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Gary Lewis & The Playboys:『The Complete Liberty Singles』(Collector's Choice Music/CCM2013)





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音楽誌は一切読まないのでインターネットのチェックだけが頼りの今日この頃、この大事なCDはAmazonのオススメで気づいたという情けない有様だった。
さて我らがゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ。スナッフ・ギャレット、レオン・ラッセルの両巨頭にアル・キャップス、ジャック・ニッチェというポップスの達人が集まって作り上げた彼らの曲は、1965年から1966年に7曲連続の全米トップ10、その後もトップ20を3曲、トップ30を1曲と、輝かしい成績を残し、今も多くのポップス・ファン(特にソフト・ロック系のファン)に愛され続けているのはWeb VANDAの読者の皆さんなら周知のこと。山下達郎、大瀧詠一という日本のポップスの2大巨頭が揃ってゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズのファンであり、自分の曲の中に彼らの曲を取り入れている(「土曜日の恋人」に「We'll Work It Out」、「君は天然色」に「Everybody Loves A Clown」)という事実だけでも、彼らの曲がどれだけ魅力的なのかよく分かるだろう。さて、このCDはタイトルのとおりゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの歴史のほとんどといってもいい1965年から1970年までのリバティ時代の全シングル曲をAB面ともに集めたものだ。全45曲、18曲が初CD化、「May The Best Man Win」、「Main Street」、「Every Day I Have To Cry Some」、「Gary's Groove」の4曲がはじめてアルバム化された曲で、「Mister Memory」は未発表曲である。そのほとんどがディスク2、後半に集中している。ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズのヒット曲がどれだけ素晴らしいかを書き始めるといくら紙面があっても足りないし、またWeb VANDAの読者の方は耳タコだろうから一切、書かない。いくつか気づいた点のみ書いておこう。未発表の「Mister Memory」は「Rhythm Of The Rain」に差し替えられてボツになってしまった曲だが、チャチで貧弱な「Rhythm Of The Rain」に比べ、メロディ、サウンドの全てで上回るなかなかの佳曲で収穫だった。初CD化の曲ではロン・ダンテが書いた「Ice Melts In The Sun」がキャッチーなチューンで注目、「Happiness」はエコーたっぷりでいかにもジャック・ニッチェだ。既にCD化されたがロッド・マクブライエンが2度もカバーした「Let's Be More Than Friends」も心惹かれるメロディを持つ傑作である。ちなみにこのCDで曲目としては全てがだぶってしまった『The Legendary Masters Series』だが、この盤の「My Heart's Symphony」のみイントロにスタジオノイズとカウントが入っているので、決して手離してはいけないので要注意。また私が選曲させていただいた東芝EMIの『ベスト・オブ・ゲイリー&ザ・プレイボーイズ』(これでしか聴けない「Young And Carefree」、「Elusive Butterfly」、「How Can I Thank You」という名曲もあるので未入手の方は是非)の「Sure Gonna Miss Her」はシンコペーションのついたキーボード(木琴?)が入った歯切れのいいシングル・ヴァージョンなのだが、今回のベストや前述の「Legendary...」など、他のベストの全てが音のスカスカなアルバム・ヴァージョンを使っているのは残念だ。特に本盤はシングル集と名づけているのでこれではCompleteとは言い難い。
(佐野)





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このページは、Kunihiko Sanoが2009年6月30日 16:37に書いたブログ記事です。

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