Journey To Miyako Islands 2011
下地島空港沖の海
第6回宮古諸島ツアー
佐野邦彦
一つ残っていた。ずっと心に引っ掛かっていた。それは宮古諸島の水納島(みんなじま)だ。
沖縄本島の近くにクロワッサンアイランドと呼ばれている同名の島があるがそれではない。宮古島と石垣島の中間にある多良間島の沖8kmに浮かぶ、人口3人の島、それが目指す水納島だ。
私事で恐縮だが、我が家では家族4人(今年の夫婦で行った八重山は除く)で今まで11回、宮古島を中心とする宮古諸島、石垣島を中心とする八重山諸島へ行った。6回の八重山で、八重山諸島にある11の有人島へはすべて行くことができた。
では宮古。5回の宮古で、宮古諸島にある8つの有人島のうち7つは行った。残っているのはそう、水納島だけなのである。水納島さえ行けば、宮古・八重山の19の島、全てへ行ったことになるのだ。
しかし長男は内定が取れ、来年は就職である。家族4人で行くことはまず、不可能だ。だからこそ、今年、どうしても悲願を達成したかった。悲願とは私個人だけのもので子供二人は特にどうとも思っていないようだが、全部行けば、記憶には残るだろう。
一昨年にトライし、多良間島まで渡り、海の向こうに水納島が見えていた。晴れていたのに、海がうねっていて渡ることはできなかった。だから今年の6回目の宮古は水納島へ渡れなければ意味がない、そう決意していた。
だからはじめ9月に予約していたが、台風が奄美へ迫っていたので、影響で船が出せないと確信し、3割のキャンセル料を払って10月に変更したのだ。
しかし10月に入っても宮古はずうっと雨もしくは曇りマーク続き。3週間くらい晴れはほとんどなかったと思う。沖縄は雨じゃなくても曇りでは何の意味もない。陽が射さなければ海はあの輝く翡翠色ではなく、緑がかったねずみ色でしかない。
ただこれだけ悪天候が続けば、さすがに行く頃には天気が回復するのではと、淡い期待があった。すると願いが通じたのか、行く日は曇りマークだが、その後は曇り時々晴れのマークが並ぶ。台風も熱帯低気圧も発生していない。これなら渡れそうだ。
こうして12回目の離島旅行がスタートした。
