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The Tuneful Trolley:『Island in the Sky』 (Now Sounds/CRNOW6)





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The Tuneful Trolley(ティーンフル・トローリー)は、ジェイ&アメリカンズのメンバーにその才能を発掘され、68年にキャピトルからシングル・デビューし、翌69年にシングル1枚とアルバム『Island in the Sky』(CAPITOL ST-110)をリリースした、平均年齢15歳のポップバンドだ。
今回『Island in the Sky』にシングル2枚分4曲をボーナストラックにして、オリジナル・マスターテープからのリマスターによる世界初のCDリイシューということで早速聴いてみた。

そもそも彼らは、ニューヨークのロングアイランドで結成されたハイスクール・バンドを前身とし、アルバムレコーディング時もメンバー6人の年齢は14歳から16歳というから驚かされる。
結成時期やバンドのスタイルを考察すると、第一次ブリティッシュ・インヴェイジョンの影響をもろに受けていそうだが、メンバーによるオリジナル曲からも、中期ビートルズからストーンズ、キンクスなどの影がちらつく。

VANDA読者がチェックすべき曲として先ず目を惹くのが、トレイドウインズの「I Believe In Her」で知られるポール・ナウマンと、後にプロデューサーとして成功するケン・ラグーナの共作による、「Sunny Days」と「I Got You Around」だろう。
前者はイエロー・バルーン風シャッフル、後者は『All Summer Long』~『Summer Days (And Summer Nights!!)』期のBB5風サウンドで、両曲とも美しいコーラスを配したプロフェッショナルなスタッフによりプロデュースされたナンバーだ。
またボビー・ ルイスの61年の№1ヒット「TOSSIN' AND TURNIN'」を手掛け、マーキュリー時代のジェリー・ロスを支えたソングライターとしても知られる、リッチー・アダムスによる「Hello Love」も悪くない。
作家系ソングライターが手掛けただけに計算された転回で安心して聴ける。
ストーンズの「Let's Spend The Night Together」風のピアノフレーズ(エンディングのリフレイン・コーラスも)やクラヴィオラインの派手なアクセント、木管のソロなどアレンジや楽器編成からも明らかに、当時のブリティッシュ・サウンドを手本にしている。
バンド内ソングライターは、リーダー格でリード・ギターのサントとヴォーカルのジョーイ、それにリズム・ギターのアンソニーの3人で、曲毎にそれぞれがチームで曲を作っている。
メンバーのオリジナルで出色なのは、セカンドシングルでもある「Written Charter」だろう。
「Paperback Writer」や「Penny Lane」、「Magical Mystery Tour」などポール・マッカートニー的作風をモザイクの様に感じさせる。
プロデューサーはジェイ&アメリカンズのサンディー・ディーン(SANDY Deanne(=YAGUDA))だが、いミドルティーンの彼らを導いた尽力に感服すらしてしまう。

なおボーナストラックの4曲『Sunny Days/ My Apple Pie』(CAPITOL P-2312)と『Written Charter/ Hello Love』(CAPITOL P-2498)は、アルバム・ヴァージョンのモノ・ミックスであり、
「Written Charter」のみシングルではイントロ前の導入パート14秒がカットされている。
ブックレットは表紙含め16ページで、アーティスト写真他貴重なライヴショットなど数カットが掲載されている。
(ウチタカヒデ)





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このページは、Takahide Uchiが2008年10月21日 23:59に書いたブログ記事です。

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