヴォーカルをとったもの。そして小ヒットになった "It's Up To You Petula" から "Find Me Mr.Zebedee" まではバタースコッチのアーノルド=マーティン=モロー(以下AMM)が作/プロデュースしたもの (歌も歌っている可能性あり)。
テディ・ランダッツォのワークスの柱であるリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズの2オン1が、久々にリリースされた。この CD はかつてBGOから出ていた2イン1と組み合わせが違い、セカンド・アルバム「Goin' Out Of My Head」は共通するものの、ファーストの「I'm On The Outside」がリリースされたのはこれが初 (BGOはサードの「Payin' Our Dues」との組み合わせ)。
Collectableから3、4枚目のアルバムの2イン1が出し直されたら、Taragonからは1、2枚目の2イン1が登場した。この頃は、ヒット曲とアルバム用の曲のレベルの差が大きく、ベスト盤を持っている人にとって「大発見」はないだろう。
このバリー・マンの3枚組 CD は、なんと全80曲の内58曲が未発表のデモ・レコーディング、ブックレットにはレコーディング日・作曲者のクレジットがきちんと載っているし、音質も最高と、我々全バリー・マン・ファンを驚愕させた。
この CD はイーグルスという60年代のエレキ・インスト・バンドと、トニー・バロウズとロジャー・グリーナウェイというソフト・ロック・ファンにとっての最重要人物が在籍したことで知られるケストレルズの作品を、たまたまアルバムが同じタイトルだったからといって強引に組み合わせたものである。
ブルース・インコーポレッドのヴォーカリストとしてデビューして以来、R&B歌手として評価の高かったロング・ジョン・ボードレーだが、あまり商業的な成功を収められず、パイに移籍してソロ・シンガーとして新たなスタートを切ることになった。
ゴフィン=キングの "He's In Town" のヒットで知れれるバーミンガムのバンド、ロッキン・ベリーズ。このグループはリード・ヴォーカルのクリス・レア、そしてファルセット・ヴォーカルで時にリードを取るゲオフ・タートン(後にソロに転向。あのジェファーソンだ)の2人のダブル・リードが特徴だ。
トニー・マコウレイの作品の中でも優れた曲が多いのがファウンデーションズ。
Taragonがなかなかいい CD を作ってくれた。ベストで曲数は14曲のみながら、RCA時代は8曲だけで、その後のB.T.Puppy、ワーナー、ブッダ時代の曲がそれぞれ2曲づつ入り、これぞベスト盤という作りになった。
この4枚組のアルバムは、ジョンとヨーコが暮らしたアスコットの邸宅、ニューヨークでの権力と抑圧との闘いの時代、ヨーコと別居し毎晩飲んだくれていた「失われた週末」、そしてヨーコと再開しダコタ・ハウスで主夫として暮らした平和な最後の時の4期に分けて、数多いジョンのデモを集約してある。
ジョー・ミークの膨大なワークスのリイシューはイギリスで続けられており、ほとんどが CD 化されたが、なぜかこのトーネイドーズだけコンプリートな形でのリイシューがなかった。この作品集はRepertoireの快挙と言えよう。
バッキンガムスのデビュー・アルバムの初 CD 化で、これはマイナー・レーベルのUSAからリリースされていたものだ。
Neil Sedaka : Sedaka's Back(Varese Sarabande/5902)
Neil Dedaka : The Hungry Years(Varese Sarabande/5948)
Neil Sedaka : Steppin' Out(Varese Sarabande/5952)
70年代のベスト・アーティストと言われれば、私が選ぶのはニール・セダカ。美しく、芳醇なメロディ・ライン、ハイ・トーンで多彩な表情を見せるヴォーカル、60年代の大成功から一度底辺を見て再び花開いた彼はまさにプロ中のプロ・ミュージシャンだ。そしてこのリイシューはロケット時代の3枚のアルバムに各4曲のボーナス・トラックを加えたものである。
遂に待ち望んでいた CD がリリースされた。ボールルームは、カート・ベッチャー、ミシェル・オマリー、リー・マロリー、ジム・ベルの4人のグループで、アルバム1枚分の録音はあったと伝えられながら、結局はワーナーからのシングルが1枚リリースされただけで、終わってしまった幻のグループなのだ。
Billy Nicholls : Love Songs(South West/002)
Billy Nicholls : Would You Believe(South West/001)
ビリー・ニコルスの幻の「Would You Believe」がテイチクから発売され、大好評のようだが、なんとイギリスからも同じ「Would You Believe」がリリースされ、続いてセカンド・アルバムがリイシューされた。
ビリーニコルス、1st & 2nd リイシューの続きを読む
Kinks : Soap Opera(ビクター/60498)
Kinks : Schoolboys In Disgrace(ビクター/60499)
