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2009年12月25日金曜日

Ray Davies:『The Kinks Choral Collection (including Postcard From London)』(Universal/2724050)

以前紹介したCDのリニューアル版だが、冒頭に「Postcard From London」という超弩級の新曲の名曲が入り、一気に価値が高まった。
キンクスファンなら絶対購入すべき、マストバイアイテムである。メロディもサウンドも歌詞も感動的なこの曲だが、冒頭が女性ヴォーカルなので誰かと思いきや、クリッシー・ハインドではないか!かつてレイ・デービスの恋人で、彼女と一緒に居たかったから、キンクスがプリテンダースと共にやってきて、夢かと思った初来日が実現したのである。私はそこで聴いた即興の「Tokyo」という曲で、「ガールフレンドと一緒に来た」とはっきりと公言して歌ったレイ・デービスは逆にカッコよかったが、その後、別れて、そうしてまた一緒に歌う、なんとも感動的である。とにかく聴いて欲しい。(佐野)
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2009年12月21日月曜日

MUSIC FILE新春放談2010 宮治淳一&濱田高志&佐野邦彦(2010/1/1)

MUSIC FILE新春放談2010  宮治淳一&濱田高志&佐野邦彦

 (2010/1/1放送)

 
(濱田高志セレクション)

 1.DI-GUE-DING-DING...MCHEL LEGRAND

 2.VIVA...MARY ROOS

 
(佐野邦彦セレクション)

 3.LET HIM GO LITTLE HEART...PATTY & THE EMBLEMS

 4.MELODY FAIR (Alternate Mix)...THE BEE GEES

 
(宮治淳一セレクション)

 5.HIT PARADE...WERNER MULLER ORCHESTRA

 6.BACK IN THE USA...CHUCK BERRY


2009年12月18日金曜日

Radio VANDA 第117回放送リスト(2010/1/07)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。



特集:日本のレアカバー集

ゲスト:鈴木英之さん

1.クリムゾンキングの宮殿 / あいざき進也

2.エピタフ / ザ・ピーナッツ

3.プリーズ・プリーズ・ミー / スパイダース

4.ロックンロールミュージック / スパイダース

5.タルカス / 国分弘子

6.サティスファクション / スパイダース

7.セット・ミー・フリー / スパイダース

8.ルック・ホワット・ユーヴ・ダン / アグネス・チャン

9.ブルー・スエード・シューズ / 加山雄三

10.エピタフ / 西城秀樹





2009年12月9日水曜日

☆Various:『Hope For The Holidays』(JDRF)

チェックが甘く「Endless Summer Quarterly」が届いて初めてそのリリースを知ったマイク&ブルースの「ビーチ・ボーイズ」が参加したクリスマス・アルバムがこれ。遅くなってしまって申し訳ない。このCDは「Juvenile Diabetes Research Foundation」へのチャリティ・アルバムで、マイク・ラブ&ブルース・ジョンストンの「ビーチ・ボーイズ」、クリーデンス・クリアーウォーター・リヴィジテッド、ジョン・アンダーソン、ウィーザーらが参加している。
まずマイクは2006年にインターネット配信のみで配信した自作のシングル「Santa's Goin' To Kokomo」を、ブルースもコーラスで参加しているのでビーチ・ボーイズとして収録している。「Kokomo」のフレーズを使った、いかにも商売の匂いが漂うマイクらしい曲で、「ビーチ・ボーイズ」の一員となった息子のクリスチャン・ラブを初め、Ambha(発音分からず)ラブも参加し、ラブ一家総出の代物だ。この「ビーチ・ボーイズ」は商標登録されていることをいいことにメンバーのRandell Kirschと、カウシルズのメンバーだったジョン・カウシルのソロ曲も「...of The Beach Boys」で収録している。いいのか!でもこの二人の曲はそれぞれのオリジナルで、マイクの曲よりはずっと出来がいい。Randell Kirschの「Christmas Love」はフォークタッチのシンプルなサウンドだがハーモニーは精緻で気品がある。ジョン・カウシルの「Christmastime」は兄弟のボブ・カウシルとマリー・カウシル(誰?)の曲で、メロディもハーモニーも美しく実に見事、これぞクリスマス・ソングという出来だ。リード・ヴォーカルはスーザンで、ポール・カウシルも入り、この懐かしい面々が健在ということを示してくれた。マイクとクリスチャンの親子はDr.Lawrenve Davis3人でDavisのオリジナル「Peace And Love」に参加、明らかにマイクと分かるバックコーラスを聴かせていた。曲自体はいい出来だ。冒頭の「Closing Of The Year」でもこの親子の名前がクレジットされているが、こちらはどこにいるのかよく分からない。その他ではCreedence Clearwater Revisitedの「Run Rudolph Run」にビックリだ。おお、ジョン・フォガティのリード・ヴォーカルだ、サウンドもCCRそのものでいいじゃないかと思ってクレジットを良く見るとリード・ヴォーカルはJohn Tristaoなる人物、声から歌いまわしまでそっくりじゃないか!逆にこりゃすげえなと思ってしまった。よく見るとRevivalじゃなくRevisitedだ。スチュとダグのリズム隊二人がいるのでサウンドはまったく変わらない。あとイエスのジョン・アンダーソンの「O Holy Night」だが、往年とまったく変わらないジョンのハイトーンで透明感のある歌声を堪能させてくれた。イエス、好きだったなあ。「危機」までは夢中で聴いていたもの。という訳で買う価値はある。(佐野)