イタリアの映画音楽家といえば、世界的にもエンニオ・モリコーネが筆頭に挙げられる巨匠であるが、コアなサウンドトラック・ファンにはアルマンド・トロヴァヨーリやピエロ・ウミリアーニも忘れがたいだろう。
そんな中で筆者が十数年来愛して止まないのが、ピエロ・ピッチオーニ(Piero Piccioni)のサウンドである。
『The 10th Victim~華麗なる殺人』、『Fumo di Londra~ロンドンの霧』、『Scacco Alla Regina(スカッコ・アラ・レジーナ)』等々、日本未公開で音源もレアながら名作と呼ばれるサントラは数多いが、中でも『I Giovani Tigri ~若き虎たち』(68年・伊)の素晴らしさは格別だ。
そのオープニングタイトル(「Abigaille (Main Title)」)の非常に貴重な動画を発見したので紹介したい。
独特なシンコペーション、ホーンやハモンドオルガンとユニゾンするスキャット、フィルを多用するジャズテイストのドラミングなど、ピッチオーニらしい特徴がよく出ているサウンドが楽しめる。
この『I Giovani Tigri ~若き虎たち』のサントラCDは日本でも一度リイシューされているが、現在は廃盤になっているので中古輸入盤で入手するか、ピッチオーニのベスト盤で聴いて欲しい。
(ウチタカヒデ)
