2015年10月14日水曜日

☆Rolling Stones:『From The Vault:Live At The Tokyo Dome』(Ward/GQXS90057-0)1Blu-ray+2CD+1DVD

ローリング・ストーンズFrom The Vaultシリーズは、なんと1990年のストーンズ初来日公演のBlu-Ray+音源CD+来日時オフDVDのセットが登場した。25年前の東京ドームだ。この中に自分は確かにいた。そうかあれからもう25年も経ったのか。ミックやキースもまだ40代で若い!ビル・ワイマン最後のワールド・ツアーであり、5人が揃った貴重なステージでもあった。この映像は当時テレビ放送され、Betaで録画し、永久保存にしていた。ビデオが動かなくなっても困らないようにBetaからDVDに落としておいたが、思い出せないくらい前に見たきりだったので、今回のブルーレイの高画質・高音質により新鮮で、一気に見てしまった。見ているとどんどん当時のシーンを思い出してくる。あの高低差のあるセットを、全力で駆け下り、キースの前を疾風のように通り過ぎ、そして今度は階段を駆け上がって歌っても、まったく息が乱れないミックの凄さには、その当時も驚嘆したもの。画面で見るとそう、「Honky Tonk Women」だった。ミックの鋼のような体とヴォーカルも凄いが、キースのギターが本当にカッコいい。リフもソロもアコギも大活躍で、ストーンズのエンジンはやはりキースと当たり前の確認。じゃあチャーリーは?ビルは?ロンは?なんて書いていても意味がない。というのはこの盤は日本オンリー。ストーンズの伝道師、寺田正典氏の5万字を超えるライナーに全て書いてあり、それを読んでもらうのが一番だからだ。順に紹介なんて無粋というもの、ともかく買って初来日のストーンズを堪能しよう。昔録画したのがある...なんていう人は、当時の日本テレビの放送では「Sympathy For The Devil」と「2000 Light Years From Home」がカットされていたが今回は完全版。買うしかないね。ボブ・クリアマウンテンのミックスのCD版もついたセットが一番よく、このボックスには、来日時のDVDもオマケに付いている。そこにはご機嫌で笑顔いっぱいのキースはロンと、その後の便にはミックとチャーリーが一緒でたっぷりと来日時の模様が見られる。なおビルは遅れて来日したので、ここには映っていない。(佐野邦彦)

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