
小西康陽との共演などDJとして活動するかたわら、現在はUNCHANTABLE RECORDSを主宰するグルーヴあんちゃんが、プロデューサーとして企画した R&Bカバー・コンピレーションの第二弾がリリースされた。
長年のDJ的視点というべきか、グルーヴあんちゃんの研ぎ澄まされた審美眼により選曲された11曲は、90年代を代表するであろうR&Bばかりだ。
今回参加した女性シンガー達も、今をときめく土岐麻子や一十三十一から、元コーザノストラの鈴木桃子や元ラヴ・タンバリンズのeliなどの実力派を筆頭に、活動するフィールドを超えた多彩な8人で、各々のスタイルを活かしたセットの組み合わせはさすがである。
全体の演奏はあんちゃんオーケストラ的なメンバーで、彼と交流の深い手練のミュージシャン達が揃っており、ラテンフレーバーやボッサのセンスを導入したアレンジを含め、他に類を見ない独自性を感じさせる好企画といえよう。
90年代のR&Bとはいえ、中には70年代や80年代のリメイク作品も収録されており、「COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE」(スピナーズ>レジーナ・ベル)や「 I LIKE IT」(デバージ>ジョマンダ)など、往年のソウル・マニア心をくすぐる曲も収録されていて楽しめた。
(ウチタカヒデ)