Kinks : Sleepwalker(ビクター/60500)
Kinks : Misfits(ビクター/60501)
リマスター第4弾はRCAも越えアリスタへ突入。アルバムの内容は常識として省略するとして、ボーナス・トラックについて紹介しよう。
キンクスリマスターシリーズ第4弾の続きを読む
Kinks : Muswell Hillbillies(ビクター/60444)
Kinks : Everybody's In Showbiz(ビクター/60445)
Kinks : Preservation Act 1(ビクター/60446)
Kinks : Preservation Act 2(ビクター/60447)
キンクスのリマスター・シリーズの第3弾。どれも名盤揃いだが、この中ではやはり「Muswell Hillbillies」がベスト。音楽的にも、人間的にもどんどん深みを増していくレイ・デービスの才能にただただ圧倒されるばかり。
キンクスのリマスター・シリーズの第3弾の続きを読む
タートルズの "Happy Together" や、 "Girls In Love" "Me About You" "Small Talk" "Kitty Doyle" など数多くの名曲を書いたアラン・ゴードン=ゲイリー・ボナーのソングライティング・チーム。彼らはマジシャンズ出身とプロフィールで書かれていたものの、その音源は聴いたことがなかった。それもそのはず、ヒットはなく、65~7年の3年間にたった4枚のシングルしか残さなかったバンドだからだ。この CD はそのシングル4枚に未発表の5曲を加えた、アメリカのポップ・ミュージックを研究する人間にとって、貴重この上ない内容になっている。
最初に発売が予告されてから1年8カ月を経て、ようやくラスカルズのアトランティック時代のアルバム7枚のボックス・セットがリリースされた。
ラスカルズのアトランティック時代の全音源は下記のボックス・セットで聴けるようになり、その後のコロンビア時代も「Peaceful World」がソニーから CD 化されていたが、最後の「The Island Of Real」だけが未 CD 化のまま残されていた。そしてこの度やっとSundazedより CD でリイシューされ、ラスカルズの全音源が CD 化が実現した。
トーケンズがソフト・ロックとしてもカテコライズされていくのが67年、ワーナーに移籍してからだが、この CD はそのワーナーでの唯一のアルバム「It's A Happening World」がベースになったもの。
Associaition : 「And Then Along Comes...」(Wea/10074)
Associaition : 「Runessance」(Wea/10075)
Associaition : 「Inside Out」(Wea/10076)
Associaition : 「Birthday」(Wea/10077)
待望のアソシエイションのオリジナル・アルバムが、カート・ベッチャー・プロデュースのファーストから4枚目の「Birthday」までの4枚がまずリリースされた。もちろんすべて世界初のリイシューである。永遠の名盤「Birthday」がソフト・ロック・ムーブメントの盛り上がりと共に中古レコード店でベスト・セラーを続けるなど、日本でのアソシエイションの評価は飛躍的に上がっているので、このリリースを渇望していたリスナーは数多いはず。
ハーモニー・グラスの前身であるトニー・リヴァース&ザ・キャスタウェイズの全音源が一挙にこの CD でまとめられた。キャスタウェイズは1963年から68年の間に8枚のシングルが残されているが6年間の間にたった8枚のシングルなので、そのサウンドは大きく変わっていく。
このトニー・リヴァース&ザ・キャスタウェイズの4曲入り EP は、内容はパーロフォンから発売が予定されていたものの未発表で終わったビートルズの "Nowhere Man" とビーチ・ボーイズの "The Girl From New York City" のカバーのカップニングに、イミディエイトからリリースされた "Girl Don't Tell Me" と "Salt Lake City" の2曲のビーチ・ボーイズのカバー・シングルがプラスされたものだ。
これはトニー・リヴァースが1971年から1993年までに発表、もしくは録音した作品を、トニー・リヴァース自身の意向も尊重して選んだ、まさにベストの作品集。
このサマー・ワインとは、グレープフルーツのジョン・ペリー、ハーモニー・グラスなどもう語る必要もないトニー・リヴァース、それにマイク・ハースト、レイ・フェンウィックといったいずれも腕利きの実力者が集まって作ったユニットで、公式にはシングル5枚を残しただけで終わっている。この10曲に未発表の6曲、さらにその初期ヴァージョンを6曲加えたのが本作である。
ついにロックの残された数少ない幻の名盤がリリースされた。このアルバムは公式にはリリースされず、100枚だけのテスト盤のみが残され、現在の「Record Collector」のプライス・ガイドでは800ポンドという高額のプレミアが付けられたまさに「幻の名盤」なのである。
